テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

2021年06月01日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事79~
先週の陽性率は4.6%と引き続き漸減、沖縄が予測感染ピークを突破!高齢者ワクチン接種は最大1日@30万回超へ。

5月30日までの1週間の陽性率は4.6%(前週5.5%)と引き続き下降

検査数は減少、感染者も前週より9000人ほど減少しました、

全体には引き続き減少傾向ですが、

沖縄が引き続き予測感染ピークを突破!非常に危険な状況です、

高齢者へのワクチン接種はやっと1日@30万回を越えましたが、まだまだ1日@100万回には届きません、

◆沖縄以外はピークアウトに入ったと思われます、さて五輪はどうする?

感染拡大が続いていた北海道もピークアウトの兆候が見られます、

沖縄は『なぜか低い東アジアの感染ピーク』予測値を越えて拡大し続けています

緊急事態宣言は6月20日まで再延長、

ここへ来てやっと自治体も政府も腹が据わったようです、

でも、6月20日時点での数値はたぶん微妙

それなりに下がっているでしょうが、リバウンドがないかというと、、、

その確証はないレベルと違うかな、、、と予測、

五輪が1カ月後に近づいている時期、

今の政府は五輪を是が非でも(文字通りの表現)、

是が非でも五輪を実施したいように見えるので、緊急事態を解除する可能性が高いです、

大阪の吉村さんは、感染の完全な終息を目指して再々延長の可能性をほのめかすかもしれません、

東京の小池さんは微妙な立場に追い込まれます、隘路

感染拡大の終息のためにはもう少し規制を続けたい、

でも五輪のためには安全宣言もしたい、

そんな感じになるのかな?

◆新規陽性者数と陽性率

                    陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%     589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
(厚労省HP日報から算出)

◆独酌酔言的には、緊急事態宣言の再々延長があっても良いと考えます

やはり、緊急事態宣言の『解除』=安全宣言というニュアンスで捉えられる可能性が高く、

一気に夜の飲屋街での呑み会が復活~リバウンド、という最悪のシナリオが浮かんでしまいます、

しかし、2021年に入り、ほぼずっと発出されている緊急事態宣言、

国民の間には嫌規制感がただよっています、慣れもあります、

ここは、緊急事態宣言を再々延長しながら、具体的な施策の緩和で対応する、

というある意味、“意図的なオオカミ少年”的、“意図的な玉虫色”的施策実施でも良いかなと考えます、

緊急事態宣言を再々延長しながら、飲食店での酒類の提供を限定的(時間・人数など)に認める

中途半端なように思えますが、ここは現実的なずるい戦略が必要と感じます、

◆大阪は最悪の状況、重症者用病床も改善も、未だ高いレベル

大阪府の重症者病床が5月30日で70%台まで下がりましたが(5/31で70.9%)、

まだまだ高い水準、即リバウンドは避けたい状況です、

今回の第4波では多く命を救えなかったのが大阪府の実態

5月末時点、大阪府では累計2315人、5月単月では859人がコロナで亡くなりました

これは累計でも東京の死者2055人を抜いてしまいました

これを重い教訓として、2度とこのような状況を生み出したくない、

という思いを持ち続ける必要があります、

なので、吉村さんは緊急事態宣言の再々延長を視野に入れていると思います、

今週も書いておきます、

政府は必ず来る第5波に備えて、重症者病床を増やせない『日本の病院政策の構造的問題』を解決する努力が必要です、

喉元過ぎれば、、、にならないよう、

今こそ重症者病床増加のための根本的な対策妙案を練るべき時期です、

よろしくお願いします、

◆沖縄は感染予想ピークの1.6倍超、何らかの要因が感染ピークを押し上げました

大阪府の第4波感染ピークから推察する、

日本の1日@感染ピークは10万人あたり14人程度
(何度も書いている『なぜか欧米より低い東アジアでの感染ピーク』が影響?)

と、独酌酔言的な予測をしております、

この予想感染ピークと先週1週間の最大値実績と比較すると、
 
       人口  予想感染ピーク 第4波最大値 先週の最大値
東京都 1395万人 1953人  1121人 743人(5/26) 持ちこたえているが危険
大阪府  885万人    1200人  1260人    331人(5/26) ピークアウト中
愛知県  752万人 1052人    679人  445人(5/26)    ピークアウト入口
福岡県  513万人  718人     634人  211人(5/26) ピークアウト入口
北海道  527万人  734人     727人  570人(5/27) ピークアウト傾向の始まり
広島県  284万人  398人     237人  166人(5/26) ピークアウト入口
岡山県  188万人     263人    189人     82人(5/26) ピークアウト中
沖縄県  146万人  204人    335人   335人(5/29) 予想ピークを軽く突破、感染拡大中!

大阪のピークが基準です、

東京は低位で推移していますが、減少スピードが遅いです、

ピークを低く押さえ込んだ分、COVID-19にも余力があるようです、

なので、東京はまだまだ危険です、いつ増加に転じるか分からない危険な状況です、

北海道はピタリと感染ピークで持ちこたえました、

沖縄以外は感染拡大が止まりつつあります、

沖縄は5月22日に感染予測ピークを軽く突破、約1.6倍まで新規感染者数が増加し、未だに増加傾向が続いています、

何かは分かりませんが、なんらかの要因があるのはたしか、

つまり、状況次第では『東アジアでも高い感染ピークが起こりうる』ということです、

『東アジアの感染ピークはなぜか低い』神話が壊れようとしています

感染ピークを押し上げた要因は大きく分けて2方向考えられます、あくまで推測、

① 沖縄固有のクラスター事情(酒場事情?生活習慣)
② 変異ウイルスの感染力の影響

大阪も変異した英国株が大きな感染拡大を引き起こしました、

なので、感染ピーク予想もされに対応しているはずなのですが、

いともあっさり予測を超えてしまいました、悔しい、、、

変異株の実力は想像以上なのかもしれません、

COVID-19は本当に手強いです、なかなか人の手中には収まってくれないようです、

◆ワクチン接種は順調に拡大も、1日@最大約34万回程度

いろんな工夫がやっと動き出したワクチン接種

国や自治体の大規模接種会場、かかりつけ医による効率的な接種、

産業医による企業単位での接種、学校単位での接種、

前倒しでの高齢者以外への接種などが複層的に進行

注射の打ち手に歯科医師、接種会場勤務に薬剤師や看護学生など総動員、

接種休暇に接種宿泊パック、会場の無償提供など企業も動き出しています、

やっと政府も本気で動き出しましたが、いかせん遅きに失しました、

2021年初頭からこのイメージが政府にあれば、あと2カ月は早く本気モードで対応できたはず

菅さんや河野さんの失政と云っても厳しすぎることはないと思います、

◆高齢者のワクチン接種メーター、1日@何回打てば良い?

累計接種数  高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
(首相官邸HP発表数字)

直近の6日間で高齢者接種回数は、最高1日@37万回程度、

週間接種回数は倍増しています、


(首相官邸HPより転載)

7月末まであと62日、3600万人×2回接種=7200万回、

7200万回-498万回÷62日=1日平均@108万回の接種が必要です、

先週の必要接種数が1日平均@101万回でしたから、7万回増えてしまいました

まだまだ接種のアイデアと、戦力の増強が必要です、

さて、これで間に合うのか?

◆五輪開催に向けてのニュースが騒がしくなってきました

さて、五輪はどうなるのでしょうか?

このまま、安心安全を担保しないまま“安心安全な五輪”が開催されるのでしょうか?

ワクチン接種と同じで、“対COVID-19戦略のイメージが出来ていない”と対策が後手に回ってしまいます

何かが起こってから対処療法を施すのでは遅いのです、

ワクチン接種遅れの二の舞だけは避けましょう

菅さんに必要なのは『五輪を安心安全に開催する』ための全体イメージと具体的な戦略と戦術です、

回りにいろんなブレーンや進言する知恵者もいることでしょう、

五輪を開催するなら、

『みなさんの意見に真摯に耳を傾けて』五輪対策をしっかりやって欲しいです、

ところで、その時の状況は別として、とりあえず選手村には酒類が持ち込まれるようです

クラスター発生で選手村が急遽隔離施設になったりしないように、気をつけましょうね、



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