音盤工房

活字中毒&ベルボトムガール音楽漂流記

ライヴ行けなかった腹いせに聴く禁断のブートレグシリーズ(1)

2014年03月18日 | インポート

Live_at_double_door_1997

 本当はとても行きたかったのだ。
 銀髪のキースをこの目で見たかった。
 衰えないミックのダンスも見たかった。
 ようやく風貌的にもメンバーとのバランスがとれる年齢になったロニーや元気にドラムを叩くチャーリーを見たかった。
 行けなかった理由を探すより、ここは開き直って、過去に彼らが残したライヴ音源に耳を傾けることにする。
 初めてストーンズのライヴを見た『ブリッジ・トゥ・バビロン』ツアーからの一枚。
 公式では『ノー・セキュリティー』が有名だけど、今回はブートレグ音源から紹介する。
 最近、ブートレグの老舗コレクターズロック館で『ライヴ・アット・ダブルドアー'97』を手に入れた。
 そもそもブートは好きではない。
 音悪いしね。
 できたら世の中から根絶して欲しいくらいさ。
 けど、ブートは必要悪みたいなもの。
 いわばタバコや酒みたいなものだ。
 このライヴ音源は、ストーンズが『ブリッジ・トゥ・バビロン』をリリース後に大掛かりなワールド・ツアーを敢行する直前、シカゴにあるダブルドアー・クラブでのシークレット・ギグを収録した貴重な記録である。
 さすがにブートだけあって音は、悪い。
 そう、確かに音は悪いが、チャック・ベリーのカヴァー「リトル・クイニー」がオープニングを飾り、擬似ライヴながら『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット』以来の「19回目の神経衰弱」や最近のライヴでも殆ど演奏しない「クレイジー・ママ」や「ザ・ラスト・タイム」など聴きどころ満載である。
 そしてこのライヴの最大の目玉がジミー・リードの「シェイム・シェイム・シェイム」。
 このあたり、いつまでもブルース魂を忘れないで演奏するのがストーンズたる所以であろうか。
 『ブリッジ・トゥ・バビロン』ツアーの副産物的ギグでこんな演奏が聴けたのは、生きていられたらこそ。
 YouTubeにこの記事の関連映像はないかなと思い検索してたら、まさにとんでもない映像がヒットしたぜ。

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YouTube: Rolling Stones - 19th Nervous Breakdown - Live _97 Double Door

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YouTube: Rolling Stones Anybody Seen My Baby Live '97 Double Door.avi

Live At Double Door Club, Chicago,IL,USA September 18th 1997

1.Little Queenie
2.19th Nervous Breakdown
3.You Got Me Rocking
4.Crazy Mama
5.The Last Time
6.Anybody Seen My Baby
7.Out Of Control
8.Let It Bleed
9.Shame Shame Shame
10.Honky Tonk Woman
11.Start Me Up
12.Jumping Jack Flash
13.Brown Sugar


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