いよいよ「首座法戦式」。
首座法戦式とは・・・下の画像に詳しい説明があります。クリックすると拡大できます。
準備が整った本堂。
日泰寺。
洞泉院 御詠歌の皆さんもスタンバイ。
広い本堂でちょっと緊張気味。
午前10時打ち出し。本堂の鐘が打ち鳴らされると、順番に修行僧が上殿します。そして、知事、頭首といわれる両班の僧が、住職のいる部屋に上がって、お迎えに行きます。
僧は、東西に分かれて並びます。
大きな太鼓を激しく打ち鳴らして、導師をお迎えします。
問答を前に、本尊に蜜湯、菓子、茶を献じます。
お供えを献じた後、全員で揃って、礼拝をします。
問答を前に、般若心経を読経します。
問答のテーマになる話を首座が大きな声で唱えます。
問答を行うときに持つ法具である「しっぺい」を導師からお借りします。
準備が整った首座に対し、弁事という者から順番に修行僧が問答をかけます。
本堂に響き渡る力強い声で、問答が繰り返されました。
問答を終えた首座が、その無事円成を喜び、満座の僧侶に対しお礼をいいます。
「しっぺい」を導師へ返却します。
全員揃って礼拝をします。
問答を終えた首座に対し、役付の僧がお祝いを述べて、その力量を讃えます。
導師から総括のお話があり、首座の力量をたいへん褒めらました。
(つづく)