旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

続台湾日記 板橋

2007-02-07 11:00:32 | 台湾日記

高鐵 台北車站 (台北市中正區)

北投から淡水線で台北車站へ向かう。切符は30元。駅の人が何か配っている。後になって貰った物をよく見ると、エスカレーターではベルトを握りましょうという、キャンペーンの物だった。貰った直後にエスカレーターを使ったが、ベルトは握らなかった。配っていた人は、どう見ていただろうか。10時42分に北投を出発、11時02分に台北車站に着いた。

駅構内をうろつく。高鐵の改札口や待合室(場所?)を見る。駅は出来上がっているようだが、高鐵の列車が初めて試運転で台北に入ったのは10月という。台鐡の月台(プラットフォーム)に入ると、並行して高鐵の月台が見えたが、車両の姿はなかった。縱貫線の區間車2111次に乗る。停車位置から離れた場所にいたので、入線していたのに気がつかなかった。駆け込み乗車して、台北11時14分発。最後部の車両は女性専用だったので、前方の車両へ移動する。台鐡では日本の鉄道を参考に女性専用車両を導入したが、評判は良くないという。地下区間を走って、11時23分に板橋に到着した。運賃は18元。


台鐡 縱貫線 板橋車站 (台灣省台北縣板橋市)

板橋は台北の次の高鐵の駅である。台北-板橋間の工事が遅れていた為、板橋以南が先行開業するという。東北新幹線の大宮を思い出すが、先ほど見てきたように、台北の駅はすでに出来上がっているから、板橋開業と台北開業はそれほど間を置かないと思われる。板橋は大きな駅で、同名の赤羽線の駅とは比べようもない。運転本数は赤羽線の方が多そうだが。


高鐵 板橋車站 (台灣省台北縣板橋市)

駅構内をうろつく。ぱっと見、開業してそうだが、自動券売機の前には柵が置いてある。窓口には係員がいるが、前売りくらいはしているのだろうか。時刻表を所望するが、無いとの事。駅の見学なのか、ヘルメットを被った小学生くらいの子供の一団がいる。これでは開業はまだだ。

この後乗る列車の発車まで時間がある。公衆電話で帰りの航空機の便のリコンファームを試みるが、まだ自動音声が受付時間の終了を知らせるだけである。土日は休みのようだ。さて午飯に便當(弁当)でもと思う。大きな駅なので、あちこちで駅弁を売っている。でも昨年食べた車内販売の鐡路便當が食べたい。便當は車内で買うとして、ビールは車内では売っていなかったから、前もって買う必要がある。駅構内のコンビニエンスストアに入ってみる。品揃えは日本と同様である。缶の台湾ビールの他、静岡玉露のペットボトル、車内販売が無かった時に備え、鱈の乾き物に、森永ミルクキャラメルを買う。全て台湾産で、キャラメルも台灣森永製菓が製造している。ビールとキャラメルを除いて、商品には日本語の説明書きがある。買わなかったが、商品名に北海道を冠したパン、乳製品が多く見られる。


台鐡 縱貫線 板橋車站 (台灣省台北縣板橋市)
いずれも民國95年11月25日撮影

買い物は済んだので、改札を入る。高鐵と台鐡の改札が並んでいる。乗してくれんかのう。台鐡の月台からは高鐵の月台は見えなかった。海線経由の松山発屏東行、莒(草冠に呂)光號 35次に乗車する。指定された席に行くと、なんと通路側。昨日、切符を買う時、窓口に渡した紙に「窗側」と書いておいたのに。希望する列車が軒並み満席だったせいか。車窓を見れずして、何の為に台湾に来たのか。時すでに遅し。大人しく通路側の席に座る。板橋12時26分発。地下区間が終わり、地上に出る。高鐵も地上に出て、併走するが、やがて右へと分かれてゆく。次の駅、樹林に到着。早速だが、後続の自強號 1019次の通過待ちである。 (つづく)