学年末テストも終わり、結果も出揃う中、高専の合格発表、新学年スタートに向けて無料体験授業のお問い合わせや申し込み、また在籍している生徒の保護者様との進級説明会(個別面談)など、毎年のことながらこの時期はやらなければならないことだらけで忙しい。
ブログの更新もやるべきことリストにずっとあったのだが、こんな時期になってしまった・・・。
まずは、、、
Iさん、豊田高専合格おめでとう!!
スターティングポイントでは2年連続で豊田高専の合格者が出たこととなった。
高専の準備は入試実施の時期や愛知県の公立高校との問題傾向の違いもあり、孤独な戦いになりがちだ。
高専合格には、ただ優秀であるだけではなく、その孤独な戦いに勝つ強さも求められる。
その難関を突破した強さを持つIさんのこれからの活躍に大いに期待をしている。
また、本番が公立高校である他の受験生も私立高校合格の吉報が届いた。
今年も愛知、中京、名電といった人気校の合格を果たし、公立高校の志望校をさらに上の組み合わせへと変えた生徒もいる。
私立高校は、その受け方、結果により公立の受験校決定に大きな影響を与えることも多い。
昔と変わり、学校の先生の指示するように受験をしなければならないといった雰囲気はこの地域ではほとんど感じられなくなった。
ただその分、受験者側がきちんと情報を収集して選択をしていかなければならない。
自分にとってのベストな選択が他の人から見てもベストだとは限らない。
志望校の決定は各自の孝行に求める条件により様々だ。
単純に偏差値が高いから、ということだけが最終決定の理由とはならない。
そういった意味では塾の存在はより大きなものとなっているように感じる。
スターティングポイントでも例年10月半ば頃から中3生には志望校決定に際して個別の面談を行ない、各ご家庭で少しでもベストな選択ができるように尽力している。
また場合によってはその後もご希望があれば何回か面談を行なうことも多い。
できるだけ正しい、多くの情報は後悔の無い選択をするためには欠かすことができない。
入試とは試験本番の日だけを指すものでは無く、その日を迎えるに至った経緯すべてを含んでいるものなのだ。
では本題のテスト結果について。
早速中1から。
今回は過去最高を更新したメンバーの中でもHくんの活躍について触れたい。
Hくん本人としては今回過去最高を更新したものの、まだまだ満足いく結果とまでは言えないし、正直失敗してしまった教科もあるように感じているだろう。
ひょっとして反省点の方が多いと感じているかもしれない。
しかし、この1年間を通して明らかに成長をしてきた。
中学1年生の頃の成績は、本人の努力や勉強に対する意識が大きく影響するが、それに大きな関わりを持つことの一つに「精神年齢」もあるように思っている。
周りの子供たちに比べて精神年齢が幼いと「やりたいこと」と「やらなくてはならないこと」の二つのバランスが上手に取れない。
大人であれば「やりたいこと」は「やらねばならないこと」と比べれば当然のことのように優先順位としては下になる。
まずは「やらねばならない」方を優先するのが当たり前だ。
実際に「やりたいこと」だけをしていては生きてはいけなくなる現実がある。
しかし子供の場合はそうではない。
特に小さい時は「やりたいこと」しかないような世界にいる。
それだけでも十分に生きていける世界を大人が一生懸命作っている。
しかしそこから年齢が上がるにつれ、少しずつやりたいことではない「やらねばならない」ことが増えてくる。
幼稚園や保育園はその最初の良い例なのかもしれない。
ただそこで「やりたいこと」ではなかった「やらねばならなかった」ことを体験しているうちに自分の世界が広がるという新しい感覚、発見が生まれる場合もある。
「やらねばならないこと」はマイナスだけではないし、「やりたいこと」もプラスの面だけではないことに気付き始める。
人はみな成長の過程の中で自分なりに折り合いをつけながら、「やらねばならないこと」に適応していき大人へとなっていくのだ。
こういったことへのスピードには当然個人差があるし、特に「勉強」といった高レベルの「やらねばならないこと」に折り合いをつけるにはある程度の精神年齢が必要になる。
僕は塾の仕事をしていることもあり、小学生や中学生の時期の「やらねばならないこと」、つまりは「勉強」に自分なりに折り合いをつけて取り組めるようになる瞬間を見られることが多い。
「やらなければいけない」ことが「大人から言われているからやらなきゃ・・・」ではなく、本当に自分自身にとって「やらなくてはいけない」ものとして感じられて行動する。
そうした時に成績や勉強に対する取り組み方がガラッと変わる。
これがまさに成長の瞬間だ。
そういった成長を今回、Hくんに見ることができた。
もちろん、まだそれは一時的なものかもしれないし、また元の様子に戻るかもしれない。
しかし、今回の経験は少なくとも「やらなければならないこと」が「イヤイヤやらされるもの」でもなく、「マイナスの面だけのもの」でもないことが実感できるものだったはずだ。
これからHくんがどう成長していくのか、本当に楽しみだし、嬉しい気持ちを味わえた瞬間だった。
次に中2
今回中2も過去最高順位を出したメンバーの中で1年生と同じように成長が一歩進んだMさんについて書こうと思う。
Mさん自身は中1の二学期の期末テストから2ケタ順位をずっとキープしているものの、なかなかその先へとは簡単に進んではいけなかった。
同じような順位が続く中、Mさん自身は悩みながらいろいろと考えているのはよくわかった。
時に勉強への取り組み方への簡単なアドバイスをしたり、励ましの声をかけたこともあったが、今回は今まで乗り越えられなかった壁をようやく乗り越えた、と言える結果だった。
順位として出る結果はあくまで結果であってその過程は様々だ。
Mさんも同じような順位を取っていた時でも、それぞれのテストへ向けた気持ちや準備は同じではなかったはずだ。
自分自身の成長や進歩が必ず順位という結果ですぐに現れるものではない。
結果として出るまではいかないが、正しい方向で努力している時は我慢が必要な時もある。
だから結果にだけ捉われずに、良い準備や過程を重視していかなければならない。
同じような順位を取る中でもそこにMさんなりの成長があり、それが今回実を結びグッと順位が上がった。
心が折れそうになる時もあったかもしれない。
もちろん、今回の結果もそこに至った過程を大事にしていかなければ一時的なもので終わってしまう可能性があるが、その辺のことはMさん自身がよくわかっていることだと思う。
いよいよ3年生になる前にこういった経験を積めたのは本当に大きい。
受験生としてのこの1年でさらなる成長を期待せずにはいられない。
ブログの更新もやるべきことリストにずっとあったのだが、こんな時期になってしまった・・・。
まずは、、、
Iさん、豊田高専合格おめでとう!!
スターティングポイントでは2年連続で豊田高専の合格者が出たこととなった。
高専の準備は入試実施の時期や愛知県の公立高校との問題傾向の違いもあり、孤独な戦いになりがちだ。
高専合格には、ただ優秀であるだけではなく、その孤独な戦いに勝つ強さも求められる。
その難関を突破した強さを持つIさんのこれからの活躍に大いに期待をしている。
また、本番が公立高校である他の受験生も私立高校合格の吉報が届いた。
今年も愛知、中京、名電といった人気校の合格を果たし、公立高校の志望校をさらに上の組み合わせへと変えた生徒もいる。
私立高校は、その受け方、結果により公立の受験校決定に大きな影響を与えることも多い。
昔と変わり、学校の先生の指示するように受験をしなければならないといった雰囲気はこの地域ではほとんど感じられなくなった。
ただその分、受験者側がきちんと情報を収集して選択をしていかなければならない。
自分にとってのベストな選択が他の人から見てもベストだとは限らない。
志望校の決定は各自の孝行に求める条件により様々だ。
単純に偏差値が高いから、ということだけが最終決定の理由とはならない。
そういった意味では塾の存在はより大きなものとなっているように感じる。
スターティングポイントでも例年10月半ば頃から中3生には志望校決定に際して個別の面談を行ない、各ご家庭で少しでもベストな選択ができるように尽力している。
また場合によってはその後もご希望があれば何回か面談を行なうことも多い。
できるだけ正しい、多くの情報は後悔の無い選択をするためには欠かすことができない。
入試とは試験本番の日だけを指すものでは無く、その日を迎えるに至った経緯すべてを含んでいるものなのだ。
では本題のテスト結果について。
早速中1から。
今回は過去最高を更新したメンバーの中でもHくんの活躍について触れたい。
Hくん本人としては今回過去最高を更新したものの、まだまだ満足いく結果とまでは言えないし、正直失敗してしまった教科もあるように感じているだろう。
ひょっとして反省点の方が多いと感じているかもしれない。
しかし、この1年間を通して明らかに成長をしてきた。
中学1年生の頃の成績は、本人の努力や勉強に対する意識が大きく影響するが、それに大きな関わりを持つことの一つに「精神年齢」もあるように思っている。
周りの子供たちに比べて精神年齢が幼いと「やりたいこと」と「やらなくてはならないこと」の二つのバランスが上手に取れない。
大人であれば「やりたいこと」は「やらねばならないこと」と比べれば当然のことのように優先順位としては下になる。
まずは「やらねばならない」方を優先するのが当たり前だ。
実際に「やりたいこと」だけをしていては生きてはいけなくなる現実がある。
しかし子供の場合はそうではない。
特に小さい時は「やりたいこと」しかないような世界にいる。
それだけでも十分に生きていける世界を大人が一生懸命作っている。
しかしそこから年齢が上がるにつれ、少しずつやりたいことではない「やらねばならない」ことが増えてくる。
幼稚園や保育園はその最初の良い例なのかもしれない。
ただそこで「やりたいこと」ではなかった「やらねばならなかった」ことを体験しているうちに自分の世界が広がるという新しい感覚、発見が生まれる場合もある。
「やらねばならないこと」はマイナスだけではないし、「やりたいこと」もプラスの面だけではないことに気付き始める。
人はみな成長の過程の中で自分なりに折り合いをつけながら、「やらねばならないこと」に適応していき大人へとなっていくのだ。
こういったことへのスピードには当然個人差があるし、特に「勉強」といった高レベルの「やらねばならないこと」に折り合いをつけるにはある程度の精神年齢が必要になる。
僕は塾の仕事をしていることもあり、小学生や中学生の時期の「やらねばならないこと」、つまりは「勉強」に自分なりに折り合いをつけて取り組めるようになる瞬間を見られることが多い。
「やらなければいけない」ことが「大人から言われているからやらなきゃ・・・」ではなく、本当に自分自身にとって「やらなくてはいけない」ものとして感じられて行動する。
そうした時に成績や勉強に対する取り組み方がガラッと変わる。
これがまさに成長の瞬間だ。
そういった成長を今回、Hくんに見ることができた。
もちろん、まだそれは一時的なものかもしれないし、また元の様子に戻るかもしれない。
しかし、今回の経験は少なくとも「やらなければならないこと」が「イヤイヤやらされるもの」でもなく、「マイナスの面だけのもの」でもないことが実感できるものだったはずだ。
これからHくんがどう成長していくのか、本当に楽しみだし、嬉しい気持ちを味わえた瞬間だった。
次に中2
今回中2も過去最高順位を出したメンバーの中で1年生と同じように成長が一歩進んだMさんについて書こうと思う。
Mさん自身は中1の二学期の期末テストから2ケタ順位をずっとキープしているものの、なかなかその先へとは簡単に進んではいけなかった。
同じような順位が続く中、Mさん自身は悩みながらいろいろと考えているのはよくわかった。
時に勉強への取り組み方への簡単なアドバイスをしたり、励ましの声をかけたこともあったが、今回は今まで乗り越えられなかった壁をようやく乗り越えた、と言える結果だった。
順位として出る結果はあくまで結果であってその過程は様々だ。
Mさんも同じような順位を取っていた時でも、それぞれのテストへ向けた気持ちや準備は同じではなかったはずだ。
自分自身の成長や進歩が必ず順位という結果ですぐに現れるものではない。
結果として出るまではいかないが、正しい方向で努力している時は我慢が必要な時もある。
だから結果にだけ捉われずに、良い準備や過程を重視していかなければならない。
同じような順位を取る中でもそこにMさんなりの成長があり、それが今回実を結びグッと順位が上がった。
心が折れそうになる時もあったかもしれない。
もちろん、今回の結果もそこに至った過程を大事にしていかなければ一時的なもので終わってしまう可能性があるが、その辺のことはMさん自身がよくわかっていることだと思う。
いよいよ3年生になる前にこういった経験を積めたのは本当に大きい。
受験生としてのこの1年でさらなる成長を期待せずにはいられない。