音盤工房

活字中毒&ベルボトムガール音楽漂流記

CHARAにどっぷり浸かる夜

2009年07月18日 | インポート

CHARA LIVE 97-99 MOOD

live 97-99 mood

 CHARAを聴くのならライヴ盤がお薦めだ。そこで彼女の唯一のライヴ盤『CHARA LIVE 97-99 MOOD』を紹介する。アルバムデザインは「派手なピンクの鞍を被せた白い馬」が写っている。2枚組、全19曲。ほぼここまでの全キャリアの代表曲を網羅している。したがって、ビギナーにももってこいの内容だ。

 CHARAはライヴになるとロック色を深め、ヴォーカルも自然とラフになる。スタジオ録音のベストもそれなりにお薦めではあるのだが、ライヴのほうがバンドとの一体感を愉しめるので、どうせ聴くのならライヴのほうがCHARAという歌手の持ち味がわかるというものだ。

 アルバム製作ごとに髪型やファッションを変えているCHARAだが、ちょうどこの頃は、髪を長くしていたか、附け毛をつけていたか定かではないのだが、インディアン風に髪を着飾っていたように思うので、同じような髪型をしたライヴ映像を集めてみたが、「Swallowtiail Butterfly~あいのうた~」はやはりはずせないよな。CHARAという歌手を理解する上では欠かせないナンバーだし、いつ聴いても神がかり的なものを感じるのだ。それにこのナンバーだけはきっと、CHARA以外は思い通りカヴァーできないのだと思う。それほどこの曲はCHARAの代表曲として定着してしまっているし、誰でも歌えるような歌ではないからね。

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Chara "Swallowtail Butterfly~あいのうた~"
 それに僕が個人的に好きな「どこに行ったんだろう?あのバカは」は是非紹介しておきたいと思う。これは名曲だ。スタジオ録音はこれほどロック調ではなかったけれど、ライヴならではの粗雑さがまたいいね。車のなかよりも、冷房の効いた家のなかで熱い紅茶でも飲みながら聴くのがお薦めだよな。
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Chara"どこに行ったんだろう?あのバカは"
 50歳になっても松任谷由美のように地道に音楽活動を続けてほしいし、彼女ならきっとできると思っているよ。それに端役でいいから映画にも出てほしいよな。食堂で働くお母さん役なんかいいんじゃないかな。で、ついでに主題歌も作ってしまうのさ。海外アーティストとのコラボも観てみたい。カヴァーアルバムも聴いてみたい。彼女をみると限りないそんな贅沢な思いが尽きない。