カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

市民公開講演会

2006年12月09日 23時22分59秒 | 病気 / SICK
国立がんセンターが主催する「市民公開講演会」に行ってきた。
この講演会は「がんの正しい情報と知識」を提供するために、
年に2回ほど行われているらしい。

実は今回、私の知人が講演する事になったので、
行ってみたのだった。

講演会は2部構成で、1部は医師が癌について、
画像を使用しながらわかりやすく説明してくれ、
2部は体験者の講演になっていた。

             

作曲家でSAX奏者であるTOMAさん(写真)とは、
音楽関係の仕事をしていた時に知り合った。
もう10年ほど前の事だ。

そのTOMAさんが、昨年、大腸癌を患ったという事を知ったのは、
今年の年始のメールだった。
ちょうど私も胃癌の手術を受ける事が決まっていたので、
実は・・・・と話をしたのだった。

TOMAさんの話を聴いてみて、癌の部位は違えど、
手術や退院後の生活においての出来事で、
うなずける部分がだいぶあった。

闘病生活について笑いを交えながら語ってくれたのは、
彼の人柄と戦う者の強さであろう。

TOMAさんのHPはこちら  TOMAさんのホームページ
癒されたい方は、ぜひ聴いてみてください。

             

残念だったのは講演会を聴きに来ていた人々の大部分が、
50歳代以上の人だった事である。
周りを見渡しても私より若い人はいなかった。
やはり年齢を重ねないと、気づかないのだ。

先日、肺癌治療を終えた俳優の柴田恭兵さんが言っていた。
「癌になった事で、命には限りがあると思った。」と。

私も迷った時には、進む事にしている。
やりたい事が出来る時間は、それほどないのだから。

 今や3人に1人は癌にかかる時代である。
医療に進歩により40年前と違い、
癌=死の宣告ではなくなってきているが、
決して人ごとではないのである。

自分や家族が癌になった時に慌てない為には、
日頃の心構えや癌に対する知識が大切だと思う。
コメント (9)
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