ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

その失敗を次にいかせ

2018年01月11日 | ❸ ブラックハナちゃん

年末に、ムスカ大佐(夫)から電話が来た。

ネットで電子タバコを買って欲しいと言う。

市場は品切れで手に入らないからネットで、

自分の帰省に間に合うように手に入れて欲しいと。

 

電子タバコ業界はまだ成熟していないから品質や使い勝手が賛否両論で 

味に馴染めずに紙たばこに戻る人も多いと聞くし

デリケートで壊れやすいとも聞くし

壊れても登録していないと直して貰えないのに、

その登録手順が面倒で未登録のまま壊れてもう1台買ったなんて話も聞くし

もう少し待ってはどうか、と私は大佐に進言した。

たぶんたいして待たずに手に入るだろうし(だって需要は限定的だし 

そんな大げさな作りじゃないし、かき入れ時を逃したくないだろうし)、

それよりも、よくよく開発されて評判が良くなってから買えばいいのでは、と。

 

却下された。

 

「健康のために電子タバコに変えたいと思ってる。

 でも今大人気で早くしないとネットでも買えなくなると思う。

 それに会社でもみんな持ってるんだよ。」

 

「早くしないとなくなる」って。

「みんな持ってる」って。

妖怪ウォッチやポケモンGO!をねだる子どもみたいなのがうちにもいたとは。

 

今しかないと強迫的に思い込んでいる大佐。

そういう心理状態で私の話は耳に入らないようだ。

都合のいい成功例ばかりに目がいき 失敗例は低くカウントする。

人に騙されるタイプだな。

 

正規品なのかも怪しいけれどと思いつつ

大佐の心のクオリティオブライフのためにネットで買ってあげることにした。

 

年末に帰って来た大佐は大喜びし、

さっそくいそいそとコンビニに電子タバコ用のタバコを買いに行き 

そして戻ってきて言った。

「・・・・電子タバコ入荷しました、って貼り紙がしてあった

 

 

3本吸って紙たばこに戻った。

 

 

 

 


行くか

2018年01月10日 | ⓭ 職人技

仕事始めは中野坂上。

クロスの親方が呼んでくれた。

(クロスの親方は、年末 襖の親方に断りを入れた話しをしたら

 「えーついに言ったのやったじゃん、ガハハハハ」と笑い飛ばしてくれた)

 

都内の仕事はワンルームや1Kが多く

クロスの張替えとエアコンの掃除は親方がやり、そのほかのクリーニングは私。

ちなみに埼玉だと3DKとか3Kが多い。

 

都内は外国の人が借りているケースも多く、現場は結構シビアなことが多い。

汚れ以外にもたばこのニオイとか。

消臭に苦労することも。

 

今日はどんな物件だろう。

ワンルームなら早く帰れるんだけどな。

鳩やネズミが住んでいませんように。

 

ぐるんぐるんと肩をまわして、ヨシ!と活を入れ、指をぽきぽき鳴らして

行って参ります。

ケンカではありませんよ、仕事にです。

 

 

 

 


せんべい屋になりたい

2018年01月09日 | ❽ お煎餅

今の仕事はとても気に入っているけれど

もしも商売を変えるとしたら第一候補は手焼き煎餅職人です。

 

行田市本丸にある本丸せんべい「まつおか」。

半分冗談、半分本気で、弟子入りするならここがいい

ご主人のことはよく知らないけど。

 

母によれば、

こちらのご主人はひとりで製造から販売をこなしていて、盆暮れ正月、お彼岸の繁忙期も

家族の手は借りていないらしい、しらんけど。

  ※「しらんけど」とは

   私とムスカ大佐(夫)の間で流行っている会話の〆の言葉だ。

   大阪の人は良く使うそうだ。

   埼玉では聞いたことがない。

   すべてをちゃらに出来る魔法の言葉らしい、しらんけど。

 

1枚100円、ビニールの個包装(←このビニールが破りにくくて難儀)。

複数枚買うと、白い紙袋に入れてくれて包装紙で包んでくれる。

もう、この包装紙の上から微かに炭で焼いた匂いがするのだ。

包装紙をとき、紙袋を開けると

強い炭焼き煎餅のたまらなくよい香りがたち込める。

本丸せんべい好きのわたしのクラクラする瞬間だ。

 

ちなみに「まつおか」では本丸せんべい以外の煎餅も作っているが

母が買ってこないところをみると、あまりおすすめではないらしい、しらんけど。

 

 

ああ、息子が煎餅屋になりたいって言い出してくれないかなぁ。

・・・・・って、いけないいけない、

自分の夢を息子に背負わせては。

危ないなぁ、せんべいが絡むと私は危ないなぁ。

 

せんべい屋になるなら自分でなろう。

そう、私が自分でなろう。

息子は関係ないのだから!

 

ああ、それにしてもなぜ私は煎餅の道を志さなかったのか。

結構いいセン行ったかもしれないのに。

でも私の中では、やっぱりおせんべは食べるもので 作るものではなかったんだな。

美味しいものを作れる人ってほんと、凄い。

 

「まつおか」のご主人(とお母さん)が 今年も美味しいせんべいを食べさせてくれますように。

 

 


不本意ながら秀じいの娘

2018年01月08日 | ❼ 秀じい

母方のいとこの紺ちゃんが言っていた。

私の実家に遊びに行くたび

秀じい(私の父)がミックスナッツをぽりぽりと美味しそうに食べていると。

 

以前紺ちゃんとさいたまで会った時、私がおやつにミックスナッツをあげたら

「うーちゃんもか 親子だね~」

とも言われた。

 

昔から秀じいはくるみ割り人形でクルミを割っては食べていた。

日曜のサザエさん見ながらの晩酌はよく落花生を食べていた。

 

病気で胃を取った秀じいの消化と塩分を心配した母が ナッツ禁止令を出したりして

実家でミックスナッツを見る頻度は減っていたけど

この正月 父はやはりナッツを食べていた。

しょうがないよね、好きなんだもん。

 

実家で食料品を整理している時、銀杏を見つけたので母に欲しいと頼んだら

それはお父さんのだから・・・と言われたので

 

「銀杏は滋養があっていいけど、秀じいの体にはせいぜい2粒が限度でしょう。

 ねえ、秀じい、毎日何粒食べてるの?

 え?5粒?

 だめだめ、多いよ。

 秀じいの体には強すぎる。

 これもう、食べ過ぎないように私が貰っていくから」

とまんまと貰って来てしまった。

 

私は2Lなら1日10粒。

Sなら15粒。

4Lなら6粒くらいにしている。

私の体質だと、これ以上食べると銀杏中毒になっちゃうのです。

一生、細く長く楽しみたいので このくらいで我慢です。

 

昨日はレンジでチンして食べる以外にも 七草がゆにも入れました。

あれあれ、すでに計算が合わないぞ。

でもしょうがないよね。

だって私、秀じいの娘だもの。

 

 

 

 

 


帰省

2018年01月07日 | 🐤 日記

実家に帰省中

私の大好きな山男のしげちゃん(母の弟で私のおじ)が

りんごを一箱持って遊びに来てくれた。

 

前日 しげちゃんの次女の紺ちゃんが遊びに来ていたから

紺ちゃんから私たちが帰省していると聞いてさっそく会いにやって来てくれたのだ。

 

「はい、りんご」

と言われたので てっきり実家にだと思ったら

「うたこに」

と言う。

じーーーーーん。

 

でもせっかく来たのにすぐに帰ると言うの。

「だって、今、長女と孫娘が泊まりで遊びに来ていてさー

 もう帰らないと」

 

「ふふふ、孫ってやっぱりかわいい?」

と聞くと

「別格。でも、うたこの次だけどね。」

だって。

じ、じ、じーーーーーーーんんん(←でも私は知っている。孫が上だと)

しげちゃんに急所を押されたわたしなのでした。

 

前日も

紺ちゃんとしゃべってたら夜中の1時半過ぎちゃったので泊って行けば?と勧めたのに

「明日(もう、今日)おねーちゃんが子供連れて泊まりに来るんだけど

 私の部屋に滞在するんだよー。

 掃除しに帰らなくちゃならないの。」

って言ってて、いいなー姪っ子(しげちゃんの孫)愛されてるなーと思ったのでした。

 

さて、

今日はお年賀代わりに実家のお風呂掃除をして、カビ取りして、カビ取り燻煙剤をしました。

母が

「うーちゃんが仕事でお風呂掃除の依頼が来るって言ってたけど『何で?』って思ってたの。

 でもその意味が分かった」

とかなり褒め殺してくれたので(←何かの作戦かもしれない)気分は最高によかったです。

 

お昼は私のたっての希望で

ゼリーフライと焼きそば入りフライを食べに行田のかねつき堂まで行って、

(恐ろしいほど混んでいた)

帰りがけ一番好きな「本丸せんべい」で看板の本丸せんべいを買って(←母が)帰りました。

 

ああ、なんと充実した里帰りでしょうか。

食器棚や押し入れの中をこそっと片付けたり、

「笑ってはいけない」を見たり(←ムスカ大佐(夫)がいると見られない)

秀じい(父)とこたつで落花生を食べたり

打ち直したばかりのふわふわの布団でいつまでもぬくぬくしたり

そりゃもう天国でした。

 

お父さん、お母さん、

息子にお年玉くれて ご馳走してくれて 洗剤やお煎餅買ってくれて

帰りにはあれもこれも持たせてくれてありがとう。

手ぶらで行ってごめんなさい。(ほら、喪中だったからさ・・・・

後から 妹家族は私とは真逆に 

お父さんお母さんにご馳走して、お年賀渡して、

うちの分のお年賀とお年玉も託しておいてくれていたと知り

私はなんて出来た妹を持ったのだろうと誇らしかったです。

 

ちがうだろーーーーーー

 

がんばろ、今年はもうちょっと。