夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

あしたのジョー

2011年02月22日 20時13分24秒 | 映画
いや~ どうしようか散々悩んだ挙句観に行ってしまった・・・

あしたのジョーは小生 大いにこだわりのある好きな漫画であるが、
実写ともなるとどうも腰が引けて・・
イメージが崩れないだろうか?
ボクシング技術は?
力石との対決までを僅か2時間で臨場感豊かに描けるだろうか? 
様々な疑問が頭をよぎる。
が・・・・決め手はヤフーの評価が結構高かったこと。
過去この手の失敗は何度もしているのだが・・・(反省

ストーリーは、こんな感じ。
矢吹丈は、元ボクサーの丹下段平(香川照之)にボクサーとしてのセンスを見いだされる。しかし街で喧嘩に巻き込まれ暴れたことから少年院へ送られる。丈はそこでプロボクサーの力石と出会い、ボクシングと出会う。少年院で丈と力石は初めてボクシングの試合をするも両者Wノックアウトで引き分け。両者はお互いを認め、意識しあう。
やがて少年院を出た丈は、プロとしてデビューし、連勝街道。一方ライバルの力石も破竹の連勝で世界戦の挑戦権を得るも、タイトルマッチを後回しにして、階級をバンタム級に落としてまで丈との試合をするまでを描く。

キャストは、矢吹丈に山下智久さん、力石徹に伊勢谷友さん、白木葉子に香理奈さん、丹下段平に香川照之さんほか

感想だが、箇条書きで書いてみる。
・ 比較的、原作に近く描かれている。

・ 丈、力石役とも、よくぞここまでボクサーの体を作ったと思う。特に力石
の体は凄い
  (力石徹)
  

 
・ 丹下段平を演じた香川さんだが、漫画のままのメイクで登場。最初はギャグの
  ようにしか見えなかったが、演技力が凄く、見事に丹下段平に
なりきっていた。絶賛。
  

  ⇒香川さんは、実際、ものすごいボクシング好きで、雑誌にも記事を
書いたり、知識が凄い。先日の井岡戦でもゲスト出演し、プロ解説者
を圧倒するトークには正直驚いた。ちゃっかり「あしたのジョー」の
宣伝を忘れないところは流石。
  ⇒映画でも出ていたが、ミット打ちのシーンも、実際ボクシング好きが
興じてやっていたようで実にお見事。

・白木財閥令嬢の白木葉子役に、失礼ながら「何故 香理奈なんじゃ!!」
と正直思った。「元ヤンぽくて、お嬢様のイメージからして違う!!」
と思った。しかし、令嬢役を上手く演じていて、クールビューティーな
感じが上手く出ていて合格点じゃ。
 (白木葉子 美しいのう~)


・前にも書いたが、小生は力石のファンじゃ。だから、一番この力石には
厳しい視線が自然と向く。減量に苦しむ力石のシーンをもっと出して
欲しかったが、こちらは脚本側の問題で、伊勢谷さん自身は、正直筋肉
だけでなく、力石の冷静だけど、秘めた熱さを上手く出していて、
素直に良かったと思う。

・この映画には元世界チャンピオンも出演していて、しかも小生が好きなチャン
 ピオンだったので、弱いところを突かれた気分。目立たないところで使うあたり
 芸が細かいのう~。
 ⇒試合シーンでの解説者は、元スーパーライト級王者世界チャンピオン
  の浜田剛史さん。いつもの世界戦そのまんまの喋りがいい。
 ⇒丈のデビュー戦の相手役は、「蓮ハルク」という俳優が演じていて、
  実はこの方、元スーパーバンタム級世界チャンピオンの佐藤修さん。
  映画を観ている時、この俳優を知らなかった。
  しかし、スクリーンで顔を見た時「もしかして・・・?」と思い、
  後で調べてみたら「やはり佐藤修じゃ!!」と小さな感動を覚えた。
  彼も好きなチャンピオンの一人。タイのヨーダムロン・シンワンチャー
  から王座を奪取したときの感動は今でも覚えている。
 ⇒佐藤さんは、山下さんや伊勢谷さんとともに筋トレや減量をしたらしく、
  現役当時の体になったとか。

・ドヤ街が上手く再現出来ていた。

・余談ではあるが、アニメで力石の声を演じた細川俊之さんが1月に
 亡くなられた。力石のあの渋い声は忘れないだろう。

・個人的な思いとしては、あのストイックな世界に宇多田君の曲は
 どうも合わないと感じる。やはり尾藤君の歌が聴きたかった。

・2時間という短い設定がネックになり、登場人物の背景が余り描かれて
 いない。例えば力石と白木葉子との背景や、力石と丈とのお互いが
 ライバルと認め、何故お互いが決着にこだわるのかといった背景、
 ドヤ街での希望の星となる背景などいい場面が薄く描かれていて残念。

・山Pファンには申し訳ないが、やはり丈にはなれず、別のボクサーだった。
 いや、彼が悪いのではなく、丈のようなハングリーな目そして荒々しさは演技で
 出来るものではないと言った方がいいかもしれない。
 ⇒CGを使ったにせよボクシング技術が素人過ぎる。ノーガード戦法はお笑い
  にしか見えん
 ⇒脚本の問題でもあるが、丈が只の陰気でひねくれ者にしか見えない。

以上が簡単な感想だが、小生が思っていた以上の作品に仕上がってはいる。
好きな原作なだけについ興奮して自分勝手なことを書いたが、
正直、全くダメと思っていたのに、周りの共演者がここまでに盛り返したと感じる。
よって評価は☆3.5 こだわりのある原作の中で合格点だと思う。
(評価)
☆☆☆★

※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!


あと余談ではあるが、続編はあるのだろうか?
あるとすれば、もう力石はいない。丈が独り立ちしなければならない。
演技力に疑問がある上、カーロス・リベラやホセ・メンドーサといった魅力的な
ライバルたちの役はかなり難しい。
個人的には今回よりもハードルが高いと思う
とはいえ、かつて丈を追いかけた警察が、世界タイトルマッチで「君が代」を演奏するシーンや、ホセ・丈のコークスクリューパンチ、白木葉子の涙の告白、真っ白に燃え尽きるシーンなどの名場面は見てみたい気もするが・・。
おそらく実写化すれば総崩れとなる確率は高いが、それでも興味はある。

祝 日川高校 第12回全国高等学校選抜ラグビー大会出場決定

2011年02月21日 08時27分22秒 | ラグビー
ついこの間花園が終わり、また1年後の花園の高校ラグビーが楽しみだが、
今年は、春の選抜ラグビーフットボール大会も楽しめそうだ。
地元の日川高校が出場権を獲った。

我が山梨県勢は、中々花園でも良い成績を収められず、近年は低迷していた。
春の選抜も昨年は出れなかった。しかし、今回は出場権を勝ち獲った。
5位での獲得とは言っても嬉しいニュースじゃ。


残念ながら見にいけず、本大会も年度始まりと重なる為見に行けそうもない。
結果だけしか知る術はないが、結果を見る限り復活の予感がする。

以前述べたとおり、今年の日川高校は戦力も整い、
厳しい練習の中で名門復活の兆しがある。

関東ブロックの予選ではギリギリ5位での通過であるが、
敗れたのは準々決勝で王者桐蔭学園にあたった為であり、
41-24と善戦している。
もちろん松島、竹中といったスターの抜けた桐蔭学園の戦力ダウンはあろうが、
それでも関東を制したチームへの善戦は復活の烽火かと思う。

順位決定戦でも流経大柏 に52-0、深谷に57-22といった強豪校に圧勝で
掴み取った切符。
上位につけた國學院栃木、國學院久我山、茗溪学園とは差はない価値ある
5位と思う。

選抜では、全国の強豪校に一泡吹かせて欲しい。

頑張れ 日川高校!!

太平洋の奇跡

2011年02月20日 20時32分58秒 | 映画
小生 歴史は好きだけど、第二次大戦もんの映画は見る事はみるが、
どうも悲しい気分になるので・・・って感じだ。

直接の時間的接点はないものの、身内、近所含め日本の至るところで
犠牲者がいて、歴史の教科書には語られない悲惨な被害者としての話や、
あるいは70年経った日本人が見ても恥と感じるような残虐な加害者の話など
いずれにせよ悲惨な話を聞いていた事がそうさせるのかもしれない。

ただ、アメリカ軍が畏怖した人物とはいかなる人物なのか見てみたくて、
「太平洋の奇跡」を本日観た。
キャストは竹野内豊さん、唐沢寿明さん、井上真央さんほか外人俳優多数。

舞台はサイパン。
日本の敗色濃厚の中、米軍45000人の兵力に対し、
日本軍は玉砕。そのような中、16ヶ月もの間、数十人の生き残りの兵士で
200人の民間日本人を守り続けた指揮官大場大尉の話だ。

(実物の大場栄大尉)


ジャングルの地形を利用した見事なゲリラ戦で、米軍を翻弄。
指揮を執る大場大尉は「フォックス」と畏怖された。
(ジャングルの中で民間人と暮らす)


しかし、肝心の日本は降伏し終戦となる。補給の途絶えたサイパンには
その情報は届くはずもなく、米軍が呼びかけるも信じることができない。

8月15日が過ぎてもジャングルの中で戦い続けるが、後に元上官たちの命により
米軍に投降する。
(米軍へ投降)


(日本を知らない日本人の子供)



感想だが、「フォックス」と畏怖されるほどのゲリラ戦の場面が少ないのは残念だ。
しかしその一方で、誇張されることなく、英雄として大げさに描かれないところ
が良い。最後の場面の中でセリフとして語られているが、多くの仲間や敵の命を
奪ったため褒められることはしていないといった大場大尉の謙虚な人柄が
上手く描かれている。

最初タイトルの「奇跡」の意味が理解できなかった。
今の価値観では当然かもしれないが、当時投降して捕虜となることを
嫌い、自決するといった価値観が重きをなした時代の中で、
200人もの民間人を守り、部下の命を大切にして、降伏ではなく、上官命令ということで、誇りを傷つけることなく投降し、命を守ったこと自体が奇跡だったのかもしれない。

現実のサイパンはおそらく映像では描かれないくらい悲惨であったろうと
推察する。

この映画は人間性に主眼をおいているため、戦争の悲惨を描くような
ドキュメンタリーとしては薄いかもしれないが、こういう日本人がいたことを
知れたのは良かったと思う。

折りしも本日NHKでは再放送らしいが「さよならアルマ」という
ドラマをやっていた。

小生も知らなかったが犬を戦場に連れて行き、犬に爆弾を背負わせ突撃
させるといった残虐で愚かな作戦があったことを知った。

愛犬家の小生としては、なしには見られない。

当時の価値観といえば聞こえはいいが、帝国軍人の無能な将校クラスが
都合のいいように解釈し、国民に強いた神風特攻隊と並ぶこの愚かな作戦
に怒りを覚える。

帝国軍人の無能な指揮官の話を多く聞く中で、今回大場大尉のような人物が
いたことに、少々安堵感のようなものを今感じている。

今、日本のリーダーは見苦しい限りだが、大場大尉の命をかけた責任感
あるリーダーシップが見ていて心地よく、現代日本に必要なリーダーシップ
かと思う。

さて、評価であるが☆4.0

(評価)
☆☆☆☆

※★=0.5☆

(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆   なかなか面白い。
☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆      がっかり。
☆       話にならん 金返せ!!

明治はもう始動した。一方法政は・・・

2011年02月17日 08時34分14秒 | ラグビー
昨日のサンスポの記事を読んだ。

明治は2月14日V奪回を目指して始動した。
早稲田に敗れてから43日たらずの始動だ。
とはいえ、ベスト4になったチーム。対抗戦では慶応・帝京にも勝利した
チームだ。
法政は昨年、オープン戦で明治に敗れ、夏合宿でも途中雷により中止となったとはいえ、負けてた試合で一度も勝っていない。

また、早稲田は先日まで日本選手権に出ており、ようやくオフに入ったものの、
わずか1ヶ月のオフのみで3月21日から始動するという。

一方法政は昨年の12月11日の入替え戦終了からオフ突入。
明らかな敗者であった。

然るに今シーズン巻き返すにはどちらが先に動かなければならないかは明らかだ。
勿論選手は自主的には練習しているだろうが、明確なビジョンを持つ
指導者の下ですでに始動した明治との差は大きい。

先日も書いたが、今日に至るまで見えてこない体制に対し、大人の事情でただの
ロスをしていないだろうか?
それともこれまでの体制より前進する為に、使っている時間の経過なのか?
疑問というか不安というか焦りというか、複雑な想いを感じている。

我々ファンは状況がつかめてないので、余計な不安であったと後には思いたいが、
それにしても某コーチのブログを見ると、どうもこの不安を拭うことが出来ない。

某コーチも何も聞かされておらず、動けないようで焦りを感じているようだ。
明治に限らず、もうすぐライバル校が次々と始動する記事が紙面に出始めるだろう。

残されている時間は少ない。
選手にとっていい指導体制を一刻も早く作ることを祈りたい。

頑張れ 法政

祝 高校JAPANに法政新人2名が選ばれる 一方・・・

2011年02月15日 21時47分45秒 | ラグビー
昨日、日本ラグビー協会HPにて高校JAPAN26名が発表された。

既に新聞等で法政と発表されている新人2名
(東福岡FL西内選手・大阪朝鮮CTB金選手)が、な、なんと両方とも
高校JAPANに選ばれた


勿論肩書きが全てではない。大学4年間の活躍が保証される訳でもない。
逆に無印の選手が肩書き組みを押しのけて活躍する選手も多い

とはいえ、現時点で多くの選手の中から選ばれたことは素直に敬意を表したいし、
法政ファンとして嬉しいのは事実だ

両選手は3月14日(月)~29日(火)の予定でスコットランド・ウェールズに
遠征するようだ。

怪我に気をつけて、いい経験をして欲しいものだ。

まだ新聞・雑誌で一部の選手しか法政新人の発表はされていないので
誰が来るのか確信出来ないが、今から両名含め有望な新人選手と出会える
春の日が楽しみでならない。

さて、その一方で新人を迎え入れる法政の新体制が依然として
見えてこない
同志社や慶応は新体制を発表し、実に動きが早い。

一方法政はこれでいいのだろうか? 
早ければいいってもんじゃない。
拙速であってはならないことは勿論だ。
今、懸命に体制作りをしていると信じている。

しかし、時間をかけるからには、選手の為になる前進した体制作りであって
欲しいと願う。
蓋を開けてみれば頭が代わっただけで何も変わらない。大学側からの支援も
今と変わらないといった、只の大人の事情による時間のロスだけはやめて欲しい。


一番の主役は選手であり、今日までの時間の経過は、選手が勝てる、そして今よりも
前進した体制作りの為の時間であったと信じたい。
何としても良い体制を

頑張れ 法政!!