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夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

テルマエ・ロマエ

2012年05月03日 18時52分10秒 | 映画
この映画 面白かった~。

ヤマザキマリさんの人気漫画「テルマエ・ロマエ」を映画化したものだ。
風呂を愛する民族 古代ローマ人と現代日本の風呂を通じたお話。




小生も好きな漫画だ。


原作を知らなくても笑えると思う。


キャストは、阿部寛さん、上戸彩ちゃん他、北村一輝さん、市村正親さんはじめ濃い顔の豪華俳優陣。

内容的には・・・
古代ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス(阿部さん)が現代日本(平たい顔族の国)の温泉や銭湯にタイムスリップしてしまい、
日本の進んだ風呂文化に仰天。古代ローマに再びタイムスリップし、平たい顔族の風呂文化をローマに導入する。
風呂技師としての知名度は上がるが、ハドリアヌス帝らにより、政治の世界に引き込まれてゆくといった・・・。

まず、ローマ人に扮する阿部さんをはじめとする日本人俳優の濃い顔。ローマ人の中に見事に溶けこみ笑える。
一方、迎え撃つ我が平たい顔族代表の爺さんたちも典型的な日本人の顔で見事。

前半はルシウスの現代日本の風呂文化に驚く姿が、凄く笑える。
とにかく、仰天する顔そして心の声がとにかく面白い。
後半は、上戸彩ちゃん演じる温泉旅館の人たちを巻き込んでタイムスリップしたことから
起こる歴史の変化を防ごうとする政治的展開へ。



漫画にはない話を交え、上手くまとめていたと思う。

それと、この映画を見てると温泉に行きたくなる。
このロケ地の温泉は北温泉(栃木)、伊香保温泉(群馬)、大滝温泉(静岡)などで撮影したそうだが、
どこも良さそう。
小生も温泉はかなり好きなので、行きたいと思う。


久しぶりに笑える映画だった。
もう一度見に行くかも。

ということで評価は☆5つ

(評価)
☆☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!

ドラゴン・タトゥーの女

2012年02月25日 20時09分48秒 | 映画
ここのところあまり見たい洋画がなかったので、
久々の洋画だ。

主演はダニエル・クレイグさん、ルーニー・マーラさん。


内容は、スウェーデンで40年前に起きたヴァンケル一族の娘の失踪事件。
財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人より真相究明の
依頼をうけたジャーナリストのミカエル。そんな彼とコンビを組むのは女性ハッカーのリスベッド。
体にピアスとタトゥーをし、優れた能力を持っているという異色キャラ。
調べてゆくと様々な猟奇的な事件が・・・。そしてその犯人は・・・。


実に面白かった。
これから観る方は、登場人物と名前を見てから観ることをお勧めする。
北欧の聞きなれない名前と人物を一致させるのに少々混乱したな

徐々にわかってくる一族の謎と気持ち悪さ。それに迫るミカエルたち。
脚本が面白く、テンポよく進み、
時間の長さを感じさせない。

そしてヒロインのルーニーさんがとにかくいい演技。
氷のような表情。
それでいながら冷静で、度胸もいい。
その反面、恋をすると凄く純情でかわいらしくも映るキャラ。
見事な演技。

最後は、爽快感とかわいそうな感じが混ざり、複雑な感じだったが、
久しぶりに面白い洋画だったな。

そんな訳で☆5つ。


(評価)
☆☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!

麒麟の翼

2012年02月18日 17時13分06秒 | 映画
「麒麟の翼」なかなか面白い映画だった。



ミステリーでは久々のヒットだったかな。

キャストは、阿部寛さん、中井貴一さん、新垣結衣さんほか凄く豪華。
僅かな役でもいい俳優さんを使っていた。

日本橋の麒麟像の前で起こった殺人事件が舞台。
最初は単純な感じで決まりかのような流れで来ていて、終盤に大きな展開となって行く。
犯人がなかなか読めないところがいい。


阿部ちゃん演じる加賀刑事の鋭い洞察力やとぼけた行動が面白い。
また中井貴一さん演じる被害者。実にダメ親父な感じだが、
息子が犯した罪(犯人ではない)をつぐなう、実は愛情深い父で、それが後になり
分かってくるとを誘う。



新垣さんや田中麗奈ちゃんなど華もあり、
テンポよく流れ、面白かった。

主題歌もいい。

因みにこの映画の中で出てきた「日本橋七福神巡り」。
御利益がありそうだな。
散歩と観光を兼ねて街自体も楽しめそう。
いつか行ってみたいものだ。

ということで、評価であるが☆5つ。
ヒットでした。

(評価)
☆☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!



ロボジー

2012年01月22日 13時06分07秒 | 映画
ロボジー観て来た。

結構笑える映画だったな。


キャストは、ミッキーカーチスさんこと、五十嵐信次郎さん、吉高真由子さんら。


弱小電気会社が開発したロボット。展示会に出展の予定だったが、その直前に事故で破壊。

開発スタッフはごまかすために、バイトで雇った体格が合う爺さんを中に入れてごまかすが、事情を知らぬ爺さんは

暴走。奇抜な動きをしたことから一躍有名となり、嘘を突き通さざるを得ない状況に。

この爺さんは、自分がいなければどうしようもない事をいいことに、暴走や待遇面でわがまま言い放題。

結構笑える。

やがて、ロボットの中に人間が入っているとの疑惑がわき、記者会見に追い込まれるが…。


現実的にはありえない話だが、結構笑え、ラストも上手くまとめてあって、なかなか良かったな。

お笑い映画と割り切れば結構いける。

ということで評価であるが☆4つ。



(評価)
☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!


聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

2011年12月24日 18時43分51秒 | 映画
公開初日に「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」を観た。


太平洋戦争なだけに大変重苦しいテーマだ。



キャストは、役所広司さん主演で、阿部寛さん、玉置宏さん、柄本明さん、柳葉敏郎さん、田中麗奈さんほか
凄く豪華。
熱演で凄く良かった。
特に役所さんの山本長官、阿部ちゃんの山口多門中将は渋すぎだ。



内容的には、前半後半で分けることができる。
前半は、山本が戦争回避の為の尽力。後半は開戦を告げる真珠湾攻撃~ミッドウェー海戦~ブーゲンビル島上空で露と
消えるまでを描いている。

開国以来日本は、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦などを経て、目指していた列強の仲間入り
をし、軍・マスコミをはじめ、常勝無敗の驕りが出てきていた。

時は昭和14年 三国同盟締結をめぐって、海軍大臣米内光正、海軍次官山本五十六、軍務局長井上成美は、
日本の国力を正確に知っているため、三国同盟を締結すれば、米国と一触即発の状況になる事を危惧。
真っ向から反対する。しかし、陸軍やマスコミは世論を煽り、海軍を非難する。

やがてナチスドイツの欧州での快進撃にあたり、一気に世論は三国同盟締結を熱望。
錯覚だと気付かず、戦争を熱望するようになる。
米国との戦争回避を目指してきた海軍ももはや抑えきれなくなり、三国同盟締結。
一気に開戦に流れてゆく。後半は、戦争回避に尽力してきた山本五十六が
連合艦隊司令長官に就任し、皮肉にも真珠湾で開戦の火ぶたを切ることになる。


なんとかハワイの敵空母を叩いて時間を稼いでいる間に講和に持ち込みたい山本長官。
しかし、期待していた戦果は得られなかった。

また山本長官が再三気をかけていた事前での宣戦布告が遅れ、事後通告となったことも、
不意打ちとなり、国際世論の上で大誤算だった。

実際の戦果とは裏腹に、大袈裟な大本営発表で国民は熱狂。
講和への道に苦悩する。

米国の予想以上の早さの回復により、ミッドウェーでの大敗。形勢は逆転。

次々と拠点を失い撤退する海軍。
ラバウル基地から基地の視察をするべく上空に飛び立つ山本長官。

しかし、敵に傍受されており、ブーゲンビル上空で撃墜され、日本は講和を模索していた貴重な人材を
失い、亡国へと一気に加速していった。


感想だが、後半の真珠湾攻撃戦~ミッドウェー海戦~ブーゲンビルに至る流れが速く、この点はもっと丁寧に
描いてほしかったが、山本長官の戦争に対する苦悩、部下に対する度量の大きさ、軍とは一歩離れた時の子煩悩な姿
など、山本長官の人柄は良く表現されており、TOTALでみて良かったと思う。

この映画を見ると、リーダーって本当に大事だなって思う。
リーダーが把握する能力として、古の中国でも説かれている「孫子の兵法」のように、知識はもちろんだが、
敵の把握、己の把握、突き進む上での目的や最終的な着地点といった正確な情報分析が太平洋戦争のリーダー達や
マスコミには著しく欠落しているようだった。


これは、軍に限らず、現代の世のリーダーたちにも当てはまる教訓だ。
太平洋戦争の教訓を生かしたシビリアンコントロールというものがある。
これを「素人が上に立つ」と勘違いして、素人の大臣を就任させている現政権は、
教訓がわかっていない太平洋戦争指導者の愚か振りとかわらない感じがする。

この映画で山本長官が、マスコミの若手記者に説いている。

『目も、耳も、心も、大きく開いて世界を見なさい』

国のリーダーだけでなく、国民一人一人に向けた大事なメッセージかと思う。


さて評価であるが、☆4つ


(評価)
☆☆☆☆
※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!




PS:先日、幕末の戊辰戦争で幕府方についた会津に行ったが、山本五十六長官の故郷は新潟県長岡市。
   ここの長岡藩も会津藩同様幕府につき激戦地となった場所。
   旅行したい場所の一つである。行った折には山本五十六記念館など訪ねたいと思っている。
   因みに真偽のほどは分からないが、山本家の血脈は、武田の軍師 山本勘介の血脈らしい。
   実に興味深い。