Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
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ツイッター(X)でそういうのを見かけたんですけどね。
リンクして引用しようかと思ったら、鍵をかけてしまった上に、おそらくは当該ツイートを消してしまった模様なので、ちょっと無理。
見かけたのはこれで
カルピスさん
これネタ?
これに引用されていたツイートなんですが、見えないですよね。
一応、記憶に頼りますと、
「もしかしてリゼロすら読んだことがないんじゃないか」
「リゼロに限らずラノベ系って難しい話多い・・・」
などという事を書いているツイートだったんですね。

これ、たとえば「ラノベにも難しい内容のものはたくさんあります」という話だったら、それほどおかしいと思う人はいないわけですよね。
しかし、「リゼロすら」みたいなことを言っているわけです。
そのリゼロとかいうのはラノベ界(あるいはオタク)では有名なのかもしれないけど、特定の一小説(あるいはシリーズ)をさして、「~すら読まずに語っているのか」なんてこと言う奴はいませんね。
もちろん、「小松左京も読まず日本のSFを語るのか」だったら、オッケーですけど、大ベストセラーであっても「『窓際のトットちゃん』も読まずに日本の小説を語るのか」なんてことを言うやつはいませんね。
「『永遠のゼロ』も読んでいないのか」なんて言ってる奴がいたら下駄で殴るべきですよね。あ、もちろんメタファーですよ(にこにこ

最近のオタクにとって「難しい話」とはいかなるものなのか、と。
「ラノベ系って難しい話多い」という発言が、ライトではない小説を数多く読んでのものだと考えることは非常に難しいですね。
上記の発言を擁護するリプもあったのですが、暇アノンのアホ発言以外では「ラノベというのは、書き口が平易で読みやすいもので、話の複雑さとは別ものだ」という不思議なもの。
それがつまりライトではない普通の小説に比して「ラノベ系って難しい話多い」とはならないですよね。別ものならそこは比較すべきものではないし、なぜ「ライト」と呼ばれているかというと、普通の小説よりも難しくないからなわけで。
すると、どういった基準で「難しい話多い」となるのか。これは謎です。
あるいは、何と比較して「難しい話多い」となるのか。

するとやはり、近頃のオタクが読むあるいは見るコンテンツの主なものと比較して「難しい話多い」という事ではなかろうかと。
そういった主なコンテンツとはいかなるものかということですが、やはりリプ欄なんですが、「おじさんはラノベアニメ見ないの?」というのもありましたね。
つまり彼らはその辺りが主なんだろうということになります。
先日、最近の若者は「漫画すら読まない(見ない)」人が多い、という話をしましたが、そうだとするとやはりアニメなのでしょう。あるいはゲーム。
アニメもゲームも、それはそれで複雑なものもあるかもしれませんが、ラノベアニメって要は平易な書き口のものを(さらに見やすく)アニメにしたものですから、難易度は低いですね。
それから、上の「リゼロすら」とか「おじさんはラノベアニメ見ないの?」等の発想は、最近のオタクの典型で、自分たちの世界で完結しているんですね。
ラノベがライトである所以の一つとして、背景知識なしに読める(だから読みやすい)ということがありますね。
中1の時にドストエフスキーやトルストイを読んだら、つまらなかったとか、中2の時にイギリス辺りの古典的な推理小説を読んだら、やはりつまらなかったという話を以前しましたが、背景知識がなかったからなんですね。
今だとポアロのドラマを見ても背景知識だけで白飯3杯は行けますからね(いや、炭水化物だらけなのでいけませんが)
近頃のオタクの常として、自分たちが好きなコンテンツは、だれもが見なければいけないぐらいに思っているというのがあって、結局は上記の発言もそれなのだろうと。そして、それが彼らにとっての高難易度コンテンツなのだろうと言うことになります。

いや、若者に限らず、最近はネット上に数多有る「なろう小説」の読者はおもに中高年男性だと言う話もありますからね。この辺の人たちは、若いころあまり小説を読まずに来たのでしょうかね。

こんなツイートが。
読解力の高さ
読解力の高さはノンフィクションではなくフィクション(小説等)の読書量と相関するという研究結果が多々あり、むしろそれらの読書量が「少ない」ことが原因かと。
そう思います。
小説が読解できるなら、説明文なんて簡単に読めますよ。だってそこにある事実を書いているだけなんですからね。



Derek & The Dominos - Layla

今年も保安官を撃って貰いましょう。
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コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (Oh such)
2024-03-31 06:50:10
中学生かよ。大人がありがたがるものをこれ見よがしに馬鹿にして、漫画アニメを持ち上げたがるんだよ。なめられたくないっていうチンピラ根性で。
ま、アニメとゲームやってれば良い方、日常会話とミームでしか言葉を学んでない奴らは、僅かでも「文学的」な言い回しだと「違和感」に耐えられないみたいだし。

こんな奴らじゃ、ギリシャ神話、聖書的な表現、シェイクスピア等古典ネタを多用する西洋文学なんて意味不明だわな。「神」の一文字が出ただけで「押し付け~!」って発狂するんだから。
全てにおいて基礎が劣悪。
 
 
 
やっぱりオタクって文章読めないんだ (Mark)
2024-03-31 13:06:01
アニメは手軽ですからね。テレビで無料で観られ、受け身のまま流れていくので誰でも楽しめる。
なんなら観なくてもSNSとかで流れてくるキャプチャーで仲間と一緒に楽しめた気にもなれる。
オタクをアニメ・マンガ・ゲーム、いわゆるオタク趣味に没頭する人たちと認識するのは完全に誤認ですね。
いわゆるオタクコンテンツが公の場にそぐう広告か疑問を投げかけた人には「フェミ」だと群がって攻撃するような人ばかりになったような。
今じゃ、こういう加害性が発揮されるとき,オタクってこういう人だよなあって感じます。

マンガ・アニメが好きだからオタクというより、ホモソーシャルな馴れ合いにマンガ・アニメを使ったり嫌がらせしたりするのがオタクみたいな印象になりつつあります。
マンガのコマやアニメのキャプチャーを嫌がらせの道具に使ったりと、作り手にも失礼だと思うんですけど。
colabo叩きに加わるような連中でもありますね。こっちはオタクに限らずミソジニー全般が加わりましたが、ミソジニーとオタクの親和性が顕著に観られた例でもあります。
別に作品を深く読み込んでいるとかもちろん読解力があるとかでは全然ないし、コンテンツからメッセージを汲み取るとか何かを学ぶこともない。
まあフィクションは現実に影響を与えないみたいなんで、ある意味有言実行してるのかも。
 
 
 
Unknown (ライムンド)
2024-03-31 16:58:15
夏目漱石の代表作でも読んだことのないものが結構あって、最近の愛国教育によれば漱石はどういう位置付けなのかなと思います。何年か前、虞美人草を読もうとしたらちっとも面白くなくて、登場人物のセリフからして理屈が多すぎるような気がして。これは日本語やら文章に対する能力が鍛えられないまま、年齢ととも意欲が減衰した結果だろうと思います(坊っちゃん、吾輩は猫である は小学生の頃から何度も読んだのに)。
 
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