goo blog サービス終了のお知らせ 

荘内神社 巫女ブログ

荘内神社の公式ブログです。
女性神職、巫女が神社の日常を発信しています。

虹の橋を渡りました

2020年03月13日 | 日記

こんなご報告をする日が来るとは思ってもいませんでした。

 

 

令和2年3月2日午後2時

神社猫の王子(14歳)が永眠いたしました。

 

昨年少し体調を崩し食事療法などをしながら元気に過ごしておりましたが、

先月2月21日ころから体調が悪くなり、

通院しながら家族で看病をしておりました。

 

 

猫は死を感じると隠れると言います。

外が大好きなので突然いなくなってしまうのではないかと心配していました。

 

しかし王子は最後の最後まで神社猫として自分の足で境内を歩き、自然のままに眠るように自宅のベットで亡くなりました。

 

神社で初めて行ったお祭りをしっかり見届け、

私たちが見届けられる3月2日という日を選んでくれました。

 

亡くなる前の夜、私は王子と一緒に眠りました。

始めは自分のベットで寝ていましたが、歩けないはずなのに急に動き出し、私の近くに来ました。

そのまま私の布団で一緒に眠りました。

朝になり、王子が先に起きていました。

それまであまり動いていませんでしたが、足を動かしていたので

もしかしたら外に行きたいのかもしれないと思い、

王子を抱き境内に出ました。

 

神様の前、

神苑、

枯山水、

参道

王子がいつもパトロールをする場所へ

 

枯山水のところでは、思い出すかのように首を動かし、ジッと見つめていました。

 

それが王子の最後となりました。

 

王子は私たち家族、職員に幸せを与えてくれました。

 

3年前Twitterで王子が有名になり、

そのおかげで出会えた方々がたくさんいらっしゃいます。

 

そして王子もこんなに沢山の方に愛され幸せだったと思います。

全国各地より会いに来て下さる方がいらっしゃいます。

会った時には「王子」と呼んで皆さん優しくなでてくれます。

ごはんやおやつのプレゼントもたくさん頂きました。

 

本当にありがとうございました。

 

もふもふモフモフさんの取材の時、

スタッフ・カメラマンの方と一番仲良くなり、

ほしいポーズにもしっかり応えていて感激されていたのを今でも忘れられません。

 

こんなに立派で愛想の良い猫は他にいないと思っています。

 

 

 

 

 

そして不思議な出来事が起きました。

王子が亡くなり数日たった頃、

自宅前の防犯カメラに王子にそっくりな猫が映りました。

 

手足が白くて本当に同じ猫でした。

そして玄関を見つめて帰っていく映像でした。

家族一同驚き外に出ましたが映像とは全く違う猫でした。

 

その頃、家族や職員の夢の中に王子がいつも出てきたので

もしかしたら最後に挨拶をしに来たのかもしれません。

 

王子は虹の橋を渡り、長い旅に出ました。

お空から神社を見てパトロールしてくれていると信じて・・・

 

 

最後に王子の思い出の写真を載せたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 今まで王子に会いに来てくださり本当にありがとうございました。

これからは王子の思い出を一緒にお話しできたら嬉しいです。

 

配布しておりました名刺はご希望の方にお渡しいたします。

お一人何枚でもお渡しさせていただきますので、ご希望の方はお声かけ下さい。


最新の画像もっと見る