翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

確定申告-減価償却の謎

2007年02月20日 | 法律
皆さん、確定申告はおすみでしょうか?

経費として収入からマイナスできる減価償却費につき、

パソコンなどの有形固定資産の減価償却費を計算する際には、耐用年数(使用可能な期間)に従って、その年の減価償却費を計算するわけですが、
耐用年数の期間だけ減価償却費を計上できると思っていませんか?

実は、
耐用年数を過ぎても、まだ使っている場合には、取得金額の5%になるまで=つまり、取得金額の95%まで償却可能なのです。(この点、100%まで償却できるようにすべきだという意見もあります。)

さらに、国税庁のWEBで、この耐用年数を超えて減価償却費を計算しようとすると、なぜか(現行法の95%ではなく)100%償却できてしまう・・・!?という不可思議な現象があるようです(@_@)(@_@)(@_@) 
いくらお国が奨励しているものを利用したからといって、間違った申告をするわけにもいかず、修正をつけました。
この点、市販のソフトはどうなんでしょう??? やはり100%償却できちゃうのでしょうか。

(おまけ)
翻訳で、たま~に「減価償却費」を「
原価償却費」と書いてくる人をみかけます。変換ミスでしょうが、見直していないことがわかりますね(^_^)


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