こちらも2018年の年始に入口までは行ったが、
内部に入るのは22年ぶりである。
ゲートシティとなるマハラシュトラ州のアウランガバードから、
西に30Km行った所にあるエローラ石窟群。
全部で34窟あり、第1~12窟が仏教窟、
第13~29窟がヒンドゥー教、
第30~34窟がジャイナ教窟である。
3つの宗教の遺跡が一堂に会するのは世界でもここだけである。
武澤 秀一 | |
丸善 |
第1~12窟の仏教窟は紀元後5~7世紀に造られ、
その後7世紀からはヒンドゥー教窟(第13~29窟)、
そして9~10世紀にジャイナ教窟(第30~34窟)が造られた。
アジャンタと違い、西から東へと時代が新しくなっている。
バスの発着やチケット売り場は、
見所の中心である第16窟のカイラーサナータ寺院の前である。
村の中心でもあり、土産物屋や茶屋、食堂などもある。
入場料は外国人600Rs(約960円)。
時代に沿って第1窟から記載する。
12ある仏教窟は第10窟以外は全てヴィハーラ窟(僧房)である。
第1~4窟は小さな窟が続いている。
<第1窟> 7世紀の第1窟は穀物倉庫だったらしい。
<第2窟> 7世紀のヴィハーラ窟(僧房)
仏像がたくさん彫られているが造りかけのようで、
第3~4窟も未完成な感じだった。
<第5窟> 7世紀のヴィハーラ窟(僧房)
第5窟の前には滝が流れている。
18m×36mと最大の仏教窟で講堂だったようだ。