すうたまちゃん

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沖縄集団自決 軍の関与と名誉毀損

2008年03月31日 02時51分37秒 | 代表“グダグダ”雑感
集団自決『軍、深く関与』出版差し止め訴訟 大江さん側勝訴 大阪地裁 <東京新聞>

このニュースに関する日記を読んでみると、よく判るんだけれど、全く訴訟法に関する知識も無ければ、裁判や司法の知識無く、勝手な批評をしているものが多くみられますね。

なにも、そんな知識が無いからダメだと言いたい訳じゃないんだけれど、あまりにも無茶苦茶な理屈で、当該判決を非難するのは、あまりにも痛々しい。

まったく合理的な理屈なく、自分の間違った理解で当該判決を評価することの無責任さは、個人的には大変な罪であると思っています。
裁判官も、たまらんでしょうね。

この訴訟の請求は、名誉毀損なんですからね。

名誉毀損が成立する要件を、まず簡単にでも確認してから、講釈を垂れて欲しいものです。
その確認もせずに、全く明後日の見当違いな理解に基づく評価は、それこそ裁判官の名誉を毀損するようなものです。

「恥も外聞も無く」とは、こういうことを言うんでしょうね。

※「集団自決」じゃなくて「強制集団死」という言葉でないと、この出来事は誤った解釈がされるという指摘もあります。
言葉を厳格に解釈・使用するのなら、「強制集団死」と表現することは必要なんだと思います。

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2 コメント

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名誉毀損を争った訴訟 (春霞)
2008-04-01 07:08:41
おはようございます。
こちらでは、お久しぶりです。


>あまりにも無茶苦茶な理屈で、当該判決を非難するのは、あまりにも痛々しい
>名誉毀損が成立する要件を、まず簡単にでも確認してから、講釈を垂れて欲しいもの

心から同意します。
多くの右側論壇、右寄りの考えが好きなブログ管理者が、名誉毀損の成立要件をまるで分からずに「不当判決だ、左翼の裁判官だ」と述べているのを見ると、ホント、痛々しいです。名誉毀損に関する裁判なのですから、法律論を調べてみれば、不当という言い方はまずできないと分かるのに。

例外は、文藝評論家・山崎行太郎氏ぐらいでしょうか。
「何故、「大江裁判」は大江健三郎側の全面勝利に終わったのか……。」
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080331/1206924550

この判例批判1つですべてを判断するわけには行かないにしても、こんなにも名誉毀損に関する法律論が分からずに判決を批判する方が多いというのは、裁判って何をしているのか分かっているのかな~という気さえしてきます。

世の人に法律の理解を広めるためにも――かなり低次元な感じもしますが(汗)――、藹さんにはもうちょっとだけでも頑張ってもらわないと!
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頑張れないなぁ(TωT) ()
2008-04-02 01:21:38
おはようございます。
こちらでは、お久しぶりです。

> 例外は、文藝評論家・山崎行太郎氏ぐらいでしょうか。

面白いブログをご紹介頂き、感謝します。
あいも変わらず、氏は毒のある論評をしますね。
また、これこそ本当の保守なんだろうと思います。

私も昨今の保守論壇のレヴェル低下を強く感じています。この数年の低下は、目を覆うばかり。
『諸君』や『正論』の内容は、呆れるほど同じような内容で、購入して読む価値もなくなったように思えます。
元来保守論壇は、とても個性的で、面白い視点をもつもので、左翼・革新とは全く違った大きさを感じるものでした。
しかし、今の保守は、軽薄で、知的レヴェルが低く、まるで理想ばかりを表明している夢想家のどうしようもない左翼思想と変わらないものが多くなったと思いますね。


> 世の人に法律の理解を広めるためにも――かなり低次元な感じもしますが(汗)――、藹さんにはもうちょっとだけでも頑張ってもらわないと!

頑張らないといけないのかもしれないんですけど、そんな気持ちが萎えてしまうんですよね。こんな状況を目の当たりにすると。
また、頑張っても、己の力の小ささを実感させられ続けるので、これまた無力感に苛まれちゃう訳なんですよね。
無力を自認するものではあるんですけれど、これほどまで無力だと、やはりモチベーションはなかなか上がりません。

でもお互いに、頑張りましょうね!
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