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日進市の学習塾(小5~中3)のブログ
日進中学校、日進南小学校を中心に日進東中、日進西中などの生徒が在籍

静と動

2012-11-16 | 通常
小学生の個別学習の時間。

いつものように元気よくやってきて、各自席に着く。

正式な開始時間は17時45分からだが、それより早い時間にやってきて
もくもくと学校の宿題、塾の宿題に取り掛かっていく生徒もいる。

個別学習の時間は、各自が自分の宿題に取り組み、解らないところは質問を受け付ける
形の時間だ。

ただ19時15分までという小学生にしてはかなり長い時間ということもあり、
中には集中が続かずにペンが止まってしまう生徒もいる。

そういった生徒をすぐに注意はしない。
この時間も大切な自分と向き合っている時間だからだ。

静かに観察していると
何をする訳でもなく、ぼーっとした状態になっていたり、
テキストにある図形を塗りつぶしてみたり、落書きしたり・・・といった様子。

簡単に言えば、集中が切れている状態だ。

しかし、さらにここで静かに見守ると・・・
また、我に返ったかのように急に問題に取り組み出す子も多い。

頭では常にやらなきゃ、と思っていても思い通りにいかないのだろう。

これは小学生に限らず中学生でも見受けられることだ。

中にはテスト中や模試の時にも起こる。
急に問題を解くのをやめ、関係のないことをし始める。
これはテストの試験監督をしたとがある人ならわかってくれると思う。

集中力が不足するとストレスが溜まり、脳が一旦その解消に努めるのだろう。

そしてある程度解消し、再び集中力が充電したらまた取り組み始めるという仕組みだ。

これらの行動は、集中力が付いてくると自然と治まっていくことが多い。
長く集中できる力、というのが適切かもしれない。

それを養う狙いもある個別学習の時間なので、これからも各自が自分と向き合いながら
じっくりと取り組んで効果を上げて欲しいと思う。


話は変わるが、ストレス解消と言えば、「貧乏ゆすり」もその一つだそうだ。

マナーとしては褒められたものではないが、その効果は非常に高いそうだ。

歴史に名を遺した人物も貧乏ゆすりの癖を持っていた人は多いらしい。

有名なところでは漫画家の手塚治虫さんがいる。

圧倒的な集中力で同時に何本もの連載をこなし、マンガの神様と呼ばれた人物だが
その仕事の様子は鬼気迫るものがあり、常に貧乏ゆすりをしながらマンガを書き続けていたらしい。

ベレー帽をかぶっている姿の写真を見たことがある人は多いと思うが、あれは写真撮影用で
普段はぐちゃぐちゃ頭をかき乱しながら必死に仕事へ打ち込んでいたようだ。

この凄まじいほどの集中力を身に付けるのは簡単なことではない。

自分が本当に好きなものに打ち込むことでしか生まれるものではないかもしれない。

ただそういったものに出会えた人生はきっと幸福だろう。


そういった自分の人生を掛けるぐらいの価値のあるものに出会えるように
また、出会えた時に、十分にそれに打ち込んでいけるように
少しずつでも集中力を磨いていってほしいと思う。


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