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旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

釜山港へ

2025-03-15 23:59:00 | 

禪刹大本山 金井山梵魚寺 曹溪門 (釜山廣域市金井區梵魚寺路 靑龍洞)

西紀2025年2月21日金曜日。釜山廣域市の梵魚寺に来ている。27年振りのお参りを済ませて釜山市街地へと戻る。








梵魚寺賣票所バス停

バス停には始発と最終の時刻のみで運賃も書いていない。調べるもので調べればバスの位置情報も判るようだが、とりあえず運賃が判らないので困る。ICカードのTmoneyの残額に不安があるのだ。


三信交通 90番 (梵魚寺賣票所)

バスが来た。一番最後に乗り込む。Tmoneyを読取部にタッチすると明らかにエラーのような音がする。表示されている内容はハングルで全く判らないが運賃に対して残額が不足しているのだろう。通じないだろうが運転士に日本語で残額不足らしいと言うと、運賃箱を指し示す。手元には五万ウォン札が1枚のみ。運転士はやれやれみたいな表情をする。それを見ていた車内のご婦人が千ウォン札を運賃箱に入れてくれる。お礼を言い千円札を渡そうとするが辞退される。何かそれでいい事になってバスは出発する。運転士にもお礼を言う。結局運賃はいくらなのか。1,000ウォンでいいのか。27年前に同じ路線を利用した時には運賃は1,000ウォン未満で、海外のバスなのでお釣りが出ない事を承知で千ウォン札を入れようとしたら、運転士が制止して他の乗客が支払う運賃の中から釣銭をつくって返してくれた。後日調べてみると、今の釜山の一般のバスは均一運賃で1,700ウォン、TmoneyなどICカードで1,550ウォンとあった。1,000ウォンでは足りないのだ。車内のご婦人に1,000ウォンを損させ、バス会社には700ウォンを損させた。本当に申し訳ないと思う。地下鉄を降りた時に何としてもチャージ出来る場所を探して済ますべきだったのだ。27年前にソウル市内の地下鉄駅の券売機の前で当地の男性(身なりは悪くない)に運賃の550ウォンを無心されたが、自分はその三倍以上の額の損害を与えている。大いに反省する。折角お寺で清々しい気持ちになったのに。


三信交通 90番 (梵魚寺入口)

三信交通 90番 梵魚寺賣票所(12:17頃)→梵魚寺入口(12:25頃) 運賃1,700ウォン



やはりバス停に運賃は書いていない。バスに乗る時は千ウォンなどの小額紙幣を用意するか、事前にTmoneyなどICカードに充分チャージしておくべきだった。五万ウォン札だからではなく、そもそもバス車内でチャージは出来ないようである。


往路で見掛けた環状交差点(ラウンドアバウト)へ


回転車両優先

標識は共通かと思ったが、右側通行だから矢印の回転する向きが日本とは反対になっている。


日本の環状交差点(ラウンドアバウト)の標識
※内閣府のウェブサイトより

地下鉄駅まで戻ってきた。速やかにTmoneyに10,000ウォンをチャージするべく機械を操作する。しかし五万ウォン札が入らない。ちなみにカード残高は1,300ウォン。バスのIC運賃に250ウォン足りなかった。駅でのチャージが駄目ならと地上に出てコンビニエンスストアに入る。


emart24 梵魚寺驛店 (釜山廣域市金井區中央大路 南山洞)

店員さんにカードと五万ウォン札を見せて日本語で「一万ウォンチャージしてください」というと意味は通じて、一万ウォン札4枚がお釣りで戻ってきた。英語で「TEN THOUSAND KOREAN WON」といった方が聞き間違いも防げそうだが日本語で大丈夫だった。チャージだけでは申し訳ないので飲み物を買ってゆく。Dr Pepper 500mlが2,100ウォン。昨日両替したレートで235円95銭6厘。やはり物価は高く感じる。これで大手のコンビニエンスストアは大体入ったか。27年前にはファミリーマートに入ったけど、今はCUになっている。


釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 梵魚寺驛 (釜山廣域市金井區中央大路)

チャージしたし安心して地下鉄に乗れる。自動改札よりTmoneyで入場する。






metro 1號線で梵魚寺を出発symbol6


高層住宅がニョキニョキ (長箭ー久瑞)


長箭に停車中

ここのホームドアなら列車の写真も撮れそう。でも降りてまで撮らない。


港町で平野が少ないのか山が迫っている (溫泉場-釜山大学)

暫し地下から出て地上の高架区間を走っていたが、東萊を出るとまた地下区間に戻る。


釜山驛に帰って来た

1號線 梵魚寺(12:46)→釜山驛(13:23) 1804 IC運賃1,800ウォン


metro 1號線で釜山驛に到着symbol6

自動改札よりTmoneyで出場する。もう今回の旅ではIC乗車券としては使わない。


釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)


KORAIL 京釜線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

駅には喫煙所があり、煙草を吸っている若い人も多いのかなという印象。


Busan is good

英文だと「Busan」だが以前は「Pusan」だったはず。まあ釜山は「プサン」読みでいいのでしょう。それでは昼食に。駅構内の飲食店を見てみる。サムギョプサルとは何だっけ。和食の店もある。あまりお店の数は多くない。駅前の食堂を見てみる。


맥주 麥酒(₩5,000)

麦酒があるからこの店に決めたのではないが、置いてあるので頂く。栓抜きでコンコンして開栓。瓶が透明なのには違和感があるが、直射日光が当たり悪くなる前に消費するのでしょう。知らんけど。27年前にはOBビールとHITEの二銘柄をよく見掛けて飲んだが、今回は見掛けない。後日調べるとCASSを醸造しているのがOBビールなのだそう。緑色のラベルの麦酒も見掛けたが、そちらはHITEの醸造するTERRAだった。TERRAも飲んでおけばよかったが、今回は釜山で一泊するだけなので何度も麦酒を飲む機会がなかった。多くて一日二回まで。


꼬마김밥 Small Gimbap(₩5,500) 비빔냉면 Cold Noodles With Spicy Mixure(₩9,000)

海苔巻を注文。お店の方が小さいのにするか聞くので小さいのにする。麵に合わせるから小さいのでいいでしょう。うどんやおでんの料理名はそのままだが、海苔巻はGimbap キムパプとなっている。キムが海苔で、パブが飯である。麵はうどんにしようかとも思ったが、朝に食べたからいい。春先でまだ寒いのに冷麵にしてしまう。何か暖かい麵にすればよかったのに、ピビムネンミョンと声に出して言いたかった。ピビムは混ぜるである。ピビムパプはパプだからご飯ものになる。さて鋏が置いてあったので食前に麵を切るのかも知れないが長いなりに食べる。あまり辛くない。麦酒のアテにもなり旨い。海苔巻も沢庵が入っているのか実に旨い。いいお昼ごはんでした。ごちそうさまでした。





ここまで現金払いだったが手持ちのウォンが減ってきたのでカードで決済した(前払い)。レシートを求めたが話が通じない。どこのコンビニエンスストアでもレシートといえば話は通じたのに。決済時に画面を見ていたら19,000ウォンだった。思っていたのと合計額と違う。19,500ウォンのはず。請求額の方が安いからいいだろうけど、何で500ウォン安いのか知りたい。実は食べたのはピビムネンミョンではなかったとか。ちょっと明細が確認したかった。先程のバスでのやらかしがあるのでお金にはキチンとしたい。ちなみに後日確認したがカードの請求は19,000ウォンで間違いなかった。カード会社の2月24日のレートが0.1098となり、2,085円の請求額だった。港で両替したのよりレートがいい。ここ数日で円高傾向になったのもある。


153구포국수 153밀면 釜山驛店 (釜山廣域市東區中央大路)

翻訳する能力がないのでそのまま店名を記す。最後の麵しか判らない。ご飯と麵類のお店でしょう。


KORAILの釜山驛に入る


改札口は廃止されている

ちょっとプラットフォームを見てみる。



釜山幸信行KTX40列車が出発を待っている。釜山発14時31分、ソウル着17時14分、終着の幸信着17時37分。ソウル驛はソウル特別市、幸信驛は京畿道高揚市にある。ソウルも京畿道に属していたが、西暦1946年に京畿道から分離している。


プラットフォームと段差がある

車内を硝子越しに見てみると、昔の新幹線0系のように車両の中央を境に前向きと後向きで座席の向きが固定されている。集団離反式である。後ろ向きのままソウルへ行きたくないな。


KORAL KTX 40列車 [100000호대] (釜山)

「100000호대」は「100000號臺(号台)」だと思うが確証はない。これ以上はプラットフォームの先には入らないように注意書きがあるので列車の前からの写真は撮っていない。先頭車両は動力車で電気機関車という事だろう。客車には動力はない。最後尾にも動力車が配され、中間に客車を挟んだプッシュプル方式。かつてのセマウル号もプッシュプルで、非電化だったので動力車はディーゼルだった。食堂車も連結しており、食事をして麦酒を飲んだ。KTXには食堂車はないそう。



KTXは昨年、開業から20周年を迎えたそう。おめでとうございます。


부산 BUSAN 釜山

京釜線の隣の駅は釜山鎭だったと思うが、後日調べると今は貨物駅となり旅客列車は全て通過するという。昨日訪れた沙上の駅名もなく龜浦となっている。KTX京釜高速線の隣の駅は蔚山廣域市にある蔚山。蔚山は慶尚南道に属していたが、西暦1997年に慶尚南道から分離している。


SRT 120000호대 (釜山)

隣のプラットフォームに停車中のSRTの列車。釜山発14時48分、水西行SRT344列車だと思う。KTXよりも編成が短いので先頭の機関車を撮影出来る。水西驛はソウル特別市にある。



KTXとSRTとの違いがよく判らなかったのだが、国鉄から公社になったKORAILが運行するのがKTXで、子会社のSRが運行するのがSRTだそう。SRが保有する130000호대車両もあるが、写真の120000호대車両はKORAILからのリースという。ソウル特別市から釜山廣域市までSRの路線がある訳ではなく、水西平澤高速線(水西-平澤分岐點間)がSRの路線で、その先はKORAILの京釜高速線に乗り入れる。平澤分岐點は京畿道平澤市にある。KORAILの区間に入ってもSRTはSRの運営。京成電鉄北総鉄道の北総線を使って特急〔スカイライナー〕やアクセス特急を走らせている成田空港線のような感じなのか。北総線(北総鉄道)と成田空港線(京成電鉄)で運賃は変わらないが、SRTはKTXよりも運賃が安く設定されているのだそう。ソウル側のターミナルが異なるのが大きな違いか。


KTXがソウル・幸信へ出発symbol5



それでは釜山驛より港へと向かう。駅では若い兵隊さんを何人も見掛けたけど徴兵の人かな。


KORAIL 京釜線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

海側の東口にあたる出入口。




駅頭の様子

造成中である。






釜山港のターミナルを望む


2012年10月

歩道橋には埋め立て中の写真が展示されている。以前は釜山驛の海側は海だった。港のターミナルも今の場所にはなかった。以前のターミナルは釜山驛より南にあり、27年前に歩いて行った。かつての釜山桟橋驛への線路なのか、貨物線なのか伸びていた。すでに廃線だったかは不明。


西暦2015年開業の新ターミナル


釜關フェリー〔星希〕(16,875t) (釜山港) PUKWAN FERRY SEONGHEE

船体にJEJUとあるので母港は釜山ではなく済州島か。今日、乗る船である。


釜山港大橋(1,114m)を望む






釜山港国際旅客ターミナル (釜山廣域市東區忠壯大路)

釜山港へ帰…ってきた。


ターミナル内の様子

閑散としている。


JR九州高速船の窓口



平成3年にJR九州が開設した国際航路。平成17年より子会社のJR九州高速船が運航。昨年の時点では高速船〔クイーンビートル〕(2,300t)が福岡釜山とを約3時間40分で結ぶダイヤだった。詳細は省くが安全確保に関する重大な問題の発生により、8月12日の便を最後に欠航。運航再開はせずにJR九州高速船は船舶事業から撤退となった。


釜關フェリーの窓口

下関では関釜フェリーの窓口、釜山では釜關フェリーの窓口で乗船手続きを行う。復路の切符は下関で発券して貰っているが、釜山の窓口に出して改めて釜關フェリーの乘船券を発券してもらう。その際に施設使用料7,000ウォン、燃油サーチャージ12,000ウォンが必要。現金で支払ったが、クレジットカード利用可と下関で聞いている。


乘船券 Passenger Ticket・搭乘券 Boarding Pass BUSAN ➡ SHIMONOSEKI 2等B(6,300円)
※運賃の他、施設使用料7,000ウォン、燃油サーチャージ12,000ウォンが必要。

運賃はインターネット割引で往復分を日本円で決済済である。ちなみに2等の正規運賃は9,000円なので三割引となっている。関釜フェリー〔はまゆう〕の2等にはカーペット敷きの大部屋と2段の寝台の部屋があって、料金に違いはなく寝台を利用したが、釜關フェリー〔星希〕の2等は大部屋のみという。長時間乗船するフェリーで大部屋を利用するのは30年振りくらいではないか。大丈夫かな。



出航は21時だが、乗船手続きは14時30分から17時30分まで。ギリギリに港へ来てはいけない。まだ15時だがすでに順番待ちの荷物が置かれている。


出船は21時発下関行の〔星希〕と22時30分発福岡行の〔ニューかめりあ〕


탑승 登机・搭乗 Boarding

ハングルを漢字で表すと「塔乘」。和文の「搭乗」、英文の「Boarding」はいいのだが、中文の「登机」に違和感がある。簡体字の「机」は「飞机」、即ち飛行機の「機」のはず。「Boarding」の直訳と思われるが、船に乗るのに「登机」でいいのか。「登船」ではないのか。知らんけど。


展望デッキがあったので出てみる いずれも西紀2025年2月21日撮影

出国審査までまだまだ時間がある。 (つづく)


梵魚寺

2025-03-09 23:55:00 | 

客室からの眺め

西紀2025年2月21日金曜日。釜山のホテルで起床する。昨日は疲れていたので早めに寝たが、未明に目が覚めてしまった。寒くなるが空調を止めて寝直す。目覚まし時計などがなく心配だったが、いい具合に午前7時過ぎに目を覚ます事が出来た。




港には釜關フェリー〔星希〕(16,875t)

昨夜は関釜フェリー〔はまゆう〕の停泊していた埠頭には、今朝は釜關フェリー〔星希〕が停泊している。2隻のフェリーが1日1便運航している。関釜フェリー(山口県下関市)と釜關フェリー(釜山廣域市)の船が1日おきに交互に出るので、釜山を出るのが昨日が〔はまゆう〕なら今日は〔星希〕という配船である。今日は〔星希〕に乗船する。関釜フェリーと釜關フェリーは別の国の別の会社だが、予約は関釜フェリーのサイトから予約、日本円で決済可能。もちろんインターネット割引で2等運賃は三割引きとなっている。


tv NHKワールド・プレミアムはこの時間は総合と同じ番組


sun 渕岡さんのお天気を見て…


sun 檜山さんのお天気も見て…


画面が突然静止画に…

権利の関係で国際放送に動画が使えないのか。知らんけど。シャワーを浴びてサッパリしてくる。


tv ローカルは福岡局ではなく首都圏局

それでは朝食へ。会場は一階ロビー横のちょっとした場所ではなく、二階に広々と設けられている。


無料朝食

東横インの朝食はおむすびと漬物、味噌汁、そしてお茶とコーヒーだけだった記憶がある。何年か前に泊まったらもう少し品数は増えていた。釜山のホテルは海外なので事情が違うのか品数は多い。


うどんがある

また麵を取ってしまった。


おでんもある

但し大根と油揚げしか残ってなかった。練り物を食べてみたかった。牛乳はなかったのでマンゴージュースとお水。


いただきます♪

焼き魚がないので鶏を多めに取ったが、○○ドのナゲットより美味しい。小さな肉饅頭も旨い。うどんやおでんも美味しかった。サラダにかけたドレッシングが異様に旨い。キムチやナムル?でご飯を食べる。日系のホテルなので飯椀は手に持って食べていたが、隣の席にご当地の男女の客が着席。朝食会場にそれほど日本人客が多い訳ではない。当地の作法ではない事は承知しているが、もう日本式で食べ始めているのでわかめスープの汁椀も手に持って飲んだ。


coffee 食後にコーヒーsymbol6

牛乳だけでなくスジャータの類もない。粉ミルクかなと入れようとしたのがマキシムと気付く。よく見ればちゃんと書いてある。少し濃い目になったコーヒーを飲む。


coffee 二杯目はマキシムsymbol6

お湯を入れに行ったら粉ミルク置いてました。ごちそうさまでした。部屋に戻り時間まで寛ぐ。ホテルのテレビでYouTube等が見られればなと思うがNHKワールド・プレミアム一択となってしまう。これまで海外で日系のホテルに泊まった事はなかったが、日本のホテルにいるように寛げてよかった。


東横INN釜山中央駅 (釜山廣域市中區中央大路)



快適なホテルをチェックアウトする。12階くらいの部屋に泊まったが、20階以上もあるホテル。今回の旅の参考にするためフェリーの動画を見ていたら、このホテルに宿泊されていた。同じホテルになったのは偶然だが、フェリー動画は参考になりました。ありがとうございます。

※参考 https://www.youtube.com/watch?v=QUx7SyfQ94w



ホテルを出発。地下鉄ではなく歩いて釜山驛へと向かう。駅構内にある観光案内所で釜山の地図を貰い、目的地への交通手段を確認する。日本語が通じるので助かる。「27年振りに釜山を訪れたが変わりましたね」みたいな話をして、お礼を言って地下鉄駅へと向かう。自動改札からTmoneyで入場。


metro 1號線で釜山驛を出発symbol6


地上区間もある (長箭-久瑞)


再び地下区間へ


27年前にも訪れた駅 (梵魚寺)

列車は終点の一つ手前の梵魚寺に到着。下車する。以前はホームドアなぞ無かった。


metro 1號線で梵魚寺に到着symbol6

1號線 釜山驛(10:26)→梵魚寺(11:03) 1029 IC運賃1,800ウォン


改札口

Tmoneyで自動改札より出場する。現在の残高が気になるので改札横の機械で見てみる。しかし何だかよく判らない。最新の乗車記録が表示されるが、今乗って来たばかりだから知っている。昨日は朝に10,000ウォン、夜に5,000ウォンをチャージしたが、乗り物以外に買い物にも利用している。この機械ではチャージ出来ないのか。このまま駅を出るがどこかでチャージしておくべきだった。


釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 梵魚寺驛 (釜山廣域市金井區中央大路)



地上に出てバス停を探す。キョロキョロしていたら通り掛かりのご婦人が声を掛けてくる。お寺に行きたい旨を日本語で話すと、身振り手振りでバス停への行き方を教えてくれる。お礼を言ってバス停へと向かう。大通りから少し中に入った場所になる。


梵魚寺入口バス停

90番のバスが出発を待っている。釜山驛の観光案内所で90番と聞いていたので間違いないと思う。乗車してTmoneyを読取部にタッチ。席に腰掛ける。少ししてバスは出発する。



出発するとすぐに環状交差点(ラウンドアバウト)を通過する。バスは山道を登ってゆく。対向車線も使っているようなので気になったが、ここの道は一方通行だった。対向車線ではない。


梵魚寺賣票所バス停

目的地に到着。降車口のTmoneyを読取部にタッチして下車する。

三信交通 90番 梵魚寺入口(11:16頃)→梵魚寺賣票所(11:23頃) IC運賃1,550ウォン


バス停からお寺へ


華嚴宗刹

篆書で「華嚴宗刹」だと思うが間違えていたら悪しからず。


門前の猫


目を合わせてくれない…


律刹本山

昨日からハングルばかり見てきたが、漢字で大書してあると嬉しい。




禪刹大本山 金井山梵魚寺 曹溪門 (釜山廣域市金井區梵魚寺路 靑龍洞)

梵魚寺は曾遊の地である。懐かしい。なお拝観料は要らない。


天王門


不二門




普濟樓

拡声器を使った声が聞こえてくる。建物の中でお坊さんが説法されているようで、日本語に発音の近い仏教用語が聞き取れる。


大雄殿



ここが本殿か判らないが、27年振りにお参り出来た事に感謝し合掌。お賽銭(紙幣)を納める。


境内の様子

お寺の空気感が実にいい。清らかになった気がする。


地藏殿




羅漢殿




捌相殿

羅漢殿と続きの建物。


祖師殿


乙未年 立春

乙未は西暦2015年か。西暦で書かないのがいい。干支は60年で一周するけど。



梵魚寺は新羅・文武王18年(678)創建の古刹。日本では天武天皇7年で飛鳥時代である。今の建物は再建されたもので、大雄殿は李氏朝鮮・宣祖35年(1602)の再建とされる。


天王門内には四天王が





曹溪門は一柱門ともいい李氏朝鮮・光海君6年(1614)に築かれた。


七層石塔

こちらではなく他に三層石塔があって新羅時代のものだそう。肝心の一番古いものを見ていない。


聖寳博物舘




説法壂

「壂」ではなく、「殳」が「攵」、「土」にも点があるように見える。



それでは梵魚寺を後にする。




化行橋 いずれも西紀2025年2月21日撮影

漢字があるだけで撮ってしまう。 (つづく)


釜山で一泊

2025-03-07 15:00:00 | 

古縣バスターミナル (慶尚南道巨濟市古縣川路)

西紀2025年2月20日木曜日。慶尚南道巨濟市の古縣に来ている。これから釜山へと向かう。


乗車券 巨濟(古縣) ➡ 釜山西部(沙上) (₩9,000)

出札口で「釜山西部まで」と言うと「沙上?」と確認されるので頷く。釜山の沙上以外の便もある。


釜山直通 (沙上)(新平驛)(金海空港)


新興客運(古縣バスターミナル)


欧州のような横長のナンバープレート

事業用は横長でも地名が入るのか。ではバスに乗車。運転士に切符を渡し、返ってきた半券を見て指定の座席に腰掛ける。やはり窓のカーテンが引かれている。



古縣BTを出発。往路とは違う道を通り、なかなか自動車専用道路に入らない。巨濟島内の他の停留所にも停車する。乗客あり。往路は沙上を出ると古縣まで止まらなかったが、復路は途中の停留所に止まる便なのだ。


往路は通らなかった入江の車窓を楽しむ








ようやく自動車専用道路に流入

巨加大橋へと向かう。本線料金所をかなりの速度で通過。日本のETCのようなバーは無いそう。


巨濟島をあとにする


巨濟島から一本目の橋を渡り猪島へ


二本目の橋を渡り大竹島へ

猪島と大竹島の間に慶尚南道釜山廣域市との境がある。




二本目の橋を渡って大竹島からは海底トンネルに入る


海底トンネルを抜けて加德島へ



地図を見ると加德島は埋め立てで本土と陸続きとなる箇所があるが、バスは橋梁で本土に渡る。一般道となりウトウトするうちに沙上の近くまで来ていた。


新興客運(釜山西部バスターミナル)

終着の釜山西部BTに到着。下車する。

新興客運 古縣(巨濟)(15:10)→釜山西部(沙上)(16:25頃) 3228 運賃9,000ウォン




沙上驛には地下鉄以外の路線もある


2両編成のライトレールが高架線を走る


釜山都市鐵道 釜山-金海輕電鐵 沙上驛 (釜山廣域市沙上區廣場路)

ここ釜山廣域市沙上區の沙上驛と慶尚南道金海市の加耶大驛とを結ぶ。途中の空港驛では金海國際空港(PUS RKPK)に連絡する。



出国前にバスターミナル付近の地図を見ていたらもう一つ駅があった。地下鉄は西暦1999年開業、ライトレールは西暦2011年開業だが、西暦1921年開業の沙上驛もある


KORAIL 京釜線 沙上驛 (釜山廣域市沙上區廣場路)

開業は100年以上前だが、検索したところ新駅舎は西暦2022年から供用されているようだ。


사상역 Sasang Station 沙上驛


駅舎内の様子


発着するのは僅か6.5往復の列車のみ

ITX-マウム以外はムグンファ号が停車。順天行が3本。木浦ソウル東大邱大田行が各1本。釜田行が4本、釜山行が2本である。ちょっと乗ってみたいけれどすぐに出発する列車はない。KTXなどが走る別線の京釜高速鐵道が開通したからといって、かつての大幹線の京釜線の本数がこんなに少ないのではない。多くの列車が沙上を通過するダイヤなのだ。駅舎は新しいのにもったいないと思う。運賃は釜山まで2,600ウォンと地下鉄よりも高い。地下鉄を使えという事か。


プラットフォームへの自動扉は閉じられている

KORAILの改札は廃止されたという話なのでちょっとプラットフォームに出てみようと思ったが、自動扉の前に行っても開かず、自動音声が流れる。もちろん何を言っているか判らないが注意されている気もする。まあ列車に乗らないのにプラットフォームに行かれても困るだろう。


プラットフォームへはいわゆる構内踏切を渡る

27年前にここをセマウル号で通過したのかと思う。当時は非電化だったが今は電化されている。


사상 Sasang 沙上

今回の旅行ではKORAILには乗らずじまい。巨濟島にご飯を食べに行くのが目的だった。


駅頭の様子

ライトレールの高架が伸びる。






釜山都市鐵道 釜山交通公社 2號線 沙上驛 (釜山廣域市沙上區沙上路)

バスターミナルに隣接する地下鉄駅に戻ってきた。自動改札よりTmoneyで入場する。


metro 2號線で沙上を出発symbol6


ホームドア越しに列車を見る (西面)


metro 2號線で西面に到着symbol6

西面で2號線から1號線に乗り換える。


metro 1號線で西面を出発symbol6


metro 1號線で中央に到着symbol6

釜山驛の次の中央で下車する。自動改札よりTmoneyで出場する。

2號線 沙上(16:53)→西面(17:07) 2012
1號線 西面(17:13)→中央(17:26) 1216
◆沙上-中央間のIC運賃1,800ウォン


釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 中央驛 (釜山廣域市中區中央大路)

以前は中央洞という駅名だったそう。27年前に乗り降りはないが列車で通っている。駅を出て警察署や消防署を見ながら北へ向かう。少し釜山驛の方へ戻る感じ。




東横INN釜山中央駅 (釜山廣域市中區中央大路)

今日の宿に到着。海外で日系のホテルを利用するのは初めてである。チェックインしようとする先客数名は皆日本人だった。他の日本人を見るのは今朝の釜山港以来かも知れない。料金はホテルのサイトから59,000ウォン。朝食は無料。フロントでは日本語で事足りるので楽である。カードキーを貰いエレベータで客室へ。扉を開けようとするが鍵が開かない。フロントに戻り鍵が開かない旨を話してカードキーに何らかの処理をしてもらう。こうした異常時にも日本語で済むので楽である。いや、最初から不具合がなければ問題ないのだが。再び客室前に戻りカードキーを使うと開いた。


客室の様子



まるで日本のホテルにいるよう。実に落ち着く。水のペットボトル1本はサービスか。


客室からの眺め

港が見える。




今朝乗ってきた関釜フェリー〔はまゆう〕

今夜、下関に向けて出港する。釜山に宿泊せずに同じ船で帰国する行程も可能だが、さすがにゆっくりしたい。ちなみに火曜日に往復予約した時点で今夜の下関行の便の2等は満席だった。


見慣れぬコンセント

日本とは形状が異なる。電圧は220Vで商用電源周波数は60Hz。


日本のコンセントも設置

電圧は100Vで商用電源周波数は60Hz。西日本と同じである。このホテルを選んだのは日本のコンセントがあるから。台湾だと電圧110V商用電源周波数60Hzでコンセントの形状も同じなので気にしない(製品によっては変圧器必要)。さっそくカメラの電池を充電する。


トイレも温水洗浄

なお歯ブラシセット、髭剃りは当地の法令により無償提供中止となっている。ロビーの自動販売機で販売しているそうだが、今回は歯ブラシと練り歯磨きを日本から持参している。


PEPSI COLA 355ml(₩1,800)

チェックイン前にホテル隣のコンビニエンスストアGS25で購入。支払いにTmoneyが使える。ペプシを飲んで寛ぐ。お値段は単純に1円10ウォンで考えたら180円だが、今朝両替したレートから計算すると202円24銭8厘もする。地下鉄やバスの運賃が安いので気付かなかったが物価が高いのか。


tv テレビではNHKワールド・プレミアムの視聴が可能

27年前に釜山のホテルに泊まった時はスピルオーバーで衛星第1テレビジョン、衛星第2テレビジョンが視聴出来た。このホテルでは日本語チャンネルはワールド・プレミアムのみ。中国語はCCTV、英語はどこだったか忘れたが、外国語は三つのチャンネルのみだったと思う。明日の天気予報を見ると釜山は最高気温6℃最低気温-4℃だが、ソウルは最高2℃最低-8℃ともっと寒い。哈爾濱に至っては最高-11℃最低-23℃と一日中氷点下二桁と想像も出来ない。釜山はまだ暖かいのか。


sun 晴山さんのお天気を見て…



台北で見ているとニュースが終わっても午後6時半と夕食にはまだ早い感じだが、釜山では時差なく午後7時半でいい時間である。快適なホテルから出掛ける。




KORAIL 京釜線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

釜山驛まで歩いてきた。途中に上海門があり中華街のようだが今日は中華料理はいいでしょう。昼ご飯は食堂で食べたので夜は軽いものでいいでしょう。LOTTERIAに入る。気になっていた商品があるので買ってゆく。7-Elevenにも立ち寄り麦酒とお茶を買ってゆく。


ホテルに戻り実食


클래식치즈버거 Classic Cheese Burger チーズバーガー(₩5,300)

美味しいチーズバーガー。日本のロッテリアにも久しくいっていないので違いが判らない。そういえば日本の方はロッテHDからゼンショーHDの子会社になっていた。


気になっていたのはこちらのハンバーガー


리아불고기 Ria’s Bulgogi ブルゴギバーガー(₩4,800)


いただきます♪

これもなかなか美味しいハンバーガー。しかしハンバーガー二つで10,100ウォン。計算すると1,134円83銭6厘といいお値段となった。


CASS Light 355ml(₩2,250)

普通のアサヒスーパードライに対してドライクリスタルのような感じを求めて購入したが、プリン体・糖質ゼロのような味で好みではなかった。普通のCASSを買って来ればよかった。そういえばオリオンビールの500ml缶が置いてあった。うちの方では350ml缶しか置いてないのに。


녹차350ml(₩1,200)

茉莉花茶(ジャスミン茶)を探すが見当たらない。玉蜀黍のイラストのお茶は何種類もある。仕方がないので緑茶と思われるペットボトルを購入。ハングルが読めないので賭けである。飲んでみると緑茶だった。砂糖も入っていない。


sun 斉田さんのお天気を見て…

ローカルの時間帯は首都圏のニュースが流れていた。


客室より夜景を望む いずれも西紀2025年2月20日撮影

シャワーを浴びてスッキリする。なおホテルのテレビでYouTube等の動画は見られない。今日は船中泊で疲れているしもう寝る事にする。客室には目覚まし時計がない。モーニングコールの案内もない。台湾のホテルでは目覚ましどころか時計もなかったので、目覚まし時計は持参していたのだが、暫く海外に出掛ける事もなく目覚まし時計も壊れたのでそのままにしていた。午後9時過ぎに寝れば朝には起きるでしょう。フェリーの2等(寝台)とは違い、気持ちのよいホテルの寝台で就寝した。
(つづく)

ジニの食堂

2025-03-03 23:55:00 | たべる

舊助羅港 (慶尚南道巨濟市一運面舊助羅里)

西紀2025年2月20日木曜日。慶尚南道巨濟市の舊助羅港に来ている。



ここ最近見たような風景である。


そして、腹が減った…

店を探そう。


このお店は…

茶番はこれくらいにして、今年1月10日より公開の『劇映画 孤独のグルメ』のロケ地にやって来た。ネタバレになるといけないので話の筋は書かないが、それでもという方はこの記事は見ずに先に映画をご覧下さい。ロケされたお店がどこにあるのか調べてみると公共交通機関だけで行けそうである。しかしバスについて調べようにもハングルでよく判らない。大手検索サイトの地図に表示されるバス路線を頼りに、乗り換え場所の地名だけ叩き込んでやって来た。バスの本数は多そうなので問題ないだろう。沙上古縣舊助羅の地名だけで何とかなった。さて時刻は12時台なのだがお店はひっそりしている。もしやお休みではと思ったが、扉を開けて声を掛けるとお店の方が応対してくれた。営業しているようだ。日本語は通じないようだが「映画のお店ですね」と言って靴を脱いでお店に上がる。他の客はいない。孤独のグルメである。正式に入国したから食べ終わるのを待つ人もいない。


ゴロウさんの座っていた席へ

座布団を敷いて座る。実に落ち着く。異国にいる事を忘れてしまう。


メニューはハングル表記のみ

異国にいる事を思い出す。メニューは読めないけど映画と同じものを注文するのに「ファンテ」というと通じた。27年前に料理名だけでも判るようにしようと思ってハングルの読みを覚えようとしたが結局そのままとなった。しかし麥酒(麦酒)は読める。実は船酔いの影響で胃の方はまだ本調子ではないが、無事に目的のお店を訪問出来た事を祝して注文する。


ロケの時の写真かな


お水が来ました


맥주 麥酒(₩4,000)

HiteのコップにCassビール。アサヒのコップで麒麟麦酒を飲むかの如し。小さな食堂感があって実にいい。ここでも王冠をコンコンして開栓する。麦酒瓶が透明なのが気になる。


いただきます♪

沢山の小皿料理をアテに麦酒を飲む。どれもこれも実に旨い。白キムチは久しぶりに食べた。入国後に初めて口にする料理がこれらである。飲み物もここへ来るまでは日本から持参の水とお茶のみだったので、入国後初めて麦酒を飲んだ。


황태해장국 ファンテヘジャンクク(₩8,000)

ご飯と料理が運ばれてきた。


湯気が立ちレンズが曇るのでフーフーして撮影する



干しダラのスープで、玉子、豆もやし、葱、玉葱などが入っているのか。知らんけど。


干しダラ

二日酔いの時に飲むスープという事だったが、船酔いの後にも最適であった。他の客はいないし、お店の人も奥におられるから飯椀を持ってご飯を食べても構わないだろうが、ある程度ご飯が減ったらスープの中に投入する。小皿料理からも適当なものを投入して雑炊のように匙ですくって食う。年配のおかみさんが時々出てきてはキムチなどの小皿やご飯のおかわりはどうか気にかけてくれる。実に温かいお店である。今日は船酔いの影響もあるのでおかわり無しでいい。おかわりを断りつつも小皿も含めて完食した。当地のおもてなしの流儀からするとおかわりを出さず完食されるのはよくないのかも知れないが、こちらの残さず食べたいという希望を通させてもらった。いいお昼ごはんだった。ごちそうさまでした。「美味しい」と「ありがとう」ぐらいしか知っている言葉はないが気持ちは伝わったと思いたい。今日は映画のメニューを選んだが、船酔いがなければもっと海鮮を食べたい。


진이네식당 ジニの食堂 (慶尚南道巨濟市一運面舊助羅里)


映画のポスターが


店頭で魚を干している

それをゴロウさんが見ているような配置で。映画の日本公開は1月10日だったが、当地では3月19日公開というので、それまでにお店を訪れてみたのだ。平日とはいえ貸切となるとは思わなかった。



【釜山驛から舊助羅への交通手段】

釜山都市鉄道 釜山交通公社 1號線(地下鉄) 釜山驛 ➡ 西面
釜山都市鉄道 釜山交通公社 2號線(地下鉄) 西面 ➡ 沙上
◆IC運賃 ₩ 1,800.
慶原旅客 高速バス 釜山西部バスターミナル(沙上) ➡ 古縣バスターミナル (巨濟)
◆運賃 ₩ 9,000.
世日交通 4000番 古縣バスターミナル ➡ 舊助羅・水晶
◆運賃 ₩ 1,500.


遊覧船の出る観光地できれいなお手洗いも設置してある

麦酒を飲んでお手洗いが近くなっても大丈夫。




舊助羅の終点のバス停、수정 水晶

수정の漢字が判らなかったが、近くの山の名前から水晶でいいと思う。間違えていても悪しからず。帰りのバスの時間が判らないが、取り合えず舊助羅の集落が望める場所に行ってみる。


狭い路地を抜けて…

他人の家の裏や畑の側を通る。登り坂に息が切れる。


規模は違うが、函館のような陸繋島に見える


舊助羅海水浴場


舊助羅港








舊助羅鎭城という山城への途中、天道虫のベンチで引き返す





バス停には時刻表も運賃表もない。二次元コードを読み取れば何か判るのかも知れないが、そのような代物は持ち合わせていない。あったとしてもハングルが読めない。


魚市場かな










世日交通 22番 古縣バスターミナル行き (舊助羅・水晶)

電気バスがやって来て折り返す。トロリーバスには桑港と黒部で乗った事があるが、架線から集電しない電気バスは初めて。バスに乗り読取部にTmoneyをタッチする。始発から乗ったのは自分だけ。



始発から乗ったけど、次の停留所の方がジニの食堂さんに近い。バス停名にはやはり수정(水晶)とある。大して離れてないのでどちらで乗り降りしても構わない。


お店の前を通り過ぎる…


車窓の海が素晴らしい



映画を見るまで巨濟島の事は知らなかったが、また観光で訪れて見たくなった。映画を見なければメニューがハングルのみの食堂に入る事も無かったろう。おかげ様でいい旅が出来ている。帰りのバスも途中の停留所からの乗車で混み合ってきた。往路が4000番、復路が22番で系統が違うが、22番は自動車専用道路に入らずに細かくお客さんを拾ってゆく。所要時間は伸びるが運賃は少し安い。ウトウトするうちに終着の古縣バスターミナルに到着。降車口の読取部にTmoneyをタッチして下車。


世日交通 22番 (古縣バスターミナル)

世日交通 22番 舊助羅・水晶(13:54頃)→古縣バスターミナル(14:49頃) 運賃1,450ウォン


巨濟島の地図


路線図はあるがハングルのみでハードルが高い… いずれも西紀2025年2月20日撮影

それでは釜山に戻る。 (つづく)


巨濟島へ

2025-03-02 23:55:00 | 

KORAIL 京釜線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

西紀2025年2月20日木曜日。釜山廣域市の釜山驛に来ている。




自動券売機


Domestic Card Only

日本で発行されたカードは使えないのか。


出札口

窓口もあります。しかし今日はKORAILには乗らない。


KORAIL 京釜線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

こちらが西口にあたる正面。27年前にソウルからセマウル号でやって来たが、大きく様変わりしている。4時間以上かかったが食堂車もあり楽しかった。KTXでは2時間台でソウル釜山間を結ぶそう。


27年前はこの辺りにあったホテルに泊まったが跡形もない


釜山都市鐵道 釜山交通公社 1號線 釜山驛 (釜山廣域市東區中央大路)

先ずは地下鉄を利用する。27年前にも乗車したので初めてではない。




Tmoney(₩4,000)

27年前にはなかったICカード。これも時代でしょう。駅の案内のおば…女性に尋ねるとCUで売っているそう。駅構内にキヨスクのような売店があり購入してくる。ICカードは予めチャージされていない。いくら入れれば適当か判らないが駅の機械で10,000ウォンをチャージ。自動改札よりTmoneyで入場する。1,600ウォンが差し引かれる。


27年前にはなかったホームドアが設置されている (釜山驛)

列車の写真が撮れんなあ。


metro 1號線で釜山驛を出発symbol6

混雑しており車内では立っていたが、空いてきたところで腰掛ける。次の停車駅を案内するLED表示はハングルと英文のみ。どこかの鉄道のように四言語もダラダラと表示しない。乗り換え駅などでは中国語に続いて日本語の案内放送が流れる。


ここも列車はよく見えず… (西面)

列車は西面に到着。下車する。


metro 1號線で西面に到着symbol6

西面は司馬遼太郎さんの紀行文に出てくるので地名は知っている。しかし今日は1號線から2號線に乗り換えるのみ。27年前には2號線は開通していなかった。


2號線では漢字の駅名も…

1號線より2號線の方が空いていた。さっそく腰掛ける。放送の駅名を聞き、各駅の駅名標の見て漢字を把握する。釜岩伽倻東義大開琴冷井周禮甘田。駅名標の漢字の表示がもう少し大きければと思う。


2號線もホームドア (沙上)

列車は沙上に到着。下車する。


metro 2號線で沙上に到着symbol6

1號線 釜山驛(8:56)→西面(9:06) 1021
2號線 西面(9:12)→沙上(9:27) 2619
◆釜山驛-沙上間のIC運賃1,800ウォン


自動改札


回転するバーが付いている

これを自分で押して回しながら通過するのが面倒くさい。


こちらのゲートは自動で開閉する

自動改札よりTmoneyで出場する。200ウォンが差し引かれる。運賃は距離に応じて1,600ウォンと1,800ウォンの二段階。ICカードの運賃は乗車券を購入するより100ウォン安くなっている。


釜山都市鐵道 釜山交通公社 2號線 沙上驛 (釜山廣域市沙上區沙上路)



地下鉄から高速バスに乗り換える。




商業施設の中を抜けて…


釜山西部バスターミナル (釜山廣域市沙上區沙上路)

ハングル表記しかないが、大きな荷物の人について行くとバスターミナルだった。


出札口

商業施設もある大きなバスターミナル。目的地までの切符を購入する。日本語で「巨濟島古縣まで」(発音は「コジェとうのコヒョンまで」)と言うと問題なく買えた。


乗車券 釜山西部 ➡ 古縣(巨濟) (₩9,000)

英文では BUSAN SASANGGEOJE (GOHYEON)とあり、漢字にすると釜山沙上巨濟(古縣)となる。座席番号があり指定席のようだ。出発するプラットフォームへ向かう。


中文(簡体字)で「古县

」は「」、日本の常用漢字で「」である。日本語でなくとも漢字は助かる。


慶原旅客 (釜山西部バスターミナル)

釜山沙上」「古縣」という事がハングルで掲げられている。運転士に切符を渡し、半券を戻されて指定の座席に着席する。窓側の席である。


高速バスの座席

何故か夜行バスのようにカーテンが引かれている。車窓は見たいので自分のところだけ開ける。定刻にバスは出発する。




洛東江の左岸を南下する


対岸の金海國際空港(PUS RKPK)へ着陸する航空機

金海空港というから慶尚南道金海市にあると思っていたが、旧金海郡に建設されたから金海空港。空港を含む地区は金海市ではなく釜山直轄市に編入されて、現在は釜山廣域市となっている。


乙淑島大橋で洛東江を渡る

洛東江の河口の中州、乙淑島を経由する。高速道路に入ったのかと思ったが、料金所があり地上に戻る。日本のETCに相当する Hi-Pass というシステムがあるそうだが、なかなかの速度で料金所ブースを通過する。


巨大なコンテナ埠頭を見ながら島嶼へ


加德島の料金所を通過


巨濟 Geoje 37km

休憩所へのランプが分岐するが、バスは立ち寄らない。そして海底トンネルに入ってゆく。


トンネルを抜けると橋梁で海を渡ってゆく

なかなか風光明媚である。


2本の橋が架かり、1本目の橋を渡り釜山廣域市より慶尚南道に入る


2本の橋の間にある猪島


2本目の橋を渡り…


巨濟島に上陸する

釜山廣域市と慶尚南道巨濟市とを結ぶ巨加大橋。個別の橋名を知りたかったが、検索してもよく判らなかった。北備讃瀬戸大橋、南備讃瀬戸大橋のように紹介したかったが、ひとまとめで瀬戸大橋というように、ここは巨加大橋とだけ案内させてもらう。島に入ってからも海が見えるが、通路を挟んで反対側の車窓。自動車専用道路らしき信号機のない道路は終わり、バスは一般道を古縣へと向かう。


慶原旅客 (古縣バスターミナル)

釜山西部バスターミナルから途中の停留所はなく、終着の古縣バスターミナルに到着。下車する。

慶原旅客 釜山西部(10:00)→古縣(巨濟)(11:06頃) 6011 運賃9,000ウォン




古縣バスターミナル (慶尚南道巨濟市古縣川路)

高速バスから市内のバスに乗り換える。ターミナル内に観光案内所があり巨濟市の地図を貰う。高速バスは現金で切符を購入したが、市内のバスはTmoneyが使えるそう。巨濟市は濟州島に次ぐ大きさの巨濟島と付近の島々から成る。巨濟島に鉄道駅はないけど、ここが中心駅のように思える。巨濟島における主邑なのだろう。構内には駅そばならぬ、おでん屋が2店も出ておりいい匂いが漂う。




バスの待ち時間に付近を散策


大量の鳥が!



活気のある街。造船の島だそうで、長崎とか尾道のような感じなのか。


4000番のバスを待つ


このバスかなと思い写真を撮っていた


日本の形式に似たナンバープレート

慶尚南道慶南のハングル表記から始まっている。近年は欧州の形式に似た横長のプレートが登場しており地名は入らない。地名を見るのが好きなのに。


世日交通 4000番 舊助羅行き (古縣バスターミナル)

4000番のバスが入って来た。全然関係ないバスをナンバーまで取っていた。バスに乗り読取部にTmoneyをタッチする。前面展望の席に腰掛ける。バスターミナルを出発。市街地を走って行く。各停留所での乗降は多い。自動車専用道路に入りトンネルで島の東側に抜ける。


車窓の海がきれいだ

リアス式なのか湾に面して集落があり、山越えをして次の湾に面した集落へ行く感じ。大勢が乗っていたバスも集落で降りてゆく。


目的地の集落が見えてきた

地図で確認していた目的のお店の前を通過。最寄りの停留所で降りればいいが、降車ボタンがよく判らず、次の終点まで乗車した。


世日交通 4000番 (舊助羅・水晶) いずれも西紀2025年2月20日撮影

降車口の読取部にTmoneyをタッチして下車する。終点まで乗っていたのは数名だった。
(つづく)

世日交通 4000番古縣バスターミナル(11:40)→舊助羅・水晶(12:19頃) 運賃1,500ウォン