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テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事91~全国の陽性率は14.1%!完全な感染爆発、五輪開催中に東京都1日@5000人超!中等症では入院できない!?

2021年08月10日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事91~全国の陽性率は14.1%!完全な感染爆発です、五輪開催中に東京都1日@5000人超!中等症では入院できない!?

【今週のまとめ】

先週の全国の陽性率が14.1%、、、もちろん過去最悪の数字です、

五輪開催中の東京都の1日@新規感染者数はついに5000人超

8月2日(月)緊急事態宣言発出も五輪ムードが押し切ったカタチ、

国内ワクチン接種は1億回に迫るも、

強力なデルタ株の勢力は治まらず、ラムダ株も登場、

政府は中等症患者を自宅療養にすると発表!!あら~、、、

2週間後にはパラリンピックが始まります、

◆陽性率はついに14.1%に

2020年春頃、WHOはたしか『陽性率が12%を越えると、その検査結果は必ずしも充分とは云えない』という意味のコメントを出しています、

陽性率が高いと、その結果は全体像を正確に示していない

検査の網に掛かっていない陽性者が他にもいる

という状態かもしれないと云うことです、

先々週の日本はこの状態の一歩手前でしたが、、、

先週はついに陽性率14.1%、

もうどれだけの人が感染しているのか?正確には分らない

市中感染も拡がっていく、、、そんな状態に入ってしまいました、

先週は検査数も少し増えていますが、陽性者は1.5倍に、もうこれは止められません、

単日ですが、8月9日(月祝)の陽性率はなんと33%!!

検査した人の3人に1人が陽性でした、、、

ワクチン接種の進行も、

基本的感染防止対策(マスク着用・3密回避・手指の消毒)も、

酒類販売抑制も、、、

デルタ株には敵わなかったカタチです、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414  19742人  
7月25日    7.0%     386623  27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346  61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%  646433 90958人 ※五輪閉幕
(厚労省HP日報から算出)

◆画に描いたような展開、東京の新規感染者は五輪に合わせて急拡大

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した東京の感染ピークは1日@1953人、

東京はこの予想ピークを軽々と越えて異次元へ、

8月5日には1日@5042人とピークを打ちました、

さらに今週はこれを越える可能性があります、

そろそろ減少に向かって欲しいという気持ちで一杯ですが、

五輪開催の心理的影響を考えると、残念ながら少なくとも今週も増え続けると考えます、

東京のピークを神奈川にあてはめると、仮想ピークは3326人、

まだまだ差がありますが、これは危険です、

神奈川も爆発的に増える可能性がある、と観るべきです、

首都圏はとっても危険な状態が続きます、

大阪は第4波レベルですが、これも一気に増えるかもしれない、

近隣の兵庫や京都、滋賀も過去最高を更新していますので危険な状態です、

◆ここまで拡大した要因は?

文字通り、最悪のタイミングです、

先週と同じ内容ですが再掲、

強力なデルタ株!(感染力、重症化率とも心配) ⇒

五輪開催(無観客も気の緩みは否めない) ⇒

それによる20~50代の気の緩み(若い人たちも重症化しています!) ⇒

そして、その年代で遅れたワクチン接種
(もちろん高齢者からの接種は正しかったけど、、、)

強力な敵が出現したのに、防御姿勢が甘くなる気分高揚の五輪観戦、

長い不自由な生活に不満が溜まっていた働き盛り層の気が緩みました、

この3週間の東京都の年代別感染者割合、

先々週の東京の年代別感染比率、

先週の同じグラフ、

そして、今週のグラフ、

7月~8月の感染者の年代構成はほぼ固まりましたね、

20代~50代、働き盛りの方が感染のメイン

ワクチン接種が進行、感染回避志向が強い60代以上の感染がこれだけ少ないのが驚きです、

◆ワクチン接種、高齢者は5936万回

8月2日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5936万回(前週約5740万回)、

1週間の高齢者接種回数は約196万回(前週399万回、前々週390万回)、

高齢者に限った2回完了が80%となりました、

高齢者への対応は目標達成と云っても良いでしょう、

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
8月2日    約5740万回 399万回
8月9日    約5936万回 196万回 ※ここは4日間の数字、連休の影響?のんびりしています
(首相官邸HP発表数字)

◆全世代での接収数は9965万回

国内での総接種回数は約9965万回
(連休のためか、今日10日現在でも8月5日までの集計しか発表されていません)

2回接種完了者は約4156万人、全国民の32.7%に達しています、

ワクチン接種が進んで感染拡大に歯止めがかかると期待されていますが、

現状は真逆の感染拡大中、

20代~50代のワクチン接種が急がれますが、これがなかなか進まない、

総ワクチン量の問題というよりは、ワクチン接種忌避者への対応が課題かと考えます、

海外(米国やフランス)ではいろんなカタチで(限定的なシチュエーションで)ワクチン接種の義務化が試みられていますが、反対も多い、

もちろんワクチン接種は国民の権利であり、義務ではありません

日本でも強制はされていません、

しかし、ワクチン接種忌避者の中にはデマやフェイクニュースを盲信している方も少なくありません、

これは残念、

こういうパニックの時には必ずデマが発生します、残念です、

正しい情報を見分けるチカラ

ワクチン接種にかかわらず、これからの複雑な世界を正しく生きていくのに必要なチカラです、

◆接種スピードとマスクを外せる日

いつマスクを外せるのか?

あまり変り映えはしませんが、今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

1日@100万回接種、接種目標を全国民の80%に設定します

8月8日までの総接種回数約9965万回、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-9965万回接種済)÷1日100万回接種=101日

今日から101日後は、、、2021年11月17日です、

希望的観測ですが、、、

2022年念頭にマスク着用解除!!なんていうニュースが流れるかもしれません、

◆でも、不安要素も

そんな希望的観測の前に立ちはだかるのがデルタ株です、

そのパワーはこんな感じ、

これも先週の再掲ですが、ワクチン接種がある程度進んだ国でも、再拡大が始まっています、

米東部の集団感染 4分の3はワクチン接種済 重症化例は少なく』、

ワクチン接種で重症化は防げるものの、感染自体は拡大するということです、

ワクチンの理屈ではそういうことなので正しいニュースです、

さらにデルタ株の後釜、ペルーで最初に確認され南米で拡がりつつある“ラムダ株”も発生しています、

ラムダ株の詳細は未だ不明ですが、、、

いやはや、COVID-19との闘いは持久戦になりそうです、

◆感染急拡大の中、入院できない中等症患者!?

8月に入って政府はコロナ患者の入院処置対応についての方針転換を発表

軽症・中等症患者は原則自宅療養を打ち出しましたが、

野党はもちろん自治体、公明党や与党内からも反発が続出(そりゃそうでしょう)

一旦は強気に出た菅さんでしたが、世論に押されるカタチで再度方針転換、

中等症でも原則入院、軽症でも状況により入院と事実上の方針撤回となりました、

この経緯はどのメディアでもたくさん報道されているので、深追いはしませんが、

以下の4点を書いておきたいです、

① これは政治判断です

 この入院を重症患者に絞るという判断は、医学的科学的見地から下された判断ではありません

病床の逼迫という社会的事象に対して、官僚が発案し、政治家が決定を下した事案です、

つまり、菅さんの責任でこの施策を実施すると明言したわけです、

これだけでも、政治家としての技量・度量を疑うのに充分です、

ベッドが足らないから『重症の方を重点的に』というのは官僚の都合の良い考え方です、

実質は中等症以下の患者の方を切り捨てる、という事実が残ります

そこのところを菅さんは見誤った、、、残念な方です、

② なぜ病床が逼迫しているのか?という問題の本質に誰も答えていない

そもそも、なぜベッド数が足らないのか?

日本は1人当りのベッド数がダントツに多い国です、

コロナ患者の数も海外諸国に比べると、まだまだ少ない、

この状況でベッド数が逼迫するのはなぜなのか

昨年から問題視されているこの現象に、

政府も官僚も医師会も自治体も、明確に答えている所はありません

実はワタシも正確には分っていません、

今まで語られてきたのは、

一般治療との物理的な棲み分けが困難な小規模病院が多い
これまでの厚労省によるベッド数削減政策の影響
(保険支出削減、病院の療養施設化防止=これはこれで正しいのだが)
パンデミック対応を統括する組織がない日本の体制

他にも原因があるかもしれません、

どなたか、ここのところを解説して欲しいです、

できれば、統合的な解決政策を提案して欲しいです、
(今は自治体の努力でベッド数を増やしている)

③ 自宅療養の実態は?

一言で自宅療養と云っても、中等症患者となると寝ているだけでは治りません

薬の投与も必要だし、状況に寄れば診断機器や治療機器を使用しなければなりません、

これが本当に本人や家族、少しの医療支援で実現できるのか?

甚だ疑問です、

この自宅での医療支援システムを確立せずに、いきなり自宅療養というのは無茶というものです、

④ 自宅で重症化した場合の救済システムが日本にはない!

そして、もっとも危険なのがこの問題、

自宅療養の患者が重症化した場合の医療支援システムが日本にはないということです、

中等症の患者の容態が急激に悪化することがあるのはコロナの特徴の一つです、

急激な重症化、これに対応する(迅速な入院)一元的なシステムが日本にはありません、

現実は保健所やかかりつけ医が個別に患者の容態を観察し、入院要請するしかないのです、

これだけ感染者が増えてしまうと、すべての自宅療養者に観察・速効対応の目がいきとどくのか?

結果は目に見えています、

第4波の大阪や兵庫では多数の方が入院できずに亡くなっています

もちろん、根源的な問題はベッド数不足ですが、

それでも、自宅療養者がいる以上、重症化時の支援システムをしっかり作り上げるのが国と行政の責任です、

菅さんがいつも犯す間違いですが、

一見、正論に思える名文だけを淡々と発表して、

その裏・下層に潜む根源的な問題にまともに答弁しない姿勢が不信感を生んでいます、

今回はさすがに与野党共に、『中等症患者=自宅療養』にダメ出ししました、

当たり前と云えばそれまでですが、、、

こういうことさえ、なんとなくスルーしてしまう政権が出来上がってしまうこともあり得ます、

いつも反対反対だけの野党と批判されようが、

やはり、アカンことはアカン!!と叫んでください、

さて、2週間後にパラリンピックが始まります、

またもや、9月も緊急事態宣言延長!?となりそうな雲行きです、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事90~全国の陽性率は感染爆発級の10.5%!東京都1日@最大4058人!猛威を振るうデルタ株、ワクチン接種後も感染!!

2021年08月03日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事90~全国の陽性率は感染爆発級の10.5%!東京都1日@最大4058人!猛威を振るうデルタ株、ワクチン接種後も感染!!

【今週のまとめ】

全国の陽性率が10.5%に!!

これは過去最大値です、感染爆発と云っても良い状況です、

東京都の1日@新規感染者数は最大4058人、これも過去最高値です、

8月2日(月)よりまたもやの緊急事態宣言発出も、もはや決定的な効力は期待できません、

前週同曜日比や緊急事態宣言解除の目安数値は現状では意味が無くなったのでお休みします、

ここまでに至った原因は?

強力なデルタ株、五輪開催、それによる~50代の気の緩み、そしてその年代で遅れてたワクチン接種、

まさに負の連鎖がここでマックスになっています、

そして、、、ワクチン接種後も再流行する!?

◆陽性率は10.5%に、先週の陽性率7.0%から一気にレッドゾーンへ入りました

2020年初春、WHOはたしか『陽性率が12%以内なら検査数は充分である』といった主旨のコメントを出していました、

逆に云うと『陽性率が12%を越えると、その検査結果は必ずしも充分とは云えない』

検査の網に掛かっていない陽性者が他にもいるかもしれない、という状態かもしれないと云うことです、

先週の日本はこの状態の一歩手前、

検査数も大幅増(約1.5倍)でしたが、陽性者は2倍以上に、

これは、感染拡大に検査が追いついていない可能性があります、

2020年春頃によく云われた『市中には感染者がうじゃうじゃいるのでは?』という心配、

これは杞憂、実際の2020年はそんなことはなく、しっかりと陽性者を捕まえていたと考えますが、

2021年8月は、そんな恐怖感が生み出す人々の杞憂・疑心暗鬼が現実のものになるかもしれません、

このままでは検査数が感染拡大に追いつかない状態もあり得ます、

さて、これまで同様の飲食店での酒類販売規制の実効性は担保されるのか?

この感染拡大はホントに抑制できるのか?どうだろうか?

基本的な感染抑制習慣=マスク着用・3密回避・手指の消毒の励行精度は高いと思われる日本、

個人的にはそこが最後の希望の光のように感じます、

 

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日   4.1% 474414  19742人  
7月25日    7.0%     386623  27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346  61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数が予想ピークを軽く越えていきました

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した感染ピーク(1日@10万人当り14人程度)、

東京都に当てはめると、1日@1953人と予測していましたが、

今の東京はその予想ピークを軽々と越えて異次元の感染状況に突入しました、

1日@4000人超はイメージ出来ませんでした、

今後の焦点はこの過去最大第5波のピークがどのくらいの高さで、どのくらい続くのか?です、

これはなんとも云えないですが、

いったんは7月31日の4058人がピークと考えたいです、

これでも第4波の2倍の勢力

これからも増加が続き1日@5000人台となると、8月末の緊急事態宣言解除も難しくなります、

9月も巣ごもり、、、これは避けたい、

◆ここまで拡大した要因は?

文字通り、最悪のタイミングです、負の連鎖が始まりました、

強力なデルタ株!(感染力、重症化率とも心配) ⇒

五輪開催(無観客も気の緩みは否めない) ⇒

それによる20~50代の気の緩み(若い人たちも重症化しています!) ⇒

そして、その年代で遅れたワクチン接種(もちろん高齢者からの接種は正しかったけど、、、)

強力な敵が出現したのに、防御姿勢が甘くなる気分高揚の五輪観

長い不自由な生活に不満が溜まっていた働き盛り層の気が緩みました、

ワクチン接種もスピードダウン、働き盛り層を直撃!

先週と先々週の東京都年代別感染者割合も見てもそれは歴然、

先々週の東京の年代別感染比率、

先週の同じグラフ、

20代、30代が増加中、まさしく最大級の負の連鎖です、

仕込もうと考えても、この連鎖は仕込めません、なんとも不運というか、、、

◆今後のピークは?

神奈川県の例、

第4波の大阪の状況から予測した感染ピークは越えましたが、

東京はこの2倍のスケールです、

今後の神奈川県の感染がどこまで増えるのか?

まだまだ増えそうです、2500人くらいまで増える可能性があります、

3000人を越えると8月末の緊急事態宣言解除は難しくなります

◆前週同曜日比、解除の目安はお休みします

この2カ月ほど書いてきた前週同曜日比、解除の目安数すが、

現状ではいずれも無意味な数値になっているのでお休みします、

8月末頃にはこの数値を測れるようになっていることを祈ります、

◆高齢者のワクチン接種は5341万回、一定の効果が出ています

8月2日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5740万回(前週約5341万回)程度、

1週間の高齢者接種回数は約399万回(前週390万回、前々週596万回)と接収スピードは横ばい、

高齢者に限った接種率は2回完了が75.8%となりました、

菅さんの公約=7月末までの高齢者全員に接種は出来ませんでしたが、まずまずの成果と評価します、

実際、高齢者の感染者数が減っているのも成果の現れ、これはヨカッタ、

 

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
8月2日    約5740万回 399万回
(首相官邸HP発表数字)

◆全世代での接収数は

高齢者への接種に一応の目処が見えてきた、

第5波の感染者コアも考えると、これからは全世代での接種率を観る必要があります、

現在、国内での総接種回数は約8738万回

2回接種完了者は約3702万人、全国民の29.1%に達しています、

ワクチン接種率の向上が感染拡大抑制に大きく作用する

というのは、今のところ相当確度の高い科学的治験です、
(不安定要素もありますが、、、後述)

今後は一層の接種スピードアップが望まれます、

◆接種スピードの壁

一定の割合でワクチン接種忌避者がおられます、

ワクチン接種は「権利」なので、もちろんそれはそれで結構です、

とくに持病基礎疾患がある方、副反応が脅威の方は接種忌避も無理は無いと思います、

しかし、ワクチン接種に関するデマやフェイクニュースが溢れているのが実情、

一覧ではこんな感じ(8月3日毎日新聞M)

このデマやフェイクニュースが原因で不安になりワクチンは打たない、

フェイクニュースを頭から信じ込んでワクチンは打たない人も少なくありません、

これは残念ですね、ホントに、

一見明らかなフェイクニュースでも尾ひれが付いたり、

親しい友人から伝播されると、その価値は変わるものです、

この感じ、米国のトランプが作り出した選挙不正論とも似た感じ、イヤな感じ、

情報源の偏りはなるべく避けたいですね、

SNS岳の情報に頼ると、うっかりフェイクニュースを拡散してしまうこともあります、

SNS、ネット、新聞、TV、口コミ、情報をバランス良く摂取するのが良いと考えます、

◆接種スピードとマスクを外せる日

いつマスクを外せるのか?

今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

ただし、前提になる接種スピードが上がっていました、

先週まで1日@90万回で計算していましたが、

直近では週に1000万回ほどになっています、

これは計画実行性が高い2回目接種が進んでいる時期の特徴だと思います、

今後は上記のワクチン接種忌避者にも少しでも多く打っていただけるようにするのが政府の仕事です、

今後スピードが鈍るとしても、1日@100万回接種で計算、

さらに、後述のワクチン接種をしても感染拡大が治らない例が海外で出てきているので、

接種目標を全国民の80%(先週までは70%)に設定します

8月2日までの総接種回数約8738万回(前週7772万回・前々週7005万回)、
仮に80%の人が接種完了でマスクが外せるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.8×2回接種=2億57万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると

(2億57万回-8738万回接種済)÷1日100万回接種=113日

今日から113日後は、、、2021年11月22日です、

希望的観測ですが、、、

2022年念頭にマスク着用解除!!なんていうニュースが流れるかもしれません、

◆でも、不安要素も

そんな希望的観測を書いてはいますが、不安なニュースも流れてきています、

『米東部の集団感染 4分の3はワクチン接種済 重症化例は少なく』

ワクチン接種で重症化は防げるものの、感染自体は拡大する、というようなニュースです、

ワクチンの理屈ではそういうことなので正しいニュース、なのですが、

やはり、すこしガッカリします、

『感染再拡大のイスラエル 3回目のワクチン接種始まる』

ワクチン接種先進国のイスラエル、

一時は感染者が1日@一桁までに落ちましたが、

ここに来て再拡大、デルタ株の影響と考えられています、

そこで同種ワクチンの3回目の接種に踏み切りました、

3回目接種の効果については検証中のようですが、、、

やはりCOVID-19との闘いは一筋縄ではいかない、

国内のワクチン接種が進んだとしても、そう簡単にマスクを外せるわけではないかもしれません、

さて、2022年の正月を笑って迎えることはできるか?

いや、その前に笑って2学期のスタートを迎えることができるか?

目の前の喫緊の課題に集中するべき!時か、、、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事89~全国の陽性率は7.0%!東京都も感染予想ピークに到達、高齢者ワクチン接種は5341万回、国産治療薬2社目が治験開始!

2021年07月27日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事89~

全国の陽性率は7.0%!!あっという間にピークに到達、東京都も感染予想ピークに到達、高齢者ワクチン接種は5341万回、国産治療薬2社目が治験開始!!


【今週のまとめ】

陽性率が7.0%に跳ね上がりました(前週4.1%)、

これは第4波のピークに匹敵する数字です、

第4波の大阪府の感染ピークからはじき出した東京都の感染ピーク予測は1953人

7月22日(木)に1979人とピークを記録、今後の動向注視、

東京の前週を上回る感染者連続記録は7月24日(土)に途切れましたが、これは踊り場、こんごまだ増加します、今週注視、

五輪開催時期にピタリと符合した不運、

高齢者へのワクチン接種は約5341万回、感染率からワクチンの効果は出てきていると確認、、、

朗報、国産治療薬、2社目が治験を開始

◆陽性率は正直です、先週の陽性率7.0%

先週の陽性率が7.0%といきなりピークに達しました、

これは5月の第4波のピーク時に並ぶ数字です、

内容的には新規感染者が急増、なのに、検査数がガクッと減りました、

そのため、陽性率が跳ね上がったわけですが、

この時期に検査数が減るのはおかしい

感染拡大期ですからどんどん検査をしなければいけない時期のはず、

五輪開催が関係しているのでしょうか?不明です、、、

そういうと、ワクチン接種も先週は少なかったような、、、

五輪と重なるピークの不運

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日  4.1% 474414  19742人  
7月25日   7.0%   386623  27234人 ※東京五輪開幕
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数が予想ピークに達しました

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した感染ピーク(1日@10万人当り14人程度)、

東京都に当てはめると、1日@1953人と予測していましたが、

7月22日(木)にあっさり1979人と予測と同レベルの新規感染者を記録

五輪開催と重なり第4波を越える流行の可能性が指摘されているので、

ピークはこれから来るのかも、、、

今週の動向を注視したいです、、

前週同曜日を上回り続けてきた東京、7月24日(土)にこの記録が途切れました、

しかし、これは減少へのターニングポイントではなく踊り場

その後はまた増加に転じていますので、今週が分水嶺、

何処まで感染が拡大するのか注視します、

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

7月
1日(木) 673人 前週を上回る
2日(金) 660人 同
3日(土) 716人 同
4日(日) 518人 同
~12日(月) 22日連続で前週を上回る
~19日(月) 29日連続で前週を上回る
 24日(土) 記録中断も増加は続いています

◆全国的に拡大傾向です

東京周辺の3県もピークに向かって増加中と考えます、

神奈川県の現状、

まだまだ予想感染ピークとの開きがあります、

現状(感染拡大期)では、これは安心材料ではなく不安材料です、

つまり、ピークまでに余裕があるので、

あっという間に新規感染者数が数倍に増える危険性があると云うことです、

千葉、埼玉も同様、とくに千葉は月曜日にバクハツしています、

大阪も増加スピードこそ遅いですが、同様に再拡大期を向かえています、

さらに先週まで解除の目安人数(1日10万人当り2人程度)を下回っていた愛知と広島も解除目安に接近してきました、

要注意です、

先週の各エリアの状況(解除の目安人数)、

            人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 1979人(7/22) 
神奈川県 906万人  181人 652人(7/23)
大阪府  885万人    177人    491人(7/21) 
愛知県  752万人 150人  146人(7/22)    
福岡県  513万人 103人  94人(7/22) 
北海道  527万人 105人  140人(7/22) 
広島県  284万人  57人   46人(7/21) 
岡山県  188万人     38人   33人(7/21.22) 
沖縄県  146万人  29人   209人(7/25)



◆高齢者のワクチン接種は5341万回、一定の効果が出ています

7月26日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5341万回(前週4951万回)程度、

1週間の高齢者接種回数は約390万回(前週596万回)と接収スピードは鈍化

これも五輪開催と関係しているのか?

ま、もともとワクチン配布が滞っていた時期なのでそのせいか?

さらにワクチン接種忌避者の壁も大きくなってきています、

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと6日、

菅さんの公約=7月末までに高齢者3600万人の接種完了は無理としても、

高齢者の80%程度は接種完了となりそうです、

この効果はあきらかに出ているようです、

直近の年齢別感染状況を観ると60歳代以上の感染はあきらかに減ってきています、

現在は20代~40代の働き盛りが感染のコア

とくに20台の増加傾向が顕著です、

高齢者接種から若年層への一般接種へと拡大しての感染予防、

これが2021年のCOVID-19との闘いの焦点です、

ワクチン接種忌避者が多い若年層への接種啓蒙・促進策がこれからの重要な政策のひとつです、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

いつマスクを外せるのか?

今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

19日までの総接種回数約7772万回(前週7005万回)、
仮に70%の人が接種を希望するとして、
かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合の計算、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると

(1億7550万回-7772万回接種済)÷1日90万回接種=109日

今日から109日後は、、、2021年11月11日です、

これは、政府が示しているワクチン接種進捗の目途と符合します、

マスク着用推奨や3密回避規制が解除されるのは、やはり2011年末が一つの目途のようです、、、

希望的観測ですが、、、



◆朗報!!2社目の国産治療薬が治験に入りました

先週、承認された初の国産治療薬(中外製薬の抗体カクテル療法薬「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の2つの治療薬)に続き、

2社目、塩野義製薬の治療薬が第1相治験に入った!とのニュースが流れました、

塩野義製薬、コロナ治療薬の治験開始 軽症から中等症向け飲み薬

これまた朗報です、

治療薬とワクチン接種との両輪でCOVID-19との闘いを有利に進めることができます、

1日も早い実用化を期待します、

通常の国内治験は治験終了~承認まで数年(からもっと)掛かるのが通例のようですが、

厚労省もその辺りは臨機応変でお願いしますね、

◆学校での感染、再開で増えたのは「教員から」 学会調査

昨年の調査なのでまた状況は変わっているかもしれませんが、

学校での感染経路についての調査報告がありました、

タイトルはちょっとショッキングなものになっていますが、

ここから読み取るべきは(タイトル内容ではなく)まず、子供は家庭内で感染する、ということです、

当たり前かな、

でも、これが結構重要、

家庭内では常に密な関係にある家族、おそらく完全に感染を防ぐのは無理だと考えます、

つまり、大人が外からコロナを持って帰ったら、家族への感染は覚悟しなければならない、と云うことです、

年代別感染状況の項でも書いたように、現状の感染のコアは20代~40代=子育て中の家族が多く含まれるわけです、

この働き盛り世代が感染すると子どもたちにも感染が拡大する、

いくら学校で感染防止に努めても、家庭で感染してしまったらどうしようもないわけです、

家族を守るためにも、働き盛り世代の行動の自重とワクチン接種促進が重要です、

一応、この記事のタイトルについて考察しておくと、

感染ルートの一番が家庭内感染、そのあとに来るのが“教員からの感染”ということのようです、

これも当たり前、教員も働き盛り世代です、お酒も飲みたいでしょう、

でも、たくさんの子供と接する職業、

他の働き盛り世代同様、いや、それ以上に呑み会の回避、慎重な行動が求められます、

まあ、ストレスの多い職業なので吞みたい気持ちは分りますが、、、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事88~東京は明らかな感染拡大期に、全国の陽性率は4.1%と続伸、英国では規制緩和『肉を切らせて骨を切る』、国産治療薬も登場!!

2021年07月20日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事88~

東京は明らかな感染拡大期に、大阪も再び感染期へ、全国の陽性率は4.1%と続伸、高齢者ワクチン接種は4951万回、英国では規制緩和『肉を切らせて骨を切る』、国産治療薬も登場!!


【今週のまとめ】

東京の新規感染者数は29日連続で前週同曜日を上回り、
(19日月曜日までの数字)

前回の解除が早すぎたので仕方ないですが、画に書いたようなリバウンドです、

すでに第4波(5月)の最大値を越えています、

さらに、第4波がもっとも厳しかった大阪の数字から推測していた感染ピーク、

東京の場合は1953人です、

17日の感染者数が1410人とまだ少し余裕があるように見えますが、、、

増加のスピードを考えると、残念ながら五輪開催中にこの予測ピークを越える(2000人超)のではないかと考えます、

つまり、、、次の感染拡大は今まででもっとも大きいものになる可能性があります、

近隣の首都圏3県も同様に増加スピードが上がっています、

大阪も14日連続で前週同曜日を上回り、確実に拡大期へ戻っています、

北海道なども同様の傾向、沖縄は流行が収まりきらないうちに増加に転じようとしています、

五輪開催とピタリと重なった感染再拡大、

前回の東京の緊急事態宣言解除が早すぎました、五輪開催まで延長していればどうなったのか?

菅さんは仮定の質問には答えられないのでしょう、


7月19日までの1週間の陽性率は4.1%と7週間ぶりに4%台に増加

全国的に第5波に突入しつつあることを示しています、

来週、陽性率が5%台になれば、もう“第5波に入った”と宣言すべきでしょう

高齢者のワクチン接種は4951万回

前週より596万回増えましたが、高齢者接種進捗は減速傾向にあります、

ワクチンの効果が顕れてきているので、一般接種も含め推進するのが王道でしょう、

英国では感染再拡大の中規制緩和、『肉を切らせて骨を切る』積極策

ついに国産治療薬登場!!

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を29日連続で上回っています、

(7月19日までの数字)

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同
22日(火) 435人 同
23日(水) 619人 同
24日(木) 570人 同
25日(金) 562人 同
26日(土) 534人 同
27日(日) 386人 同
28日(月) 317人 同
29日(火) 476人 同
30日(水) 714人 同
7月
1日(木) 673人 前週を上回る
2日(金) 660人 同
3日(土) 716人 同
4日(日) 518人 同
~12日(月) 22日連続で前週を上回る
~19日(月) 29日連続で前週を上回る

12日(月)に4回目の「緊急事態宣言」が発出されましたが、

実態は日常と何ら変りは無いようだし、五輪関係で人の交わりもどうしても濃くなります、

日本人の律義さ、3密回避・マスク着用・こまめな消毒、感染予防基本対策がきっちり出来ているので持っていますが、、、

五輪期間中でどういう変化が起きるのか?注視します、

◆全国的に拡大傾向です

神奈川県は7月19日まで13日連続で前週同曜日を上回り、感染拡大期に入りました、

感染予想ピークにはまだ余裕があるので、これからどんどん増える可能性が高いです、

大阪や北海道も明らかに感染再拡大の予兆が見られます、

沖縄は流行が収まりきらないうちに再拡大しそうです、

◆全国の陽性率は危険ゾーンへ

全国の陽性率は4.1%と続伸、5月30日以来の危険ゾーンに入ってきました、

検査数が8万回ほど増えましたが、感染者数はそれを上回るペースで増加した結果です、

検査数・感染者数とも増加、これは結構シビアな状況です、

首都圏での拡大が全国に飛び火するのはこれまでの経験値で分かっています、

本来なら、厳しく首都圏1都3県の人流・飲食を規制すべきです、、、

五輪もあり、一般人だけを規制するのを躊躇する政治家の気持ちも察しますが、、、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日  4.1% 474414  19742人  
(厚労省HP日報から算出)

◆緊急事態解除の目安数と最新の感染者数

もともと、緊急事態宣言解除の目安として独酌酔言的に独自に設定した人数

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら=
1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安、

先週あたりから、緊急事態宣言発出の目安に転じてしまいました、

19日まででは東京、神奈川、大阪、北海道、沖縄が解除目安を上回る数字を示しています、

福岡も危険ゾーンへ入りつつあります、

今後、全国で拡大が始まれば、あまり意味のない数字になりそうです、

次のピークが過ぎればまた活用できかもしれません、

とりあえず今週は掲載しておきます、

先週の各エリアの状況(解除の目安人数)、

            人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 1410人(7/17) 
神奈川県 906万人  181人 539人(7/17)
大阪府  885万人    177人    380人(7/17) 
愛知県  752万人 150人  94人(7/18)    
福岡県  513万人 103人  94人(7/14) 
北海道  527万人 105人  111人(7/17) 
広島県  284万人  57人   17人(7/18) 
岡山県  188万人     38人   19人(7/15) 
沖縄県  146万人  29人   83人(7/14)

◆高齢者のワクチン接種は頭打ち、一般も含めた加速が必要

すでに高齢者と一般接種が混在し始めているので、

高齢者への7月末接種完了があまり意味を持たなくなってきました、

菅さんにとっては都合がいいのでしょうが、ここも引き続き数字を追っておきましょう、

7月19日(月)までのワクチン接種高齢者の総数は約4951万回(前週4355万回)程度、

1週間の高齢者接種回数は約596万回、スピード鈍化傾向がはっきりしてきました、

これはワクチン供給が一時滞ったこともありますが、

基本的にはワクチン接種忌避者がいらっしゃるので、そろそろ限界効用逓減の法則が適用されていくので、やむなしかと感じます、

しかし、ワクチン接種の効果と思われる数字も出てきています、

60代以上の入院者数は確実に減ってきています

まさにワクチンの効果と考えられます、

今後は一般接種も含め、接種総数を維持し続けることが感染抑制には肝要です、

       高齢者の累計回数 この1週間の回数

5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回  734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと13日、

一応、菅さんの公約=7月末までに高齢者3600万人の接種完了の進捗状況を確認しておきましょう、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-4951万回÷残り13日間=1日@約173万回接種、

100%接種は難しいので、仮に80%接種完了を現実的な目標に置き換えると
(官僚はずいぶん前にこれを黙って勝手に行っていますが、、、)

80%接種の場合の接種回数5760万回、現状の接種回数4951万回、

現状の達成率は86%、これはまずまずの数字といえるでしょう、評価します

5760万回-4951万回÷残り13日間=1日@約62万回接種、

これは現実的な数字、高齢者80%接種が見えてきています、

再度書きますが、ここで手綱を緩めずに一般接種と合わせて総接種回数を増やし続けることが大切です、

どこまで接種数を上げられるか?

これが2021年のCOVID-19との闘いの焦点になるかもしれません、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

いつマスクを外せるのか?

今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

19日までの総接種回数約7005万回、
仮に70%の人が接種を希望するとして、
かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合の計算、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると

(1億7550万回-7005万回接種済)÷1日90万回接種=117日

今日から117日後は、、、2021年11月12日です、

これは、政府が示しているワクチン接種進捗の目途と符合します、

マスク着用推奨や3密回避規制が解除されるのは、やはり2011年末が一つの目途のようです、、、

希望的観測ですが、、、

ホントにこうなれば2022年は生活様式がゴロっと変わるかもしれません、元に戻れる??

ぜひ、そうなって欲しいです、

◆感染拡大にもかかわらず英国が規制緩和へ、『肉を切らせて骨を切る』

7月1日には1日の感染者数が約2万8000人になり、

直近では1日5万人を超える感染者が出ている英国ですが、

ジョンソン首相は19日にイングランドで行われているロックダウンをほぼ解除しました、

感染者の数字を見ると、日本ではとても考えられない処置です、

さて、この狙いは???

今回の決断のもっとも大きな要因は『死者数が少ない』ということのようです、

英国のワクチン接種率は68%(2回目完了)、

これが効果を発揮して、死者数抑制(それでも1日60人前後)に成功しているようです、

そこで、ジョンソン首相が指示した考え方は、、、

ここで規制を解除して感染者数が増えても、死者数はある程度コントロールできる、

感染者は1日10万人に達するかもしれない、という認識しながらも、

規制解除することで社会活動を元に戻し、感染者が急激に増えることで、集団免疫への期間を短く済ませよう!

ということのようです、

最小の犠牲で多くの利益を得る、という合理的な発想??

面白い表現がこの記事に乗っていました、

現在の規制は、『小さなハエを大きなハンマーで潰し、テーブルまで壊しているようなものだ』

なるほど、言い得て妙です、

さて、一人も犠牲も容認しない、という日本政府の基本姿勢、道徳的な日本人気質、

日本人はこの『肉を切らせて骨を切る』的な積極策をどう考えるのでしょうか?

英国の今後の動向がとても興味深いです、

◆朗報!!ついに国産治療薬が承認されました(19日)

19日夜、厚労省は軽症のCOVID-19患者への治療薬を承認しました、

これは凄いことです!!

承認されたのは、中外製薬が承認申請していた「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の2つの治療薬

これは昨年トランプ元大統領が受けたことでも話題になった『抗体カクテル療法』に使うもので、

2種類の薬を同時の投与することで、異なった2つの抗体の働きでCOVID-19を抑え込む薬です、

軽症時に投与する薬のようで、臨床実験では重症化を70%抑制できると報告されています、

これは大きな戦力ですね、

重症化を防ぐ=死者を減らす、ということですから、

ワクチン接種との両輪でCOVID-19との闘いを有利に進めることができるようになるかもしれません、

こういう治療薬が出てくると、日本でもジョンソン首相の積極策のような考え方も台頭するかもしれません、

最小の犠牲で最速の社会活動再開を手に入れる、『肉を切らせて骨を切る』、

さて、菅さんはどう考えるのでしょうか?


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事87~東京22日連続前週同曜日を上回る、大阪7日連続前週を上回り再び感染期へ、陽性率は3.4%と急上昇、高齢者ワクチン接種は4355万回。

2021年07月13日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事87~

東京は22日連続前週同曜日を上回る、大阪も7日連続で前週を上回り再び感染期へ、全国の陽性率は3.4%と急上昇、高齢者ワクチン接種は4355万回

東京の新規感染者数は22日連続で前週同曜日を上回り
(12日月曜日までの数字)

4回目の緊急事態宣言が12日(月)から発出されました、

ま、前回の解除が早すぎたのでやむなし、、、

近隣の首都圏3県も同様に増加スピードが上がっています、

大阪も7日連続で前週同曜日を上回り、再び拡大期へ、

7月11日までの1週間の陽性率は3.2%と5週間ぶりに3%台に増加

全国的に第5波に突入する可能性が高いです、全国的に警戒が必要です、

ワクチン接種の集計方法がまたまた変更されました、

ま、実情に合わせたのでしょうが、高齢者の接種状況が見えにくくなってきています、

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を22日連続で上回っています、
(7月11日までの数字)

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同
22日(火) 435人 同
23日(水) 619人 同
24日(木) 570人 同
25日(金) 562人 同
26日(土) 534人 同
27日(日) 386人 同
28日(月) 317人 同
29日(火) 476人 同
30日(水) 714人 同
7月
1日(木) 673人 前週を上回る
2日(金) 660人 同
3日(土) 716人 同
4日(日) 518人 同
~12日(月) 22日連続で前週を上回る


先週予測したように4回目の「緊急事態宣言」が発出され、

12日(月)から緊急事態となりましたが、、、

東京の実態は昨日までの日常と何ら変りは無いようです、

慣れ?という言い方もありますが、

3密回避・マスク着用・こまめな消毒、

この感染予防基本対策がきっちり出来ているから、という見方も出来ます、

長いお付き合いのCOVID-19、冷静に対応する事も大切です、

しかし!もともと、前回の解除が早過ぎた東京、

いよいよ五輪開催が目前、どうしても人流は増えます、

海外からの選手関係者も増えます

日本人のような自制を期待できるのか?

国内の自制・基本対策が海外からの人流で崩れないように政府・東京都に頑張って欲しい、これからの1カ月です、

◆東京周辺3県も拡大顕著傾向です

神奈川県は7月6日から11日まで6日連続で前週同曜日を上回り、感染拡大期に入りました、

神奈川県の感染状況(6月~7月)
29日 181人
30日 209人
1日 211人
2日 230人
3日 254人
4日 226人
5日 180人
6日 198人 前週同曜日を上回る
7日 250人 同
8日 322人 同
9日 355人 同
10日 310人 同
11日 389人 同

大阪も残念ながら感染拡大に転じました、

6月20日(日)に前週同曜日を上回り、その後一進一退の分水嶺にありましたが、

この1週間は7日連続で前週を上回り、

とくにこの10日11日の週末には拡大幅が増加、感染拡大が再び始まる予兆です、

直近の大阪の新規感染者数(NHK集計)

6月
20日(日) 106人 前週を上回る
21日(月)  42人 
22日(火) 107人 ほぼ同数
23日(水) 125人 前週を上回る
24日(木) 116人 同
25日(金) 120人 同
26日(土)  88人 
27日(日)  96人 
28日(月) 40人 ほぼ同数
29日(火) 101人 
30日(水) 108人 
7月
1日(木) 108人
2日(金) 123人 前週を上回る
3日(土) 148人 大きく前週を上回る
4日(日) 88人 
5日(月) 77人 大きく前週を上回る
6日(火) 136人 前週を上回る
7日(水) 151人 同
8日(木) 125人 同
9日(金) 143人 同
10日(土) 200人 大きく前週を上回る
11日(日) 167人 同

◆新規陽性者数と陽性率

全国の陽性率は3.4%と反転反転上昇

検査数微減、感染者数は30%ほど増えました、

やはり陽性率は正直です、

最近はマスコミで報じられることも少なくなりましたが、

今後もマクロ視点の重要な指標と考えます、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言

(厚労省HP日報から算出)

◆緊急事態解除の目安数と最新の感染者数

もともと、緊急事態宣言解除の目安として独酌酔言的に独自に設定した人数、

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら=
1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安、

ここに来て、緊急事態宣言発出の目安に転じてしまいました

今週から神奈川の目安も足しました

11日まででは東京、神奈川、大阪、沖縄が解除目安を上回る数字を示しています、

先週の各エリアの状況、

             人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 950人(7/10) 
神奈川県 906万人  181人 389人(7/11)
大阪府  885万人    177人    200人(7/10) 
愛知県  752万人 150人  85人(7/7)    
福岡県  513万人 103人  60人(7/9) 
北海道  527万人 105人  67人(7/7) 
広島県  284万人  57人   10人(7/9) 
岡山県  188万人     38人   4人(7/10他) 
沖縄県  146万人  29人   64人(7/10)

◆高齢者のワクチン接種メーターの表示方法がまた変りました

首相官邸HPのワクチン接種表示方法がまた変わりました、

高齢者のみの数字は一応残っていますが、

日報(エクセル)では高齢者のみの集計が消えてしまいました、

さらに、なぜか土曜・日曜の日報も書略され、月曜日に2日分まとめて上積みされるように、、、

ま、日別が分らなくても、7月末7200万回接種の達成具合は測れますが、

統計的には不完全な感じます、
(今週のみ12日(月)までの8日間集計、今後は月曜日までの7日間集計となります)

すでに高齢者と一般接種が混在し始めているので、

『実情に合わせた』という理由でしょうが、、、

なんか、これでまた菅さんのコメント内容も変わっていくんだろうなあ、、、

気を取り直して、7月12日(月)までのワクチン接種高齢者の総数は約4355万回程度、

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数

5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回  734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計

(首相官邸HP発表数字)

この8日間の高齢者接種回数は816万回と(見た目)過去最高になりましたが、

1日当りで割り戻すと、前週とほぼ同じ数字ですね、

ワクチン忌避者がいることや、ワクチン供給の減速でそろそろワクチン接収のスピードも鈍化期に入ってきました

7月末まであと19日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-4355万回÷19=1日@約150万回

五輪も無観客になり、7月末までに高齢者.3600万人に接種を完了するという意味合いも薄れてきました、

どこまで接種率を上げられるか?

そして、接種が進んだ時の感染予防への効果は?

焦点はどんどん先へ移っていきます、

ホントにワクチン接種はCOVID-19感染予防の切り札なのか?

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

いつマスクを外せるのか?今週も一応掲載しておきます、

12日までの総接種回数約6026万回、
仮に70%の人が接種を希望するとして、
かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合の計算、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると

(1億7550万回-6026万回接種済)÷1日90万回接種=128日

今日から140日後は、、、2021年11月17日です、

なんとなくは、年内にCOVID-19感染拡大が一旦収まるかもしれない、

引き続き希望的観測、、、

◆次の焦点は、、、COVID-19終息への道筋

ワクチン接種が進めばCOVID-19感染拡大は収まるのか?

独酌酔言的には『ワクチン接種が進めばCOVID-19の感染拡大は終息する』という基本的立場をとります、

しかし、取り巻く環境は日々刻々変化していきます、

プラス材料もマイナス材料も出てきています、

それらを正確に読み解いて楽観も悲観も無く

終息に向けての道筋を辿れたらと考えています、

登山と一緒、一足飛びに下山は出来ません

地図を読み、下山道を的確に選択しながらゴールする、そんなイメージです、

以下はトピック形式で、

【ネガティブ】ワクチン接種50%程度では(変異型)デルタ株の流行は止められない

イスラエルや英国の例を見ても、ワクチン接種50%程度ではデルタ株は再流行するようです、

やはり、当初云われていた集団免疫の状態はワクチン接種70~80%程度が目安になるのかも、

【??】サッカー欧州カップ、ウィンブルドンは満席で東京五輪は無観客

なるほど、ワタシも女子決勝をTV観戦しましたが、たしかにウィンブルドンは有観客

そして、東京五輪はほぼ完全無観客になりそうです、

国民性もあるだろう、日本は同調強要が強い傾向にあるしね、

どちらが正解なのか?分りませんが、2週間くらいで結果が出るかもしれません、

【ポジティブ】ワクチン接種で感染自体も防げる可能性があります

もともとワクチンはCOVID-19感染時の発症や重症化を防ぐものです、

つまり、COVID-19が体内に入ってきた時に抗体で対抗するという仕組みですが、

ここに来て、いくつかの調査で『ワクチン接種者の感染率が低下している』という報告がなされています、

まだ、しっかりしたエビデンスは無いようですが、

事実ならこれは朗報です、流行終息へのスピードが増します、

【ポジティブ】国産ワクチンも来年には実用化?さらに新しい治療法も!!

国産ワクチンのニュースがやっと流れてきました、

2022年の実用化を目指して治験第3ステージが始まるようです、

そして、あのトランプさんが受けたという「抗体カクテル療法」の研究も進んでいます、

さらに特効薬も含め、ワクチン+新戦力で2022年秋頃にCOVID-19完全終息宣言が出来たら良いなあ、、、

独酌酔言的にはあと15カ月くらいの勝負かと睨んでいます、

どうでしょうか?


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事86~東京は16日連続前週同曜日を上回り危機的状況、全国の陽性率は横ばい2.6%、ワクチン高齢者接種は1日@100万回越え、どうする五輪!?

2021年07月06日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事86~

東京は16日連続前週同曜日を上回り危機的状況、全国の陽性率は横ばい2.6%、ワクチン高齢者接種は1日@100万回越え、どうする五輪!?

首都圏は15日連続で前週同曜日を上回り

(5日月曜日も上回ったので16日連続になっています)

発出中の「まん延防止等重点措置」(7月11日まで)の延長を検討する、

というレベルでは五輪開催時に大変な事になりそうな予感、

7月4日までの1週間の陽性率は2.6%と横ばい、減って欲しかった、

ワクチン接種はやや持ち直しました、

わずかながら、1日@100万回越えの日も出てきました、

 

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を15日連続で上回っています

(最新では16日連続) 

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月

6日(日) 351人

7日(月) 235人

8日(火) 369人

9日(水) 440人

10日(木) 439人

11日(金) 435人

12日(土) 467人

13日(日) 304人

14日(月) 209人

15日(火) 337人

16日(水) 501人 前週を上回る

17日(木) 452人 

18日(金) 453人 

19日(土) 388人 

20日(日) 376人 前週を上回る

21日(月) 236人 

22日(火) 435人 

23日(水) 619人 

24日(木) 570人 

25日(金) 562人 

26日(土) 534人 

27日(日) 386人 

28日(月) 317人 

29日(火) 476人 

30日(水) 714人 

7月

1日(木) 673人 前週を上回る

2日(金) 660人 

3日(土) 716人 

4日(日) 518人 

しばらく、この傾向が続く気がします、

「まん延防止等重点措置」の延長検討が取り沙汰されていますが、

う~ん、ここは「緊急事態宣言」の発出を検討すべきステージです、

もともと、前回の解除が早過ぎた東京、

感染が落ち着く前に解除してしまったので、あっという間のリバウンドは必定、

約4週間後には相当の流行期に入っていると予想します、

何の因果か、五輪開催時期とピタリと符号、

大阪も危険な状況です、

先週7日間のうち2日前週を上回りました

飲食店が酒提供営業を再開をして2週間、

今週の感染者数が分水嶺です、

直近の大阪の新規感染者数(NHK集計)

6月

11日(金) 134人

12日(土) 126人

13日(日)  96人

14日(月)  57人

15日(火) 110人

16日(水) 108人 

17日(木)  95人 

18日(金)  79人 

19日(土) 111人 

20日(日) 106人 前週を上回る

21日(月)  42人 

22日(火) 107人 ほぼ同数

23日(水) 125人 前週を上回る

24日(木) 116人 

25日(金) 120人 

26日(土)  88人 

27日(日)  96人 

28日(月) 40人 ほぼ同数

29日(火) 101人 

30日(水) 108人 

7月

1日(木) 108人

2日(金) 123人 前週を上回る

3日(土) 148人 大きく前週を上回る

4日(金) 88人 

◆新規陽性者数と陽性率

国の陽性率は2.6%とまったくの横ばい

首都圏、他の都市圏、地方と流行の地域格差が拡がってきているので、

首都圏の陽性率は危険水域を示しているはずです、

全国平均で陽性率が反転した時が、第5波の始まり、、、

 

                   陽性率  検査数  新規陽性者数

3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除

3月28日  3.0% 364712 11211人

4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用

4月11日  5.4% 381306 20536人

4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請

4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出

5月 2日      6.4%    542061   34811人

5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大

5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言

5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言

5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長

6月6日    3.1% 602455 18649人

6月13日  2.9%    467753   13499人 

6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除

6月27日  2.6% 405628   10457人   ※小池知事休養中

7月4日    2.6% 416705 10919人  ※都議選で自民党実質敗北

(厚労省HP日報から算出)

◆緊急事態解除の目安と最新の感染者数

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

先週の各エリアの状況、

             人口      解除の目安 先週の最大値

東京都 1395万人 279人 716人(7/3) 

大阪府  885万人    177人    148人(7/3) 

愛知県  752万人 150人  64人(7/4)    

福岡県  513万人 103人  43人(6/30) 

北海道  527万人 105人  39人(7/4) 

広島県  284万人  57人   10人(7/1) 

岡山県  188万人     38人   4人(7/2) 

沖縄県  146万人  29人   84人(6/29)

やはり首都圏はすでに「緊急事態宣言」発出レベルです、

沖縄も相変わらず高値で推移しています、

◆高齢者のワクチン接種メーター

首相官邸HPによると、7月4日までのワクチン接種総数は約4912万回程度
(一般と医療従事者の集計日が揃っていませんが)

うち高齢者は約3539万回

総接種数は(高齢者と一般を合わせてですが)、、、

1日@100万回越えた日が遡って計8日間出てきました、

高齢者だけに限ると、ぎりぎり2日間のみほぼ100万回、

やっと菅さんの公約の一部が達成されました

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数

5月10日  約42万回

5月16日  約 98万回    56万回

5月23日  約234万回  136万回

5月30日  約498万回  264万回

6月6日         約900万回  402万回

6月13日  約1520万回  620万回 

6月20日  約2180万回  660万回

6月27日  約2805万回  625万回

7月 4日      約3539万回  734万回

(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと27日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-3539万回÷27=1日@136万回

実質、7月末までに高齢者3600万人に接種する

という菅さんの公約は達成されません

100%達成は無理としても、どこまで引き上げられるか?

職域接種も配送の問題で急ブレーキが掛かりましたが、

ここで、もう1回ギアを入れ直すのが肝要

隘路、苦しい時にこそ知恵を出すのが政治家の腕の見せ所です、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

いつマスクを外せるか?

今週も一応掲載しておきます、

仮に70%の人が接種を希望するとして、

かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると

(1億7550万回-4912万回接種済)÷1日90万回接種=140日

今週から140日後は、、、2021年11月21日です、

なんとなくは、年内にCOVID-19感染拡大が一旦収まるかもしれない

これも希望的観測、、、

◆ワクチン接種先進各国でも変化株が大暴れ

ワクチン接種先進国でも、変異株の流行が再拡大

英国やイスラエル、ポルトガルなどではマスク着用や飲食店への規制など、再度の行動制限が始まっています

ポルトガルはワクチン接種率が50%を越え流行が落ち着いたとして、

5月中旬以降、英国からの観光客を受け入れたのですが、

これが失策、

英国から変異株が流れ込み、再び感染が拡大

ポルトガルの保健相も「間違いだったかもしれない」と、失策を認めています

このように『ワクチンを打ったから即もう大丈夫』と云うことにはなりません、

国内でも同様で、3密回避、マスク着用が緩和されるのは、

早くて2021年末頃では無いかと予測します(希望的観測でね)、

ただ、明るい情報としては、

ワクチン接種者は感染したとしても『重症化する率がとっても低い』という情報もあります、

これこそワクチンの効果、真骨頂、

ワクチンはあくまで『感染時に(感染はする)その発症や重症化を防ぐ』ために接種するモノです、

ここのところはよく理解しておきましょう、

◆サッカー欧州カップで集団感染が各地で発生

6月28日、ロシアで開催された欧州カップ戦に応援に行ったフィンランドサポーター300人以上が集団感染

英国でも、6月18日欧州カップ観戦者が関連感染を含め最大で1300人ほどが感染

いずれもワクチン接種が進んでいるので、ちと油断しましたね

結局はCOVID-19の方が狡猾で粘り強い

ここは人間も忍耐を以て対抗し続けなければならないのですが、、、

五輪開催となると、その忍耐もさほど期待は出来ない

お祭りというと語弊があるかもしれませんが、

アスリートの究極のパフォーマンスの前では自制は期待できない、熱狂が待っています

世界中から人が集まる五輪、おそらく集団感染が発生すると覚悟しておいた方が良いです、

なんとかなるんではないか?という精神論、神頼みは捨てましょう、

人流増加と東京の現状を考えると、五輪開催時期には間違いなく感染が広がる、、、

あと2週間余り、

ワクチン接種推進と無観客化とか飲酒規制、現場での対応力の増強・精度アップ、

ざっくりした戦術イメージさえ菅さんからは出てこないので、

個々の現場力に勝負が掛かっています
(なんて脆弱なお国柄)

平和の祭典、復興五輪、コロナに打ち勝った証、

もはや、なんのために五輪を開催するのか?だれも説明できません

もちろん、個々のアスリートのパフォーマンスに熱狂するのは当然の話、

それはとても盛り上がるでしょう、

でも、その興奮と五輪総体の開催意義とは別のお話

開催主体が何処にあろうと、国民に対して納得性の高い開催意義の説明をするのは開催国首相の責務です、

菅さんの名演説に期待します、、、嘘^^)


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事85~東京は8日連続前週同曜日を上回りハッキリと増加へ反転、全国の陽性率は2.6%と微増、ワクチン高齢者接種は1日@90万回

2021年06月29日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事85~
東京は8日連続前週同曜日を上回りハッキリと増加へ反転、全国の陽性率は2.6%と微増、ワクチン高齢者接種は1日@90万回

首都圏は8日連続で前週同曜日を上回り

緩やかながらハッキリと増加に転じています

五輪開催を考えると最悪のシナリオも見えてきます、

先週6月27日までの1週間の陽性率は2.6%と微増

先週の2.0%辺りまで減少するという独酌酔言的予測は外れました、

首都圏を中心に感染者が増加、

前回2月~3月頃のレベルまで落ちきらないうちに反転しそうです、

ワクチン接種も伸び悩み、

高齢者+一般の1日の接種回数は最大約90万回、100万回には1日も達していません、

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を8日連続で上回っています(19日を除く) 

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同
19日(土) 388人 
20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同
22日(火) 435人 同
23日(水) 619人 同
24日(木) 570人 同
25日(金) 562人 同
26日(土) 534人 同
27日(日) 386人 同

2021年3月の例を見ると、

このまま増加を続けると、約4週間後には三度目の緊急事態宣言が必要になるかもしれません、

これは、、、五輪開催時期とピタリと符号、

あの安部さんが招聘した五輪、

なにやら因果応報という言葉が頭に浮かんでしまいました

科学的ではないな、この連想は、、、反省、、、

緊急事態宣言が解除された大阪、

ある程度落ちきった段階での解除でしたが油断は出来ません

直近の大阪の新規感染者数(NHK集計)

6月

11日(金) 134人
12日(土) 126人
13日(日)  96人
14日(月)  57人
15日(火) 110人
16日(水) 108人 
17日(木)  95人 
18日(金)  79人 
19日(土) 111人 
20日(日) 106人 前週を上回る
21日(月)  42人 
22日(火) 107人 ほぼ同数
23日(水) 125人 前週を上回る
24日(木) 116人 同
25日(金) 120人 同
26日(土)  88人 
27日(日)  96人 

感染者数減少に歯止めが掛かってきました

緊急事態宣言が解除されたので、ここから再度拡大増加に転じる可能性があります、

要注意です、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人   ※小池知事休養中
(厚労省HP日報から算出)

春の例から、いったんは陽性率2.0%辺りまで下がると予想していましたが、見事に外れました

変化株デルタ株が主流になってきた影響か?

首都圏の増加が全体にも影響しているのは間違いないですが、

他のエリアも油断できません、沖縄はまだまだ危険水域

大阪も下げ止まり、増加に転じようとしています、桑原桑原、

◆緊急事態解除の目安

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

先週の各エリアの状況は

             人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 619人(6/23) 
大阪府  885万人    177人    125人(6/23) 
愛知県  752万人 150人  100人(6/14)    
福岡県  513万人 103人  40人(6/26) 
北海道  527万人 105人  49人(6/23) 
広島県  284万人  57人   18人(6/24) 
岡山県  188万人     38人   3人(6/26) 
沖縄県  146万人  29人   98人(6/22)

首都圏が如何に危険なレベルか、よく分ります、

◆高齢者のワクチン接種メーター

首相官邸HPによると、6月27日現在のワクチン接種総数は約4018万回程度
(一般と医療従事者の集計日が揃っていませんが)

うち高齢者は約2805万回

総接種数は1日@90万回に到達しています、が、、、間に合わない

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
(首相官邸HP発表数字)

この1週間の高齢者接種は約625万回、

初めて前週の増加数を下回りました、

先週1週間より35万回ほど減りました、

高齢者接種のスピードは鈍ってきています

7月末まであと34日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-2805万回÷34=1日@129万回

実質、7月末までに高齢者3600万人に接種する、という菅さんの公約は達成されません、

実際には『接種したくない』高齢者もおられるので、もともと100%接種は無理としても、

それに近い数字を目指していたはずですが、実際には遠く及ばないと云うことになりそうです、

また、先週書いたように、各省庁官僚から自治体へ『目標を引き下げるよう』圧力が掛かり、

自治体も100%ではなく、実現可能な数値に目標を置き換えているので、致し方なし、

ちなみに、TVの会見などで河野さんが『1日100万回接種を達成』しそう、などと話されていましたが、

首相官邸HPを見る限り、高齢者+一般では、

これまでの1日@総数最大値は90万回程度です、

医療従事者を加えるとなんとか100万回クリア

また、いつの間にか数字がすり替えられた感じ、、、

◆首相官邸HPの集計表記から『高齢者のワクチン接種総数』が無くなりました

大規模接種会場などで高齢者と一般の接種が混在し始めているので、

高齢者だけの集計が不要?ということでしょうか?

首相官邸HPから高齢者の接種総数の表記がなくなりました

こんな感じの表に変わりました、

これじゃ読めないか、、、スイマセン、、、

「すべて」の合計のみが1日の接種回数で示されています、

ま、高齢者欄のワクチン銘柄と1回目2回目を足し上げれば良いだけの話ですが、

で、表を切り貼りして、

こんな数字になっています、

この処置で、今後ワクチン接種で高齢者にどれくらい打てたのか?が、

マスコミ発表の数字からも消えることがないことを祈ります

毎度の手法で、公約した数字の達成具合をうやむやにしてしまおう!という意図でないことを祈ります、

ホンマに、頼むで~、、、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

残念ながらワクチンを打っても即ノーマスクOK、3密OKではありません、

ワクチンを接種してもCOVID-19には感染します、

でも、発症したり重症化するリスクが大幅に低減されます、

場合によると無症状キャリアになるわけで、

そんな人がノーマスクで生活するとワクチン未接種者に移してしまう可能性があるからです、

では、いつマスクを外せるか?

仮に70%の人が接種を希望するとして、

かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると
(1億7550万回-4018万回接種済)÷1日90万回接種=150日


今週から150日後は、、、2021年11月24日です、

先週は、

仮に、接種50%でマスクを外せるなら、
(他国の例がありますが、それが怪しくなってきました、後述)
さらに1日100万回打てるとすると、

という過程の計算もしましたが、

現実味がなくなってきたの(後述)で、とりあえず今週は計算せずにおきます、

一応の独酌酔言的予測では年内にマスク着用義務が(とくに屋外では)撤廃されるかもしれません

でも、これは接種の数だけの計算、机上の空論、

最も重要なのは“感染拡大が治まる”という状況の実現です、

◆ワクチン接種率50%越えの英国やイスラエルで再度マスク着用義務が

変異株(デルタ株=感染力1.78倍以上、諸説あります:チコちゃん^^)による再感染拡大の兆候が見られるため、

ワクチン接種先進国でも生活様式の規制緩和が見送られています、

先週書いた、国民の50%以上がワクチン接種を完了(人口6800万人・接種7500万回)した英国でマスク再開

それに続いて、ワクチン接種最先進国のイスラエル(ワクチン接種率55%)でも、デルタ株が再流行

6月24日に屋内でのマスク着用義務が復活しました、、、残念、、、

どうも接種50%ではデルタ株へ対応出来ないようです、、、

日本でも同様の危機が迫っています、

五輪開催に伴う首都圏でのデルタ株流行の危機です、

首都圏の増加傾向から、今後3~4週間で“緊急事態宣言レベル”の感染状況になる可能性があります、

さらに、密接な人流が圧倒的に増える、海外からの入国も増える五輪開催と重なって、

デルタ株が一気に感染拡大する可能性は否定できません、

というか、もっとも高い確率で起こると思われるシナリオの一つです

感染拡大防止の切り札と云われてきたワクチン接種も、

若者層への接種が進んでいないので、五輪にはとても間に合いそうにありません

◆残念ながら、COVID-19とワクチンのチキンレースは終了

ワクチン接種だけでは五輪開催期の感染拡大は食い止められない

ここからは、より積極的な感染防止対策=日常生活の規制が必要になってきます、

菅さんが何度も口に出しているフレーズが実行されるべき時期です、

『出来ることは全てやる』

ホントですよね、信じて・・・いま・・・・すよ・・・


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事84~東京は増加傾向へ反転直前、全国の陽性率は2.5%(漸減中)、ワクチン高齢者接種は1日@80万回。

2021年06月22日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事84~
東京は増加傾向へ反転直前、全国の陽性率は2.5%(漸減中)、ワクチン高齢者接種は1日@80万回

先週6月20日までの1週間の陽性率は2.5%と漸減中、

このまま2%前後まで減ると考えます、

全国レベルでは当面は安全水域です、

が、首都圏で感染拡大が始まるリスクが高まっています、

ワクチン接種は順調に伸びていますが、7月末までに高齢者全員完了は不可能

希望者しない人は除き、一定割合の人には完了した、という決着になるのでしょう、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848 10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数は前週同曜日を上回っています(19日を除く) 

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同
19日(土) 388人 
20日(日) 376人 前週を上回る
21日(月) 236人 同

新規感染者数はすでに“下げ止まり”から“増加傾向”へと反転しています、

今週の動向から目が離せません、

ここで感染者増加に転じると五輪開催もままならないことになります、

過去の拡大傾向で見ると、、、

2021年3月末の状況に似ています、

このまま反転すると、約1カ月後には緊急事態宣言が必要になるかもしれません、


◆緊急事態解除の目安

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

先週の各エリアの状況は

              人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 501人(6/16) 
大阪府  885万人    177人    110人(6/15) 
愛知県  752万人 150人  110人(6/16)    
福岡県  513万人 103人  47人(6/19) 
北海道  527万人 105人  88人(6/16) 
広島県  284万人  57人   30人(6/18) 
岡山県  188万人     38人   8人(6/16) 
沖縄県  146万人  29人   115人(6/16)

東京と沖縄以外は一応なんとか安全水域へ、

先週、解除は早すぎると指摘した愛知と北海道もなんとか目安を下回りました

やはり、東京はまだまだ危険なレベルです、

さて、今週どう推移するのか、、、緊張の1週間です、

◆高齢者のワクチン接種メーター

6月20日現在、ワクチン接種総数は約3160万回、うち高齢者は約2180万回、

高齢者への接種は1日@80万回に到達

今週からは職域接種も本格的に稼働します、

これはこれで素晴らしいです、

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回   56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日      約900万回   402万回
6月13日  約1520万回   620万回 
6月20日  約2180万回   660万回
(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと41日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-2180万回÷41=1日@122万回

増加のスピードは鈍化、

毎日、7200万回接種はどんどん遠のいています、

◆これでどうして政府は『7月末までに高齢者への接種完了』を自負できるのか?

コロナウイルスのこと78で書きましたが、

官僚から自治体へ接種目標の引き下げ圧力が掛かり、

多くの自治体が高齢者100%接種を目標としていないからです、

たとえば兵庫県の場合、

100%=高齢者全員に接種するとしているのは、伊丹市、加東市、播磨町のみ、

神戸市は80%、西宮市は65%の接種で『7月末で接種完了達成』としています、

65%で接種完了!?どういうこと?

高砂市は80%、加古川市も目標を70%に下げて7月末完了可能に、

各自治体のこの目標がどうして定められたか?

科学的根拠は?、、、無いような気がします、

出来る数字を目標にした、というのが実情ではないかと邪推、

つまり、国民に間違った情報を与えて安心安全を確保しようという、

情けない姑息な策略なのです、

ホントは各自治体の実情をしっかりと情報発信する必要があるはずです、

ま、この作業(官僚から自治体への電話などによる圧力)が行なわれたのは1カ月ほど前(2021年5月末)、

この頃は五輪開催がまだハッキリとした形で認められていなかったので、

菅さんも“何が何でも高齢者7月末接種完了”を謳い、

官僚が忖度してこんな情けない策略を思いついたのでしょう、

何度も書いていますが、

そんなことよりもあの時期(1カ月前)に“少しでも接種の効率を上げるアイデアを自治体と共有”すべきでした、

ここに来て『トヨタ方式のワクチン接種ノウハウ提供』『首相官邸HPの情報共有ページ』など正しい情報共有も行なわれるようになったのは朗報ですが、

官僚の心根がまだ清廉なものではないのがとっても残念です、

◆ワクチン接種の全体像、接種完了は?

ワクチンを接種すれば即マスクを外せたり、3密回避をしなくても良い、と誤解している人がワタシの周りにもいます、

残念ながらワクチンを打っても即ノーマスクOK、3密OKではありません、

ワクチンを接種してもCOVID-19には感染します、

でも、発症したり重症化するリスクが大幅に低減されます、

ある意味、無症状キャリアになるわけで、

そんな人がノーマスクで生活するとワクチン未接種者に移してしまう可能性があるからです、

では、いつマスクを外せるか?

仮に70%の人が接種を完了した時点とすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を80万回と仮定すると
(1億7550万回-3160万回接種済)÷1日80万回接種=180日
今週から188日後は、、、2021年12月17日です、

仮に接種50%でマスクを外せるなら(他国の例があります)
さらに1日100万回打てるとすると、

(必要接種数) 1億2536万人×0.5×2回接種=1億2536万回接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を100万回と仮定すると
(1億2536万回-3160万回接種済)÷1日100万回接種=94日
今週から94日後は、、、2021年9月18日です、

1日100万回、国民の50%接種なら、

9月中にマスクを外せる日が来るかもしれません、希望的観測、

しかし、これは接種数だけの計算、机上の空論

最も重要なのは“感染拡大が治まる”という状況の実現です、

もし、秋に感染流行第5波が来たら、、、

もちろん、マスクは欠かせません、

すでに国民の50%以上がワクチン接種を完了(人口6800万人・接種7500万回)している英国でも

変異株(デルタ株=感染力1.78倍)による再感染拡大の兆候が見られるため、生活様式の規制緩和が見送られています

日本でも同様の危機が迫っています、

五輪開催に伴う首都圏でのデルタ株流行の危機です、

一筋縄ではいかないCOVID-19、

ワクチン接種を素早く進めるのは最低必要条件、

でも、目論み通りの物語がこの秋に実現するとは限りません、

COVID-19は変異を繰り返す臨機応変型

菅さんも臨機応変にCOVID-19と対峙し、これを撃退しなければなりません、

総選挙を睨んでいろいろと画策している?

それくらいの才覚はあるでしょう、

ならばコロナ対応ももっと狡猾に臨機応変に立ち回って欲しいと願います、

コロナは手強い、、、間違いなく手強い敵です、


【速報】なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事83~首都圏も緊急事態宣言を解除!?感染は再拡大傾向に、ホントに大丈夫なのか?

2021年06月19日 | コロナウイルス2020

【速報】なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事83~
首都圏も緊急事態宣言を解除!?感染は再拡大傾向、ホントに大丈夫なのか?

6月20日(日)を以て、沖縄以外の都道府県で緊急事態宣言が解除されます、

もちろん、引き続き感染予防対策は施されるのですが、、、

首都圏、とくに東京都は解除すべきではなかったと考えます、

◆この3日間、東京の新規委感染者数は前週同曜日を上回っています

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

6月
6日(日) 351人
7日(月) 235人
8日(火) 369人
9日(水) 440人
10日(木) 439人
11日(金) 435人
12日(土) 467人
13日(日) 304人
14日(月) 209人
15日(火) 337人
16日(水) 501人 前週を上回る
17日(木) 452人 同
18日(金) 453人 同

新規感染者数はすでに“下げ止まり”から“増加傾向”へと反転しています、

この状態での緊急事態宣言解除にはどうも違和感があります、

五輪を見据えてのことなのか?
(ならば、ここは我慢した方が得策だった)

飲食店の我慢も限界に達している、というのも分りますが、、、

これまでの例で行くと、

これから、新規感染者数は徐々に増えていき、

あるポイントで感染爆発が起こり、感染者は一気に増加します、

あるシミュレーションによると、それは8月初旬頃?

もちろんワクチン接種の影響も期待できますが、

直近の英国の例などを観ると、変異株のピークを経験していない東京は持たないように思えます、

◆解除後の焦点、飲食店での酒類の扱い

もっとも大きなリスクが存在すると考えられている『酒を飲んでの密な関係』、

これに関しては流石に東京、大阪で人数規制が掛かります、

これはある程度効果的と考えます、

個人的には“お酒を飲むなら1人で”とするのが良いと考えますが、

ま、ぎりぎりの判断でしょう、

兵庫県では人数制限はありませんが、土日の休業を要請しています、

これは週末に大阪からの宴会人口の流入が予想されるので、それを避けたいとのことです、

なるほど、有りそうですよね、尼崎なら4人で飲めるで~、てな感じですね、

◆五輪は観客を入れて開催

専門家委員会の提言を押しのけて開催、それも観客を入れての開催を前提にグイグイ前のめりの五輪、

ここまで来たらやるしかないでしょう、

でも、五輪開幕時の東京では新規感染者数が相当数増加していると見込まれます、

封じ込め対策は念には念を入れても抑えきれないでしょう、

その時、組織委員会は、政府はどのような判断を下すのか?

菅さんのコメントが問題の核心に肉薄していることを期待します、


なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事82~先週の陽性率は2.9%(先週3.1%)、首都圏はまだ宣言解除が難しいレベル、ワクチン接種数増は鈍化?

2021年06月16日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事82~
先週の陽性率は2.9%(先週3.1%)、首都圏はまだ宣言解除が難しいレベル、ワクチン接種数増は鈍化?

6月13日までの1週間の陽性率は2.9%(前週3.1%)と安全水域で横ばい

国内全体の傾向としては、第4波は終息に向かっているように観えますが、

首都圏(東京と神奈川)の感染者数が減りきっていません、なんかちょっと怖い、

ワクチン接種数は鈍化?大規模会場の予約にも空きが、、、

◆新規陽性者数と陽性率

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
(厚労省HP日報から算出)

陽性率は安全水域で横ばい、

検査数が減っていますが、これは発症者が減っているから仕方ない、

現在の焦点は、首都圏(東京と神奈川)の今後の動向かと考えています、

五輪実施も絡んできて、ちょっとイヤな予感がしています(後述)、

◆今週も一応確認、予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較

大阪が緊急事態宣言を解除する方向で動いています、

たしかに、ここらで解除しなければ閉塞感が強まって経済へのダメージが大きすぎる様な気がします、

先週の最大感染者数で観ると、、、

       人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 467人(6/12) 減少幅が小さい、イヤな予感、解除はまだ早い
大阪府  885万人    1200人  1260人    190人(6/8) 緊急事態宣言解除?
愛知県  752万人 1052人    679人  247人(6/9)   解除はまだ早い
福岡県  513万人  718人     634人  66人(6/9)  解除可能
北海道  527万人  734人     727人  182人(6/10) 解除はまだ早い
広島県  284万人  398人     237人  40人(6/13) 解除可能
岡山県  188万人     263人    189人   13人(6/9)  解除可能
沖縄県  146万人  204人     335人  174人(6/9)  緊急事態継続が必要

◆緊急事態解除の目安は?

緊急事態宣言解除の目安を数値化してみましょう、

仮に大阪のレベルで解除可能だとしたら、

1日の新規感染者数が大体10万人当り@2人が目安となりそうです、

これを各エリアに当てはめると

                          人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 467人(6/12) 
大阪府  885万人    177人    190人(6/8) 
愛知県  752万人 150人  247人(6/9)    
福岡県  513万人 103人  66人(6/9) 
北海道  527万人 105人  182人(6/10) 
広島県  284万人  57人   40人(6/13) 
岡山県  188万人     38人   13人(6/9) 
沖縄県  146万人  29人   174人(6/9)

解除可能な地域は、大阪?と福岡、広島、岡山、

解除が早すぎると思われるのが、東京、愛知、北海道

一昨日も書きましたが、感染ピークを経験していない東京と神奈川、

この差をCOVID-19がどう考えているのか?心配です、

沖縄はまだ緊急事態の継続が必要なレベルです、

一律に解除できる状況ではありませんね、

とくに、首都圏の減少傾向鈍化がとても気になります、

危険な兆候とも見えます、

このまま解除してしまうと、変異株が一気に感染爆発を起こす可能性もあります、

五輪に向けて“安心安全ムード”を作りたい政府ですが、ここはもう少し緊急事態を継続するのが正着だと考えます、

◆ワクチン接種数の増加に鈍化傾向、高齢者接種1日@最大約65万回程度

やっとエンジンが掛ってきて、大規模接種会場、職域接種も広がってきたワクチン接種ですが、

ここに来て、その接種増加スピードの鈍化傾向が見られます、

先週の高齢者接種最大値は6月8日(水)の約65万回、そこからは最大値更新はありませんでした、

週末は前週を下回る数値でした、

(首相官邸HPより)

東京と大阪の国大規模接種会場では予約枠が埋まらない状況になってきました、

自治体レベルでも接種が進んできた、とも観ることは出来ますが、、、

スタート時は接種予約が取れずに混乱した接種ですが、

新たな壁に当たりそうです、

◆国内でも高率接種の壁に当たりそうです

とにかく一刻も早く接種したいというイノベータ、アーリーアダプターに接種が行き渡ると、

いきなり接種スピードが鈍ってくる可能性があります、

一定の割合で接種を希望しない人もいる、

これからは接種へのモチベーションの高揚、接種へのインセンティブが必要になるかもしれません、

米国での接種インセンティブ実施(奨励金・ドーナツや旅行の提供などなど)を少々やり過ぎかと思っていましたが、

50%越える接種率を目指すと、国内でもこういうことも必要になるかもしれません、

孫さんは流石にこういうところに敏感で、さっそくインセンティブを用意しました、

政府も今までは『モノ(ワクチン)確保⇒ヒト(打ち手)と会場を用意すれば希望者が流れ込む』
というマーケットモデルで活動してきましたが、

今後は、少しでも早く多くの人に接種を受けてもらう工夫、ワクチン接種への抵抗の除去が必要になってきます、

河野さん、この辺りが次のお仕事ですよ、

◆高齢者のワクチン接種メーター

6月14日現在、ワクチン接種総数は約2000万回、

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
(首相官邸HP発表数字)

やはり増加スピードはやや鈍化しています、

7月末まであと48日、

高齢者3600万人×2回を完了するのに必要な1日@接種回数は、

7200万回-1520万回÷48=118万回

また少し増えました、

◆ワクチン接種の全体像、接種完了は

菅さんは11月末までに希望する国民全員に接種を完了したいと発言、

仮に70%の人が接種を希望するとして、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550回の接種が必要
(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を80万回と仮定すると
※先週は1日100万回で計算しましたが、現実味がなくなってきたので1日@80万回にしました、これでもハードルは高い

(1億7550万回-2500万回接種済)÷1日80万回接種=188日

今週から188日後は、、、2021年12月13日です、

なるほど、、、後付け計算ではありますが、1日も早く1日@80万回を目指す必要があるということです、

でも、このまま頑張ったなら、2022年冬~春にはマスクを外せる日が来るかもしれません、

◆今のうちに第5波への備えを

なんとなく出口が見えてきた第4波、

こうなるとちょっと浮かれてしまうのが人の常、ワタシもその一人、

来週には赤提灯に灯が点っているのかと思うと、ちょっとウキウキします、

でも、政治家の方は今こそ第5波への備えを整えていただきたい

後手後手に回り、目先の対症療法に終始している政府に切にお願いしたいです、

もっとも重要なのは重症者用のベット数の不足

深刻なベット数の不足は、多くの病院以外でのコロナでの死亡者を出してしまいました、

大阪府は独自の対応を検討しているようですが、

国としても根本的な病院行政の改革で重症者用ベット数の確保を後押しする必要があります、

これは菅さんのお仕事です、そこんとこヨロシク、

◆さて、もう五輪開催はもう既成事実に、

タイミング良く開催されたG7のお陰で、なんとなく五輪開催は既成事実になってきました、

やっと少し、医療体制規模や発生コロナ患者数の想定情報が流れ始めましたが、

まだまだ準備不足の感は拭えませんし、政府の認識も甘い!

GPS機能などでの選手関係者の行動追跡などのシステムも出来ていないようだし、

(日本的発想で)選手関係者の自律自戒に期待するのは、五輪ムードの中ではホントに難しい

菅さんは罰則を科すなどで対応できる、と考えているようですが、、、甘い!

選手村で何が起こるのか?過去の五輪を見れば明らか、

試合が終わり緊張から解放された選手達がどんな行動に出るのか?

想像に難くありません、

本人の自律自戒頼みではなく、もっと的で選手関係者に分かりやすい感染予防対策の実施が必要と考えます、

ああ、、、なんかもう不安だらけです、、、菅さんもか、、、