翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

教える側の悩み

2005年04月03日 | 教室
悩みます。生徒にアドバイスすべきかどうか。

授業を通して、自然にその生徒の特質、クセ、適性などがわかるようになります。
生徒の側から相談を持ちかけてくれれば、その場でアドバイスできるのですが、そうでないと機会がありません。

かと言って、私の方から「○○さん、少し時間ある?」ということも憚られます。
以前、翻訳学校時代、ちょっとしたアドバイスをしようと思って↑と言ったところ、反対の意味にとられてしまい「何かしましたか?」と驚かせてしまいました(^_^;)

それ以来、生徒の側から申し出がない限り、アドバイスしたくてもブレーキがかかってしまいます。(もちろん授業中に(皆の前で)話せるものは話しています)

教師たる者、「単に授業時間に教えていればいい」とは思っていません。教室でお会いするのも何かのご縁ですから、できるだけ能力を伸ばしていって欲しいと思っているのです。

でも、ときどき、私の片思いかなぁと思うことも((+_+))

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(追記)
通訳者のimoさん(リンクに感謝致します)もいろいろ経験されているのですね。翻訳・通訳を問わず、教える側がどれだけ生徒に愛情を注げるかがポイントだと私は思っています。

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1 Comments

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うらやましい (imo)
2005-04-03 13:31:14
REIさん、いつも生徒さんの成長を願って情熱をこめて教えておられる姿勢がうかがえて、生徒さんをうらやましく思っています。

教えるのって教えるのが好きかどうかって重要ですよね。教える側からするとここをこうすればもっとよくなるのにって思って言ってあげたいってことよくありますよね。私は、高校の英語教師や日本語教師の経験があるのでよくわかります。

通訳学校の生徒の側から見てると、この間注意されたらその点を翌週バッチリ改善してきてる生徒さん、そういう人は教える側からすると教えがいがあるのでもっと、もっとと欲がでます。反対にいつも同じことを注意されても改善しない生徒を見ると、そのうち注意してもらえなくなるのにもったいないなと思います。

受け取る側の生徒の姿勢次第でしょうね。特に社会人ですとプライドもあるし、性格にもよるでしょうね。

クラスの最初に方針と、ほめられて伸びるタイプか率直に言ってほしいタイプかって自己分析してもらうのもいいかな、なんて。

通訳学校でも注意されたらそれっきりこなくった生徒さんが結構いて私はびっくりしました。学校側は、ビジネスなんで生徒が来ないのは困るので注意をあまりしないように、やさしく言うようにって指示とかあった時期もあったみたいです。

私はせっかくお金と時間とエネルギーを使って勉強しているのは、自分が気づいていない点をプロから指摘してもらえるためだと思っています。仕事となったらクライアントからも同僚からも直接は指摘してもらえません、せいぜい陰で悪口言われるくらいです。

通訳学校の講師に勉強の仕方を質問したら、本科にもなってそんな質問するのはおかしい、すでに入門科で聞いているはずだと一蹴されてびっくりしました。その講師は一切自分の仕事への姿勢や勉強の仕方、経験を生徒にシェアしないので、教えること自体が好きではないんだろうと思います。そういう方のもとで学ぶのはかなりモチベーション下がります。
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