オレンジ色の紫陽花

携帯から軽快に綴るおいらの日々。
…だったのだが、ツイッターのまとめブログに変更。極稀にこっち単独の記事もある、かも。

陰陽師 飛天ノ巻

2006年10月13日 17時50分10秒 | ほぼ、文庫本
陰陽師 飛天ノ巻/夢枕獏/文春文庫
キーワード/晴明、博雅、鬼、式、月、季節の花、「ゆこう」

何回読んでも飽きない。
ストーリーを覚えてる話もいくつかあるけど
とばさずに、一語一句拾う。
例えば、幼い子がおばあちゃんに昔話をねだるように
先を知ってても、ずいずい進む。
引っ張り込まれる。
どっぷり浸かる。
ようよう抜け出て、現身(うつしみ)の我となり。

それにしても映画のキャスティングが絶品で
晴明は野村萬斎、博雅は伊藤英明、以外には有り得ない。
この二人は常に映像化されてます。
…だからさらにどっぷりなんだ…。