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テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事81~【速報版】東京・神奈川が危ないかもしれません!!五輪開催に向けてイヤな予感がします。

2021年06月14日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事81~
【速報版】国内全体では落ち着いてきましたが、、、東京・神奈川が危ないかもしれません!!五輪開催に向けてイヤな予感がします、

13日(日)までの数値がまとまっていないので、レギュラー版は明後日に記事をアップしますが、、、

【速報版】として緊急投稿

◆東京と神奈川で前週同曜日を上回る感染者が発生

首都圏が危ないかもしれません!

緩やかに低減を続けてきた東京と神奈川で、

前の週の同じ曜日を上回る感染者数が記録されました、

東京  6月12日(土) 467人 前週5日(土) 436人
神奈川 6月12日(土) 247人 前週5日(土) 224人

これまで1カ月以上なかった傾向です、

◆首都圏は第4波のピークを経験していない

大阪での変異株の猛威を受けて、いち早く緊急事態宣言を発出した東京都、

先手を打った効果が如実に出て、ピークへ登り詰める前になんとか感染拡大を食い止めています

これは、この1年数ヶ月の中で初めての感染予防の成功例として評価すべきと考えますが、

他府県が『独酌酔言的感染ピーク』(=10万人あたり14人程度)に近い感染ピークを経験しているのに比べて、

東京も神奈川も相当余裕を持って感染者を押さえ込みました、

大阪の第4波のピークと比べると、その違いは明らかです、

◆人出が増加するエリアも、陽性率もまだ高い、COVID-19もしたたかです

早期封じ込めに成功した首都圏、

が、なにかイヤな予感がしています、

予測感染ピークとの差は歴然、

COVID-19がこの隙間を見逃すとは思えません

この週末の首都圏の増加傾向を見せたエリアも多いです、

長期の自粛要請の果て、気持ちはよく分かります、

東京都の陽性率は4.0%(6月13日)、

全国の陽性率が2.8%(6月13日までの1週間平均)に比べると、やはりまだ高い

この状況で変異株が主流になりつつある首都圏で、突然感染拡大が再発する可能性があります、

とても心配です、

◆ワクチン接種(騎兵隊)は進捗、でも五輪開催となると

ワクチン接種は国内で約2140万回接種が完了(6月13日)、

これがある程度の歯止め、援軍(騎兵隊)になるのは間違いないですが、

接種者(医療従事者・高齢者)と感染拡大コア(20~40代)とのズレが気になります、

さらに、G7で五輪開催に向けて各国首脳の賛同を取り付けたことで、菅さんは気分が良いでしょうが、

もし、首都圏で変異株による(大阪で起こったような)感染拡大が始まったとしたら

1カ月後開催の五輪は、、、安心で安全な大会ではなく、、、

とても危険で不安な大会になるかもしれません、

◆首都圏は踏ん張り所です

首都圏での感染再拡大は誰も望んでいません、

今こそ、もう一度褌を締め直して、不要不急の外出を自粛、3密回避、マスク着用、手指の消毒

この基本行動をあと1週間、緊急事態宣言解除までのあと1週間、

なんとか、続けていくことが大切です、

ここまで来たんだから、ここでこれまでの努力を水の泡にしないように、

不要不急の飲食会食とかはもう1週間我慢しましょう、

朝乃山は1年間休場しても、まだ未来があります、

でも、五輪は今回失敗したら、もう後はありません

まさに土俵際です、

菅さん、G7で上手に物事が運んだと油断していると足下を掬われますよ、

COVID-19は小技も大技も得意です、

どんな奇抜な技を仕掛けて来るか分かりません、

褌を締め直してあと1週間、ガンバってください、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事80~先週の陽性率は3.1%(前週4.6%)へ減少、マスクを外せるのはいつ?リバウンド第5波・ワクチン接種・五輪開催と三つ巴のチキンレース

2021年06月08日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事80~
先週の陽性率は3.1%(前週4.6%)へ減少、3月末以来の低水準、安全水域へと入りました、マスクを外せるのはいつ?リバウンド第5波・ワクチン接種・五輪開催と三つ巴のチキンレース

6月6日までの1週間の陽性率は3.1%(前週4.6%)と3月末以来の低水準に、

どうやら、安全水域に入り始めたと考えて良いと思います、

検査数は増、感染者は前週より9000人弱減少、第4波もやっと収束への道筋に乗ったようです、

独酌酔言的予測感染ピークをあっさり越えてしまった沖縄も、どうやらピークを過ぎ減少局面へ入ったようです、

高齢者へのワクチン接種もエンジンがかかってきました、

接種回数は1日@50万回を越えましたが、まだまだ1日@100万回には届きません、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
(厚労省HP日報から算出)

◆沖縄も含めて第4波は収束の方向へ、
しかしこれから、リバウンド・ワクチン接種・五輪開催という三つ巴のせめぎ合いが続きます

大阪府の第4波感染ピークから推察する日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

今週も一応確認、予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較すると、
 
      人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 508人(6/3) このまま逃げ切れるか微妙?五輪の影響は?
大阪府  885万人    1200人  1260人    226人(6/3) 安全水域に入り始めました
愛知県  752万人 1052人    679人  305人(6/1)    ピークアウト中
福岡県  513万人  718人     634人  116人(6/2) 安全水域入口
北海道  527万人  734人     727人  317人(6/2) ピークアウト入口
広島県  284万人  398人     237人  70人(6/2)   安全水域入口
岡山県  188万人     263人    189人     37人(6/2) 安全水域入口
沖縄県  146万人  204人    335人   297人(6/2) 未だ予想ピーク越えも減少局面へ入る

大阪のピークが基準です、

沖縄は未だ予測感染ピークを越える感染者(週間最大値)が発生していますが、感染拡大は収まりつつあります、

緊急事態宣言対応に加え、県立学校83校の一斉休校(6月20日までの2週間)が始まり

ここでなんとか感染拡大を押さえ込みたい局面です、

全国的にはなんとか第4波は収まりつつあります、

しかし、生活が元に戻ったら第5波は必ず来ます、第4波でお仕舞いという訳ではありません、

変異株の動きも気になります、

そして、五輪開催というマイナス要素・懸念材料があります、

第5波は防げるかどうか?

これからもしっかりと日常生活での感染対策(マスク着用・3密の回避・手指の消毒)が基本

そして、これからは大きな味方=ワクチン接種という騎兵隊の登場です、

◆ワクチンの効果、発症・重症化予防に加え、感染予防効果もあるかも!??
(ここ、大切です)

やっとエンジンが掛ってきた国内でのワクチン接種、

ワクチンの接種により発症・重症化がとても高い確率で防げることは実証されつつあります、

さらに、ファーザー社製のワクチンでは『感染そのものも防ぐ効果』があるという研究データも示されています

これはとても重要な朗報です、

もし、ワクチンに感染自体を予防する効果があるならば、

ある程度ワクチン接種が進めばマスクははずす事が出来る時が来るかもしれません、

◆素朴な疑問、ワクチン接種してもマスクは外せないのはなぜ?

先日、知り合いが、

『ワクチンを接種してもマスクを外せないなら意味が無い』という趣旨の発言をSNSでしていました、

これはワクチンの効果に関する誤認というか、正確に認識していないから起きる疑問です、

分かりやすく書くと、、、(これ、このサイトの基本^^)

ワクチンは疑似感染を起こすことで体内に抗体を発生させ、そのウイルスに感染したときの発症や重症化を防ぐためのものです、

つまり、ワクチンを接種した後も感染するかもしれないのです、

感染しても発症しない=無症状感染者になる可能性があるので、

ワクチンを接種したからといって、

いきなりマスクを外すと、他のワクチン未接種者にウイルスを移してしまうリスクがあるのです、

感染と発症は別なのです、

だから、接種してもマスクは外せません、

マスクが外せるようになるのは、コロナ感染流行自体が相当のレベルまで低く抑えられるようになったときです、

しかし、前述のようにファイザー社のワクチンには感染自体を予防する効果もあるかもしれない、というデータも出ています、

これは感染拡大を早期に収束させる戦力になります、

マスクを外せるのはあくまで国内全体の感染レベルが相当低くなってから、

独酌酔言的な予測を書くと・・・

ひょっとすると2021年末~2022年春頃には日本もマスクを外せるようになるかもしれません、

詳細は後述、

ワクチン2回接種が人口の50%を越えたイスラエル

1日の感染者数が4人(6月5日)まで減少、6月15日からマスク着用義務を解除する予定です、

これくらいのレベルがマスク着用義務解除の基準かなと考えます、

◆ワクチン接種は順調に拡大も、1日@最大約50万回程度

やっとエンジンが掛ってきたワクチン接種、

国の大規模接種会場も軌道に乗ってきました、

さすが自衛隊です、大きな混乱もなく粛々と任務を遂行して頂いています、感謝

これを追うように自治体の大規模接種も加速中、

首相官邸HPでは『ワクチン接種これいいね。自治体工夫集』というページも出来ています、

各自治体の実施例・共有成功例の情報共有ページです、

やれば出来るじゃないですか、こういう情報の共有はとても大切です、

なんか、やっと出来てきた感があります、

さらに、企業単位・学校単位での接種実施のための申請も6月8日から始まります、

大手企業や大学が名乗りを上げていく模様です、

このような重層的な接種展開により、高齢者以外への接種も複層的に前倒しで進行、

なんとか、年内に全国民の接種率70%、感染者数を極少数に押さえ込めれば、マスクは外せるかもしれません、

◆高齢者のワクチン接種メーター、1日@何回打てば良い?

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@50万回程度、

7月末まであと55日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200万回-900万回÷55日=1日平均@114.5万回の接種が必要です、

週の必要接種数が1日平均@108万回でしたから、6.5万回増えてしまいました、

自治体も企業学校も頑張っていますが、ハードルはどんどん上がっていきます、

ここが頑張り所です、

これからは企業(とくに利益をたくさん出している大企業のボランティア的接種拡大)や大学の活躍に期待します、

◆このまま接種が進めば、いつ頃マスクが外せるのか?

これだけはなんとも云えませんが、、、

一応、独酌酔言的な予測計算をしてみましょう、

といっても、簡単な四則計算だけですが^^)

(仮定) 人口の70%がワクチンを2回接種を完了した時点でマスクが外せるとしたら

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

1億7550万回÷1日100万回接種=175日

今日から175日後は、、、2021年11月30日です、

なるほど、、、

実際にはまだ1日100万回接種の実力が無いので、もう少し掛りそうですが、

でも、このまま日本が頑張ったなら、2022年冬~春にはマスクを外せる日が来るかもしれません、

それまで、気を抜かずに頑張りましょう、

◆当面の最大の懸念材料、不確定要素、それは五輪開催

どうやら、このままなし崩し的に五輪を開催してしまいたい政府、

菅さんは繰り返し“安心安全に開催できることが条件”であると発言されていますが、

その具体的・科学的な必要十分条件は一切示されていません

開催の安全を担保するのは感染者数なのか?拡大傾向指数なのか?

観客は入れるのか?無観客なのか?

入国管理体制、検査態勢、医療体制は整うのか?

開催まで1カ月余りとなった今現在でも、何一つ確かなことはありません、

それでも、なんとなく“このままゴリン押しで開催”的なムードに入ってきました、

さて、冒頭に書いた三つ巴の接近戦、チキンレースです、

規制緩和でのリバウンド第5波への恐怖

騎兵隊ワクチン接種の進捗状況、

そして、実態が見えない五輪開催の影響

もし、五輪が中止になっていれば、年内のコロナ対応の戦略がもっとハッキリ見えていたと思います、

唯一の不確定要素、五輪開催、

この指数が入ってくることによって、どんな変化が起こるのか?

2021年末の様子にどんな変化を与えるのか?

やる限りは五輪の成功を祈ります

そのためにも、菅さんはきちんとした全体イメージを持って五輪開催とコロナ対策の両立を実現しなければなりません、

頼むで~~、ホンマに、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

2021年06月01日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~
先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

5月30日までの1週間の陽性率は4.6%(前週5.5%)と引き続き下降

検査数は減少、感染者も前週より9000人ほど減少しました、

全体には引き続き減少傾向ですが、

沖縄が引き続き予測感染ピークを突破!非常に危険な状況です、

高齢者へのワクチン接種はやっと1日@30万回を越えましたが、まだまだ1日@100万回には届きません、

◆沖縄以外はピークアウトに入ったと思われます、さて五輪はどうする?

感染拡大が続いていた北海道もピークアウトの兆候が見られます、

沖縄は『なぜか低い東アジアの感染ピーク』予測値を越えて拡大し続けています

緊急事態宣言は6月20日まで再延長、

ここへ来てやっと自治体も政府も腹が据わったようです、

でも、6月20日時点での数値はたぶん微妙

それなりに下がっているでしょうが、リバウンドがないかというと、、、

その確証はないレベルと違うかな、、、と予測、

五輪が1カ月後に近づいている時期、

今の政府は五輪を是が非でも(文字通りの表現)、

是が非でも五輪を実施したいように見えるので、緊急事態を解除する可能性が高いです、

大阪の吉村さんは、感染の完全な終息を目指して再々延長の可能性をほのめかすかもしれません、

東京の小池さんは微妙な立場に追い込まれます、隘路

感染拡大の終息のためにはもう少し規制を続けたい、

でも五輪のためには安全宣言もしたい、

そんな感じになるのかな?

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%     589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
(厚労省HP日報から算出)

◆独酌酔言的には、緊急事態宣言の再々延長があっても良いと考えます

やはり、緊急事態宣言の『解除』=安全宣言というニュアンスで捉えられる可能性が高く、

一気に夜の飲屋街での呑み会が復活~リバウンド、という最悪のシナリオが浮かんでしまいます、

しかし、2021年に入り、ほぼずっと発出されている緊急事態宣言、

国民の間には嫌規制感がただよっています、慣れもあります、

ここは、緊急事態宣言を再々延長しながら、具体的な施策の緩和で対応する、

というある意味、“意図的なオオカミ少年”的、“意図的な玉虫色”的施策実施でも良いかなと考えます、

緊急事態宣言を再々延長しながら、飲食店での酒類の提供を限定的(時間・人数など)に認める

中途半端なように思えますが、ここは現実的なずるい戦略が必要と感じます、

◆大阪は最悪の状況、重症者用病床も改善も、未だ高いレベル

大阪府の重症者病床が5月30日で70%台まで下がりましたが(5/31で70.9%)、

まだまだ高い水準、即リバウンドは避けたい状況です、

今回の第4波では多く命を救えなかったのが大阪府の実態

5月末時点、大阪府では累計2315人、5月単月では859人がコロナで亡くなりました

これは累計でも東京の死者2055人を抜いてしまいました

これを重い教訓として、2度とこのような状況を生み出したくない、

という思いを持ち続ける必要があります、

なので、吉村さんは緊急事態宣言の再々延長を視野に入れていると思います、

今週も書いておきます、

政府は必ず来る第5波に備えて、重症者病床を増やせない『日本の病院政策の構造的問題』を解決する努力が必要です、

喉元過ぎれば、、、にならないよう、

今こそ重症者病床増加のための根本的な対策妙案を練るべき時期です、

よろしくお願いします、

◆沖縄は感染予想ピークの1.6倍超、何らかの要因が感染ピークを押し上げました

大阪府の第4波感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

この予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 743人(5/26) 持ちこたえているが危険
大阪府  885万人    1200人  1260人    331人(5/26) ピークアウト中
愛知県  752万人 1052人    679人  445人(5/26)    ピークアウト入口
福岡県  513万人  718人     634人  211人(5/26) ピークアウト入口
北海道  527万人  734人     727人  570人(5/27) ピークアウト傾向の始まり
広島県  284万人  398人     237人  166人(5/26) ピークアウト入口
岡山県  188万人     263人    189人     82人(5/26) ピークアウト中
沖縄県  146万人  204人    335人   335人(5/29) 予想ピークを軽く突破、感染拡大中!

大阪のピークが基準です、

東京は低位で推移していますが、減少スピードが遅いです、

ピークを低く押さえ込んだ分、COVID-19にも余力があるようです、

なので、東京はまだまだ危険です、いつ増加に転じるか分からない危険な状況です、

北海道はピタリと感染ピークで持ちこたえました、

沖縄以外は感染拡大が止まりつつあります、

沖縄は5月22日に感染予測ピークを軽く突破、約1.6倍まで新規感染者数が増加し、未だに増加傾向が続いています、

何かは分かりませんが、なんらかの要因があるのはたしか、

つまり、状況次第では『東アジアでも高い感染ピークが起こりうる』ということです、

『東アジアの感染ピークはなぜか低い』神話が壊れようとしています

感染ピークを押し上げた要因は大きく分けて2方向考えられます、あくまで推測、

① 沖縄固有のクラスター事情(酒場事情?生活習慣)
② 変異ウイルスの感染力の影響

大阪も変異した英国株が大きな感染拡大を引き起こしました、

なので、感染ピーク予想もされに対応しているはずなのですが、

いともあっさり予測を超えてしまいました、悔しい、、、

変異株の実力は想像以上なのかもしれません、

COVID-19は本当に手強いです、なかなか人の手中には収まってくれないようです、

◆ワクチン接種は順調に拡大も、1日@最大約34万回程度

いろんな工夫がやっと動き出したワクチン接種

国や自治体の大規模接種会場、かかりつけ医による効率的な接種、

産業医による企業単位での接種、学校単位での接種、

前倒しでの高齢者以外への接種などが複層的に進行

注射の打ち手に歯科医師、接種会場勤務に薬剤師や看護学生など総動員、

接種休暇に接種宿泊パック、会場の無償提供など企業も動き出しています、

やっと政府も本気で動き出しましたが、いかせん遅きに失しました、

2021年初頭からこのイメージが政府にあれば、あと2カ月は早く本気モードで対応できたはず

菅さんや河野さんの失政と云っても厳しすぎることはないと思います、

◆高齢者のワクチン接種メーター、1日@何回打てば良い?

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@37万回程度、

週間接種回数は倍増しています、


(首相官邸HPより転載)

7月末まであと62日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200万回-498万回÷62日=1日平均@108万回の接種が必要です、

先週の必要接種数が1日平均@101万回でしたから、7万回増えてしまいました

まだまだ接種のアイデアと、戦力の増強が必要です、

さて、これで間に合うのか?

◆五輪開催に向けてのニュースが騒がしくなってきました

さて、五輪はどうなるのでしょうか?

このまま、安心安全を担保しないまま“安心安全な五輪”が開催されるのでしょうか?

ワクチン接種と同じで、“対COVID-19戦略のイメージが出来ていない”と対策が後手に回ってしまいます

何かが起こってから対処療法を施すのでは遅いのです、

ワクチン接種遅れの二の舞だけは避けましょう

菅さんに必要なのは『五輪を安心安全に開催する』ための全体イメージと具体的な戦略と戦術です、

回りにいろんなブレーンや進言する知恵者もいることでしょう、

五輪を開催するなら、

『みなさんの意見に真摯に耳を傾けて』五輪対策をしっかりやって欲しいです、

ところで、その時の状況は別として、とりあえず選手村には酒類が持ち込まれるようです

クラスター発生で選手村が急遽隔離施設になったりしないように、気をつけましょうね、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事78~先週の陽性率は5.5%と漸減、エリアにより状況が異なる状況、高齢者ワクチン接種は最大1日@約20万回へ。

2021年05月25日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事78~
先週の陽性率は5.5%と漸減、エリアにより状況が異なる状況、高齢者ワクチン接種は最大1日@約20万回へ。

5月23日までの1週間の陽性率は5.5%(前週6.8%)と漸減、

検査数は変わらず、感染者は前週より9000人ほど減少、

全体には減少傾向ですが、エリアにより異なる状況、

高齢者へのワクチン接種は1日@20万回に迫ってきました、

◆日本総体ではピークアウト期の入口にあるようです、

少しほっとしています、が、緊急事態宣言は継続しないといけないでしょうね、

エリア別に観ると、大阪・兵庫・京都はピークアウトしつつあります、

東京は引き続き、なんとか凌いでいます、先手の施策が功を奏しました、

ある意味、緊急事態宣言で初めての成功例かもしれません、 

地方都市で感染が拡大中です、

とくに北海道は独酌酔言予想ピークを越える勢いです、

沖縄は予想ピークをあっと云う間に突破、感染拡大の勢いは止まりません、

北海道・沖縄での規制はもっと強化しないといけませんね、

◆重症者用病床は未だギリギリの状態、はやく構造的問題を解決しないといけません

大阪府の重症者病床が5月22日にやっと実質100%を切ったようです、
(追加できた病床を含めた計算)

しかし、ヨカッタと云うには厳しすぎる状況です、

これまでの45日ほどは100%を越えており、その間は救える命が救えなかった、

ということであります、

政府は来たるべき第5波に備えて、重症者病床を増やせない『日本の病院政策の構造的問題』を解決する努力が必要です、

簡単に云えば、感染症対策が出来ない中小の病院が多い

厚労省による、国公立の病院を中心に病床減少政策が取られてきた

と、こんなお話のようです、、、残念過ぎます、、、

喉元過ぎれば、、、にならないよう、

今こそ重症者病床増加のための根本的な妙案を練るべき時期です、

よろしくお願いします、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日   5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
(厚労省HP日報から算出)

◆各エリアの予想ピークと実際の感染者数

大阪府の感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

これを各都道府県に当てはめてみます、

予想感染ピークとこの1週間の最大値実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 先週の1日@最高感染者数
東京都 1395万人 1953人  843人(5/20) 持ちこたえている
大阪府  885万人    1200人    501人(5/20)  ピークアウト途上
愛知県  752万人 1052人  666人(5/19)    高いレベルの感染率
福岡県  513万人  718人   499人(5/19) ピークアウト入口も高い感染率
北海道  527万人  734人    727人(5/21) 感染ピークです!
宮城県  229万人  321人     33人(5/19) ピークアウト中
広島県  284万人  398人    219人(5/21) ピークアウト入口
岡山県  188万人     263人   134人(5/19) ピークアウト途上
沖縄県  146万人  204人  231人(5/22) 予想ピークを突破!!

北海道はほぼ予想ピークに迫る感染者数となりました(5月21日)、

それでも、なんとか『なぜか低い東アジアでの感染ピーク』理論値内、

しかし!ついにこの理論値を越えてしまったのが沖縄

5月22日の新規感染者数231人は、10万人@15.8人に相当

大阪の過去例10万人@14人を越えて国内最大感染拡大率です、

感染力の強い変異株の影響なのか?

沖縄の固有事情があるのか?現状ではなんとも分かりませんが、

ぜひ、今のレベルで押さえ込んで欲しいと思います、

沖縄はホントに注意が必要です

◆持ちこたえている東京、やはり先手必勝、初めて効果を実感

人流のリスクがもっとも高い東京が先週も持ちこたえました、

緊急事態宣言の効果が初めて評価されることになるかもしれません、

大阪府が感染ピークに達した2週間後(4月25日)に緊急事態宣言に入ったのに比べ、

同日に緊急事態宣言に入った東京、

4月25日時点での東京の新規感染者数@900人前後とピークの直前でした、

第3波で痛い目に遭っていた小池さんが、

大阪と同じタイミングでの緊急事態宣言に固執したのが正解でした、

以降、大きなピークを向かえることなく(予想ピークの57%程度)、

この2週間はやや減少の傾向も見て取れます、

油断は出来ませんが、なんとかこのまま減少に向かって欲しいです、

先手必勝、この東京の例を各自治体の首長も好例として実感していると思います、

菅さんも実感して欲しいところです、先手必勝、

やはりコロナ対策の定石は、

『対策の開始は少しでも早く実施』『対策の終了は少しでも先延ばしに』だと思います、

さて、今の緊急事態宣言はどうなるのか?

菅さんの判断です、

◆ワクチン接種の進捗状況は、、、やっと大規模接種会場が始動

やっと、いろんなワクチン接種アイデアが始動、

昨日、5月24日から東京と大阪の政府の大型集団接種会場(自衛隊運営)での接種がはじまりました

初日は東京・大阪とも大きな混乱もなく進んだようです、なにより、

規律の自衛隊と臨機応変の外注先のタッグが短時間での準備運用を可能にしたような印象です、

これからも頑張ってください、

自治体主導の大規模接種会場も続々稼働、

全国の接種率はこちら ⇒

5月24日現在の接種率全国1位は和歌山県

かかりつけ医を活用した小回りの利く戦略が成功、

小回りの利く個別接種と接種数を伸ばせる大規模会場

ワクチン接種の両輪です、どちらもしっかり進めてください、

◆接種数の速報

累計接種数  医療従事者    高齢者
5月10日 約432万回 約42万回
5月16日 約513万回 約98万回
5月23日 約644万回 約234万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@20万回程度

7月末まであと69日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200回―234万回÷69日=1日@101万人の接種が必要です、

先週よりまた少しハードルが上がりました、

現状では、毎日1日80万回の積み残しが出ています

まだまだです、まだまだ工夫を重ねないといけません、

◆自治体の7月末までの接種完了率が高くなった酷いカラクリ、目標数を減らしていました

5月12日に政府は“全国の自治体の85%が7月末までに接種完了”と回答したと発表、

前回のアンケートから完了率が急上昇!

なぜ?

このカラクリは厚労省や総務省自治省辺りから各自治体の首長に、

接種完了時期の確認というカタチでの、前倒しへの暗黙の圧力が掛ったようだと先週書きました

ところが上記以外に、こんな酷いカラクリが今週発覚

なんと接種する目標人数を減らしているのです、

政府は首長への電話攻勢で7月末完了を強要、

達成のための都合の良い方便として、

『なにも高齢者全員が目標でなくても良いんですよ』と官僚が甘言、

自治体が接種目標人数を減らし、それを達成するという、

マッチポンプ!?いや違うな、目標のすり替え!!

安部さんが何度も国会で答弁した“インチキ”、“ご飯論法”に似た手法です、

ちなみに兵庫県内の自治体の目標例を観ると、

100%=高齢者全員に接種するとしているのは、伊丹市、加東市、播磨町のみ

神戸市は80%西宮市はなんと65%の接種で『7月末で接種完了達成』としています、

なにこれ?65%接種で目標達成??

こんな情報を同時に公開せずに『85%の自治体が7月末に目標達成』だけを謳う政府は信用できません、

高砂市はもともと100%接種を目指していましたが、80%に目標を下げて7月末完了と報告

加古川市も100%完了は8月以降としていましたが、70%に下げて7月末完了可能に

この国の官僚の志の貧弱さを象徴する仕業です、

情けない!

数字を操るだけで仕事をした気分を味わっているのでしょう、

菅さんもこんな作った数字でうわべを繕ってはいけません、

アンケートの数字は上がっても、COVID-19は菅さんに忖度などせずに感染拡大します

ホント泣きそうになってきました、

現実はこれから毎日積み残しが増え続けるワクチン接種、

アンケートの数字ではなく、どうしたら7月末までに高齢者接種を完遂できるのか?

そこのアイデアをもっともっと出してくださいませませ、さだまさし^^)

今週も書いておきます、

アンケートの数字を押し上げることに躍起になっている官僚さん、、、アホか!!、、、

◆重症者の抗体、1年後にも確認、横浜市大、

新型コロナウイルスに感染してから1年たっても95%以上の人に、感染を防ぐ力を持つ「中和抗体」が残っていたとする分析成果を、横浜市立大の研究グループがまとめた。

なるほど、重症から帰還された方はそれなりの免疫が1年後でもあると云うことですね、

ワクチンで出来る中和抗体の期間はまだ定かではないですが、

独酌酔言的な予測では6カ月~1年くらいでしょうか?

インフルエンザ同様、毎年ワクチン接種が必要になるかもしれません、

この研究では、変異ウイルスの感染では従来型に比べ「中和抗体」残存期間が短い可能性も指摘されています、

COVID-19は常に進化します

人類も負けずに進化していく必要があります、知恵を絞っていく必要があります

アンケートの見た目の数字を上げることに精を出している場合ではありません

しつこく書いておきます、

菅さん、7月末までに高齢者接種7200万回達成を目指して知恵を絞ってくださいませませ、さだまさし^^)


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事77~先週の陽性率は6.8%と漸減、地方都市で感染拡大中、緊急事態宣言はもっと延長を!?

2021年05月18日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事77~
先週の陽性率は6.8%と漸減、地方都市で感染拡大中、緊急事態宣言はもっと延長を!?

5月16日までの1週間の陽性率は6.8%(前週7.8%)と漸減

でも、感染者は前週より約9000人増加、感染は急拡大中です、

検査数が大幅に増えたため陽性率は(見た目)下がりましたが、

1週間の新規陽性者累計は44,961人、これは過去最高です、


今が日本の感染拡大のピークと云えます、

ここからどれくらいの期間、頑張れるのか?

リバウンドを繰り返してきた反省をしっかり噛みしめて判断出来る力量

ワクチン接種のスピード

政府の手腕が問われています、

エリア別に観ると、大阪府はやっとピークアウトしつつあります、

東京もなんとか凌いでいます、 

地方都市で感染が拡大中です、北海道はすでにピークに達している模様です、

◆重症者用病床は相変わらず足りていません

新規陽性者は大幅増、重症者用の病床の逼迫度合いも変わらず、死者も増え続けています

大阪府の累計死者数が東京都を上回って1958人(5月116日現在)となるなど、

医療崩壊の実体が数字に表れています、

この問題を解決するには、感染防止と共に病床の増床が絶対に必要なのですが、それが出来ない日本の医療事情
(コロナ75に書いています)

残念ながら今週も、“政治のチカラでなんとか病床を増やしてください”としか書けません、

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言

このまま、陽性率転じる転じるのか?

変異株はしつこいので、なんとも云えません、

◆大阪府のピークから推察する日本の感染ピーク

大阪府の感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い感染ピーク』が影響?)

これを各都道府県に当てはめてみましょう、

先週の新規感染者数実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 先週の1日@最高感染者数
東京都 1395万人 1953人  1010人(5/13) 持ちこたえている
大阪府  885万人    1200人   974人(5/11) ピークアウト途上
愛知県  752万人 1052人   679人(5/12)   要注意
福岡県  513万人  718人    634人(5/12) 感染ピーク!
北海道  527万人  734人    712人(5/13) 感染ピーク!
宮城県  229万人  321人      53人(5/12) 要注意
広島県  284万人  398人    238人(5/15) ピーク寸前
岡山県  188万人     263人   186人(5/12) ピーク寸前

北海道は1日だけですが、ほぼピークに達しています、今が正念場、

福岡、広島、岡山も同様に正念場でしょう、

大阪府では、ピークが数週間にわたり高原状に推移しました、

他のエリアでも同様の動きを示すのか?それは分かりませんが、

とにかく、緊急事態宣言発出は、、、遅かった!と云えると考えます、

地方都市にも東京都と同じタイミングで緊急事態宣言を発出していれば、

もう少し低いレベルで感染拡大を抑えられた可能性があります、

東京都は先手を打てた感があり、先週も冷静に持ちこたえています、

5月17日(月)の新規感染者数も419人と少なめでした、

やはりコロナ対策の定石は、

『対策の開始は少しでも早く』『対策の終了は少しでも先延ばしに』と云えそうです、

先手必勝、粘り強く我慢、終了は先延ばし、

◆ワクチン接種の進捗状況は、、、遅々として進まず

徐々にいろんなアイデアが実践され始めているワクチン接種、

自衛隊、歯科医師、産業医、休眠看護士、

やっと、いろんなアイデアが実現しつつありますが、

残念ながら、我が政府の失政で世界からは大きな後れを取っています

5月7日に菅さんが“高齢者接種1日100万回接種”をぶち上げてから10日ほど、

接種の実態は如何に??この1週間の接種回数を確認、

累計接種数  医療従事者    高齢者
5月10日 約432万回 約42万回
5月16日 約513万回 約98万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、1日@9万回程度


(首相官邸HPより)

6日間累計で約56万回、

1日100万回接種の尻尾さえ見えない状況です、

7月末まで残り75日ほど、

単純計算で、

高齢者3600万人×2回―98万回(実績)=残り75日平均1日@95万回の接種が必要

これから毎日、1日@85万回近くの積み残しが出て行きます、

難しい計算が出来ませんが、6月中頃には1日@100万回を達成して、

その後は積み残し分を回収するために、1日@200万回を目指さないと

菅さんの公約の7月末までに高齢者3600万人への接種を終えることは出来ません

ホントに政府内では、菅さんのアタマの中ではこのような画が描けているのでしょうか

5月12日に政府は“全国の自治体の85%が7月末までに接種完了”と回答したと発表、

前回のアンケートから完了率が急上昇!!??

なぜ?

どうも、これにもカラクリがあるようです、

厚労省や総務省自治省辺りから各自治体の首長に、接種完了時期の確認というカタチでの、前倒しへの暗黙の圧力が掛っているようです、

アンケートの数字を押し上げることに躍起になっている官僚さん、、、アホらしい、、、

官僚は圧力掛ける前に、自治体に知恵を授けなさい!!

いろんなアイデアを出してワクチン接種を推し進める!

それが高級官僚の仕事でしょう!!

◆政府は常態的なワクチン接種態勢も考えるべき

世界的にワクチン接種が進み、デジタルの接種証明書発行(ワクチンパスポート)の動きが進んでいます、

ワクチンパスポートの運用にはいろいろな課題がありますが、

日本政府はこれまた旗色不鮮明、、、それはさておき、

そんな中、ワクチン接種先進国のイスラエルでは、

ワクチンパスポートの有効期限を6カ月と定めたようです、

今後、自由に国内で行動したり飲食したり、海外旅行をするには、半年に一度はワクチン接種が必要!!??

そんな世の中になる可能性があります、

全員が接種する訳ではないでしょうが、

これから数年は、常態的なワクチン接種が国家の一大事業になります

この常態的(中期的)なワクチン接種の実施イメージも今から作持っておくべきです、

これも政府の仕事、

ワクチン接種担当大臣は肝に銘じてネクストステップのイメージを作っておいてください、

たぶん、、、民間の方が動きは速いと思いますが、、、

ワクチン接種の常態化は大きなビジネスになる可能性があります

旅行会社などは自社旅行事業と絡めて(国の施策と連携した)ワクチン接種事業に乗り出すのも有りかもしれません、



通信会社がワクチン接種をするのはどうでしょうか

DocomoユーザーはDocomoで接種、

ソフトバンクユーザーはソフトバンクで接種、

孫さんも三木谷さんもいるんだから、出来るかもしれません、

◆さて、緊急事態宣言の効果は?施策の内容は?

さて、全国9都道府県が対象になった緊急事態宣言の効果は?

大阪の例を見る限り、現在の緊急事態宣言の施策は一定の効果はある、と考えます、

しかし、施策の細部にばらつきがあり、科学的根拠が明確に示されていないことから、

一部業界と自治体との間でせめぎ合いもありました、
(スポーツ観戦、美術館、映画館など、エリアによる対応の違い)

個人的な今後の緊急事態宣言のイメージをざっくり書きます、

小池さんや専門家の意図は、

総体として、とにかく人流を少しでも少なくしたいということのようです、

科学者の意見としてはまっとうな感じがします、

なので、小池さんは文化庁の意向(美術館などの再開)に強く反発、人流減少に強い意欲を見せました、

しかし、現実には通勤電車は混み合っています、

テレワークは進まず人流はそこまで減っていない、

それでも、ある程度の感染抑制効果は観られる、東京は踏ん張っている、

不思議な感じ、総体としての人流抑制はホントに貢献しているのか

専門家の意見としての、少しでも人流を減らしたい、という気持ちは分かりますが、

美術館や映画館での感染リスクはとても低いと考えます、

したがって、美術館や映画館への休業要請はいたって非効率的な施策

それが分かっている国民にストレスが溜まる、社会が疲弊する

飲食業の休業によるダメージも、そろそろ限界に近づいているか

国民のストレスという視点で見ると、

あらゆるものに規制が掛けられる生活には限度があります、これは明白、

国民の我慢にも限界がある、

そして、先に書いたように、感染拡大抑制策終了は少しでも先延ばしするのが定石

今までの2回は、経済事情・国民のストレスと感染拡大抑制を天秤に掛けて、

正直、中途半端な状態で宣言解除をしていたと思います、

今回の感染状況を観ると、変異株の感染力を過小評価は出来ない、

5月末の解除ではまた早晩リバウンドするように感じています、

我慢の限界・ストレスの蓄積と緊急事態宣言の延長

なんとかこれを両立させたい、

そこで、

◆(個人的試案)
6月末まで緊急事態を延長する事を提案します

ただし、規制はクラスター発生リスクの高いシチュエーションに限定します

今までの2回の反省を活かして、、、

今回は6月末頃まで緊急事態宣言を延長するのが得策と考えます、

しかし、“少しでも人流を減らす”という総体的な規制は止めましょう

正しい主張ですが、効率が悪い、国民が納得出来ていない、

長期に渡る休業や自粛には限度があります、社会にストレスが溜まります、

そこで、

デパートも映画館も美術館もスポーツ観戦も、しっかり感染対策をした上で開放

酒場も感染対策をした上でアルコール独り呑み・1時間以内に限り開放、21時までの営業、

その代わり、厳に規制を掛けるべきシチュエーションは絶対禁止!!の強い態度で臨む、

クラスター発生実績のある、2人以上の飲食宴会は絶対禁止!

各種会合パーティ、学校のクラブ活動、3密になりやすいスポーツやイベント、2人以上のカラオケなどは絶対に禁止

麻雀はどうかな?換気が出来ておしゃべり禁止ならOKか?
(これは専門家の意見を聞きたい)

いまこそ科学的知見を活かし示して、絶対にやってはならないことだけを強力に規制する、

どこかのお偉いさんのような抜け駆けパーティ参加などは許しません!みたいな感じで、

これで6月1カ月を過ごす、もう1カ月の緊急事態宣言の延長

それで感染状況次第で6月末以降に緊急事態宣言を解除する、

この方が納得しやすいし、効果も上がると考えます、

中途半端に5月末に宣言解除するのは??

早晩、リバウンドを喰らうという、同じ轍を踏む可能性があります、、、

如何でしょうか?


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事76~先週の陽性率は7.8%と跳ね上がりました、大阪府はピークアウト?東京は踏ん張りどころ、全国的に感染が拡大中。

2021年05月11日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事76~

先週の陽性率は7.8%と跳ね上がりました

大阪府はピークアウト? 東京は踏ん張りどころ、 全国的に感染が拡大中です、

5月2日までの1週間の陽性率は7.8%(前週6.4%)と跳ね上がりました、

感染者は横ばい、検査数が減ったため陽性率が跳ね上がりました、

7.8%という陽性率はとても危険な兆候です、

今後、全国で大きな感染拡大が起こる可能性を示唆しています、

残念ながら、すでに大阪府は医療崩壊と云っても良い状態です、

少なくとも18人が医療を受けられずに死亡した、というショッキングなニュースが流れました、

神戸門真の高齢者施設でも、入院できずに施設内で亡くなる方が多数、、、

もう、医療崩壊といって良いと考えます、

この問題を解決するのは病床の増床が一番的確なのですが、それが出来ない日本の事情、
(前回のコロナ75に書いています)

歯痒く辛いですが、“なんとか病床を増やしてください”としか云えません、

◆先週の状況、大阪府はピークアウト?東京は踏ん張りどころ、全国的に感染が拡大中

全国的には1週間の感染者数はこの3週間ほぼ横ばい、

検査数がガクンと減ったので陽性率が跳ね上がりました、

                  陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日     6.4%     542061   34811人
5月9日   7.8%  457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大

,、

少々、複雑な状況なので整理していきましょう、

◆なぜ?検査数が減ったのか?

先々週の検査数542061回 ⇒ 先週の検査数 457873回

およそ20%も検査数が減りました、感染者が引き続き多いのになぜ検査数が減ったのか?

大阪府の感染拡大がややピークを越えたように見えるので、

大阪府の検査数が少し減ってきていますが、20%も減ってはいません、

以下の2つの可能性があります、

① 現在、感染拡大が始まっている名古屋・福岡他の地方都市でのPCR検査が追いついていないような気がします、
今後、地方でのPCR検査数はまた増加する可能性があります、

② 前述のように、高齢者施設や学校などでの大型のクラスター発生が多く見受けられます、
比較的閉鎖された空間で大型のクラスターが発生しているのが第4波の特徴でもあります、
なので、市中感染時のような大規模な広く浅いPCR検査が少なくなっているのかもしれません

まだまだ推測の域ですが、とりあえずPCR検査数は20%減少しました、

◆3週間高原状に高止まりを経て、大阪府はピークアウトしつつあります、

この3週間高原状に高止まりしていた大阪府の新規感染者数、

やっと減少傾向に転じたように見えます

大阪府の新規感染者の推移、

今までに無かった3週間の高止まり傾向、

指数関数的に急カーブを描いての急峻なピークではなく、なだらかな高原状のピーク

変異株の感染力の強さも関与して、もっと大きなピークになってもおかしくなかったのですが、、、

その大きなピークをも押さえ込んでいるように思えるのが、

何度も書いていますが、『なぜか低い東アジアの感染ピーク』という事象、

大阪府で、1日の新規感染者数のピークは10万人当り14人ほど

フランスがもっとも多かった3月末頃の1日@新規感染者数(7日間平均)が10万当り88人ほど

同じく英国の1月のピークで90人

ピークが違いすぎます、、、なぜだろう?

今回も再掲します、東アジアでの感染ピークはなぜか低い要因の可能性

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
⑦日本人の60%が保持している白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮していた
 ※75で追記
 ※逆説的に、米国カリフォルニアで拡大(2021.04現在)している変異株には、
  この白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮できない可能性が出てきたことで注目

◆東京は踏ん張っています

緊急事態宣言を早めに出した東京都は踏ん張っています

1月の第3波の時には1日@2500人まで増えた新規感染者数も、最近は多くて1000人程度、

もし、このまま押さえ込む事が出来れば、緊急事態宣言は成功と云えます、

仮に、大阪府の人口(約885万人)では1日@1200人程度が感染のピークとすると、
(何らかの原因で東アジアはピークが低い、のが各都市に適用されると)

大阪府の1日の感染率0.014%=10万人に14人ということになります、

単純計算で東京に当てはめると、

東京都の人口(約1395万人)×0.014%=1953人、

東京都の1日の感染者数ピークは2000人程度が想定されますが、

現在まではその半分程度で押さえ込まれている、ということです、

これだけ見ると、やはり“緊急事態宣言”は一定の効果があるのかもしれません

◆これからは地方へ感染が広がっていきます、

全国の陽性率(先週7.8%)を見る限り、これからは間違いなく地方への感染拡大が広がります

病床逼迫、医療崩壊を未然に防ぐための目安は(ラッキーな)上記のなぜか東アジアでは低いピークです、

大阪府の実績から、人口当りの1日@感染者数のピークを予想すると、
 
     人口  1日@予想感染ピーク これまでの1日@最高人数
愛知県 752万人  1052人     575人
福岡県 513万人  718人     529人
北海道 527万人  734人     506人
宮城県 229万人  321人     200人

まだまだ感染が拡大する可能性があることが分かります、

自治体は大変でしょうが、上記感染ピークでも耐えきれる病床数を確保することが喫緊の課題です、

大阪府、東京都、その他の都市と、それぞれ異なったシークエンスにあります、

そして、それぞれが非常に危険であるということも、これもまた第4波で初めて経験する状況です、

緊急事態宣言の個別の施策が、ほんとうに効果があるのか?無いのか?は、置いておいて、

当面、この緊急事態宣言の解除はあり得ない状況です、

個別の施策への意見もあります、これは次回にでも書きたいです

無策、失政と云わざるを得ない国内のワクチン接種の進め方

5月7日に菅さんがワクチン接種“1日100万回”をぶち上げました

7月末までに高齢者3600万人への接種を終える、という公約です、

リーダーが明確な目標を示すことは大変重要なことです、

が、、、残念ながら菅さんの目標設定は無謀、と云うか思慮が足りないとしか思えません、

おそらく五輪を意識しての事でしょうが、

“1日100万人”にどのようにして接種するのか?

その全体イメージを示さずに、ただ、五輪のための目標を自治体に押しつけるのは、

リーダとして大きな判断ミスを犯していると感じます、



ちなみに2月から始まったワクチン接種、

約3カ月の接種実績は医療従事者で約432万回、高齢者で約42万回
(首相官邸ページ、5月10日現在)

この3カ月で500万回にも満たないのに、

明日から1日@100万回もどうしたら打てるのか?

まさか、ワクチンを自治体へ送り届けて、

あとは自治体の責任です、と云うつもりではないと思いますが、、、

我田引水で恐縮ですが、

2月2日コロナ62で、ワクチン接種は一大イベントであり、専門家の投入を指摘しています、

4月27日コロナ74では、単純計算で1日@80万回の接種が必要であると書きました、
(この後、4月28日に山中教授や三木谷さんも同様の試算1日@80万人接種の必要性を公表政府に提言しています)

これは、四則計算が出来れば出せる数字です、

高齢者3600万×2回÷90日=1日@80万回 です、
(4月末時点での計算)

菅さんが発言した5月7日には、7月末までにもう80日しかありません、

なので単純計算で100万回と上乗せしただけ
(もともとは五輪開催までに高齢者接種終了って云ってたのですが、ま、7月末でも完了すれば上々です)

ただ、100万回という回数、それだけの発表、

肝心の『どのようにして1日@100万回接種するのか?』についての言及がありません

接種促進の全体イメージは?どうなっているのでしょう、

いまのところ、自衛隊による東京・大阪の大規模接種会場の設営運営(各1日@1万回)が菅さんの目玉ですか?

それでも1日@1万回です、、、

他にもワクチン接種従事者への支援金制度も創設するみたいですが、これはインサイトを突いていません

今、医療従事者のモチベーションを上げるのはお金じゃないでしょう、

ご存じの通り、多くの自治体で接種予約を巡って混乱が生じています、

国民からの非難囂々の中、今頃になって国は総務省に自治体支援センターを設置、自治体をサポートしていくと胸を張る菅さん、

って、遅すぎます!

少なくとも5か月前には立ち上げておくべき組織です、

今頃何をやっているのでしょうか?
(正直、この国の行政組織の未熟さにあきれます)

自治体レベルでも様々な工夫が始まっています、

大阪府市では独自の大規模接種会場の設置を目論んでいますし、

各地で歯科医師の動員も検討されているようです、

あの手この手を考えて、1日でも早くワクチン接種のスピードを上げなければなりません、

これが政府の仕事でした、

(国内製造能力が無いので)如何にワクチンを輸入するか

そして、一大国家事業の2億5000万回にも及ぶワクチン接種を如何にスムーズに迅速に行なうか

この2つがワクチン担当大臣の仕事でした、

が、河野さんは自らを“ワクチン輸入担当大臣”だと勘違いされていたようで

2021年1月18日に就任以来、発言発表はほとんどが“ワクチンの輸入配布の目処”についてのみ

接種方法(全体イメージ)については、野党からも国として指針を示すべきとの指摘があったにもかかわらず、

“自治体の課題”と丸投げにしてきた河野さん、

ほぼ3カ月以上の時間をドブに捨ててしまいました、もったいない、

自衛隊の大規模接種会場の成否についても、

1日1万人接種の実現は“自衛隊次第”と、ことの真髄をまったくご理解されていないご様子

まさに“丸投げ”です、

話は飛びますが、丸川さんが五輪の感染対策を問われて『東京都から報告がない』と不快感を表わされましたが、

いやいや、それも大臣アナタの仕事でしょう、と唖然、

今の内閣には自分のアタマで物事を考える人はいないんでしょうか?泣きたいです、

と、残念ながらワクチン接種は戦略戦術共に無し、

五輪開催に向けて、ただひたすら前に突き進むのみ、という様相です、

まるで旧日本軍の組織的欠陥をそのまま引き継いでいるようです、

現実的な中期戦略の不在(収束へのプラン無し)
戦力の逐次投入(小出しの施策)
兵站・情報戦の軽視(病床不足・政策現場に専門家不在)
不正確な彼我戦力評価(自兵力の過大評価 敵兵力の過小評価)

う~ん、なるほど、そうとう近似していますね、

◆自衛隊が大型接種会場運営を丸投げ!?

という記事がありました、

またも!丸投げか!!と、波に乗った記事のようですが、

これはまったく的を射ていません

自衛隊が医療従事者の確保や接種予約の運用に関して、外注するのは当り前です、

自衛隊は日本の防衛を担う組織です、現在では災害被害に備える組織でもあります、

日本になくてはならない組織です、

その性格上、今回のような緊急時の運用にはたしかに耐えられるでしょう、

接種会場の設営や統合的な全体運用は出来ると思います、

でも、医師看護師の調達や、接種予約のノウハウはありません、

ノウハウがないのに自前でやろうとすると、今回、接種予約で失敗した自治体のような混乱を招きます

ノウハウがないなら、ノウハウがある会社に外注するのが得策です、

これは“丸投げ”とは云いません、

“丸投げ”とは、業務を外注した後に、その成否の行方にまったく責任を持たない態度のことです、
(河野さんみたいに、、、)

自衛隊はそんなことはしないでしょう、

常に任務の遂行に責任を持つことを信条としているはずです、

コロナのお陰で、この国の行政に非常時の政策実行力が無いのはよく分かりました、

なので、外部に委託するのは得策です、

問題は、、、

自治体の仕事、自衛隊次第、東京都の責任と平然と発言する人たちです、

これが“丸投げです”、

やはり、泣きたくなってきました、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事75~感染拡大に歯止めが掛りません、5月2日までの1週間の陽性率は6.4%(前週6.0%)。

2021年05月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事75~

感染拡大に歯止めが掛りません、

5月2日までの1週間の陽性率は6.4%(前週6.0%)と続伸

検査数は横ばい、感染者数が増加した結果、陽性率が上がりました、

先週の状況、

検査数は先々週とほぼ同じ、1週間の感染者数が2200人以上増加したので陽性率は上がりました、

“淡い希望的観測”として「コロナウイルスの事73」から書いてきた、

“大阪の感染者数が減少に転ずる”ことは先週も実現しませんでした、残念です、

◆大阪府の感染者数は、この3週間高原状に高止まり、これは初めての傾向です

これまで感染拡大時には比例級数的に増えてきた新規感染者数、

しかし、今回の第4波では新規感染者数がこの3週間高原状に高止まりしています、

                陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪府他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061    34811人

これは今までに無かった傾向です、

もっと比例級数的に急カーブを描いてピークに到達、そして減少に転じるはずでした、

なぜなんでしょうか?

以下のような理由が推測できますが、、、さて?他にも何かありそうな気がします、

東アジアでの感染ピークはなぜか低い

何度も書いていますが、欧米に比べるとなぜか東アジアの感染ピークは低いです、

これに助けられているのかもしれません、

仮に、大阪府の人口(約885万人)では1日@1200人程度が感染のピークとすると、

大阪府の1日の感染率0.014%=10万人に14人ということになります、

単純計算で東京に当てはめると、

東京都の人口(約1395万人)×0.014%=1953人、

東京都の1日の感染者数ピークは2000人程度?

これまでの東京都の1日当り新規感染者数は2520人(2021年1月7日)が最高

これは正月明けでやや高めに出ていると思います、

この日を合わせて2000人を越えたのは4日、

なんとなく、こんな計算も成り立つのかもしれません、

② 本来なら比例級数的に増えるところを、緊急事態宣言で食い止めている

この可能性は低いと思います、

緊急事態宣言が発出された4月25日以前から高止まり傾向は始まっているからです、

③ その他の要因があるのか?

相変わらずCOVID-19については分からないことだらけです、

他にも何かあるのかもしれません、

『欧米に比して、なぜか東アジアでの感染ピークは低い』件についての追記、

これまでの①~⑥の仮説に加えて⑦を追記しておきます、

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?
日本人の60%が保持している白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮していた
 ※75で追記
 ※逆説的に、米国カリフォルニアで拡大(2021.04現在)している変異株には、
  この白血球「HLA-A24」が免疫力を発揮できない可能性が出てきたことで注目

◆喫緊の課題、重症者病床が増やせない理由

OECD加盟国中、日本の「一人当り病床数」はトップです、

にも関わらず、入院できずに亡くなる方が続出する事態に追い込まれています、

まさしく“医療崩壊”は現実のものに成っています、

5月2日現在の死亡者数は10296人、致死率は1.7%です、

なんとしても、まずは病床の確保が有線と思われるのに、

重症者病床が増やせない現時点での理由と、

これまでの厚労省による病院政策の問題があるようです、

◆現状では、、、日本は中小の民間病院が多く、これらの病院ではCOVID-19患者に対応できない

COVID-19の重症患者を受け入れようとすると設備環境的に、一般患者とのエリア分けが必要になります、

病室はもちろん、エレベーター、集中治療室、空調設備も切り分けて使う必要がありますが、

大半の民間中小病院はこれに対応できない、ということのようです、

こちらの記事が比較的分かりやすいです ⇒

逆に云うと、日本は感染症に対応できる大型の国立公立病院の病床がもともと少なかった、とも云えます、

◆中期的には、、、厚労省の病院の再編効率化で感染病用の病床が削減されてきました

事実としては、1998年に9060床あった感染病床は、2018年には1882床まで減少しています、

これは、皆保険システムの維持=効率的な医療体制の実現(統合再編)という、厚労省の施策によるものです、

増え続ける高齢者医療費を押さえ込みたい、

との思いから、国立公立病院の統合再編成を促していました、

また、近年大規模な感染症の流行が無かったのも病床削減に繋がったと思います、

しかし、以前より『21世紀は感染症との闘い』とも云われていたわけで、

目の前の保険制度維持のための効率化に走り、感染症への根本的な対応を見誤った

という指摘は必ずしも的外れではないようです、

またもや、その機能を発揮できていないこの国の行政、

場当たり的な対応に終始し、中期的戦略的な感染症対策を怠ってきた厚労省

COVID-19の出現が想定外だったのか?

いや、しっかり『21世紀は感染症との闘い』という情報はあったはずです、

これもまた前の長期政権の残した負の遺産ですね、

◆もし、前述の感染ピーク説が正しければ、それを目標に病床を確保、関連施策を立案すべし

今のところ確証は無いですが、東京都の感染ピークが仮に1日当り@2000人だとすると、

今からそれに向けて重症者用病床の確保と、

関連する施策(救急患者の迅速な入院先確保、適切なトリアージ方法、快方に向かった患者のスムーズな病床移転など)をシステムとして構築しておくことが肝要です、

すこし先を見た施策戦略を担当する人も必要です、

今週は短めです、

できればやっと動き出した国のワクチン接種対応』について書きたかったのですが、

これは来週に回します、

(予告)
◆一向に進まない国内のワクチン接種
国がやっと思い腰を上げました、しかし遅きに失しました、
昨年末から準備できたことばかりです、

・東京大阪に大型接種会場を設置、自衛隊が運営
・河野さんはワクチン輸入担当大臣だと自覚していた?
三木谷氏・山中教授らが接種戦略を根本的に変えるよう提言
・歯科医師も接種に参加
・自治体や接種医師に支援開始
五輪開催に医療スタッフ500人要求!?接種と五輪、両面作戦は可能か?


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事74~4月25日までの1週間の陽性率は6.0%(前週5.8%)と微増、先週も予想よりも低く推移しました。

2021年04月27日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事74~

4月25日までの1週間の陽性率は6.0%(前週5.8%)と微増、先週も予想よりも低く推移しました、

この陽性率から云えることは2つ、

① PCR検査体制はまだ機能している
② 全国的には感染拡大が続伸中
 (大阪府が横ばいなので他に地域で感染が拡大している)

◆PCR検査体制はまだ機能している:陽性率と検査数の推移

感染が再拡大し始めた3月21日までの週から先週までの陽性率と検査数の推移

                陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除

3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人

この3週間、陽性率は5.4%⇒5.8%⇒6.0%と微増を続けています、

それに比して、感染者数は20536人⇒26426人(129%)⇒32585人(123%)と大幅増

感染は一定のスピードで拡大を続けていますが、

直近2週間はしっかり検査がされているので陽性率は微増にとどまっている、という状況です

◆大阪府の感染者数は高止まり、続伸せず

国内全体では感染者数が3万人越えとなり、第3波のピーク(2021年1月中旬)に近づいてきています、

しかし、英国株が暴れ回った大阪府の感染者数はこの2週間(高い値で)横ばい

大阪府の日別感染者数はこちら ⇒

感染者数1日当り@1200人くらいがピークだった可能性があります、
(後述、まだピークアウトはしていない模様です)

やはり、先週も書いた『東アジアの感染ピークはなぜか欧米に比すると低い』ことが浮かんできます、

欧米の感染ピークはこんなモノではありません、

詳細はやはり先週のコロナ73参照 ⇒

◆首都圏他はこれから感染拡大期に入ります

それでも、全国の感染者数が120%以上のスピードで増加中

間違いなく東京などを中心とした大都市圏で、今後感染拡大(英国株中心)が予想されます、

今回の3回目の緊急事態宣言は、

“大阪府に関しては遅きに失した”感がありますが、

英国株大暴れに地域によりタイムラグがあったお陰で、

“首都圏や他の都市部には有効な施策”と云えると考えます、

◆噛み合っていない政府の対応と国民の意識

それでも、専門家の施策内容には疑義有り、菅さんに説得力がなく、

3回目と云うことで国民のモチベーションも上がらない、という状態、

どうも、3者が上手く噛み合っていません

詳細は後述

◆速報、昨日4月26日(月)の状況

残念ながら26日(月)の感染者数は、

大阪(924人)・兵庫(310人)と月曜では過去最多、京都(119人)も過去2番目の多さ、

“ピークを越えて減少に転ずる”という希望的観測は成りませんでした

東京も前週の月曜日を上回っており、“変異株の爆発前夜”という状況に変りはありません、

人手はというと、、、

東京駅周辺では前週とあまり変わらず、1年前の緊急事態宣言時と比べると39%増!の人手、

3回目の緊急事態宣言の実効性が薄いことが分かりました、

上手く噛み合っていない政府と国民、、、こんなことで大丈夫か?

(各日までの1週間の平均陽性率) ※2020年8月以前は割愛しました
     陽性率     検査数  陽性者数
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日 5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日 6.0% 539640 32585人
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計

厚労省に 喝!!

ここで厚労省に喝!!です、

上記の週別陽性率は『厚生労働省HPの新型コロナウイルス感染症について』ページの日報から数字を採取して計算しているのですが、

先週の記載に明らかな間違いがあります、

少なくともこの記事を書いている2021年4月26日時点では以下の記載ミスが放置されています、
※4月27日(火)朝の段階で修正改善が完了していました

【厚労省HPの記載ミス】

2021年4月20日のページに,誤って4月21日の日報が貼り付けられていました
 したがって、4月20日の詳細数字が閲覧できません

陽性率は週単位(7日間合計)で計算しているので,算出できましたが、、、

人為的ミスは必ず起こるので仕方ないのですが、

問題は、それを少なくとも5日間程度放置していたことです、

誰も気づいていないのか?

こんなミスを日々チェックする体制がない組織は全然ダメです、

普通の高度で健全な組織なら、こういう公表HPの数字の誤りについては迅速なチェック機能が働くはずです、

担当セクション(者)は忙しいのでしょうが、、、

やはり、この国の行政組織はすでに相当時代遅れになっているように感じました、

優秀な人材を潰していく時代遅れの組織、

厚生労働省に喝!!

至急、訂正して下さいませ、※修正改善されました

上手く噛み合っていない専門家の考えと国民の意識、そのズレを上手に繋ぐのが仕事のはずの菅さん

3回目の緊急事態宣言はこれまでのクラスター対策(飲食店規制)から“人流を総体で止める”戦略へ移行しています、

そのため、飲食店への休業はもちろん、テーマパークやスポーツクラブにも休業要請、

これまでクラスターが発生していないと考えられる、デパート、地下街、映画館、美術館、水族館動物園などにも休業要請、

スポーツイベントも無観客での開催を要請、

たしかに“すべての人流を止める”のは効果的です、

専門家の意見としては正論でしょう、

しかし、飲食店への規制に比べると効果はどうしても薄くなります

もともとクラスター発生が少ないのだから効果は効率的ではないのは仕方ない、

それでも、吉村さんや専門家はこれが最善と考えられたのでしょう

疫病学者としては、しっかり突き詰めて考えられた結果だと思います、

でも、ヒトの生活はそんなに簡単に割り切れないし、変えられない、

3回目の今回、繁華街への人出は(前述の通り)1年前の緊急事態時ほど減っていません、

専門家の正論と、国民の意識が残念ながら上手く噛み合っていないのです、

国民の側には、これくらいは大丈夫だろうという慣れもあります、

仕事だから仕方ない、という気持ちも強い、

このままじゃ店が潰れちゃうと!と切実な叫びも聞こえます、

3回目で、またかというため息も出ます、

そしてリスクは低いはずの、スポーツ観戦や映画鑑賞まで止められて、どうも釈然としない息苦しさを感じています

そんな国民の意識と専門家の提言のズレ・乖離を上手く繋ぎ、

国民の感染防止のモチベーションを上げるのがお仕事のはずの、

菅さんのメッセージには、、、

残念ながら感動も説得力もない

ま、もう良いじゃない、無理だよね、いつまでもこんな生活、

菅さんの云うこと,小池さんの云うこと、もう聞かなくても大丈夫でしょう、

そんな気持ちが絡み合って,残念ながら実効性が弱い3回目の緊急事態宣言となっています、

17日間と短い規制で実効性がどこまであるのか?

大阪府は『なぜか低い東アジアの感染ピーク』+『緊急事態宣言』により、ピークアウトするかもしれません、
(希望的観測ですが、、、26日(月)の状況を見る限りピークアウトはしていません)

でも、その後を追う首都圏や他の都市圏の英国株爆発を防ぎきれるのか

疑問です、分かりません、予測不能、

効果が出なかった場合、緊急事態宣言が延長される可能性が高いと考えます、

大阪府解除、首都圏延長、そんなシナリオが浮かびます、

まだ続く息苦しい生活、

継続の場合でも、国民のストレスを考えると、

感染リスクが低いスポーツ観戦や映画館・美術館などの規制解除はした方が良いと、個人的には考えています、

どこかでガス抜きしないとヒトは生きていけないのです、

納得・賛同できないままの緊急事態宣言延長は効率的ではない、

最後はヒトのモラルがモノを云うと思います、

絶対権力的な行使を嫌う日本人、

ならば、適度な逃げ道を作りながら個々のモラルに期待しても良いかな、

そのモラルのレベルを上げるのはリーダーの立ち振る舞いです、

リーダーの強い感動的なメッセージが必要です、

◆ワクチン接種が本格化?でも、国の怠慢で自治体が混乱

徐々に本格化してきたワクチン接種、

2021年4月22日(木)現在、医療従事者に約247万回、高齢者に5万回接種されました、

なんともすくない!!(首相官邸HPから)

そして、、、ワクチン接種率はOECD加盟国で最下位となってしまいました、

これは、、、やはり政府の失政と云われても仕方なし、

政府が宣言していた“オリンピックまでに高齢者の接種を終える”という目標は、

いつのまにか“高齢者へは7月末までに接種を完了する”に変化、
(菅さんの発言)

先週も書きましたが、あと90日くらいで50歳以上の高齢者6000万人に接種をする、ということは、、、

いや、あの、

最近はこの高齢者のレベルを引き上げたようで、65歳以上3600万人に減っています、
(なんか、また誤魔化された感じ)

ので,計算をやり直すと、

1日辺り約40万人×2回=80万回の接種が必要です、

こんな国家的大事業を国は自治体に丸投げしました、

で、各地の自治体で高齢者への接種を巡り混乱が発生

先着順の申し込みを受け付けた自治体では電話が繋がらない、ネットシステムのダウンなど

冷静に考えれば回避できた混乱が多数発生、

なぜ、イベントの専門家と一緒にプランニングしないんだろうか?

対象者の数%分しかワクチンが無いのに先着順、それも窓口でも電話でも、って、、、あり得ません、

もちろん、ワクチンの絶対数が足らないから起こった混乱ではありますが、

接種の順番や希望者募集から接種までの、

明確な指針ガイドラインを示さずに自治体任せにした国の責任も大きいと考えます、

責任が大きいというか、、、

国の行政組織の無能振りを露呈、という感じですが、

自治体もノウハウがないなら外部から専門家を呼ぶなり

他の自治体のやり方を研究するなり、

努力できることはいろいろあると思うのですが、、、

この国の行政組織の未熟さよ、、、

◆やっと重い腰を上げた政府、東京と大阪に大型接種会場を作ります

政府がやっと重い腰を上げました、

東京と大阪に大規模な接種会場を国が開設し、

自衛隊の協力で5月中にでも運営を始めるとのこと、

やっとです、やっと、

上にも書きましたが、ワクチン接種数は膨大な数、

これをなんの戦略の無しにワクチンを自治体に配布するだけで、

後はヨロシク、というのはいくらなんでも酷すぎます、

とくに大都市圏では、とにかく効率的に“接種回数をこなす”必要があります

大型仮設会場なら自衛隊の野戦病院のノウハウも活きるような気がします、

こういうことが国の仕事ですよね、

ホントに小さな自治体は小回りも利くし、一人ひとりに目配りもできるでしょうが、

地方の中都市くらいまでは、今後も国と自治体の連携による効率的な接種が必要になると思います、

◆第5波も来ます!

第4波が収まっても第5波が来る可能性が高いです、

それを止めるには1日でも早いワクチン接種率の向上が望まれます、

もう、書くのもむなしいですが、、、

五輪に投入するヒト・モノ・カネ・ジカンをワクチン接種に回せば、

それなりの効果が出ると思えてなりません、

がんばれ!ニッポン!


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事73~4月18日までの1週間の陽性率は5.8%(前週5.3%)と微増、予想よりも低く推移。

2021年04月20日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事73~

4月18日までの1週間の陽性率は5.8%(前週5.3%)と微増、予想よりも低く推移、

ひょっとすると6%台を越えて7%台に突入するかと心配していた陽性率

先週は微増の5.8%となりました、

評価すべきは検査数が大幅に増えたこと

(検査数)
先々週 381306回 ⇒ 先週 456329回
(新規陽性者)
先々週 20536人 ⇒ 先週 26426人
(陽性率)
先々週 5.3% ⇒ 先週 5.8%

検査数が大幅に増えたので、陽性率が飛び跳ねることがなかった、と見ます、

新規陽性者も陽性率も上がっているので、感染拡大は続いていますが、

そのスピードは、予想よりは鈍ったような印象です、

先週の状態は、2021年1月31日までの週とほぼ同じスペックです、

(~1月31日) 5.7%  454648 26081人
(~4月18日) 5.8%  456329 26426人

1月31日までの週は第3波の終息期、

第3波のピークが過ぎて、検査態勢にも余裕が有り、しっかり新規陽性者を捕まえていた時期と思われます、

先週の記事で書いたように、先々週までは検査数が思うように伸びず、

検査態勢が追いついていないのではないか?と心配しましたが、

先週の検査数を見て少し安心、検査態勢は一応コントロールされているようです、

この状態であれば、ある程度の精度でクラスターが追えている、と考えます、

◆第4波のピークを低く抑えるには?

大阪府の第4波は第3波を大きく上回る規模になってしまいましたが、

日本全体で見ると、まだ壊滅的な状態には至っていない、

第4波のピークを低く抑えられる可能性が、今ならある、そんな状況です、

首都圏他の都市部を中心に今後変異株が大暴れすることは容易に想像できます、

今こそ、先手を打って首都圏他での第4波のピークを低く抑える施策が寛容です、

緊急事態宣言発出も効果的かもしれませんが、

宣言だけでは効果が無い、実質的にどのような規制を掛けるのか

飲食店への休業要請が検討されているようです、

たしかに効果的だと考えますが、経済的支援との見合いです、

規制だけでは片手落ちでしょう、

難しい局面です、

(各日までの1週間の平均陽性率) ※8月以前は割愛しました
       陽性率     検査数  陽性者数
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請検討
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計

◆大阪府の第4波ピークはいつか?

変異株が大暴れし、未体験ゾーンに入ってしまった大阪府、

4月13日(火)に初めて新規感染者数が1000人を越えて(1099人)から

18日(日)の1220人まで6日間連続で1000人を越え高原状に推移しています

19日(月)も月曜日としては過去最高の719人、

残念ながら減少に転じているとは云えません

しかし、先週“淡い希望”として書いたように、大阪府の感染ピークが先週なのかも?

個人的にはまだ淡い期待を持っています、

1年ほど前に良く書いていた事象=

『東アジアの感染ピークはなぜか欧米に比すると低い』という事象があるからです、

変異株のお陰で第3波より凶暴化しているCOVID-19ですが、

それにしても、現状は欧米に比してピークが低いのは確かなこと、

感染対策の基本動作などが徹底されれば、ある程度ピークを低く抑えることが可能ではないか?

大阪府のピークは先週~今週くらいで、来週からは減少に転じるのではないか?

と、今週も“淡い期待を込めた予想”として書いておきます、

◆久しぶりに再掲 『欧米に比して、なぜか東アジアでの感染ピークは低い』件

(コロナのこと53 2020年11月30日の記事より転載)
独酌酔言で何度も書いている、

『欧米に比して、なぜか東アジアでの感染ピークは低い』件についてのメモ、

今回も再掲しておきます、

① 初期の“クラスター潰し”戦略が功を奏した(初期の押さえ込みに貢献)
② 日本の高い衛生習慣(手洗い・マスク着用などの習慣)
③ 日本の距離のある社会習慣(握手・ハグはほとんどしない+靴を脱いで家に上る)
※36で追記 ⇒ トイレが清潔
④ BCG接種のラッキーパンチ(未だエビデンスなし)
※23で追記 ⇒ 山中教授も未だ注目
⑤ 外出自粛3密回避・都市間移動制限などの効果(絶対的効果も、実情は心もとない)
※23で追記 ⇒ 自粛なのに日本人はよく頑張りました、一部解除以降は緩んでいますが
⑥アジア人はコロナウイルス(SARS-Cov-2)に対するなんらかの免疫があるかもしれない
※37で追記 ⇒ 交差免疫の存在 東アジア人には過去の風邪体験などからCOVID-19への何らかの免疫が存在する?

今見ると、①とか⑤は本質的には関係なかったようですが、他はまだ可能性があります、

とくに確度が高くなっているのが⑥の交差免疫説です、

もともとコロナウイルスは風邪を引き起こすウイルス(今回のCOVID-19は新型!)、

東アジアの国々では中国由来のコロナウイルスに感染してきたことでの(ある程度の)免疫があるのではないか?という説です、

そうであったらありがたいことです、

あ、それと基本動作の②とか③はやはり今も重要です、これは変わりなし、

◆決め手はやはりワクチンか?

今後のCOVID-19の出方(変異などの仕方)にもよるので、

絶対的な最終決着でない可能性もありますが、

現状ではワクチン接種が進むと、感染リスクは減少することがある程度確認されてきています、

人口の半分がワクチン接種を終えたイスラエルでは、2021年4月18日から屋外でのマスク着用義務が解除されました、

一時、1日@1万人を越えていた新規感染者数が、このところは200人程度の日もあるそうです、

うん、当面はやはりワクチン接種が一番効果的なようです、

◆始まった国内でのワクチン接種、まずは高齢者から

先行して医療関係者からスタートした日本国内のワクチン接種、

やっと一般への接種が高齢者からスタートしました、

しかし、我が政府はワクチンを買い付けるだけで、

接種実施に対する知見・戦略を一切示さずに自治体へ丸投げ

そのため、自治体では疲弊と混乱が生じています、

また、ワクチン提供の数量・時期などが不明瞭なため、

効率的に接種が進んでいるとは云えない状況です、

2021年4月9日現在で、国内のコロナワクチン接種回数は約160万回(あくまで回数)、

2回接種なので、単純に計算すると80万人くらいが接種完了したことになります、

これはまだ人口の1%にも満たない数字です、

4月に入っての1日辺りの接種回数は多い日で10万回

このペースで打ち続けても、全国民に2回接種するには2000日程度掛ります、

ま、そんなのんびりとした進捗はあり得ませんが、

政府が宣言していたオリンピックまでに高齢者の接種を終える、

つまり、あと90日くらいで6000万人以上の接種をする、ということは、、、

1日辺り約70万人=140万回の接種が必要です、

現状の14倍のスピードが求められる訳です、

こんな国家的大事業、これを自治体に丸投げした政府の責任は大きいと考えます、

◆ファイザー社のワクチンは3回目も必要?そして、毎年接種へ

日本で使用されているファイザー社のワクチンについて、

当のファイザー社CEOから以下のような発言が、

「考えられるシナリオとして、6~12か月以内に3回目の接種が必要となり、その後は年1回の再接種が必要になる可能性が高い。それを確認する必要がある」

インフルエンザワクチンも毎年接種(それも流行のタイプを予測して)しているのですから、驚くことはないですが、

にしても、これからコロナとの闘いは中期的に続くという可能性がある、ということです、

うむ~~、

◆クラスターの多様化、部活動でのクラスターが気になります

クラスターはやはり医療施設・高齢者施設と多人数の宴会で発生しています、

とくにこれだけ云われているのに多人数で宴会をしてクラスターを作るのは、やはりアウトですね、

でも、第4波では変異株の感染力の影響で、クラスターの多様化が起こっています

その中でも気になるのは学校でのクラスター発生

部活動、とくに体育系部活動でのクラスター発生が顕著です、

そのため、部活動の中止、すべての授業のオンライン化(大阪市)などが検討されています、

1年前、非常事態宣言で一斉休校となり、家庭は大混乱しました、な

共働き、一人親家庭で子供が自宅にずっと居るというのは致命的な打撃
(へんな話に聞こえますが、これが日本の実態、貧困率の問題でもある)

う~ん、どうなんだろう?

休校の必要性・効果についてはもう少し検討が必要なような気がします、

◆さて?スポーツイベントの入場者規制は?

そうなってくると、現在ある程度の人数の入場を認めているスポーツイベントも影響が出てくるかもしれません、

早々にプロ野球やJリーグは無観客回避を宣言しましたが、決めるのは自治体、つまり政府の指導、

確かにスポーツ観戦でのクラスター発生はこれまで確認されていません

これもまた一律自粛というのもどうかな?と感じます、

効果を見極めての明確な指針を政府が出す必要があります、

しかし、あまり感染状況が酷くなると野球やサッカーの試合も出来なくなるかもしれません

16年振りの春の珍事、開幕猛ダッシュ中の阪神タイガース、

でも、途中でリーグ戦中止!!なんていうことになると、

今のタイガースの好成績も幻になるかもしれません、

それは悲しいかも、、、

阪神タイガースのためにも、

政府にはもう一踏ん張りを期待します!!^^)


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事72~4月11日までの1週間の陽性率は5.4%(前週4.1%)と予想範囲内ですが続伸。

2021年04月13日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事72~

4月11日までの1週間の陽性率は5.4%(前週4.1%)と予想範囲内の伸び

残念ながら先週の予測が当たりました、陽性率は5.4%、

第4波は佳境です、が、、、

ひょっとすると大阪のピークは過ぎたかも!!??(淡い期待)

◆検査数は横ばい、新規感染者数は増加で、陽性率は1ポイント以上上昇

4つケースのうちのcase①

陽性者数が増え(2週前から倍増)、

検査数が横ばいなので陽性率は上昇、という状態です、

第4波の中で確実に感染拡大が進んでいる、

と云うことで良いと思います、

来週、陽性率7%台なら第3波と同じような拡大スピードとなります、

第4波に突入しているのは、これはもう誰の目にも明らか、

ここで一つ、他に心配なことがあります、

◆PCR検査数はなぜ増えない!!

この1ヶ月間、PCR検査数は週に35000~38000で横ばい、

なので、陽性率は上がるのは当たり前、

心配なのは、、、なぜ?検査数は増えてこない?、、、

政府も自治体も『感染を初期に発見する』ために『検査数を増やす』と云ってきました、

ならば、

この感染拡大の状況なら、本来検査数はもっと増えるべきと感じますが、

検査数は一向に増えない、、、

これはなぜでしょう?

ワタシはこの状態を判断する情報を持ち合わせていません、

考えられる可能性は、、、

① 検査体制が限界に来ている?クラスター発生に追いついていない
  (いや、週5万回以上検査の実績もあるので、まだまだ出来るはず!)
② 逆に、クラスターをしっかり追えているので増やす必要がない
  (これはない!なぜなら陽性率が上がっているのだから、追い切れてない可能性が高い)
③ ワクチン接種に人出を取られ(注目もそちらへ流れている)、検査態勢が脆弱化している
④ すでに検査数を増やして初期段階で感染拡大を封じ込める戦略は放棄された?

う~ん、どうも後手後手、目先の対応に追われて居るような気がします、

何度でも書きますが、

政府の一貫した無戦略状態がここでも露呈しているような気がします、

『出来ることは何でもやる』と菅さんはおっしゃいますが、、、

(各日までの1週間の平均陽性率) ※8月以前は割愛しました
        陽性率     検査数  陽性者数
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日  2.7% 132914 3573人
10月18日  2.8% 134620 3744人
10月25日  2.8% 139830 3878人
11月 1日   3.1% 147810 4612人
11月 8日   4.2% 140243 5940人
11月15日  5.5% 173776 9591人
11月22日  6.2% 217199 13502人
11月29日  6.1%  236143 14474人
12月6日 6.1%  251480 15445人
12月13日  5.9%  292670 17189人
12月20日  5.6% 330070 18593人
12月27日  6.1% 348965 21432人
 1月 3日 10.8%  218184 23642人    ※年末年始で検査数が減少
 1月10日   8.6% 460951   39821人    ※1/8首都圏 緊急事態宣言
 1月17日 9.2%  450028 41521人     ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
 1月24日 7.2%   536485 38365人
 1月31日 5.7%   454648 26081人
 2月 7日  4.3%   389517 16693人 
2月14日  3.2%   349441 11037人
2月21日  2.8%   364258    10035人
2月28日  2.4%    299619  7233人  ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日    2.1% 351169  7216人 
3月14日  2.3% 340145  7917人
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人

※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計

◆大阪の感染者数の推移、ピークアウトへの期待

大阪の新規感染者数の推移を見ると、

この1カ月は劇的な増加でした、

これは、感染力が強いと云われている英国型の変異株が大暴れした結果です、

まだまだ感染者数は増加傾向ですが、

「まん延防止等重点措置」が発出され、

夜の街はあきらかに人出が減ったようです、

なんとか、今週は減少に転じるのではないかと期待しています、

一つの理由は、

今週の陽性率の上昇幅が予想範囲内だったからです、

先週、6%台に乗ったりするようだと、

そのスピードは第3波を遙かに超え、

その規模は今以上に大きな流行になる可能性がありましたが、

検査数が横ばいで、この陽性率、

思ったほどの爆発ではありませんでした、

なんとか、この状態でピークアウトできないものか、と期待しています、

◆予想以上だった変異株の感染力

ウイルスの変異自体は常時怒っていることなので、

必要以上に怖れる必要はない、と書いてきましたが、

英国型の感染力は予想以上でした、

見くびっていました、反省

兵庫県では変異株の割合が一時90%超に

変異株の感染力の強さが第4波を早めたと云えると思います、

◆ワクチンの効果が減衰するかもしれない!?

感染力の強さに加え、気になるのが“ワクチンの効果への影響”です、

ワクチンの効果が減衰する??

これについてはまだ確定的な情報はないので、

これまた、過度に敏感になる必要は(現状では)ありませんが、

日本のPMDA(医薬品医療機器総合機構)はこれについても情報収集を始めています、

また、従来ワクチンの変異株対応改良型についても、

国内での臨床実験を不要とするなど、柔軟に対応するようです、

COVID-19の変異はスピーディで機能的です、

ヒトの対応もスピーディでなければなりません、

トピックを2つ、、、

◆ワクチン接種後に感染!!初の確認

国内で、ファイザー社のワクチンを2回接種した後での感染が確認されました、

ワクチンも無敵ではない、

臨床試験段階でもこの事象は確認されていたので、

過度に反応する必要はありません、

が、やはりちょっと残念、

ワクチン接種後も、感染拡大期ではコロナ仕様の生活が続くということです、

◆COVID-19は忖度しない!?

厚生労働省の職員20数人が深夜に及ぶ会食をした件、

担当が違うとはいえ、自覚の無さに驚きましたが、

このグループから続々感染者が発生、クラスター化しています

なんとまあ、、、

しかし、考えてみたら当たり前です、

役人は政治家に忖度するかもしれませんが、

COVID-19は冷静で機能的で機動的です、

役人だからといって忖度したりはしません

さて、これからの展開は・・・

◆アストラゼネカのワクチンを巡って右往左往、さて日本政府の対応は?

接種後に希に血栓が確認されているアストラゼネカのワクチン

この血栓はEMA(ヨーロッパ医薬品庁)により、接種の副反応と位置付けられており、

アストラゼネカ社もこれを容認、

今後、データ収集を続けていきます、

WHOはリスクよりもメリットが大きいとして、

アストラゼネカ社のワクチンの接種を引き続き推奨、

高齢者に副反応が少ないことから、

イタリアなどでは高齢者に限って接種するとしています、

日本国内でも接種するこのワクチン

いろいろな事象が多発すると予想します、

その時、一時の感情論や悲観論でワクチン接種の是非が語られることのないようにしたいものです、

あくまで冷静に、科学的に、そしてスピーディに対応する

COVID-19に負けないように

日本政府にこれが出来ますか?

期待しています、