すうたまちゃん

ラーメン?油そば?元い!オリジナルメニュー『すうたま麺』を提供したスタッフの徒然な思のは

百人斬り訴訟の確定とナショナリズム

2006年12月23日 03時29分49秒 | 代表“グダグダ”雑感
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20061223k0000m040021000c.html

1、2審は「具体的内容には虚偽、誇張が含まれている可能性がないとは言えないが、競争自体を記者の創作と認めることは困難」と判断。毎日新聞社については、
提訴が記事掲載から20年を超えていることから、損害賠償請求権が消滅する除斥期間を経過したと認定した。

除斥期間なんだねぇ。
この事実が、真実であるのか否かは、僕には判りません。
裁判所は、この事実を否定することも、肯定することもしませんでした。

保守派が、このような訴訟提起をするは、これまで見られませんでしたが、自己主張の手段として司法を利用することは、これからもメゲズにされていったほうが良いと思います。
この事件の原告を保守派と評価するつもりはありませんがね。
日本における保守は、どうも司法の利用を拒否されているのか、あまり裁判所を利用されないようです。
何故なんだろう。

ある意味、お上品な方々なんでしょうかね。
上品を決め込んでいると、痛い目にあうのが厳しくもそれが現実であることは、否定しようがないんだけどねぇ。

訴訟提起する左翼を、「オカシイ奴ら」とネットで騒いでいる暇があるなら、自分たちがすべき行動を考えるべき。

昔の保守・右翼と違って、最近の彼らは、とにかく甘っちょろい。
表面的な保守・右翼であると評価してもいいかもしれない。
それは、高原基彰氏が言う、彼らの思想や言動が「不安型ナショナリズム」なのかもしれないし、ただ単に自己意義を認識・確認する為だけの手段に過ぎない所為なのかもしれない。

ある集団を対象にしなければ、自己肯定できないこの時代に、マトモな行動を期待することが間違いだろうとは思うんだけど、これは何も日本だけの現象ではないみたいだし。
だからこそ、単純に教育勅語的な感覚を復古させようとする意識は、現状の打開を真剣に思っているとは思えない。
単に、自分が理想する社会を実現しようとしているだけ。



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4 コメント

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Unknown (冥王星は小惑星なり)
2006-12-23 21:37:55
こういう戦後名誉回復の係争事例では、横浜事件が最近あった。というか、最近は戦後総括の係争がブームなのでしょうか?
それはさておき、係争の要諦ともいうべき
「裁判所は、この事実(百人斬り競争)を否定することも、肯定することもしませんでした。 」
という事実関係があまり明確には理解されてないようで困ったものです。
靖国問題の係争事例でも原告敗訴の違憲判決などテクニカルな事実上の勝訴や傍論による違憲判断の意味など最近、司法判決に関するネジレみたいなものをよく見ることが多いものです。ついでに言えば、戦後賠償問題では原告が被告をとっかえひっかえして係争できるというのがまた係争の複雑化というものになっているともいえるでしょう。
さて、TBさせてもらっていますが、これはあくまでも私見にしかすぎいません。判決文をまだ入手しておりませんが、それを踏まえて今度記事にしたいとは思っております
返信する
事実認定 ()
2006-12-24 00:36:01
コメント、ありがとうございます。

> それはさておき、係争の要諦ともいうべき
> 「裁判所は、この事実(百人斬り競争)を否定することも、肯定することもしませんでした。 」
> という事実関係があまり明確には理解されてないようで困ったものです。

確かに、この新聞記事を読んだだけで、判決文の十分な精査をしておりません。
新聞記事からだけの私の判断でした。
ただ、私の感想は、間違ってないと思っているんですが…。
新聞記事の事実が全て真実であると認定されたものではない、という意味で表現致しました。
確かに、誤解を与えるような表現かもしれませんが。

もし宜しければ、簡単に事実関係を教えて頂けませんでしょうか。

返信する
Unknown (冥王星)
2007-01-06 07:18:20
>もし宜しければ、簡単に事実関係を教えて頂けませんでしょうか。

今回の司法はあくまでも「報道が虚偽ではない」という判断をくだしたのみで事実関係までは提示していないと判断されるでしょう。
書いてあるとおりで そもそも 提訴が記事掲載から20年を超えていることから、損害賠償請求権が消滅する除斥期間を経過したと認定した。
事が本当の意味での結論になるわけだが、問題はいわゆる「百人斬り競争の真贋」という論争なのでしょう。
どこの真贋を問題にするか?という時点で論争がそもそもあるのでコメントしませんが、今回の司法判断を別に支持しないわけでもないので係争そのものについては深くコメントするつもりはありません。
問題は係争に関わる認識で「報道の真贋が主題であったこと」(論点というべきか)ことの正しい認識でしょう。多くのブログは「百人斬り競争」の二人の行為の真贋を争っていると思い込んでるわけで、そのような誤解こそ問題というスタンスです。
ちなみに返信遅れたことを謝罪します。ちと仕事で多忙してまして、しばらくネットでていなかったものですから・・すんまそん
ついでにご訪問ありがとうございます
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つまりは ()
2007-01-08 02:43:31
冥王星さん、こんばんは。
お返事、ありがとうございます。

つまり、私のエントリ内容に対する

> それはさておき、係争の要諦ともいうべき
> 「裁判所は、この事実(百人斬り競争)を否定することも、肯定することもしませんでした。 」
> という事実関係があまり明確には理解されてないようで困ったものです。

という貴兄のコメントは、撤回して頂けるということで宜しいでしょうか?
私は、当該エントリで、この訴訟の論点を提示したものでは在りませんし、それは裁判所の事実認定に対しての単なる事実の摘示に過ぎないですからね。
この確定判決によって、「百人斬り競争」という事実が、あったともなかったとも「認定されなかった」ことは、否定しようがない事実なんですからね。

ただ、当該報道の真偽については、当然に当該事実の真偽は考慮・勘案されます。

当該事件の最高裁の判断は、上告の受理を棄却しており、事実認定を行ってはおりませんがね。
法律審の最高裁ですから当然です。

では、事実審の原審では、どのような認定がなされたのか?
それは、貴兄も確認済みでしょうし、これ以上何をかいわんや、という感じじゃなかろうかと思います。

当該事件の論点を理解せずに色々な主張をされているブログエントリに対する貴兄のご主張に関しては、私は否定するつもりはありませんが、何故私のエントリに対して、批判めいたコメントをされたのかが私にはよく理解ができませんでした。
今でも、その疑問は払拭できていません。
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