ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

せんべい屋になりたい

2018年01月09日 | ❽ お煎餅

今の仕事はとても気に入っているけれど

もしも商売を変えるとしたら第一候補は手焼き煎餅職人です。

 

行田市本丸にある本丸せんべい「まつおか」。

半分冗談、半分本気で、弟子入りするならここがいい

ご主人のことはよく知らないけど。

 

母によれば、

こちらのご主人はひとりで製造から販売をこなしていて、盆暮れ正月、お彼岸の繁忙期も

家族の手は借りていないらしい、しらんけど。

  ※「しらんけど」とは

   私とムスカ大佐(夫)の間で流行っている会話の〆の言葉だ。

   大阪の人は良く使うそうだ。

   埼玉では聞いたことがない。

   すべてをちゃらに出来る魔法の言葉らしい、しらんけど。

 

1枚100円、ビニールの個包装(←このビニールが破りにくくて難儀)。

複数枚買うと、白い紙袋に入れてくれて包装紙で包んでくれる。

もう、この包装紙の上から微かに炭で焼いた匂いがするのだ。

包装紙をとき、紙袋を開けると

強い炭焼き煎餅のたまらなくよい香りがたち込める。

本丸せんべい好きのわたしのクラクラする瞬間だ。

 

ちなみに「まつおか」では本丸せんべい以外の煎餅も作っているが

母が買ってこないところをみると、あまりおすすめではないらしい、しらんけど。

 

 

ああ、息子が煎餅屋になりたいって言い出してくれないかなぁ。

・・・・・って、いけないいけない、

自分の夢を息子に背負わせては。

危ないなぁ、せんべいが絡むと私は危ないなぁ。

 

せんべい屋になるなら自分でなろう。

そう、私が自分でなろう。

息子は関係ないのだから!

 

ああ、それにしてもなぜ私は煎餅の道を志さなかったのか。

結構いいセン行ったかもしれないのに。

でも私の中では、やっぱりおせんべは食べるもので 作るものではなかったんだな。

美味しいものを作れる人ってほんと、凄い。

 

「まつおか」のご主人(とお母さん)が 今年も美味しいせんべいを食べさせてくれますように。