旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

のと鉄道 七尾線

2024-06-28 12:00:00 | 鉄道

帆船〔海王丸〕(2,238.40t)

令和6年6月16日日曜日。富山県射水市に来ている。


臨港道路富山新港東西線 新湊大橋(600m)

新湊大橋の主橋梁部は600mだが東西アプローチ部分を含めると全長3.6kmにも及ぶ。日本海側最大の斜張橋なのだそう。今日は富山新港港口部を富山県営渡船で西から東へ渡り、新湊大橋の歩道を歩いて東から西に戻ってきた。これより自動車で新湊大橋を渡る。地上からループで高い位置に登ってゆく。海面からの高さは47m。大型のクルーズ船は橋の下を通過出来ない。最高速度は時速50kmで自動車・自動二輪・原付は走れるが、歩行者・自転車は通行出来ず、車道の下部に設けられた歩道、または渡船を利用する事となる。立派な道路だが高速ではなく、他の高速とも接続していない。西から東へアプローチ部分を含めて走り終えた。どこかでUターンして再び橋を渡った方がこの後の行程では都合がいいのだが、新湊大橋がなかった頃のように富山新港の南側を迂回してゆく。



国道415号を氷見市方面へ。港湾地区で道路が広い。国道472号を経て国道8号富山高岡バイパスに入る。庄川に架かる高新大橋を渡り射水市より高岡市に入る。四屋ICより国道160号へ。七尾市を目指すがカーナビゲーションは新しい道を知らないのでこのまま国道を行くよう案内する。案内は無視して富山県道32号小矢部伏木港線を経て高岡北ICへ。



能越自動車道に流入し七尾方面へ向かう。暫定2車線で通行料金無料。海老坂トンネル(1,531m)を抜けて高岡市より氷見市に入る。高岡市はドラえもんの作者の藤子・F・不二雄(藤本先生)の出身地だが、氷見市は忍者ハットリくんの作者の藤子 不二雄Ⓐ(安孫子先生)の出身地である。ニンニン。氷見線の乗りつぶしで氷見を訪れた事がある。氷見線の車窓から見る富山湾は実にきれいだったが、能越道は海から離れていてあまり見えない。インターの番号は(4)高岡北(5)氷見と数字が増えているが、キロポストの数字は減ってきている。起点は石川県側になる。能越県境PAを通過して富山県より石川県、越中国より能登国に入る。これまで能登国へは加賀国から入った事しかなかったが、今回初めて越中国より入った。七尾市である。カーナビゲーションでは山中の何もないところを走り、終点の七尾ICで流出する。能越道はこの先は田鶴浜方面に延伸予定。国道159号七尾バイパスで市街地へ。七尾市役所前を通り七尾駅に到着。駅前の商業施設の立体駐車場に駐車する。




JR西日本 七尾線 七尾駅 (石川県七尾市御祓町)

今年の元日(元旦ではない)に発生した令和6年能登半島地震により七尾線も被災し不通になっていた。今年は北陸新幹線延伸開業の前後に二度金沢を訪れていたので気になっていたが、全線復旧しているので乗ってみようと思う。


出札口と改札口

出札口(みどりの窓口)は塞がれていた。


みどりの券売機プラスを設置

オペレータ応対出来る指定席券売機。以前岩国駅で二人目に並んでいたのだが、先客がオペレータと繋がるまでに十数分を擁し、ようやく先客は繋がったけど、列車の出発時刻までに自分の番は回って来なくて長距離切符が買えなかった事がある。仕方がないので近距離切符を購入して途中駅で乗車変更してもらった。列車の出発の20分前に駅に来ていて先客一人で切符が買えないとは。


のと鉄道の改札と出札口

七尾線(津幡穴水間)はJR西日本が保有。しかし特急列車は津幡和倉温泉間、普通列車は津幡七尾間のみの営業。七尾穴水間の普通列車はのと鉄道がJR西日本から線路を借りて営業している。七尾和倉温泉間はJR西日本の特急とのと鉄道の普通列車の両方が走る。今日はのと鉄道の区間(七尾穴水間)に乗ろうと思う。改札口も出札口も無人だったのでそのままプラットフォームに入る。


JR西日本 七尾線 848M列車 [521系] (七尾)

七尾金沢行普通列車を望む。のと鉄道乗り場とはプラットフォームに柵があり分けられている。


のと鉄道 七尾線 普通 9135D列車 [NT200形] (七尾)



停車中の列車の運転士より企画きっぷを購入する。のと鉄道利用で駐車場も割引になるそうで割引券も頂戴する。七尾穴水行普通9135D列車(1両編成)の車内はセミクロスシートで進行方向向きの窓側の席は埋まっていたが、とりあえず進行方向逆向き通路側の席に腰掛ける。


(企)つこうてくだしフリーきっぷ(1,000円)

土日祝日にのと鉄道全線で利用出来る。七尾穴水間の普通運賃(片道)は850円なので単純往復で元が取れる。有料なのにフリー(FREE:無料)とは如何に。


metro 七尾線で七尾を出発symbol6


車窓には七尾湾 (西岸-能登鹿島)

海側の席が空いたので移動する。



以前、七尾線の乗りつぶしで輪島から金沢まで急行〔能登路〕に乗車した。1月で雪景色の車窓だったが、沿線の家屋の黒い甍が印象的だった。ところが今日乗ってみると先の地震で被災した家屋が数多く見える。実際に被害を目の当たりにして気が沈む。


のと鉄道 七尾線 普通 9135D列車 [NT200形] (穴水)

終点の穴水に到着。下車する。

七尾線 普通 9135D 七尾(13:11)→穴水(13:56) NT204 ※参考 運賃850円
◆「つこうてくだしフリーきっぷ」(1,000円)利用




隣の駅が無くなっとる…

前回、穴水を通ったのは平成16年で、翌年に廃止予定の能登線の乗りつぶしのためだった。もう20年前か。ホテル・アルファ-ワン能登和倉さんに二泊して能登線に乗った。一日目は単純に能登線乗りつぶし。二日目は宇出津駅で下車して町内の中華料理屋で昼食をとった。店内のテレビではアテネ五輪の放送をしていた。隣の駅まで歩こうとして迷い、山中の道路を歩いて羽根駅に到着したが乗るつもりの列車には間に合わず。次の列車を二時間くらい待ったが藪蚊に喰われて参った。それから和倉温泉駅に移動したから穴水はそれ以来である。なおホテル・アルファ-ワン能登和倉さんは元日より地震のため営業休止中である。当時、レストランは夜も営業していて店頭の黒板に書いてあったフクラギを注文した。何の魚か判らないので店員のお姉さんに尋ねると「聞いてきます」と厨房の方へ聞きに行った。出世魚の鰤の若い時の名前だそう。脂ものり過ぎず美味しいお刺身だった。


出札口と改札口

ここの出札口は閉鎖したのではなく、駅舎も地震で被害を受け修繕中のため。改札を入った所で営業を再開している。但しウェブサイトによると「JR切符、日本旅行商品等の販売はできません」とあり発売される切符は限られる。


自動券売機

七尾線(のと鉄道・JR西日本)とIRいしかわ鉄道線のうち金沢倶利伽羅間までの乗車券が購入出来る。金沢までの運賃は2,130円。


のと鉄道 七尾線 穴水駅 (石川県鳳珠郡穴水町字大町)

能登線乗りつぶしの時に下車していると思うが20年前の事で記憶が定かではない。穴水駅から外に出るのはひょっとすると初めてかも知れない。


駅頭の様子




遠藤関展示室

穴水町出身の遠藤関。長らく幕内で相撲を取っていたが今年五月場所は十枚目に下がっていた。12勝3敗の成績だったが一場所で幕内復帰となるのか。七月場所の番付発表を待ちたい。

【追記7/1】 遠藤関の令和六年七月場所での番付は前頭十四枚目で再入幕です。


道の駅 あなみず (石川県鳳珠郡穴水町字大町)

鉄道駅の駐車場かと思ったが道の駅の駐車場でもあるようだ。鉄道駅と道の駅が一緒になった所だと越美北線九頭竜湖駅を思い出す。海の見えるところまで散策しようと思ったが少し距離があるので道の駅で休憩してゆく。


穴水町物産館 四季彩々 (石川県鳳珠郡穴水町字大町)

鉄道駅舎の隣の建物が道の駅かな。


ソフトクリーム(300円)


アイスコーヒー(200円)

ベンチに腰掛けて冷たいもので一休み。駅前を眺めていたら急に雨が降り出した。そして結構強い雨だ。散策に出ていたらずぶ濡れになっていただろう。道の駅にいて正解。


少し早いが入場して構内を見てみる

入場といっても改札はしてないのでそのままプラットフォームへ。


七尾線の線路が途切れている

列車入れ替えのため踏切が鳴っている。七尾線は津幡輪島間の路線だったが、穴水輪島間は平成13年に廃止されている。乗りつぶしで一泊した事のある輪島市だが、地震で大きな被害が出た映像を見ると辛い。穴水から分岐して蛸島に至る能登線もあったが平成17年に廃止となった。こちらの沿線だったところも大きな被害を受けている。地震から復興してきたらまた訪れたい。七尾市から穴水町までも被災した建物を多く見て心苦しかった。


急行〔のと恋路号〕のNT800形が保存されている


2面4線の駅だが、現在は列車の乗降は1番線のみ

七尾線が当駅以北廃止、能登線廃止では1番線だけで事足りるか。


久世酒造店 清酒 能登路 本仕込み 180ml(260円)×2本

道の駅で能登の土産を買って来た。常温で日持ちがして地元のものを。



河北郡津幡町だと能登国ではなく加賀国のお酒か。五月場所で津幡町出身の大の里関が幕内優勝しているので優勝記念で津幡のお酒もいいかな。津幡は急行〔能登路〕の停車駅だったし。


車窓からは能登湾に仕掛けられた本物の櫓を見た


のと鉄道 七尾線 普通 9604D列車 [NT200形] (穴水)



穴水七尾行普通9604D列車(1両編成)が入線する。







時間があるのでもう一度外に出る。


敬天愛人 けいてんあいじん

「天を敬い、人を愛する」
天は人も我も、同一に愛し給うゆえ 我を愛する心を以って、人を愛するなり。
大本山總持寺祖院 十七代監院 鷲見 透玄書
(説明文より)

改札の上に額がかかる。大本山總持寺祖院は石川県輪島市門前町にある寺院。曹洞宗大本山總持寺が神奈川県横浜市鶴見区にあるが明治44年に大本山が能登より移転したのだそう。関係のある学校に行っていたが宗旨が違うので何も知らなかった。


NT200形の車内

それでは乗車する。往路で乗った車両は海側1人掛+山側2人掛だったが、復路で利用する車両は2人掛+2人掛の座席。現在、浄化槽設備故障により全列車内のお手洗い利用不可との事。


NT200形の座席


ボックス席の進行方向向き海側窓側の席に腰掛ける

窓枠にはカップ酒。呑み鉄の気分だがこの後で七尾から車の運転があるので恰好だけ。お弁当も用意して車内で飲みたい。


metro 七尾線で穴水を出発symbol6




七尾湾を堪能する (能登鹿島-穴水)






海にせり出すような鹿島神社と森


家屋の黒い甍が美しい (西岸-能登鹿島)

後日、場所を確認するためストリートビューと照らし合わせると昨年より建物が減っている。穴水町も地震被害が大きい。


中能登農道橋(ツインブリッジのと)を望む

能登湾にある能登島には本土からは能登島大橋と中能登農道橋が架かる。能登島大橋は地震の翌日に通行止めは解除されたが、中能登農道橋は被害が大きく現在も通行出来ない。


穴水町より七尾市に入っている

この辺りは鹿島郡旧中島町、能登島は旧能登島町、この先の田鶴浜駅があるのが旧田鶴浜町だったが、平成16年に旧七尾市も加わり新たに七尾市が発足している。


入り組んだ湾 (能登中島-西岸)


開けた地形となった (笠師保-能登中島)


干拓地かな (田鶴浜-笠師保)


JR西日本 特急〔能登かがり火8号〕 3008M列車 [683系] (和倉温泉)

和倉温泉に到着。多くの乗客が当駅始発の特急に乗り換える。七尾-和倉温泉間ではJR西日本の特急列車、のと鉄道の普通列車が走っている。七尾線は単線だが津幡和倉温泉間は直流電化、和倉温泉穴水間は非電化となっている。のと鉄道の気動車は一駅間だけ架線下を走る。


和倉温泉金沢行特急〔能登かがり火8号〕

特急列車より普通列車が先発する。


のと鉄道 七尾線 普通 9604D列車 [NT200形] (七尾)

終着の七尾に到着。下車する。かつて七尾線七尾輪島間、能登線穴水蛸島間の広範囲に路線のあったのと鉄道。路線が短くなってから来なかったが、現在残された路線の車窓も魅力的だった。




metro 七尾線で七尾に到着symbol6

七尾線 普通 9604D 穴水(14:44)→七尾(15:30) NT211 ※参考 運賃850円
◆「つこうてくだしフリーきっぷ」利用



和倉温泉で見た特急列車がもうすぐ入るのでプラットフォームで見ていく。


JR西日本 特急〔能登かがり火8号〕 3008M列車 [683系] (七尾)

和倉温泉金沢行特急〔能登かがり火8号〕3008M列車(3両編成)。自由席あります。




特急の利用者は多い

北陸新幹線敦賀延伸開業前は大阪和倉温泉間で特急〔サンダーバード〕が運転されており、京都大阪へ乗り換えなしだった。今年3月からは特急は全て金沢までとなり、三個列車を金沢敦賀で乗り換えるようになった。東京方面は二個列車を金沢乗り換えの1回ですむ。


のと鉄道のプラットフォーム上の出札口は開いていた


七尾市 とうはくん

織豊期から江戸期の絵師で七尾出身の長谷川等伯がモデルなのだそう。




JR西日本 七尾線 七尾駅 (石川県七尾市御祓町)


駅頭の様子





駅前の商業施設の立体駐車場から出庫。3時間までは無料で料金はかからなかった。のと鉄道で頂戴した割引券は要らなかった。ちょっと道を間違ったが下調べしておいた市内のお店に向かう。




8番らーめん 七尾店 (石川県七尾市古府町)


臨時休業だった…

能登の店舗では時短営業のところもあるそうなので、ここも何か事情があるのかも知れない。8番らーめんを初めて利用したのは輪島市。雪の中ようやく開いている飲食店を見付けて暖かいラーメンを食べた時は嬉しかったし旨かった。今回は能登で、また石川県で8番らーめんを食べられないのは残念だが富山県に移動する。旧道より国道159号七尾BPに戻り能越道に七尾ICより流入する。パーキングエリアに入り休憩する。




能越自動車道 能越県境PA(下り線) (石川県七尾市大泊・富山県氷見市脇)

後日調べていて知ったが、東京方面に向かっているけど下り線だった。北陸自動車道が滋賀県米原市(まいばらし)の米原(まいはら)JCTより新潟県新潟市の新潟中央JCTへ向かう方が下り線であるように、石川県より富山県に向かう方が下り線なのかと思う。米原市と言えば国道8号線、北陸道、北陸本線が通っているのに北陸新幹線だけ通らないのは納得がいかない。距離は短く、費用も安く、建設期間も短いのになぜ作らないのかと思う。路線名は北陸・中京新幹線でいいから先に作ればいい。小浜市経由の北陸新幹線は後からいくらでもゆっくり作ればいい。高速道路は昭和に北陸道が全通し(一部区間を除く)、平成になって舞鶴若狭自動車道は全通したはずである。


富山県 Toyama Pref.


石川県 Ishikawa Pref.


富山湾を望む




ここは石川県・富山県境


県境には青線が引かれている

所謂、赤線とか青線は関係ない。青線を跨いで石川県より富山県、能登国より越中国に入る。


富山県の観光案内 Toyama Tourist Information

石川県の案内は、と思ったが、上り線のPAにあるのだろう。車を停めている石川県、能登国に戻る。


ここは石川県七尾市

能越県境PAを出発。石川県より富山県、能登国より越中国に入り本線に流入する。交通量は多く暫定2車線だが通行料金が要らないのは素晴らしい。氷見市より高岡市に入り高岡北ICで流出。国道160号などを経て国道8号富山高岡BPに入る。念のためもう一軒調べておいたお店に到着する。




国道8号沿線に立地


8番らーめん 高岡熊野店 (富山県高岡市熊野町)

高岡まで帰って来て8番らーめんに入店する。


ノンアルコールビール(341円)

今日もまたノンアルコール。


8番セット(1,023円)

野菜らーめんと8番餃子のセット。野菜らーめんの味は味噌を選択。


麵はこんな感じ♪


チャーシュー♪

前回、福井駅にある店舗で野菜らーめん(バター風味)(726円)を注文した。料理が運ばれてきてチャーシューののらないメニューと判った。バター風味も美味しかったが、今回はチャーシューののる味噌にしたのだ。野菜たっぷりのラーメンが実に旨い。


8番餃子 6個  ※セットに含まれます。

餃子も旨い。ノンアルコールではなく麦酒が飲みたい。野菜らーめん、餃子ともに好みの味である。近所に8番らーめんさんがあればなあと思う。ごちそうさまでした。



昭和42年に石川県加賀市に1号店(現在の本店)が開店。国道8号沿いだった事から8番らーめんと名付けられたそう。本店ではなく富山県の店舗だったが国道8号沿いで食べられてよかった。8番らーめんさんを出発。高岡市より射水市に入る。沿道に道の駅カモンパーク新湊がある。お手洗いを借りておくべきだった。道路は夕方で渋滞ではないが速度は低下している。射水市より富山市に入る。富山県で給油しておきたいが高岡市の方が安かった気がする。神通川に架かる中島大橋を渡る。国道8号より国道41号に入る。国道を走るつもりが富山県道56号富山環状線などを経由する。交差点では信号によくかかる。お手洗いに行きたくて辛い。富山地方鉄道上滝線と踏切で平面交差。南富山駅近くだがそれどころではない。国道41号に復帰する。いよいよ切羽詰まったので北陸道富山IC付近のセブン-イレブンに駆け込みお手洗いを借りる。大変助かりました。



セブン-イレブンから道を挟んで向かいの給油所に入る。これから価格の高いと思われる内陸県を通るので富山市で満タンにしておく。1Lが173円で13.97L入り2,417円だった。給油所を出発。富山ICを通過し国道41号を南下する。山間に入って来て高山本線と並行する。国道は高規格な猪谷楡原道路の区間に入る。このまま立派な道路ならいいが未開通区間もあり建設中の橋梁が見える。猪谷の街を通る。高山本線の猪谷駅がありJR西日本JR東海の境界駅。乗りつぶしで高山本線に乗った時、高山からJR西日本の気動車に乗り換えて富山に向かったがお手洗いの設備がなく、猪谷で長めの停車時間がとられてトイレ休憩のような感じだった。神通川改め宮川に架かる新国境橋を渡り富山県より岐阜県、越中国より飛騨国に入る。県境までは富山市で飛騨市に入った。平成16年までの旧吉城郡旧神岡町の町域。国道41号は高山本線と分かれてゆく。ここからは神岡線(猪谷奥飛騨温泉口間)に沿っていた。昭和59年に国鉄から第三セクターの神岡鉄道に移管されていた神岡線だが平成18年に廃止となった。国道は高原川沿いの人家も少ない山間を通るが突然大きな工場が現れる。飛騨古川方面へ向かう国道41号と分かれて国道471号に入る。鉱山町として栄えた旧神岡町だが、急に山間に町が現れたという印象。鉱山跡にあるのが有名なスーパーカミオカンデである。凄いのだろうがよく解っていない。宇宙線を観測するには地中深くの鉱山跡が都合がいいのだろうくらいの認識。

神岡を過ぎて辺りも暗くなった。道路も険しくなった気がする。高山市に入る。平成17年に合併する前の旧上宝村。奥飛騨温泉を通る。あゝ奥飛騨に雨がふる♪ 雨は大した事ないが霧も出る。更に国道の線形が悪くなる。平湯に到着。休憩するつもりだったが国道471号は直進するとそのまま中部縦貫自動車道国道158号安房峠道路平湯ICに入ってゆく。もうこのまま行ってしまう。料金所ではETCだが一旦停止が必要。通行料金は軽自動車等630円。線形のよい国境の安房トンネルを抜けて岐阜県より長野県、飛騨国より信濃国に入る。松本市である。何もない中ノ湯ICを過ぎて現道と合流する。上高地の入口を見て梓川に沿って線形の悪い国道を走る。交通は多く雨も激しく降っているが、安全に気を付けて走って行く。途中で衝突?事故の処理をしている現場を通る。さてまたお手洗いに行きたい。道の駅があったが暗くて入口を通り過ぎてしまう。上高地線新島々駅を過ぎる。人里に降りてきたという感じ。またもやセブン-イレブンに駆け込み事なきを得る。大変助かりました。




チーズケーキ(100円)

眠気覚ましにコーヒーやコーラを買ってばかりで頻尿になる。運転の疲れる山道を走って来たので甘いものを食べて一休み。信州のリンゴが入っていると書いてあったか。またコーヒーを飲みセブン-イレブンを出発する。安房峠道路からは勝手知ったる道。交通量も少なくスイスイ進む。松本市街地を県道で迂回して国道254号を東へ。松本市より上田市、小県郡長和町、北佐久郡立科町を経て佐久市へ。セブン-イレブンではなく道の駅で小休止。




道の駅 ヘルシーテラス佐久南 (長野県佐久市伴野) いずれも令和6年6月16日撮影

道の駅を出発。中部横断自動車道佐久南ICより流入。北陸新幹線の高架下を潜り無料区間内にある佐久北ICで流出。佐久市より小諸市に入り国道141号を経て国道18号へ。御代田町、軽井沢町と来て、碓井バイパスの入山峠を越えて長野県より群馬県、信濃国より上野国に入った時は午後11時35分。日付の変わらぬうちに関東に戻ってきた。実は富山は近いのか。日付が変わり令和6年6月17日月曜日。安中市より高崎市へ。高崎駅東口より国道354号東毛広域幹線道路が往復4車線で東に延びる。関越自動車道高崎玉村SIC付近で高崎市より佐波郡玉村町に入る。道の駅玉村宿で休憩。もうコンビニエンスストアに頼らなくても大丈夫。



道の駅を出発。利根川に架かる伊勢玉大橋を渡り玉村町より伊勢崎市に入る。国道17号上武道路を通ってもいいけど今日は時間に余裕があるので国道354号をそのまま進む。伊勢崎市より太田市、邑楽郡大泉町、邑楽町を経て館林市へ。往復4車線で交通量も少なく走りやすいが信号にかかる事が多い。東北自動車道館林ICを過ぎると往復2車線となり、交通量も激減した。つる舞う形の群馬県。嘴に当たる板倉町に入る。そして群馬県より埼玉県、上野国より武蔵国に入る。加須市であるが平成22年までの旧北埼玉郡旧北川辺町。渡良瀬川に架かる新三国橋を渡り埼玉県より茨城県、武蔵国より下総国に入る。古河市である。国道4号には現道、新4号国道とも入らず国道354号を進む。古河市より猿島郡境町に入り県道を経て道の駅さかいに到着。休憩と荷物の整理、忘れ物はないか確認する。



道の駅を出発。利根川に架かる境大橋を渡り茨城県より千葉県に入る。野田市だが平成15年までの旧東葛飾郡旧関宿町。県道などを通り野田市より流山市を経て松戸市に帰ってきた。給油所に立ち寄り満タンにする。1Lが167円で15.96L入り2,665円。やはり新潟県の価格が安かった。無事にレンタカーを返却する。走行距離は1,121kmだった。 (おわり)

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