なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事71~
4月4日までの1週間の陽性率は4.1%(前週3.0%)と続伸!
第4波はすでに始まっています!!
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◆検査数は微増も、陽性率は続伸、1ポイント上昇
確実に感染拡大のピッチは上がっています、
先週示した4つケースのうちのcase①、
陽性者数が増え、陽性率も上昇、という状態です、
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陽性者数と陽性率のcaseのおさらい
(case①) 陽性者数が増え、陽性率も上昇なら
これは確実に第4波に突入したという証だと考えます、
検査数が大幅に減ることは想定しにくいので、
どんどん検査をしたら、どんどん陽性者が見つかる!
そんな状況になっていると云うことです、
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(case②) 陽性者数が増え、陽性率が下降なら
これは、検査が充分な数だけ行なわれているが、、、
感染拡大は確実に進行している、という意味になります、
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(case③) 陽性者は横ばい(もしくは減少)、陽性率は上昇したら
この状況も危険です!!
これは検査数が感染拡大に追いついていないことを示しています、
つまり、捕まえ切れていない陽性者がいることを示しています、
すぐにcase①に転じると予測されます、
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(case④) 陽性者が減少、陽性率も下降なら
これは感染拡大に一定の抑制が効いている、と観ることもできます、
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◆大阪の感染拡大状況からの来週の陽性率予測
大阪の感染再拡大グラフ、
なんとも綺麗な相似的曲線を描いて急上昇しています、
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感染減少のスピードと同じスピードで再拡大するとすれば、
今週末、4月11日までの陽性率は5%台に乗ります、
それ以上の陽性率なら、第4波の感染拡大スピードは第3波を上回る、という信号になります、
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(各日までの1週間の平均陽性率)
陽性率 検査数 陽性者数
6月21日 0.5% 73911 435人
6月28日 1.3% 39103 526人
7月5日 2.6% 43392 1132人
7月12日 3.4% 57911 1980人
7月19日 3.8% 81922 3140人
7月26日 5.9% 80286 4742人
8月2日 6.0% 121121 7304人
8月9日 6.1% 164877 10094人
8月16日 4.5% 176032 7931人
8月23日 4.9% 143766 7033人
8月30日 4.4% 124531 5517人
9月 6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人
10月4日 1.7% 214882 3649人 ※ただし、検査数に異常値参入有、実質横ばい
10月11日 2.7% 132914 3573人
10月18日 2.8% 134620 3744人
10月25日 2.8% 139830 3878人
11月 1日 3.1% 147810 4612人
11月 8日 4.2% 140243 5940人
11月15日 5.5% 173776 9591人
11月22日 6.2% 217199 13502人
11月29日 6.1% 236143 14474人
12月6日 6.1% 251480 15445人
12月13日 5.9% 292670 17189人
12月20日 5.6% 330070 18593人
12月27日 6.1% 348965 21432人
1月 3日 10.8% 218184 23642人 ※年末年始で検査数が減少
1月10日 8.6% 460951 39821人 ※1/8首都圏 緊急事態宣言
1月17日 9.2% 450028 41521人 ※1/14関西中部福岡栃木 緊急事態宣言
1月24日 7.2% 536485 38365人
1月31日 5.7% 454648 26081人
2月 7日 4.3% 389517 16693人
2月14日 3.2% 349441 11037人
2月21日 2.8% 364258 10035人
2月28日 2.4% 299619 7233人 ※2月末、1都3県以外の緊急事態宣言解除
3月7日 2.1% 351169 7216人
3月14日 2.3% 340145 7917人
3月21日 2.3% 375025 8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日 3.0% 364712 11211人
4月4日 4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
※厚労省発表日報から集計 各日正午までの集計
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第4波が来ることは分かっていました、
でも、第3波とは違うところもあるのかもしれません、
その特徴をいくつか挙げてみると、
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◆クラスターが多様化
クラスターの発生が感染拡大の大きな要因であることは間違いありません、
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如何にクラスタ発生を防ぐか?
如何に素早く濃厚接触者を隔離できるか?
これが、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の具体的なアクションになっています、
飲食店の営業規制、イベントの入場規制、
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ところが新しい場所やシチュエーションでのクラスターの発生が増加中です、
COVID-19も多様性を尊重しているようです、
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毎日新聞4月6日朝刊記事 ⇒
この記事では従来のクラスター発生源である飲食店での飲み会、病院、高齢者施設に加え、
昼間のカラオケ、不動産会社、物販イベントなどでのクラスター発生が確認されている、と報じています、
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なるほど、人と人との接触がじんわりと拡がってきたこの時期、
(季節要因と慣れによる緩み)
いろんな場所で感染するリスクが高まって来ている、ということですね、
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◆もう一つは変異ウイルスの影響
もうひとつ、変異ウイルスの影響も無視できなくなってきました、
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英国型(N501Y)は従来より感染力が強いと言われていました、
大阪や兵庫の感染拡大がこの英国株によるものである可能性が高くなってきたので、
やはり、“英国型は従来型(欧州型)より感染力が強い”ことは事実かもしれません、
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変異自体はこれからも継続的に起こるので、
変異自体を過度に怖れることは避けたいですが、
感染力が強いとなると、これは由々しき事態です、
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南アフリカ由来の型(E484K)に似ている日本国内の変異株は、ワクチン効果を減少させるかもしれない、
という不穏なニュースも流れました、
これも、少し心配、
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◆結局、決め手は無い
結局、これまでの緊急事態宣言や、ん延防止等重点措置のアクションでは、
COVID-19の感染拡大を抑えきれない、、、
ということは、だいぶハッキリと分かってきました、
無力感が漂います、
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かといって、
中国の都市封鎖や、欧州各国の強力な外出禁止・学校休校などの強硬策は、
いまのところ日本政府の視野に入っていません、
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ワクチン接種もとても間に合いません、
このまま、第4波の大きな感染拡大を甘受しなければならないのか?
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とにかく、各人が自分を守る、
マスク着用、手指の消毒、密の回避、呑み会の回避、テレワークの推進、
出来ることはこれくらいしか無いのかな、、、
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個人的には一人呑みは継続中です、
これもそのうちNGになるのかな、、、
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