マハラシュトラ州アウランガバードから車で約2時間ほどの所にある、
紀元前1世紀頃から紀元後6世紀頃に渡って創られた仏教の石窟群である。
僧房として僧侶が寝泊まりし修業した25のヴィハーラ窟と、
祈りの場であった5つの石窟、合計30からなる。
ワゴーラー川の湾曲部の岩の断崖を550mに渡ってくりぬいている。
右側から第1窟。
アウランガバードからはバスや車で向かい石窟手前の駐車場で降り、
そこからバス(10Rs)で第1窟へと続く入口へ向かう。
恐らく22年前はそのルートしかなかったと思う。
ここには土産物屋街ができており、
上手い具合に観光客がお金を落とす仕組みなっているが、
インドは観光客向けのお土産物屋がない事が多いので良く出来ている。
これが石窟入口へ向かうバス。
ここが第1窟の前にあるバスの発着所。
チケット売り場。外国人600Rs(約960円)。
チケット売り場の向い側にある階段を登って行く。
歩道の先が第1窟。順番に見たい人はこのルートをお勧めするが、
窟の順番は右側からつけられた物で造られた順番ではない。
私達は専用車をチャーターして見晴らし台まで行き、
そこから徒歩で第10窟手前の橋を渡って入場した。
川の奥側から第1窟方面を見た所。
足腰の弱い方には駕籠かきサービスがある。
往復で1600Rs(約2450円)。往復と言っても、
段差のない場所ではそこで降りて自力で歩く。
段差のある場所でかごを見つけると、またそこから乗せてもらえる。
1819年に虎狩りをしていたイギリス人のジョン・スミスが、
巨大な虎に襲われて逃げ込んだ際に偶然発見するまで、
ジャングルの中に埋もれていたため、造られた当時の状態であった。
そのため保存状態は良いと言われているが・・・・。
少なくとも1500年は前だからね。