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日進市の学習塾(小5~中3)のブログ
日進中学校、日進南小学校を中心に日進東中、日進西中などの生徒が在籍

2学期期末テスト結果 ~続き~

2019-12-19 | 通常
中3

今回も過去最高順位獲得者が前回に負けないほど出た!!

連続して過去最高を達成した生徒も複数名いる!

凄く嬉しいし、生徒の頑張りを詳しく伝えたい!・・・・
が、今回はこの受験生としてこの時期に結果を出す、ということについてちょっと書いてみる。

受験を希望するものであれば誰しもが良い結果を望み、必死に自分と向き合いながら努力を重ねるこの時期、
良い結果が出るのは本当に難しいし、素晴らしいことだ。

他の学年の生徒を含めての話だが、良い準備をしたからと言って必ずしも最高の結果が出るとは限らない。

良い結果が出るかどうかわからないから、不安だから努力をする、という一面もあるが、
結果が出るかわからない中、黙々と机に向かうというのはかなり大きなストレスだ。

そのストレスに立ち向かい勝利するとはどういう思考回路なんだろう。

「あの子に負けたくない」とか「あの人に勝ちたい」とか心の中で思っていたり、大人に聞かれたりすれば、改めてそういったことを意識してみて、誰かしらの名前が出てくることはあると思う。
しかし、常日頃やテストに向けて勉強している時にそんなことをずっと考えているケースって本当にあるのだろうか。

スポーツの試合とかゲームとか、相手と勝ち負けを競うものであれば、その相手を研究し、弱点を探し、試合の展開を考え、、といろいろありそうだが勉強においてはそういった類のものはない。

すべてのテストを受け終わった後に、仲の良い生徒同士が帰ってきた答案を見せ合いながら勝った、負けた、などはあるが、それはもうすでに決まった結果について盛り上がっていることでそこで戦う相手はいない。

やはり勉強は孤独な戦いで、常に自分と向き合って、自分の弱点や足りないところを意識して改善し続けることで結果を出すしかない。
それが出来ていれば相対的に順位は上がりやすくなるし、点数も上がりやすくなってくる。

何時間やった、とか何ページやったとかは自分を励ましたり、自信を与えてくれる要因の一つになるかもしれないが、それがそのまま結果へ結び付くケースは勉強量が基本的に足りていない場合だ。

本来は自分が苦手な単元に悪戦苦闘しているうちに「貴重な時間を何時間も使ってしまった、、」とか
「今日授業でやったあの問題、もしくはその類題を解きたい」、や「授業で習った二次方程式はきっともうできる、今の自分が解けない問題ってどんなのがあるんだろう」、という考えの元テキストに当たるのが
自分の弱点と向き合っている生徒の思考に近いはずだ。

そういった場合、何時間勉強したとか何ページやったとかはあまり意味を持たない。
当然それを重要視している訳ではないだろう。

ただひたすら純粋に自分ができないことを探して、出来るようにするために覚えたり、くり返したり。
また疑問がわけば質問をする。理解できるまで粘る。そして最後は本当に理解できているか、心配だからもう一度問題を解いてみる。

勉強がめんどうくさいと思っている生徒にはこれがメチャクチャ辛く感じるかもしれないが、そこを避けて楽をしようとすれば結果の出ない勉強を積み重ねることになり
何時間やったのに全然できなかった、とか全く分からなかったということになってしまう。

「結果を出す勉強」というのは自分と向き合って、自分に足りないことをひたすら反復していくことだ。
だから自分自身がその必要性を感じなければ実行は不可能だ。

もちろん半強制的に覚えこませたり、くり返させたりでできるようになることもある。
しかし自分で意識をして取り組んでいる子の10分の1ぐらいしか能力を伸ばしたり、鍛えたりすることにはならないだろう。
またこれでは勉強本来の目的である能力を伸ばしたり、学力を付けることから大きく外れてしまうことになっている。

自分に自信が持てなくてやる気も出ない時に一時的に結果を出させて意欲を刺激していくには良い方法だ。
しかしそれが出来たら自分で取り組むことが主体の勉強へと変化していかなければ根本的な解決にならない。

結果をだした生徒に何をやったの?とか何をやれば良いの?とか質問して、今の自分から成長するためのヒントを得ようとしている生徒がいるが、その答えを持っているのは自分自身だ。

今回も結果を出した3年生を見て改めてそのことを強く感じた。

つまり順位が上がるのは、自分と向き合う強さを持ち、行動した結果であって、それを必死に実践している時にはテスト後の順位や結果を気にしているような状態ではないということ、と推測している。

プレッシャーのかかるこの時期に結果を出すというのは、先のことや自分の力ではどうにもできないことは考えず、ただひたすら目の前にある今の自分に足りないものに取り組み切ることだ。
結果が出るかどうかわからない中で頑張るには、結果のことを気にしても仕方がないし考えるだけ無駄だと気付くしかない。

実際に問題を作るのは先生で、平均点が何点になるのか、難易度がどれほどになるのか、どういった問題が多く出題されるか、予想は出来ても不確かなことばかりだ。
色々なこと、例えば学校の授業での先生のテストに関する発言や塾で押さえた問題をヒントや参考にしたり、厳選された問題を解くことはとても大事なことだが、そういった雑務的なことは塾の先生の仕事で、
選ばれた問題を自分でしっかりと消化することに100%の力を向ける。



実際過去最高順位だったNくんは「今回はヤバいっす・・やってしまったかもしれない・・・」といっていたが、実際はテスト自体が難しかったので点数的にはあまり良くないと思っていたようだが、結果として過去最高順位を大きく更新した。
自分の課題を精一杯見つけて必死に取り組んでいるうちに気が付いたら何人もの生徒を抜いていた、ということだった。

結果を出す最短ルートはきちんと存在しているし、またその道は歩いている本人が自分で見つけることしかできない道だ。
逃げず、誤魔化さず、実直に進めば、必ずその道はゴールへと繋がっている。









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