いや~ どうしようか散々悩んだ挙句観に行ってしまった・・・
あしたのジョーは小生 大いにこだわりのある好きな漫画であるが、
実写ともなるとどうも腰が引けて・・
イメージが崩れないだろうか?
ボクシング技術は?
力石との対決までを僅か2時間で臨場感豊かに描けるだろうか?
様々な疑問が頭をよぎる。
が・・・・決め手はヤフーの評価が結構高かったこと。
過去この手の失敗は何度もしているのだが・・・(反省)
ストーリーは、こんな感じ。
矢吹丈は、元ボクサーの丹下段平(香川照之)にボクサーとしてのセンスを見いだされる。しかし街で喧嘩に巻き込まれ暴れたことから少年院へ送られる。丈はそこでプロボクサーの力石と出会い、ボクシングと出会う。少年院で丈と力石は初めてボクシングの試合をするも両者Wノックアウトで引き分け。両者はお互いを認め、意識しあう。
やがて少年院を出た丈は、プロとしてデビューし、連勝街道。一方ライバルの力石も破竹の連勝で世界戦の挑戦権を得るも、タイトルマッチを後回しにして、階級をバンタム級に落としてまで丈との試合をするまでを描く。
キャストは、矢吹丈に山下智久さん、力石徹に伊勢谷友さん、白木葉子に香理奈さん、丹下段平に香川照之さんほか
感想だが、箇条書きで書いてみる。
・ 比較的、原作に近く描かれている。
・ 丈、力石役とも、よくぞここまでボクサーの体を作ったと思う。特に力石
の体は凄い
(力石徹)
・ 丹下段平を演じた香川さんだが、漫画のままのメイクで登場。最初はギャグの
ようにしか見えなかったが、演技力が凄く、見事に丹下段平に
なりきっていた。絶賛。
⇒香川さんは、実際、ものすごいボクシング好きで、雑誌にも記事を
書いたり、知識が凄い。先日の井岡戦でもゲスト出演し、プロ解説者
を圧倒するトークには正直驚いた。ちゃっかり「あしたのジョー」の
宣伝を忘れないところは流石。
⇒映画でも出ていたが、ミット打ちのシーンも、実際ボクシング好きが
興じてやっていたようで実にお見事。
・白木財閥令嬢の白木葉子役に、失礼ながら「何故 香理奈なんじゃ!!」
と正直思った。「元ヤンぽくて、お嬢様のイメージからして違う!!」
と思った。しかし、令嬢役を上手く演じていて、クールビューティーな
感じが上手く出ていて合格点じゃ。
(白木葉子 美しいのう~)
・前にも書いたが、小生は力石のファンじゃ。だから、一番この力石には
厳しい視線が自然と向く。減量に苦しむ力石のシーンをもっと出して
欲しかったが、こちらは脚本側の問題で、伊勢谷さん自身は、正直筋肉
だけでなく、力石の冷静だけど、秘めた熱さを上手く出していて、
素直に良かったと思う。
・この映画には元世界チャンピオンも出演していて、しかも小生が好きなチャン
ピオンだったので、弱いところを突かれた気分。目立たないところで使うあたり
芸が細かいのう~。
⇒試合シーンでの解説者は、元スーパーライト級王者世界チャンピオン
の浜田剛史さん。いつもの世界戦そのまんまの喋りがいい。
⇒丈のデビュー戦の相手役は、「蓮ハルク」という俳優が演じていて、
実はこの方、元スーパーバンタム級世界チャンピオンの佐藤修さん。
映画を観ている時、この俳優を知らなかった。
しかし、スクリーンで顔を見た時「もしかして・・・?」と思い、
後で調べてみたら「やはり佐藤修じゃ!!」と小さな感動を覚えた。
彼も好きなチャンピオンの一人。タイのヨーダムロン・シンワンチャー
から王座を奪取したときの感動は今でも覚えている。
⇒佐藤さんは、山下さんや伊勢谷さんとともに筋トレや減量をしたらしく、
現役当時の体になったとか。
・ドヤ街が上手く再現出来ていた。
・余談ではあるが、アニメで力石の声を演じた細川俊之さんが1月に
亡くなられた。力石のあの渋い声は忘れないだろう。
・個人的な思いとしては、あのストイックな世界に宇多田君の曲は
どうも合わないと感じる。やはり尾藤君の歌が聴きたかった。
・2時間という短い設定がネックになり、登場人物の背景が余り描かれて
いない。例えば力石と白木葉子との背景や、力石と丈とのお互いが
ライバルと認め、何故お互いが決着にこだわるのかといった背景、
ドヤ街での希望の星となる背景などいい場面が薄く描かれていて残念。
・山Pファンには申し訳ないが、やはり丈にはなれず、別のボクサーだった。
いや、彼が悪いのではなく、丈のようなハングリーな目そして荒々しさは演技で
出来るものではないと言った方がいいかもしれない。
⇒CGを使ったにせよボクシング技術が素人過ぎる。ノーガード戦法はお笑い
にしか見えん
⇒脚本の問題でもあるが、丈が只の陰気でひねくれ者にしか見えない。
以上が簡単な感想だが、小生が思っていた以上の作品に仕上がってはいる。
好きな原作なだけについ興奮して自分勝手なことを書いたが、
正直、全くダメと思っていたのに、周りの共演者がここまでに盛り返したと感じる。
よって評価は☆3.5 こだわりのある原作の中で合格点だと思う。
(評価)
☆☆☆★
※★=0.5☆
(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆ なかなか面白い。
☆☆☆ まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆ がっかり。
☆ 話にならん 金返せ!!
あと余談ではあるが、続編はあるのだろうか?
あるとすれば、もう力石はいない。丈が独り立ちしなければならない。
演技力に疑問がある上、カーロス・リベラやホセ・メンドーサといった魅力的な
ライバルたちの役はかなり難しい。
個人的には今回よりもハードルが高いと思う
とはいえ、かつて丈を追いかけた警察が、世界タイトルマッチで「君が代」を演奏するシーンや、ホセ・丈のコークスクリューパンチ、白木葉子の涙の告白、真っ白に燃え尽きるシーンなどの名場面は見てみたい気もするが・・。
おそらく実写化すれば総崩れとなる確率は高いが、それでも興味はある。
あしたのジョーは小生 大いにこだわりのある好きな漫画であるが、
実写ともなるとどうも腰が引けて・・
イメージが崩れないだろうか?
ボクシング技術は?
力石との対決までを僅か2時間で臨場感豊かに描けるだろうか?
様々な疑問が頭をよぎる。
が・・・・決め手はヤフーの評価が結構高かったこと。
過去この手の失敗は何度もしているのだが・・・(反省)
ストーリーは、こんな感じ。
矢吹丈は、元ボクサーの丹下段平(香川照之)にボクサーとしてのセンスを見いだされる。しかし街で喧嘩に巻き込まれ暴れたことから少年院へ送られる。丈はそこでプロボクサーの力石と出会い、ボクシングと出会う。少年院で丈と力石は初めてボクシングの試合をするも両者Wノックアウトで引き分け。両者はお互いを認め、意識しあう。
やがて少年院を出た丈は、プロとしてデビューし、連勝街道。一方ライバルの力石も破竹の連勝で世界戦の挑戦権を得るも、タイトルマッチを後回しにして、階級をバンタム級に落としてまで丈との試合をするまでを描く。
キャストは、矢吹丈に山下智久さん、力石徹に伊勢谷友さん、白木葉子に香理奈さん、丹下段平に香川照之さんほか
感想だが、箇条書きで書いてみる。
・ 比較的、原作に近く描かれている。
・ 丈、力石役とも、よくぞここまでボクサーの体を作ったと思う。特に力石
の体は凄い
(力石徹)
・ 丹下段平を演じた香川さんだが、漫画のままのメイクで登場。最初はギャグの
ようにしか見えなかったが、演技力が凄く、見事に丹下段平に
なりきっていた。絶賛。
⇒香川さんは、実際、ものすごいボクシング好きで、雑誌にも記事を
書いたり、知識が凄い。先日の井岡戦でもゲスト出演し、プロ解説者
を圧倒するトークには正直驚いた。ちゃっかり「あしたのジョー」の
宣伝を忘れないところは流石。
⇒映画でも出ていたが、ミット打ちのシーンも、実際ボクシング好きが
興じてやっていたようで実にお見事。
・白木財閥令嬢の白木葉子役に、失礼ながら「何故 香理奈なんじゃ!!」
と正直思った。「元ヤンぽくて、お嬢様のイメージからして違う!!」
と思った。しかし、令嬢役を上手く演じていて、クールビューティーな
感じが上手く出ていて合格点じゃ。
(白木葉子 美しいのう~)
・前にも書いたが、小生は力石のファンじゃ。だから、一番この力石には
厳しい視線が自然と向く。減量に苦しむ力石のシーンをもっと出して
欲しかったが、こちらは脚本側の問題で、伊勢谷さん自身は、正直筋肉
だけでなく、力石の冷静だけど、秘めた熱さを上手く出していて、
素直に良かったと思う。
・この映画には元世界チャンピオンも出演していて、しかも小生が好きなチャン
ピオンだったので、弱いところを突かれた気分。目立たないところで使うあたり
芸が細かいのう~。
⇒試合シーンでの解説者は、元スーパーライト級王者世界チャンピオン
の浜田剛史さん。いつもの世界戦そのまんまの喋りがいい。
⇒丈のデビュー戦の相手役は、「蓮ハルク」という俳優が演じていて、
実はこの方、元スーパーバンタム級世界チャンピオンの佐藤修さん。
映画を観ている時、この俳優を知らなかった。
しかし、スクリーンで顔を見た時「もしかして・・・?」と思い、
後で調べてみたら「やはり佐藤修じゃ!!」と小さな感動を覚えた。
彼も好きなチャンピオンの一人。タイのヨーダムロン・シンワンチャー
から王座を奪取したときの感動は今でも覚えている。
⇒佐藤さんは、山下さんや伊勢谷さんとともに筋トレや減量をしたらしく、
現役当時の体になったとか。
・ドヤ街が上手く再現出来ていた。
・余談ではあるが、アニメで力石の声を演じた細川俊之さんが1月に
亡くなられた。力石のあの渋い声は忘れないだろう。
・個人的な思いとしては、あのストイックな世界に宇多田君の曲は
どうも合わないと感じる。やはり尾藤君の歌が聴きたかった。
・2時間という短い設定がネックになり、登場人物の背景が余り描かれて
いない。例えば力石と白木葉子との背景や、力石と丈とのお互いが
ライバルと認め、何故お互いが決着にこだわるのかといった背景、
ドヤ街での希望の星となる背景などいい場面が薄く描かれていて残念。
・山Pファンには申し訳ないが、やはり丈にはなれず、別のボクサーだった。
いや、彼が悪いのではなく、丈のようなハングリーな目そして荒々しさは演技で
出来るものではないと言った方がいいかもしれない。
⇒CGを使ったにせよボクシング技術が素人過ぎる。ノーガード戦法はお笑い
にしか見えん
⇒脚本の問題でもあるが、丈が只の陰気でひねくれ者にしか見えない。
以上が簡単な感想だが、小生が思っていた以上の作品に仕上がってはいる。
好きな原作なだけについ興奮して自分勝手なことを書いたが、
正直、全くダメと思っていたのに、周りの共演者がここまでに盛り返したと感じる。
よって評価は☆3.5 こだわりのある原作の中で合格点だと思う。
(評価)
☆☆☆★
※★=0.5☆
(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆ なかなか面白い。
☆☆☆ まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆ がっかり。
☆ 話にならん 金返せ!!
あと余談ではあるが、続編はあるのだろうか?
あるとすれば、もう力石はいない。丈が独り立ちしなければならない。
演技力に疑問がある上、カーロス・リベラやホセ・メンドーサといった魅力的な
ライバルたちの役はかなり難しい。
個人的には今回よりもハードルが高いと思う
とはいえ、かつて丈を追いかけた警察が、世界タイトルマッチで「君が代」を演奏するシーンや、ホセ・丈のコークスクリューパンチ、白木葉子の涙の告白、真っ白に燃え尽きるシーンなどの名場面は見てみたい気もするが・・。
おそらく実写化すれば総崩れとなる確率は高いが、それでも興味はある。