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夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

駄菓子屋の婆さんとの知恵比べ

2010年08月16日 09時08分01秒 | ノスタルジア
先日、「懐かしの昭和展」を見に行ったことで、突然とっくの昔に忘れていた懐かしい記憶が蘇ってきた。
また忘れないうちに記録しておこう。

楽しかったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと、悲しかったことなど子供の時に感じたことを今思い出すと、心が和むことがある。
そして知らないうちに、幼い自分の考えを振り返り、顔が緩んでいることに気がついた

駄菓子屋の婆さんと小生たちが昭和の終盤に繰り広げられた知恵比べじゃ!!
あれは小生が小学生の時じゃった。

駄菓子屋には、婆さんが良く似合う
小生の家の近くの駄菓子屋も何故か婆さんじゃった。
しかもいつになっても年をとらない同じ顔の婆さんじゃった。

そこでは100円もって、ふ菓子、ソース煎餅、飴、メンコ、酢イカなど安かったので、
組み合わせてよく買ったものだ。

そしてクジ。
原始的な紙を剥がすとアタリ・ハズレの書かれたクジがあった。
これは実に剥げやすく、悪ガキだった小生や仲間達は、婆さんの目を盗んでは僅かに剥いで、アタリ・ハズレを見極め、アタリを見つけては、わざとらしく婆さんにお金を払ってクジを開き、アタリをアピールし、景品(ゴムで出来た昆虫とかアニメキャラクターの人形だったと思う)を労せずゲットした

一方、婆さんも頭を使っていた。
ある日、婆さんの目の届くところにクジを置き、ガキどもに小細工をさせないようにした。
景品は1等~5等くらいに分かれたクジであったと思うが、1等はウルトラマンが中に入った透明な野球ボールくらいの大きくて、綺麗なスーパーボールだった。
今思えば、どうでもいいようなものだが、当時の小生や近所のガキたちは瞬く間に目を奪われ、1等しか眼中になく、欲しくてたまらなくなった。
しかし、なかなか毎日の小遣いを投じても当たらない。
そこで近所のガキ達と話し合い、みんなで行ってクジを買い占めた。
絶対当たるはずなのに、全員1等は当たらなかった。
何故だと思いながらトボトボ帰るしかなかった

しかし、次の日、1等のスーパーボールは大金(確か500円位だったと思う)で売り出されていた。

何のことはない。婆さんが予め1等を抜いておいたのだ
「婆さん!! 恐るべし」そして「大人は汚い!!」と自分達がやったことを棚に上げて小生は思った。
暑い夏の日の事じゃった!!