旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

金武町より国頭村へ

2024-02-10 08:00:00 | ドライブ

沖縄自動車道 伊芸サービスエリア(下り線) (沖縄県国頭郡金武町伊芸)

令和6年1月25日木曜日。沖縄県国頭郡金武町にある沖縄自動車道伊芸SAに来ている。お昼ご飯を食べて出発する。下り線を名護市方向へ進む。金武ICを通過。以前、タコライスを食べるために利用した事がある。宜野座村に入り宜野座ICで流出する。料金所出口には二つのレーンがあるが、片方が閉鎖され、一箇所が開けられている。ETCと一般の両方を扱うが、ブースを先頭に列になって車が止まっている。どうも米軍の車両がいて処理しているようだ。在日米軍の車両は有料道路を無料で通行出来るがその分は日本政府が支払う。処理が終わったのか車が動き出す。並んでいた車は皆ETCである。三年半前よりETCの利用が多くなったのか。

那覇空港自動車道(南風原道路) 南風原北IC-西原JCT間 無料
沖縄自動車道 西原JCT-宜野座IC間 ETC料金(普通車)860円



国道329号に入る。カーナビゲーションは辺戸岬に設定しているが、高速に入り直すなり、県道に入るなり案内して、とにかく西海岸に誘導する。辺戸岬へは西海岸の国道58号を経由する方が早いのだが今日は東海岸のドライブである。国道329号を進む。名護市に入る。何やら物々しい区間を通過する。二見交差点で国道331号に入る。今朝、豊見城市のレンタカー営業所を出発して南城市でニライカナイ橋への県道に入るまで走っていたのが国道331号である。途中は高速で端折ってしまったが、再び同路線に戻る。実は宜野座ICで流出して走ってきた国道329号と重用区間だったので、ここから国道331号の単独区間に戻る訳だが。車を停めて海を見る。


沖縄県名護市大浦付近






奇麗な花が咲いており車を停める


琉球バス交通 底仁屋停留所 (沖縄県名護市天仁屋)




sakura カンヒザクラか


小学校は廃校となっている

子供の声は聞こえない。




平良湾を望む (沖縄県国頭郡東村字平良)

海沿いに出て東村に入る。風光明媚な海岸に車を停める。







さらに進むと国道331号は左に折れ、西海岸の大宜味村へ向かう。直進する東海岸は沖縄県道70号国頭東線となる。


道の駅 サンライズひがし (沖縄県国頭郡東村字平良)

県道70号に入ってすぐに道の駅があり立ち寄る。車を停めると隣にはOFFICIAL USE ONLYとプレートにある米軍の乗用車が。それはともかくお手洗いを借りる。


建物を通り抜けて…


いい天気になってきた




道の駅の裏は平良湾










先程は湾の向こう側から写真を撮っていた





道の駅を出発。交通量は少ない。前を走っている単車に追いつく。急ぐ旅ではなし後ろを走っていたが、片側交互通行で止まった時に先に行かせてもらう。先に行った直後に絶景の駐車場があるが、先行させてもらった手前、駐車場には入りづらい。先に進む。しかし途中で何箇所か写真を撮るため止まるので、この後で同じ単車を二度抜く事となった。県道は海沿いではなく内陸に入る。辺りには米海兵隊の訓練場がある。そしてついに沖縄本島最北にある国頭村に入る。道の駅に立ち寄る。


道の駅やんばるパイナップルの丘 安波 (沖縄県国頭郡国頭村字安波)

令和4年に開業したばかりの沖縄県で一番新しい道の駅である。


他に車が止まっていない…


展望台(海と丘の展望台)に登ってみた

静かで長閑なところだが、遠くにヘリの音が聞こえる。




CAMP VILLAGE やんばるの音(ね)






この先は支援エリア(有料)

ブランコ・森林散策路・森林観察棟などがある。大人300円。


駐車場に戻ると車が2台増えていた

出発しようとするとまた1台入ってきた。道の駅を出発。動画サイトで沖縄本島をバスで一周する動画を見ていたが、バスの繋がらないこの県道を歩かれていたのかと思う。安波の集落を通る。人里があると安心する。やんばるの道路のとび出し注意の標識はヤンバルクイナになっている。しかし天然記念物とあって一羽も見掛けない。


沖縄県国頭郡国頭村楚洲付近

海の見える場所で車を停め写真を撮る。





後で写真を確認すると釣り人の姿が。釣りはしないがこんな絶景の中で過ごすのはいいね。




太平洋を望む

この写真が今回の沖縄旅行で一番の青い海だった、気温は昨日より暖かく、朝のうちは車内では暖房をつけたがすぐに切った。少し窓を開けて走っている。もう風邪気味な感じはほとんどない。県道70号の旅も終わりが近づいてきた。国頭村奥の起点に到着。一旦、港の方へ行ってみる。


奥港 (沖縄県国頭郡国頭村奥)

またどんよりした曇り空となった。



港で向きを変えて県道70号の起点に戻る。国道58号の沖縄県での起点でもある。


一般国道五十八号について

 一般国道五十八号は昭和四十七年五月十五日の本土復帰に伴い国道として指定された。
一般国道五十八号は鹿児島県鹿児島市を起点とし海上を渡り種子島、奄美大島を経由して沖縄県那覇市(明治橋)を終点とする路線である。
一般国道五十八号が、沖縄県内に初めて上陸する地点が当地(沖縄県国頭郡国頭村字奥新田原五百四十一番地の一)となっている。 (碑文より)




やんばるぬ奥や 国道ぬ起点 山奥やあらぬ 海も前なち
 宮城親哲 一九九九年十二月


国道58号 起点 Origin (沖縄県国頭郡国頭村字奥新田原)


県道70号 起点 国頭村 奥 終点 東村 平良まで 49.63km

三年半前は西回りの国道58号で奥へやって来た。今日は東周りの県道70号で奥へやって来た。ぐるり一周ではないが一巡り出来たかなと思う。


奥川に架かる奥橋

県道70号、東村平良方を望む。


河口、奥港側を望む


国道58号、那覇市明治橋方を望む これまで令和6年1月25日撮影



国頭村奥は沖縄県における国道58号の起点だが、全線の起点となる鹿児島県鹿児島市も訪れている。


国道58号 0.7km (鹿児島県鹿児島市名山町) これより令和2年12月28日撮影

九州本土、鹿児島県鹿児島市にある国道58号は700m。正面に桜島が見える。近くには離島である鹿児島郡三島村の村役場が村内ではなく鹿児島市にある。また吐噶喇列島にある十島村の村役場も鹿児島市にある。三島村と十島村は元々一つの村だったが、戦後に北緯30度以南は米国の施政権下に置かれ日本とアメリカで分かれてしまったのだそう。昭和27年には日本に復帰。三島村と十島村の二つの村で現在に至る。役場が他の市町村にある例として沖縄県八重山郡竹富町役場(石垣市に所在する)がある。


この写真に鹿児島市内の区間の大半が収まっていると思う




国道58号 ROUTE


国道58号 起点 Origin 0km
(鹿児島県鹿児島市山下町)


西郷隆盛銅像前交差点が起点

国道10号との交点である。


上野の銅像とは雰囲気が違う これまで令和2年12月28日撮影



それでは奥を出発。沖縄本島最北端の辺戸岬を目指す。やんばるの国道を進み、辺戸交差点を右折する。辺戸岬の駐車場に車を停める。


辺戸岬へ 令和6年1月25日撮影

三年半ぶりに辺戸岬にやって来た。 (つづく)