love your color*大津・湖西でパーソナルカラー&スタイル+オーラソーマ+数秘+禅タロット=あなたの色発見!

あなたの色=パーソナル・クオリティを知り「本当の自分」を生きてみませんか?「カバラジュエリー」取り扱ってます。

ベゾルトさんとブリュッケさん

2011-06-07 | 色に関するヒトリゴト
今日は1年ぶりくらいに、岡山で大活躍中のカラーリストColor Withly代表*藤原なをみさんと京都でランチしてきました

なをみさんは、むかーしわたしが大阪で色彩学を教えていた頃の生徒さんで、その後滋賀や京都まで何度も講座を受けに通ってくださったかたなのです。色に対する情熱は本当に素晴らしく、難しい検定や講師資格も次々に取得され、今ではご自分でもスクールを開いて後進の育成に務めておられます。Excellent

お互いに近況報告をしたり情報交換をする中で、ふと思い出したようになをみさんが、取り出したメモにさらさらと《数本の曲線をタテに並べて》書き始めました。「先生、このグラフなんですけどねー」って、線しか描いてないやん!!……ですが、わたしには分かりました。ええ、テレパシーで
分かったんですけど、、名前が思い出せない(爆)でもって、やはりあまりにも情報がおおざっぱすぎて、結局ハナシはそこから進まないという

……数分後、なをみさんが「ベゾルト‐ブリュッケ現象」と見事思い出されました。ステキ~

まあ、そんなたわいもないハナシも含め(笑)なんだか久しぶりに「色彩の仕事をプロでやっている人」と話すのはとても楽しく、わたし自身かなりリフレッシュされました。なをみさん、ありがとう~~

ちなみにココ読んでくださってる同業の皆さーん♪「ベゾルト=ブリュッケ現象」って久々に聞いたわ!というかたも少なくないのでは? 検定対策講座でも、東商2級以上かA・F・T1級じゃないと出てこないですもんね

まだ「聞いたことなーい」という色彩を勉強中の皆さんのために、めっちゃかいつまんでご説明すると、

ベゾルト‐ブリュッケ現象
実際には波長を変えていないのに、その光の明るさ(輝度)を変えると、見た目の色相が変化してみえる現象。例えば550nmの《黄緑》は、輝度を上げる(=明るくする)と《黄み寄り》に見え、輝度を下げる(=暗くする)と《青み寄り》に見える。輝度を変えても見かけの色相が変化しない波長も複数存在し、これらを「不変色相」という。

なぜ、こういう現象が起きるのか?についての明確な「理由付け」を、浅学ゆえか未だ見たことはないのですが、おそらく《S・M・L錐体の分光感度の違いと細胞数比率の偏り》がカギなんじゃないかと個人的には思っています。ご存知のかた、いらっしゃいましたらぜひご教授を!

・・・

色彩学、と一口に言っても、実際にはさまざまな分野が関連しあっています。物理学、生理学、心理学、哲学、、中でも特に、この「ベゾルト‐ブリュッケ現象」のようないわゆる《理科っぽい》分野に関しては、ニガテ意識を持つ生徒さんは多いかもしれません。わたしも典型的な「文系女子」だったもんですから、12年前の秋、初めて東京商工会議所のカラーコーディネーター2級テキストを見た時は、頭がクラクラしたものです

そうそう、テキストの中に「微分式」が出てくるのですけど(式そのものは覚えたり理解しなくても試験にはパス出来ます)高校時代「微分積分なんて、わたしの人生には関係ない!」と言い切って捨てたことを後悔しましたっけ(笑)いやあ、人生ってどこでどう繋がってくるか、わからんもんですなあ

そう言えば「物理」も当時、仲良しの友人につきあって(爆)授業は受けてたけど、まーったく興味は持てませんでした(先生ごめんなさい~)。それが20年以上経って、何を思ったか「素粒子物理学入門」とか読みあさるようになったり。我ながら面白いものです。

ちなみに「ベゾルト‐ブリュッケ」というのは、この現象を発見した2人の科学者の名前です。色彩学のテキストには、他にも「ヘルムホルツ‐コールラウシュ効果」だの「ヘルソン‐ジャッド効果」だの発見者(実証者)の名前がついたものがやたらと出てきます。今、この数行を書くために東商のテキストを引っ張り出してきました(笑)うわ~~「スタイルズ‐クロフォード効果」だって。覚えてないっつーの←コラ

なをみさんのおかげで、思いがけず「生徒時代」の気分が蘇ってきましたわ。初心忘るべからず。人に教える仕事、というのは「教えることで学ぶ」仕事でもありますからね。これからも精進しつづけまーす。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。