いつでもここから

もう戻れないおばさんぽのおぼえがき

訃報

2011-08-31 23:13:37 | 日々のこと
先週、訃報が二つ

Yさんとは、こちらに引っ越してくる前(20年前)に長野市の団地で友達になりました。
彼女は女の子が二人、私は男の子が三人。なぜか気が合いました。
同じくらいの歳の子でしたが、喧嘩をすることもなく、毎日毎日遊びました。

彼女はお料理が得意でいつも甘いものを作ってはお茶をしていましたっけ。お酒も好きだったなあ・・・
口癖は『私は食いしん坊なの』  いろんなお料理も教わりました。

そんな楽しい日々でしたが、私が上田に引越し、その後彼女もご主人と別れて子供さんと千葉の実家近くに引っ越しました。
それからは電話と年賀状の付き合いになってしまい10年も経っていました。その間に彼女はペースメーカーを入れる手術、脳血栓、リハビリ、、、仕事と戦いました。

『会いに行きたい』と言うと
『もう少しからだがしっかりしたら来て。。』というので遠慮していました。

それが珍しく昨年の暮れ『春になったら長野に行くよ』と言うので
『じゃあ、ぜひ家に泊まってね』『うん、そうする』という約束をしたのです。

でも、あの東日本震災でショックを受けた私たち、再会の話もなくなっていました。
気にはしていたのですがね。。。

娘さんから連絡をもらったのにすぐ行くことができず、日曜日にお焼香にいってきました。10年ぶりにやっと会えました。

娘さんから『○○さん(私)からの手紙と写真、大事にしてたんですよ』と聞かされ泣きました。仲のよかったTさんと三人で最後にレストランで食事をしたときの写真でした。





M先輩は学生時代のワンゲルの先輩。友達のご主人でした。
南アルプスで単独縦走中の滑落事故。

私は途中で退部しているので、もう二度と会うことはないと思っていた先輩や友達に30年ぶりに会いました。
M先輩が会わせてくれたのです。30年の時間は一瞬にして戻っていました。

F先輩のお別れの言葉は『30年以上前の思い出』でした。昨日のことのように話しかけていました。苦しかったトレーニングや合宿のことなど思い出されるんですけど、なぜか笑い顔しか浮かんできません。あの頃、よく笑ってたなあ、みんな。

後で奥さん(友達)と電話で話をしましたが、

「主人はいい友達といい思い出を持っていてうらやましい。山っていいね。ワンゲルっていいね」と言ってました。

いつでも、なにがあっても淡々としているMちゃんが「やっぱり、寂しいよ」とポツリ
コメント
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