今日はちょっと歩きまっせ、
JR神戸線「立花」の駅から、そうやな~7~8分かな、
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え?めんどくさい!?
なにを云うてますねん、これくらいの手間を惜しんだらあきません、
7~8分、歩いてでも行きたい店、そら理由がちゃんとあります、
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そら、立花は駅前にもエエ店、エエ立ち飲みが何軒もありますけどね、
ここはテクテク歩いて行くほどの値打ちがちゃんとあります、
だまってついてきなはれ、ほんまにエエ店でっさかいに、
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とか云うてるうちに着きましたがな、案外近いでしょ、
お、この時間やからすっと入れそうですな、ほな、入りましょ、
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ところでね、
また、しょうもないことですけど、ちょっと聞いてもらえます?
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いや、世の中、あやふやなことというか、なんかちゃんと決まってないことって案外あるんですな、
そう、あのエスカレーターの左右どちらを空けるか?なんていうのもね、
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日本国内でもいろんなルールがある、東京と大阪では真反対のルール、
ま、エスカレーターなんてこの40年かそこらで発達した道具、
しかも、歩く人と立ち止まりたい人が出て来る、なんてのは40年前は想定外、
しっかりしたルール作りなんて、誰も必要としてなかったんでしょうね、
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いや、それでね、これこそびっくりのあやふや加減最大級の話なんですけどね、
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シャベルとスコップの話、知ってます?
そう、あの土をすくう道具のシャベルとスコップですわ、
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エ!?シャベルとスコップのどこがあやふや最大級なんや?って、
そう思うでしょ、ほな、訊きますけど、
家の小さな花壇の土とかをこう整えたりすくったりするのは、あれはなんですか?
そら、スコップやろって、
なるほど~、アンタは生粋の関西人ですな、はい、分かります、
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スイマセン、そちらの旦那さん、アンタはどう思います?
なるほど、シャベルじゃないかと、旦那さんは関東のご出身で?やっぱり、
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そうですねん、この土をすくう道具ね、大きさによって呼び方が2種類あるんですけどね、
これがなんと!関東と関西で逆ですねん、さかさま、
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ホンマですがな、ワタシも知りませんでしたけどね、なんかで読んだんですわ、
関西ではね、こう小さいほう、家庭で使う片手で土をすくう、あれは、、、
そうスコップですわな、
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で、工事現場とかで使う大きいやつ、
両手で持って、足とか掛けて土をざくっと掘り返すやつ、あれは?
そう、あれがシャベルですわな、
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そうです、ワタシの常識もその通りです、
でもね、関東ではこれが逆ですねん、びっくりでしょ、
関東では小さいのが「シャベル」で、大きいのんが「スコップ」なんです、
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なんでこんなことになってしもたのか?
よう分かりませんが、もともと大きさで呼び名が違う訳ではないようなんですね、
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調べるとね、「シャベル」は英語で、「スコップ」はオランダ語、
もともとはどちらも同じものを指す言葉やったみたいです、
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それがいつのまにか、大きさによって呼び分けるようになって、
各地方でバラバラの呼び方になったようですな、
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律儀な日本ですが、JIS規格なんかでも大きさによる呼称区別はないみたいで、
どちらが正しい、と云う事ではないようですな、
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こんなことがあるんですな、ほんま、あやふやさ加減最大級ですわ、ねえ、
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しかし、関東の女性と結婚したりしたら、ことでっせ、
スコップ買うてきて!云うたら、大きなシャベル買うて帰って来ますからね、
え!?そらないか、、、
しょうもないことシャベル過ぎですか、えらいスイマヘン、
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【今日のお店:立花の立ち飲み「おかもと」】
「立花」駅から歩くこと7~8分、ワクワクドキドキの楽しい時間であります、
で、たどり着くのは立ち飲みの「おかもと」、
袖看板には“柳内酒店”とありますので、元は酒屋さんでしょうか?
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ちょうどエエ感じのコの字カウンターには20人くらい立てるかな、
昼1時からの営業、いつも盛り上がっています、
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まず料理が美味しい、
魚系も肉系も新鮮、天ぷらに串カツも自由自在、
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で、日本酒も揃ってます、リーズナブルなお値段でエエ日本酒が楽しめます、
一合売りでも、ショット(100mlかな?)でも、
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最大の楽しみは大将の軽やかなしゃべりとテキパキした動き、
お母さんとお姉さんへ、大将の素早い指示がバンバン飛んでます、料理に皿洗いにお勘定、
なにやら、一大エンターテーメントです、
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歩く時間などすぐに元が取れるエエ酒場であります、
ぜひ、一度歩いてみてください、
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