旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

特急〔リバティ〕〔スペーシア〕

2023-12-23 23:55:00 | 鉄道

那須塩原市地域バス「ゆーバス」 塩原・上三依線 (七ツ岩吊橋)

令和5年12月11日月曜日。栃木県の塩原温泉に来ていて七ツ岩吊橋などを観光してこれから帰る。上三依塩原温泉口駅行のバスには他に乗客はおらず「貸切」である。前面が見える席に腰掛ける。


bus 塩原・上三依線で七ツ岩吊橋を出発symbol6




温泉街に入ってきた


箒川を渡る

塩原温泉バスターミナルに停車。10人くらいのお客さんが待っていたが、乗って来たのは地元の方らしき1名のみ。次の客とは「那須塩原行ですか?」「違います」のようなやり取りがあって、バスを待つのは1名を除いて10時35分発のJRバス関東塩原本線のお客さんだった。那須塩原市地域バス「ゆーバス」もJRバス関東が運行するので初見だと間違うのかも知れない。参考までにJRバス関東JR東日本での東京への乗り継ぎを紹介する。

塩原本線(バス) 塩原温泉BT(10:35)→那須塩原駅(11:42) 運賃1,190円
新幹線〔なすの274号〕 274B 那須塩原(12:03)→東京(13:16)
◆那須塩原-東京山手線内間の運賃2,640円 那須塩原-東京間の新幹線特急料金3,180円(閑散期)
(※自由席利用の場合、新幹線自由席特急料金2,850円)

塩原本線(バス) 塩原温泉BT(10:35)→西那須野駅(11:22) 運賃940円
東北本線 普通 652M 西那須野(11:34)→宇都宮(12:15)
東北本線 普通 1577E 宇都宮(12:17)→東京(14:16)
◆西那須野-東京山手線内間の運賃2,640円



塩原温泉バスターミナルを出発。途中の停留所から旅行者らしき客が1名乗車するが、その先の停留所で地元らしき客が下車する。乗員1名乗客2名で目的地を目指す。


国道400号




ヘアピンカーブで高低差を稼ぐ




尾頭トンネル(1,782m)

隧道を抜けて那須塩原市(旧那須郡塩原町)より日光市(旧塩谷郡藤原町)へ入る。坂を下って国道121号に入ると男鹿川を渡り、終点の上三依塩原温泉口駅に到着。下車する。


那須塩原市地域バス「ゆーバス」 塩原・上三依線 (上三依塩原温泉口駅)

塩原・上三依線 七ツ岩吊橋(10:23)→上三依塩原温泉口駅(10:50) L327-02505 運賃200円


ゆ~バスのロゴと国鉄バス由来のつばめマーク


野岩鉄道 会津鬼怒川線 上三依塩原温泉口駅 (栃木県日光市上三依)




駅頭の様子

広い駅前広場に商店も民家も何もない。




待合室の様子

暖房の設備はあるが点けられていない。




改札口

令和4年7月1日から当面の間、駅員無配置、すなわち無人駅となっている。乗車券は車内で車掌さんから購入する事になる。SuicaPASMOなどの交通系ICカードは利用出来ない。待合室の暖房が点いていないのは、無人駅で火気が使えないからかと思う。


往復乗車券 かえり 上三依塩原温泉口から新藤原ゆき
(往復1,680円)

自分は昨日、新藤原駅にて往復乗車券を購入している。


運賃表

浅草から会津若松までの運賃が載っている。ちなみに上三依塩原温泉口から浅草までの運賃は2,430円、会津若松までは2,620円とある。


時刻表

列車は特急列車を含めても2時間以上間隔が開く場合がある。特急列車は全車指定席で野岩鉄道の特急料金は380円均一だが、鬼怒川温泉会津田島間(鬼怒川線・会津鬼怒川線・会津線)の停車駅相互間の乗車に限り、乗車券のみで利用出来る。運転本数が少ないため普通列車の役割も兼ねる。この場合、座席指定は出来ない。空席を利用し、その座席の特急券を持った客が現れたら他の席へ移動すればよい。という訳で乗車券のみで特急列車を利用する。


プラットフォームに上がってきた

無人の改札口より入場する。駅は無人だが、保線作業する方々を見掛ける。




特急〔リバティ会津126号〕 1126列車 [500系] (上三依塩原温泉口)



会津田島浅草行特急〔リバティ会津126号〕に乗車。先程のバスに乗っていたお客さん1名も乗車する。降車する旅客は見掛けなかった。


metro 特急〔リバティ〕で上三依塩原温泉口を出発symbol6





さっそく車掌さんが回ってくる。検札を受けて往復乗車券(かえり)に「YG」の印を貰う。


湯西川(五十里湖・ダム湖)を渡る (湯西川温泉-中三依温泉)


湯西川温泉駅と道の駅 湯西川が見える


トンネル内の湯西川温泉に停車中


鬼怒川を渡る (川治温泉-川治湯元)


男鹿川、湯西川の合流した鬼怒川を渡る


特急〔リバティ会津126号〕 1126列車 [500系] (新藤原)

新藤原に到着。下車する。



特急〔リバティ会津126号〕 1126レ 上三依塩原温泉口(11:18)→新藤原(11:42) 510-3
◆往復運賃1,680円 ※特例により特急料金不要


metro 特急〔リバティ〕で新藤原に到着symbol6

もちろんこのまま浅草まで行く事が出来る。鬼怒川温泉以北の区間から以南の区間に跨って特急を利用する場合、全区間の特急料金が必要となる。参考までにゆーバス・特急〔リバティ会津〕での浅草への乗り継ぎを紹介する。特急〔リバティ会津〕車内でも特急券を発売している。

塩原・上三依線(バス) 塩原温泉BT(10:28)→上三依塩原温泉口駅(10:50) 運賃200円
特急〔リバティ会津126号〕 1126レ 上三依塩原温泉口(11:18)→浅草(14:15)
◆運賃2,430円 特急料金2,030円


特急〔リバティ会津113号〕 1113列車 [500系] (新藤原)

ゆっくり写真を撮っていたら所謂「構内踏切」の警報が鳴りだし、島式プラットフォームに取り残される。鬼怒川線の殆どの区間、会津鬼怒川線は単線電化。特急同士の交換だった。


列車は会津田島


野岩鉄道 会津鬼怒川線 新藤原駅東武鉄道 鬼怒川線 新藤原駅 (栃木県日光市藤原)

野岩鉄道と東武鉄道との境界駅。


出札口と改札口

野岩鉄道ではSuicaPASMOなどの交通系ICカードは利用出来ないが、東武鉄道では利用出来る。簡易改札機にSuicaをタッチして入場する。




交換待ちをしていた特急〔リバティ会津126号〕が出発




東武鉄道 鬼怒川線 普通 320N列車 [20400型] (新藤原)



新藤原下今市行普通列車に乗車する。


20400型の車内の様子


metro 鬼怒川線で新藤原を出発symbol6


鬼怒川線は鬼怒川に沿ってゆっくり走る (鬼怒川公園-新藤原)

国鉄野岩線として建設され、第三セクターの野岩鉄道が昭和61年に開業させた会津鬼怒川線は線形もよかったが、大正6年開業の軽便鉄道を前身とする鬼怒川線は線形が悪く速度は出せない。




対岸には巨大な温泉ホテルが見える (鬼怒川温泉-鬼怒川公園)



鬼怒川温泉からはドッと乗客が増えてきた。


鬼怒川を渡る (大桑-新高徳)


東武鉄道 鬼怒川線 普通 320N列車 [20400型] (下今市)


metro 鬼怒川線で下今市に到着symbol6


蒸気機関車 C11 325号機

機関庫に蒸気機関車の姿が見える。


東武鉄道 下今市機関区 (栃木県日光市今市)



蒸気機関車は真岡鐵道で運行されていた車両が、転車台はJR西日本から譲渡された。さて、下今市より特急を利用する。途中下車は出来ないが、出札口を利用出来るものなのかと改札口に向かう。有人改札へ行くとそこで特急券を発売しており、出場する事なく切符を買う事が出来た。プラットフォームにある売店でお弁当と麦酒を購入。




東武鉄道 特急〔きぬ28号〕 1028列車 [100系] (下今市)

「デラックスロマンスカーカラー」の〔スペーシア〕がやって来た。




100系普通車の座席

東武日光浅草行特急〔きぬ28号〕に乗車する。


metro 特急〔スペーシア〕で下今市を出発symbol6


油源 日光鶏めし弁当(950円) サッポロ黒ラベル350缶(260円)

前回、下今市で買ったのと同じお弁当を購入。


いただきます♪

やっぱり旨い。列車内で食べると、より一層美味しく感じる。ごちそうさまでした。


特急券 下今市 ➡ 春日部(1,450円)

列車は栃木県より群馬県を経て埼玉県、下野国より上野国を経て武蔵国へ。


利根川を渡る (栗橋-新古河)




東北本線と交差 (南栗橋-栗橋)

往路の各駅に停車する普通列車と比べて、復路の特急列車は快適である。まあ普通列車の旅も嫌いではない。下車する駅を北千住に変更しようかと思ったが、予定通り春日部で降りる。東武特急では一部の停車駅で一部のドアしか開けない。春日部もその駅なのだが、特急券の座席指定は春日部で開けられるドアに近い席が割り当てられていた。そして思いの外、春日部で下車する客が多い。


東武鉄道 特急〔きぬ28号〕 1028列車 [100系] (春日部)


metro 特急〔スペーシア〕で春日部に到着symbol6


春日部駅高架化工事中


高架にするのに地上に新しいプラットフォームが見える

伊勢崎線仮上り線路を敷設して線路を東口側にずらす。同様に各線を東口側にずらしてゆき、空いた西口側の空間に野田線の高架から建設してゆく。現在の3面5線(伊勢崎線2面3線、野田線1面2線)から4面8線(伊勢崎線2面4線、野田線2面4線)となる。



仮上り線路に移る前の上り線から、南栗橋中央林間行急行列車に乗車。新越谷で下車した。

鬼怒川線 普通 320N 新藤原(12:08)→下今市(12:41) 21444
特急〔きぬ28号〕 1028レ 下今市(13:04)→春日部(14:11) モハ101-5 特急料金1,450円
伊勢崎線 急行 春日部(14:19)→新越谷(14:33) 営団08-205
◆新藤原-新越谷間のIC運賃1,393円


JR貨物 8883列車? [EF210-133号機牽引] (南越谷) いずれも令和5年12月11日撮影

貨物列車の写真は見掛けたから撮っただけで特に意味はない。南越谷から府中本町東京行普通列車に乗り帰った。 (おわり)

武蔵野線 普通 1417E 南越谷(14:46)→新松戸(15:03) クハE231-81 IC運賃230円