音盤工房

活字中毒&ベルボトムガール音楽漂流記

ロックの優等生が創るカントリー・アルバム

2014年02月21日 | インポート

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 パスタを茹でながら、パスタが茹であがる間、チーズを齧り、黒ビールを舐める。
 そして、買ってきたばかりのシェリル・クロウの『フィールズ・ライク・ホーム』を聴く。
 今年で52歳となる彼女だが、その溌溂とした伸びやかな歌声と温かみのある演奏にはいつも驚かされる。
 女性ヴォーカリストにとって五十路という大台は、音楽の世界ではそろそろ潮時という線引きもされていた時期がある。
 近年では、女性ヴォーカリストが結婚、出産を経ても尚、この職業を継続するケースが多くなると、世間の評価は、五十路を超えたヴォーカリストの活躍を歓迎する向きに傾いていった。
 その好例となるのがマドンナやシンディ・ローパーの息の長い活躍にある。
 ところで今回のシェリルの新作は、完全無欠のカントリー・アルバムのようで、いつになく、ほのぼのとした感触がある。
 草原の草花に囲まれた彼女を写すアルバムジャケットは、彼女が自身のルーツに立ち戻ったかのような印象さえ与える。
 ドレスにウエスタン・ブーツを履き、ギターを弾くシェリルが僕は好きだ。
 テキサスのじゃじゃ馬娘を地でいく彼女にはカントリーがよく似合う。
 いつまでも頑張れよ、シェリル。
 僕も頑張るから。

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YouTube: Sheryl Crow - Easy (Official Music Video)

1.Shotgun
2.Easy
3.Give It To Me
4.We Oughta Be Drinkin'
5.Callin' Me When I'm Lonely
6.Waterpoof Mascara
7.Crazy Ain't Original
8.Nobody's Business
9.Homesick
10.Home Coming Queen
11.Best Of Times
12.Stay At Home Mother
13.You're Asking The Wrong Person


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