絵でわかるヨーガまんだら入門田原 豊道,伊藤 武池田書店このアイテムの詳細を見る |
日本ヨーガ学会の学長であらせられる田原豊道氏と
伊藤武氏の共著、コラボレーションである。
日本ヨーガ学会と言うのは全く知らなかった。
微笑禅・ホームヨーガと言う流派らしい。
この本では、ヨーガについては田原氏が説いていて、
インド神話や歴史、文化などについては、
その道に詳しい伊藤氏が説いていると言う感じ。
もちろん伊藤氏が、イラストも手がけられている。
伊藤氏は、マルマ・ヨーガを推奨されているので、
ヨーガ論については若干の違いがあったと思われる。
そう言えば・・・サンスクリット語教室の時に
伊藤氏はこう仰っていた。
ヨーガを嗜んでいる人なら誰しも聞いたことがあると思う、
「ヴィンヤサ」と言う言葉。
主にアシュタンガ系のヨーガで用いられる事が多い。
これは、呼吸に合わせて、
ポーズとポーズの間をつなげて行う事を指す。
しかしながらこれはサンスクリット語では、
正しくは「ヴィニャーサ」と発音する。
伊藤氏は「ヴィンヤサ」などと英語かぶれの発音をして
嘆かわしいと仰っていていた。
私はいろいろなヨーガの先生の元で学んでいるが、
いまだかつて「ヴィニャーサ」と聞いた事がない。
サンスクリット語で学んでいないのだろうか?
それから、この本の巻末には、
パタンジャリのヨーガスートラが載っており
とてもためになった。
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私も勉強不足でして、まだ読んでいないのです。
とは言ってもサンスクリット語では読めないので、
日本語版を読んでみようと思います。
アシュタンガ・ヨーガ自体、ヨーガスートラとはかけ離れて
いるんでしょうし。
本来、ハタ・ヨーガはタントラに分類されているはずですしね。
「ヴィンヤサ」は「vin-yasa」ということですね。
納得しました。
ヨーガのポーズの名前はサンスクリット語ですので、
「ヴィニャーサ」と言う言葉が出てくるのが普通だと思うのです。
「ヴィンヤサ」が定着していると言う事は、
本来のヨーガには無かったのではないか?
インドではなくアメリカなどで生まれたのではないか?
と思っている次第です。どうなんでしょうか?
それ以前に、ヨーガの歴史さえも理解しているか疑問です。
でも、多分、彼らは気にならないんでしょうねぇ。