映画「サイダーハウス・ルール」

　今、「スパイダーマン３」が公開中であるが、主人公のトビー・マグワイアと言えば、「サイダーハウス・ルール」で好演したが、今夜ケーブルテレビの無料映画チャンネルをつけると放送されていた。一度観たのだが、又観てしまう。

　以下が映画の内容であるが・・・

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ジョン・アーヴィングの同名小説をラッセ・ハルストレム監督が映画化したヒューマン・ドラマの秀作。
アメリカ、メイン州の孤児院で純粋無垢に育った青年ホーマー（トビー・マグワイア）は、院長のラーチ医師（マイケル・ケイン）がひそかに行っている堕胎手術を受けに訪れたキャンディ（シャーリーズ・セロン）にひかれ、孤児院を飛び出してリンゴ園で働くことに。そこで彼はさまざまな人生の喜びや哀しみを体験していく…。
人がそれぞれ生きていくうえでのルールを痛感しながら、自らの生き方を模索していく若者の姿が、みずみずしくも切なく見事にとらえられている。孤児を増やしたくないがために中絶手術を行い、孤児たちに人生のルールを優しく説き聞かせていく院長を名優マイケル・ケインが好演し、アカデミー賞助演男優賞を受賞。ほか、膨大な原作を自身の手で思いきり凝縮したジョン・アーヴィングに脚色賞が贈られている。（的田也寸志）・・・・

　 トビー・マグワイア自身が両親が離婚して各地を転々としたことがあり、アルコール依存症だったらしいことなどを考えると、この映画での好演も理解できるかな。
　しかし、なんと言っても「サイダーハウス・ルール」というジョン・アーヴィングが1985年に書き上げた小説のネーミングが良いですなあ。
　内容では孤児院、農場、などのルール、堕胎などが取り扱われる展開だが、堕胎を如何に考えるか？のルールなど色々なルールが自分の周りを取り巻いているのに意外と気づかないわけで、自分が生きていく為のルール、それは道徳ではなく倫理になるのであろうが、やはり自分の人生は自分が脚本を書き、主役は自分であるというところから始めなくてはならない。そして社会の色々なルールと自分の内的なルールの乖離を如何に埋めていくかも大きな宿題かなと思った。
　なんだか「三矢サイダー」を思い出した。