スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

JOGのブレーキを修理(その1)

2007-08-16 | 車 バイク
 グランドアクシス購入を機に、それまでの愛車、ジョグ(形式は知らない)を廃車にしたのが今年の2月。
 しかし、事あれば、すぐにナンバーとって使えるようにしておこうと、2週間に一回ぐらいはエンジンをかけて、メンテナンスしていたつもりなんですが、先日、前輪のブレーキレバーが、元に戻らなくなっているのに気がつきました。
 一回握ると、固定されちゃって、手で戻すと抵抗がある状態。
 おまけに、前輪も動かなくなってる。
 この時は自分のうかつさに、少しならずブルーになりましたね。ブレーキレバーぐらいエンジンかけるとき握れよ。と思いましたもの。

 ともかく、どこが悪くなっているのか?を調べようと、前輪のドラムブレーキの箇所にあるブレーキのアジャスタを緩めて見ました。
 すると前輪はくるくるとストレスなく回ります。
 ブレーキの固着ではないらしい。ひとまず安心。
 ブレーキの固着なんて、どうしたって、僕自身じゃ直せないですから。
 残るはブレーキレバーそのものか、ワイヤーかという事になると思うのですが、すでにここで暗い気持ちに…。
 自慢じゃないけど、今までオートバイなんか修理したことありません。
 WEB見ると、自分で修理したり改造したりする方が多数お見えになって、ただ単に「すごいなあ」と思っていた程度で、自分で修理すると言うか、バイクをバラすなんてとても怖くて出来ません。
 いや、機械をバラす事自体は好きなんです。ですけど、元に戻せなくなったら(その可能性は高い)と思うと、とても手が出せません。
 しかも、普通のバイクならいざ知らず、スクーターだとそのパーツに行くまでにバイクのボディを外さなきゃならない。
 そのあたりも不安です。下手に外してボディを割ったり、壊したりするのが怖いんです。
 だから、これまでは外から見える可動部に潤滑剤(いわゆるCRCです)を吹き付けるとか、エンジンオイルを切らさないようにするとか、タイヤ圧やブレーキの調整程度のメンテナンスしかしてこなかった(出来なかった)のですが、
今回は困りました
 そりゃ、店にもって行けば何の苦もなく直るのでしょうけど、いつ乗るか(乗らないのか)判らないバイクに今、お金をかけるのも勿体ない。
 かと言ってこのままにしておいても、症状が改善するわけもなし。
 とにかく、いつ乗るか判らないけど、いつでも乗れる状態にはしておきたいのです。
 そうなると結論は一つ。「自分で直すしかない」のです。
 
 一応、ブレーキレバーの可動部にCRCを噴きましたが、全然ダメ。
 ブレーキワイヤーの中に吹き込もうとしましたが、反射して出てしまう量のほうが多い(全部?)ので効いているんだか効いていないんだか…。
 そもそも、ブレーキレバーやら、ステーやらが邪魔で上手く入れられない。

 やはり、ワイヤーを外してしまわないとどうにもなりそうにありません。
 そのためにはヘッドライトやウインカーのあるカバーを外さなければならないようです。
 こりゃ、大変だ。
 という事で、この日はここまででした。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JOGのブレーキを修理(その2)

2007-08-16 | 車 バイク
 それから数日したある夏の日の午後、ぽっかりと時間が空きまして、試しにやってみようとジョグに挑戦してみました。
 用意したのはごく一般的な工具セット、CRC5-56、ボロ布、そしてねじなどの小さな部品を入れておく小さなバケツ、だけです。
 「大丈夫か?」と自身に不安を覚えながら、ともかく挑戦です
 まず、ドラムブレーキ側(車輪側)のブレーキワイヤーを自由にします。
 ここにはカバーがありませんから、簡単に取れました。
 問題のヘッドライトカバーです。よく見ると、前部の下、首の部分にねじが二つ。
 とりあえず外します。まだまだカバーはがっちり、はまっています。
 裏側に回ると今度はちょうど、左右ウインカーの裏側下辺りにもねじが二つ。外します。
 すると、ウインカーがぐらつきました。どうやら取れそうだ、という事で外そうとしましたがなかなか難しい。やや押し込むようにしてやると、ポロッという感じで外れました。ウインカー自体を取るわけでは無いので、配線などが切れないように注意して外側に出します。
 ウインカーがあった場所の奥、左右2箇所にもねじが。
 これを外したら、ヘッドライトカバーが浮き加減になりました。
 ただ、上部のところでツメで押さえてあるらしくて、これがなかなか外れない。
 悪戦苦闘して、カバッとはずれたのが写真の状態です。
 これだとヘッドライトはカバーに着いたままですが、今回はヘッドライトには用が無いので、このままにしておきます。

 これからが本番、いよいよブレーキワイヤーを外しにかかります。昔、自転車のブレーキワイヤーを変えたことがあって、構造は大体同じ。
 なんとかなるだろうと思っていたのですが、これがどうにも勝手が違う。
 昔の事ゆえ、忘れてるというのもあるでしょうが、結構、苦労して外しました。
 こうやって書くと、それでも順調に進んでいるようですが、教科書もなく(捜せよ)、サービスマニュアルとやらもなく(あっても多分理解できない)試行錯誤の連続でここまでたどり着きました。 
 おりしも、猛暑の夏の日、日陰だったとは言え、汗だくになってました。

閑話休題

 外したブレーキワイヤーを上に向け、いよいよ、CRCをぶち込みます。
 しかし、ちょっとづつ入れても、相変わらず漏れる反射するで、びちゃびちゃになり、ぼろ布であたりを拭きながら注入していきます。
 これをどのぐらいやったでしょうか。そもそも、これで症状が改善するかどうかも定かじゃないので、とうとう心が折れました
「とりあえず、元に戻してみよう」
という事で、組みなおしました。
 そして、ブレーキをかけてみると、なんと症状が改善していました。
 と言っても、完全と言うわけではなく、元の状態から7~8割程度、というところでしょうか?

 とはいえ、方向性が間違っていない事が判って、これはこれでうれしかった。
 続けたかったけど、心は折れたままなので、今回はここまで。
 カバーをつけるのが、やはり苦労しましたが、元の状態に戻し、工具類を片付けて、この日はここまで。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JOGのブレーキを修理(その3)

2007-08-16 | 車 バイク
 修理の方向性はあっていたとしても、やはり教本が欲しいな、と本を調べると「ポンコツバイク再生塾」(寺崎勉著、山海堂)に、そのものズバリのことが書かれてまして、潤滑剤より廃油でも何でもいいので、時間をかけても流し込んだ方が、後々良い。
 と書かれてあって「そうなんだ」と勉強になりました。
 また、潤滑剤をブレーキワイヤーに入れる器具もあると知って、愕然。
 もっとも、なるべくお金をかけたくないので、器具は買うつもりはありません。
 ただ、廃油とかは逆に持ってないので、家にあったミシン油を使うことにしました。
 いい事なのかどうかわかりませんが、たぶん大丈夫でしょう。

 前回から二日後、反省点や手順がわかりましたので、多少能率はいいです。
 前回は素手でやりましたが、今回は軍手を使用。Tシャツもほとんどボロ寸前のもの着用と、レベルが上がっています
 ブレーキワイヤーを外すまでも前回より、手馴れたものになりました。
 苦労もせずに油注入にかかります。
 しかし、これがなかなか入らない。1滴2滴たらすとワイヤーの口元に溢れてしまいます。粘性と表面張力のせいです(多分)。
 あれこれと試していくうちに、たらして、中のワイヤーを水鉄砲のピストンのように押し込むと言う方法にたどり着きました。
 ワイヤーを押し込むと、また油を注ぐ空間が出来たのです。
 この繰り返しを延々と続けます。
 途中、様子を見に来た奥さんが「すごいことになってる」と一声をあげたように、汗だく油まみれで、ひどいかっこうだったようです。
 延々と繰り返し、いい加減手も痛くなったので、一応きりにしました。
 仮組みをしてブレーキレバーを握ると、直ってます!
 これは嬉しかったですねえ。
 握ったフィーリングも以前よりも良い感じです。
 悪戦苦闘した甲斐があったと言うものです。

今回得た教訓と反省点
 
 その後、メンテナンス関連の本を見ると、これは修理と言うより、メンテナンスの一部と言った方がいいと知りました。いやあ、知らないと言うのは恐ろしい。
 こういったオイルアップというのは。こまめした方が良いという事を知り、約10年、そんなことを意識せずに使い続け、故障もせずに頑張ってきたJOGが偉大なものに見えてきました。
 確かにCRCなどはこまめに吹き付けていました。それが、効いていたと言えばそうなのかも知れません。

 ともかく、ただ、エンジンがかかれば良いという物ではなく、廃車したからと言ってちょっとでもほったらかしにすると、いざと言う時に困る事態になるよ。と言うのが教訓です。
 今回の事で、今度は後ろブレーキのワイヤーチューブに注油しようと企んでいます。企むじゃなくて、やれよ!

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする