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日進市の学習塾(小5~中3)のブログ
日進中学校、日進南小学校を中心に日進東中、日進西中などの生徒が在籍

合格発表 2016

2016-03-19 | 通常
今年もこの日がやって来た。

公立高校の合格発表の日である。

毎年のことだが、前日から寝付けないことが多く、
朝はいつもよりも早めに自然と目が覚める。

発表は午前の10時から行われるが、主役の受験生やそのご家族に混じって、混雑する合格発表の掲示板へ
行くのはさすがに気が引けるので、少し落ち着いたあたりを見計らっていく。

高校がある星ヶ丘までの時間を考え、そろそろ出発を、と準備をし終えた辺りで、
塾にかかった電話の転送を設定してある携帯電話が鳴った。

一気に高まる緊張・・・。

通話のボタンを押す。



「第一志望、受かりました!!」

自然と入っていた力が、体から一気に抜けていったのが分かった。

今度はこの一年間ずっと一緒に頑張ってきた日々や、過去の思い出が湧き出してくる。

「おめでとう!!」


その後も他の生徒から続々と喜びの声が届く。


一旦、途切れたところで車に乗って目的の高校まで急いだ。

高校へ向かう車の中では電話は取れない。
電話が鳴れば、だれからの着信か、どういった内容のものなのか、
当然気になる・・・。

また、喜びの報告だけが届く訳でもないので、高校へ近づくほど、緊張感も高まってくる。


連絡が無い生徒は、嬉しすぎて、家族と喜びを分かち合っていて連絡を忘れているのか
反対に残念な結果となって、だれとも話す気になれないから連絡できないのか・・。


事前に聞いていた受験番号を元に、ひとつ一つ結果を確認する。

思わずガッツポーズをしたくなる結果や、第一志望には届かせてあげることができなかった悔しさや・・・。

毎年のように経験することだが、何年経験しても絶対に慣れることはない瞬間だ。


受験という目標のもと、一年間頑張り抜いた後に出る
「合格」と「不合格」の両極端な結果。

そこには、残酷さを感じると同時に、この二つではとても表現をすることができない
「受験勉強を頑張ってきた価値」があることも実感もする。

「合格」や「不合格」なんて言葉では、これまでに頑張って積み上げた「経験」を表現することなんて
少しもできやしない。


もちろん目に見えるものではないが、それは確実に存在するものだ。


そして、またこれからの人生において、それは必ず活きてくる。



これから3年間身を置く「場所」が決まっただけで、何にも「結果」なんて出たわけではない。

だからこそ、また今日から一歩、一歩、自分の足で自分の道を進んでいって欲しい。


卒業したみんなのこれからの人生の幸せを心の底から願っている。
























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