スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

新ヤッターマン

2008-01-24 | アニメ、漫画
 さて、ヤッターマンです。
 始まった以上、避けては通れませんが、正直な所、評価が定まっていません。
 僕自身、作品の評価は完結してから、という持論があるのですが、ヤッターマンに関しては、「完結しない物語」というイメージがあるので、今回は別です。
 
 まず、今回の放送を、どういう風に考えるか? であります。
 一言で言うなら「リメイク」となるのでしょうが、僕の感覚では、ヤッターマンにリメイクは存在しえないのではないか? という疑問にぶち当たります。
 言ってしまえば、ヤッターマン以降のタイムボカンシリーズ(ああ、ややこしい)は、全てヤッターマンの「リメイク」なのではないか? と思うのです。
 オリジナルのヤッターマンの評価というのは、NHK、BSで放送された「BSアニメ夜話」のヤッターマンの回で、すべて言い表されている感があります。
 つまるところ、「ヤッターマン」でTVアニメで表現できる「お遊び」は既にやりつくしてしまって、あたり一面焼け野原になってしまったと。
 現在、それをアニメ業界全体で再構築している状況ではないか? という事です。
  あの三人組が出てきて、ドタバタするだけであるのなら、なにも「ヤッターマン」でなくとも構わないわけです。
 「ゼンダマン」でも「ヤットデタマン」「逆転イッパツマン」でも(好きだったなあ、これ)。
 そう言った意味では、「恐竜キング Dキッズアドベンチャー」などは、分家の子孫とも言えそうです。

 似たようなシリーズで言えば、「仮面ライダー」がリメイクされました。
 ただ、さすがに俳優さんは変わってしまいますし、昔のままと言うわけには行きません。だから、リメイクという点では、その通りです。
 実際の俳優さんを使うと言う点で、アニメと実写では違う点はありますが、ヤッターマンは、リメイクと言うよりコピーという感じがします。今のところ。

 じゃあ、リメイクはどんなのか? と聞かれれば「ゲゲゲの鬼太郎」を挙げます。
 これこそリメイクで、それなりに成功しています。あとは「ブラックジャック」とか「藤子不二雄」の作品シリーズなどがそうでしょうかね?
 
 リメイクではなく「シリーズ」と言えるのが「ルパン三世」でしょう。
 「緑ルパン」(と勝手に呼んでいる)から、「赤ルパン」(同じく)はリメイクでしたけど、その後、年を重ねるにつれ「シリーズ」と呼べるものになってしまいました。 まあ、歴史と言えば歴史ですか。

 あと、忘れてはいけないのは「ガンダム」ですね。
 これは、無論リメイクじゃないし、シリーズと言うのもなんか違う気がする。シリーズとしての縛りが、すごい希薄ですから。
 「作品群」?
 ところが、「(ファースト)ガンダム」のリメイクが出来るか?と言えば、出来ます。
 というか、「ガンダム ジ・オリジン」はコミックで展開する、ガンダムのリメイクでしょう。完全に。
 「Ζガンダム劇場版」も、考えようによってはリメイクですし。

 そう考えると、やっぱり「ヤッターマン」のリメイクってのは、どうしても無理がある感じがします。 有り得ないとさえ思えます。

 今回のヤッターマンは シリーズでもなく、リメイクでもなくコピー。今のところ、そういう印象。
 だから、歌が違うのには納得いかないし、その割りに設定がそのまんまと言うのも違和感がある。
 
 ・・・つづきそう・・・。
コメント (2)
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