旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

筑豊本線・篠栗線・空港線

2022-02-04 08:00:00 | 鉄道

JR九州 鹿児島本線 普通 625H列車 [817系VG1602編成] (黒崎)
※折尾-直方間は筑豊本線。

博多までの乗車券を購入して入場する。博多へは特急列車が早いが今日は別の列車に乗車する。まずは門司港発直方行普通列車に乗車。


metro 鹿児島本線で黒崎を出発symbol6

列車は折尾で鹿児島本線より筑豊本線に乗り入れる。両路線を結ぶ短絡線を列車は走るのだが折尾の短絡線のプラットフォームは他の高架線の乗り場と離れた地上にあり改札は別になっている。短絡線は移設工事中で鹿児島本線、筑豊本線、短絡線のプラットフォームは集落される予定。離れた場所にポツンとある短絡線プラットフォームを見るのも今のうちか。線路付け替えで廃止された筑豊本線若松方の旧線を見て、少し進んで新線が近づき合流した。




遠賀川を渡る(中間-筑前垣生)

右岸より左岸へ。


東海道・山陽新幹線と交差 (鞍手-筑前植木)

新幹線は小倉-博多間を鹿児島本線より南をショートカットする。


続いて九州自動車道と交差

高速道路も国道3号より南を走る。


JR九州 筑豊本線 普通 625H列車 [817系VG1602編成] (直方)
※門司港-折尾間は鹿児島本線。

直方に到着。筑豊電気鉄道に乗った時、筑豊直方駅から歩いて筑豊本線の直方駅に来て利用した事がある。駅舎も新しくなり随分様子が変わっている。直方からは伊田線が分岐。平成元年に糸田線・田川線とともにJR九州より第三セクターの平成筑豊鉄道に移管されている。平成より令和になってもまだ乗った事はない。乗ってみたいが今日は乗らない。




metro 直方で博多行に乗り換えsymbol6


JR九州 筑豊本線 普通 2645H列車 [813系R228編成] (直方)
※桂川-吉塚間は篠栗線。吉塚-博多間は鹿児島本線。


813系車内の様子

直方までの列車はベンチシート(ロングシート)だったが、博多行は転換式クロスシート。


乗車券 黒崎→博多(1,130円)

乗車券の経路は鹿児島本線で筑豊本線は含まれないが、福岡近郊区間内相互発着なので乗車経路は自由に選べる。新岩国-博多間の乗車券では経路通り乗車するしかない。


また遠賀川を渡る (小竹-鯰田)

左岸より右岸へ。列車は新飯塚の先でも遠賀川を渡り右岸より左岸へ移る。新飯塚からは後藤寺線が分岐。こちらはJR九州のままである。やはり乗った事はない。飯塚までは複線の筑豊本線もこの先は単線となる。桂川に到着。東海道本線桂川駅(京都府)は「かつらがわ」だが筑豊本線桂川駅は「けいせん」と読みが異なる。その桂川から列車は筑豊本線より篠栗線に入る。桂川からの先の筑豊本線は鹿児島本線原田に至る。運転本数は少なく、電化もされていない。かつては寝台特急も走っていた路線だが。


篠栗線を行く (筑前大分-九郎原)

筑豊と福岡の間の山越えに向かう。


国道201号八木山バイパスが見える

自動車では高速道路を使わずに福岡-北九州間を移動すべく八木山BPは何度も利用している。


JR九州 篠栗線 普通 2645H列車 [813系R228編成] (九郎原)
※直方-桂川間は筑豊本線。吉塚-博多間は鹿児島本線。

篠栗線は単線で交換を行う。九郎原を出ると笹栗トンネル(4550m)に入る。昭和43年に長大なトンネルが出来て篠栗線は全線開通。福岡と筑豊とが鉄道で短絡された。電化されたのは平成13年と新しい。


トンネル出て城戸南蔵院前に停車する


福岡側も山間になっている (城戸南蔵院前-筑前山手)


平野に下りてきた (篠栗-門松)

篠栗を過ぎて乗客も増えてきた。


九州自動車道と交差 (門松-長者原)

高速道路と再会する。長者原では香椎線と立体交差。JR九州になって接続駅が設けられた。国道3号博多BPの高架を下を抜ける。


東海道・山陽新幹線と交差 (柚須-吉塚)

新幹線とも再開する。


鹿児島本線が近づく

折尾で別れた鹿児島本線とも再開。吉塚から先は鹿児島本線となるが、篠栗線用に単線が敷設してある。札沼線の走る函館本線札幌-桑園間のようなものか。


JR九州 篠栗線 普通 2645H列車 [813系R228編成] (九郎原)
※正式には吉塚-博多間は鹿児島本線。直方-桂川間は筑豊本線。

2時間近くかかって博多に到着。もっとも黒崎10時2分発の区間快速に乗っていれば博多11時5分着、黒崎10時14分発の特急に乗っていれば博多10時47分着である。時間調整を兼ねて久しぶりに筑豊本線・篠栗線の車窓を楽しんだまでである。なお今乗ってきた黒崎-直方-博多間の経路には福北ゆたか線の愛称がある。


metro 篠栗線で博多に到着symbol6

鹿児島本線 普通 625H 黒崎(10:11)→直方(10:38) クモハ817-1602
筑豊本線 普通 2645H 直方(10:45)→博多(11:59) クハ813-228
※黒崎-折尾間及び吉塚-博多間は鹿児島本線。折尾-桂川間は筑豊本線。桂川-吉塚間は篠栗線。
◆黒崎-博多間の運賃1,130円
空港線 普通 博多(12:12)→福岡空港(12:17) JR九州モハ302-101 運賃260円




福岡空港 FUK 国内線旅客ターミナルビル
(福岡県福岡市博多区大字下臼井)



博多駅から福岡空港への移動は前回と同じなので割愛するが実に交通の便のよい空港だ。搭乗手続き開始まで少し時間があるので展望デッキに上がってみる。




Peach Aviation(MM) [A320-214] JA10VA (福岡空港)

今日もピーチさんを利用する。


スカイマーク(BC)さん離陸

RWY34から離陸する。玄界灘の方から強風が吹いており実に寒い。寒いだけならまだしもこんな強風の日に飛行機に乗りたくないが、欠航する程ではないので乗るしかない。ちなみに写真左下にはアイベックスエアラインズ(FW)さんの「むすび丸ジェット」が。遠くみちのく宮城県のキャラクターを九州福岡県で目にする。



出発予定時刻の90分前を過ぎたので搭乗手続きを済ませる。さて何か軽いものを食べようと思うが空港ではラーメン1杯もいい値段がする。


ローソン 空港前二丁目 (福岡県福岡市博多区空港前)

空港からコンビニエンスストアが見えたのでやって来た。



買い物を済ませ空港に戻る。小雨だか霙まじりのような気がして実に寒い。ちなみに空港内にはセブン-イレブンがあるのでそこを利用してもよかった。


オリオンドラフト350ml(214円) パリチキ(180円)
NL 糖質オフのふっくらパン チーズとハム(116円)

ベンチに腰掛け沖縄の麦酒を飲みチキンを食べる。実に旨い。さて今日も成田を目指すのだが運賃が先月利用した時よりも高くなっている。三連休の影響もあるのだろう。福岡から那覇、那覇から成田と乗継した方が安い。それも楽しそうだが沖縄まで行って乗り換えだけとか辛い。そして今の時期は遠慮しようかと思う。美味しい麦酒だけ飲んで楽しい沖縄旅行はまたの機会に。これより別の都市を乗り継いで成田に向かう。福岡空港は混雑しており15分くらい掛かって保安検査場を通過する。


Peach Aviation MM154便 [A320-214] JA813P (福岡空港)

機内に入り席に着く。満席ではなかろうが混み合っている。3人掛の中間のB席が自動的に割り当てられる。別料金を払って座席の希望はしない。窓側でなくても構わないが、窓側の席の客は離陸前から日よけを下してしまった。以前、どこかの航空会社の便で離着陸時は日よけは上げるよう言われた気がするがどこの会社も必ずそうする訳ではないようだ。しかし外の景色が見えない状態で離着するのは不安である。カーテンを閉め切った夜行バスとか、外が見えずに揺れているのはストレスとなるばかり。通路を挟んで反対側の窓からチラッと見える景色でRWY34からの離陸と思うが断言出来ない。雲の上に出れば眩しいから日よけを下すのは判る。しかし今どこにいるのか判らずもどかしい。九州の東にいるとしか判らない。何もする事がないのでちょっと寝る。余計に気を使って日よけを上げないかも知れない。目的地が近づき高度を下げる。初めて降りる空港なのでどこを飛んでゆくのか興味があるが全く解らない。通路を挟んで反対側の窓から海上空港と海が見えて着陸した。どの滑走路にどちらから進入したか判らなかった。


Peach Aviation MM154便 [A320-214] JA813P (関西国際空港)

着陸して駐機場に至るまでも様子が判らない。B滑走路に着陸したのは間違いないがRWY06Lだったのか確証がない。風が強いので物が飛ばされないよう注意があって、タラップを降りる。ターミナルにそのまま歩いて入る。エスカレーターの右側に人が立っているのを見て大阪に来たのだと思う。ここは関西国際空港である。LCC用の第2ターミナルは成田の第3ターミナルに劣らず簡素な建物になっている。

Peach Aviation MM154便 福岡 FUK(14:15)→大阪/関西 KIX(15:25) JA813P
◆運賃等7,970円(旅客施設使用料・支払手数料を含む)


第2ターミナルビル(国内線)の様子

次の便まで数時間ある。ちょっと空港島から本土に渡ってみよう。


関西国際空港 KIX 第2ターミナルビル (大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)

こちら国内線側。



隣に国際線。


連絡バス(無料)が第1ターミナルビル・エアロプラザを結ぶ

南海バスの連接バスが走る。所要時間7~9分。




第1ターミナルビル・エアロプラザに到着

到着した便の乗客が集中するので座れずに立ってゆく。途中で市町境を通った。関空のある空港島は2市1町にまたがる。


田尻町マスコットキャラクター「たじりっち」の描かれたバス

たじりっちと似たキャラクターを見た気がする。空港島は北東から南西の順に大阪府泉佐野市泉州空港北、泉南郡田尻町泉州空港中、泉南市泉州空港南に分れる。税金の関係もあるのでしょう。これに倣ったのか北九州空港(KKJ)も北から福岡県北九州市小倉南区空港北町と京都郡苅田町空港南町の1市1町にまたがる。








JR西日本 関西空港線 関西空港駅南海電気鉄道 空港線 関西空港駅
(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)

空港駅には来た事がある。JR西日本と南海電車の駅が並ぶ様子は成田空港駅・空港第2ビル駅を思わせる。特急〔はるか〕、関空快速、特急〔ラピート〕、空港急行に乗った事はあるが乗りつぶし目的等であり、関空を発着する航空機を今日まで利用した事がなかった。それもどうかと思うが実は福岡空港も一昨年まで地下鉄で訪れただけで航空機を利用した事はなかった。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4186M列車 [225系HF436編成]
(関西空港)

JR西日本の改札をSuicaで入場。南海電車より出発時刻の早かった関空快速に乗車する。


metro 関空快速で関西空港を出発symbol6


関西国際空港連絡橋に向かう (りんくうタウン-関西空港)

車内はガラガラでもない。窓を背にして座るくらいならかぶりつきだ。


上段が高速道路、下段が鉄道となっている

瀬戸大橋を思わせる。ちなみに上段の高速道路は通った事がない。


海を望む

平成30年9月4日に台風の風を受けて走錨したタンカーが連絡橋に衝突して損傷。道路も鉄道も不通となっていた。復旧後に鉄道で通るのは初めてである。


南海電車とすれ違う

連絡橋を含むりんくうタウン-関西空港間を保有するのは新関西国際空港(空港会社)で第三種鉄道事業、JR西日本が第二種として線路を使用して列車を走らせている。同じく南海電気鉄道も第二種として列車を走らせている。狭軌(1,067mm)の複線をJR西日本と南海が共用する。軌間が異なるJR東日本・狭軌(1,067mm)と京成電鉄・標準軌(1,435mm)とが乗り入れる成田国際空港ではそれぞれの単線並列となっている。


JR西日本 関西空港線 関空快速 4186M列車 [225系HF436編成]
(りんくうタウン)


metro 関空快速でりんくうタウンに到着symbol6

関西空港線 関空快速 4186M 関西空港(16:17)→りんくうタウン(16:22) クモハ225-5113
運賃370円


改札口

関西空港駅は二社で駅が分かれており改札もプラットフォームも別だが、りんくうタウン駅は共用使用駅で発着する番線は異なるものの改札等分かれていない。さてJR西日本の駅の改札から入場したからJR西日本の運賃が差し引かれるはず。Suicaで出場すると370円が差し引かれた。隣の駅なのに随分高いのは加算運賃が設定されているため。ちなみに南海を利用しても運賃は同額になっている。この駅は南海の管理駅で改札口は一緒だが出札口は別々でJR西日本のみどりの窓口もあった。


南海の空港急行 (りんくうタウン)

関空快速の後、同じ線路を走ってきた空港急行。りんくうタウンで分岐して、関空快速は次の日根野から阪和線に入り、空港急行は次の泉佐野から南海本線に入る。


南海電気鉄道 空港線 りんくうタウン駅 (大阪府泉佐野市りんくう往来北)
JR西日本 関西空港線 りんくうタウン駅




駅前には商業施設

平日だからか、このご時世だからか、人出が少ない。何か軽いものを食べたい。


サイゼリヤ りんくうシークル店 (大阪府泉佐野市りんくう往来南)

サイゼも空いている。中途半端な時間ではある。


フレッシュワイン デカンタ(250ml)白(200円)


熟成ミラノサラミ(300円)


ペペロンチーノ(300円)

程よく軽く食べられた。しかし葡萄酒はいつもの量となった。ごちそうさまでした。大阪府のサイゼは初めてだった。いつものものを食べて大阪府にいる実感がない。福岡県から外の景色を見ずに来たのがいけない。大阪らしさを感じたのはエスカレーターで立つ位置だけだ。





暗くなってきた。駅へと戻る。Suicaで入場する。


南海電気鉄道 特急〔ラピートβ39号〕 2109列車 [50000系]
(りんくうタウン)

このご時世で平日の日中の特急〔ラピート〕に運休があるそう。後日調べて判ったが泉佐野-関西空港間のレギュラーシートの特急料金は100円だったので知っていれば乗ってみたかも。同一プラットフォームでJR西日本と南海の乗り場が向かい合わせ。どちらに乗ってもいいが今度は南海にする。


metro 空港急行でりんくうタウンを出発symbol6


南海電気鉄道 空港線 空港急行列車 [8300系] (関西空港)

特急も空いていたけど空港急行も空いていた。


metro 関空急行で関西空港に到着symbol6

空港線 空港急行 りんくうタウン(17:37)→関西空港(17:43) 8309 運賃370円


車止めは見えず




関西国際空港 第1ターミナルビル 国際線出発フロア

静まり返っている。こんな事になる前は旅行者で賑やかだったろうに。成田の国際線はまだ少し人の動きみられる。いつか関空から海外に出掛けられる事を願い第1ターミナルを後にする。今度の連接バスは乗客は10人もおらず座れた。


第2ターミナルビルに戻ってきた

搭乗手続きを済ませる。ここで第2ターミナルの国内線はピーチさんのみという事に気付く。


セブン-イレブン 関西空港第2ターミナル店
(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)

店舗の少ないターミナルにコンビニエンスストアは助かる。暖かい7カフェが美味しい。保安検査場の先にピーチさんの売店がある。搭乗口の見えるあたりで機内への案内を待つ。しかし飛行機の乗り換えは退屈である。海外の空港で乗り継ぎした事があるが、入国する訳でもなく現地通貨も持たずする事もなかったが初めての土地で物珍しさもありそれほど退屈でもなかった。今日は空港を出てりんくうタウンまで行ったが、まだ時間を持て余す。ようやく機内へ案内され今度は窓側の席に腰掛ける。RWY24Rから離陸したが伊丹なら見えるだろう夜景もなく闇の中を飛んでゆく。福岡から関空は近かったが、関空から成田も近い。高度を下げ千葉県の灯りが見えると帰って来たなと思う。A滑走路にRWY34Lから着陸したと思う。福岡から7時間余り。半分以上が関空での待ち時間で長かった。このご時世で減便してからでもある。


Peach Aviation MM319便 [A320-214] JA07VA (成田国際空港)

Peach Aviation MM319便 大阪/関西 KIX(19:40)→東京/成田 NRT(21:05) JA07VA
◆運賃等5,660円(旅客施設使用料・支払手数料を含む)




JR東日本 成田線 普通 1472M列車 [209系C407編成] (成田空港)


metro 成田線で成田空港を出発symbol6

一日で福岡空港駅(福岡市交通局)、関西空港駅(JR西日本)、関西空港駅(南海電気鉄道)、成田空港駅(JR東日本)と4つの空港駅を訪れた。 (おわり)