夢の続き・・・

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こよなく愛し、ささやくブログ

法政のプライド 神の降臨

2010年10月31日 23時11分25秒 | ラグビー
本日、宿敵関東学院との一戦が、聖地秩父宮で行われた。
過去名勝負を繰り広げた両校。
今日、過去に劣らない素晴らしい一戦であった。

結果は以下の通り

   法政   関東
前半  3   27
後半 35    0
合計 38   27



得点
前半:岡本PG成功
後半:高橋T(岡本G成功)⇒原島T(岡本G成功)⇒竹下T(岡本G成功)⇒
   竹下T(岡本G成功)⇒森谷(岡本G成功)

(スタメン)


前半開始早々、敵陣に攻め込みあわや竹下選手がトライかと思える
気迫の攻めをみせる。
しかし、7分 やはりこれまでどおりディフェンスの甘さをつかれ、相手WTBに
40m近く走られ先制をゆるす。16分頃にもLOに30m近く走られる。
相変わらずザルディフェンス。特にBKのディフェンスのまずさは相変わらず。

この時点で法政0-15関東と苦しい展開。
20分ごろ ハイタックルの反則でえた30mくらいのPGを決めるも、反撃の烽火といった感じではなく、前半の見せ場はこれだけだった。
(岡本選手PG この日の岡本選手のキック見事だった)


ところどころでは法政も良いタックルで懸命に守るものの、
やはり法政のあまいディフェンスは次々と関東BKに切り裂かれ、
23分、30分頃と関東WTB、FBに30m近く軽々走られトライされる。

法政3-27関東 
もはや一方的。

法政ファンも静まり返り、このままでは60点ゲームといった声も聞こえてきた。
関東は、気迫あふれる厳しいタックルやブレークダウンで圧倒。悔しいが、
全てにおいて法政より上といった感じ。
中盤以降、なんか相手に余裕かまされている感じすらした。


法政は、いつもよりは気迫はやや感じるものの、空回りといった感じ。
いつもの負けパターンのように、ファーストタックルはあまく、敵に走られまくる。また攻守において集散は遅く、攻めても反則を繰りかえし、敵陣入ってのラインアウトも成功率は半分あっただろうか? 見ていて点が取れる感じがしない。
焦っている感じがした。

ここで法政FBに竹下選手、WTBに渡辺選手とポジションチェンジする。
30分あたりから、関東が油断したのか、それとも法政が開き直ったのか、
関東に得点を許さず、ゲームが膠着する。これが良かったと思う。

後半、法政は事態を打開すべく選手を4人代えた。
石澤⇒高橋、川上⇒宮田、近藤⇒原島、百武⇒森谷



後半FBは森谷選手、WTBは竹下選手と渡辺選手になる。
反撃のためには何としても早い時間帯で法政がトライを取りたい。

後半開始と共に法政の動きが見違えるようによくなる。
よくつなぎ、敵陣に攻め込むようになる。

後半5分 敵Gラインまで5mにせまる。ここでラインアウトも成功し、
栗林副将が突進。相手反則で高橋選手早いリスタートで自ら持ち込み
トライ。
(高橋選手 飛び込んでトライ)


早い時間帯と見違える動きにようやく法政側スタンドも盛り上がる。
しかしまだ法政10-27関東 まだ差がある。

しかしこのトライを機に一気に勢いがついた感じが見ていて分かる。
前半の集散の遅さや、ザルディフェンスが嘘のように、原島選手をはじめとした多くの選手が前に出た炎のタックルを連発、素早い集散で法政のプライドを賭けて関東と戦っているといった気迫を感じさせ、徐々に関東を後退させる。

15分過ぎ、相手反則から高城選手の有効なキックで敵Gライン5Mまで迫り、
ここでラインアウト成功。この日初めてのモールによりトライをとりに行く。
しかし押せない。するとBKに展開。、岡本選手のトップスピードによる中央
突破から最後は原島選手につないでトライ。
法政17-27関東

(原島選手トライ)

逆襲の手応えを明らかに感じた。

法政ファンも息を吹き返し、声援が大きくなる。

すると関東もやや焦り始め、キックミスやパスミス、そして前半見せた厳しいディフェンスがほころび始め、堀選手をはじめとした力強い法政の突破が目立ち始める。

後半20分 中央付近で法政の厳しいタックルからボールを奪うとFW・BKよくつないで、22Mライン手前でFB森谷選手の素晴らしい突破。
相手は懸命のタックルで止めるも、フォローしていた竹下選手がつないで
3連続トライ。
(竹下選手トライ)



Gも決まって法政24-27関東と3点差に迫る。
法政側スタンドはお祭り騒ぎ。「法政!! 法政!!」とコールが飛び交う。
「勝てる!!」多くのファンが確信した瞬間だろう。

そして、関東主将も負傷退場。
勢いが完全に法政なのは見ていて明らか。

関東も足が止まったわけではないが、法政の出足のはやいタックル、
ブレイクダウンでも優位に立ち、高城選手のキックも冴え、関東を徐々に
後退させている。

後半30分 相手反則を得ると、Fkを蹴る前に山森主将円陣を組み、
味方を鼓舞する。

法政のプライドを賭けた一戦。凄い気迫を感じ、盛り上がる。

35分頃だろうか。相手Gライン5Mくらいまで迫りラインアウト。
ラインアウトは後半安定。今回も見事キャッチし、モールを形成。
しかし、またしても押せないどころか、関東に押し返される。
するとBKに展開。
高城選手 原島選手へのパスと見せかけ後ろから来た竹下選手へ。
フェイントをかけられた関東の中央は、大きく開きそのまま竹下選手トライ。


ついに大逆転。
Gも決まり、法政31-27関東
凄い試合。
またしても2年前に大逆転のトライを演出した竹下選手のトライだった。
法政スタンドは最高潮に。

それにしても今日の法政。ここで守るどころか、更に攻め続けた。
相手の反撃を光安選手をはじめとした厳しいディフェンスで凌ぐと、
高城選手、中央付近から森谷選手にパス。森谷選手 素晴らしい突破で、
敵を見る見る突き放し、40M走り抜いて、途中トライを確信して、
法政スタンドに向って指を指しながら右サイドに止めのトライ。

見ていて震えた。

厳しい角度であったが、岡本選手Gも決めノーサイド。

法政38-27関東
後半は関東学院を完封。



凄い試合。
神の降臨じゃ。

泣いているファンもいた。

(喜ぶ法政選手)


そして、ここまで責任を感じ、一番苦しんでいたであろう山森選手の涙が印象的だ。

(山森主将 男泣き)


(殊勲の森谷選手と栗林副将)


今日 応援に行って本当によかった。
最高に感動した。やはり法政のラグビーは面白い。

やれば法政らしいラグビーが出来る。

法政はまだ死んでいない。

頑張れ 法政!!

法政の意地が見たい

2010年10月31日 06時05分28秒 | ラグビー
ここまで1勝3敗と苦しい戦いを強いられている我らが法政。
しかし、負けゲームを見ると、どうも気迫のないザルのようなディフェンスで
負けるべくして負けた感じがする。
そこには、なにかバラバで、選手は必死なのかもしれないが、
見ている者には、気迫のようなものが、感じられない。

もう後がない。
今日は宿敵関東学院大学戦だ。
過去、圧倒的に強かった関東学院を法政は何度も倒してきた。

現サントリーのSH成田選手、現NECのWTB山本選手が4年生、現トヨタの文字選手が1年生SOだった時の試合は、今見ても熱くなる。大差をひっくり返す大逆転だった。
大袈裟かもしれないが、法政ファンからすれば、神が降臨したような試合だった。

また、竹下選手が1年生の時の逆転サヨナラトライも忘れられない熱くなる
試合の一つじゃ。

今日は、そういったどんなに追い込まれようが、意地というか、法政のプライドを
感じさせる試合を見せてほしいと願う。

今日の注目のメンバー発表された。

1石澤(1年 東京高)
2山森(4年 西陵)
3浅岡(2年 西陵)
4後藤(3年 秋田工業)
5栗林(4年 東京高)
6光安(4年 東福岡)
7川上(4年 日大藤沢)
8堀(1年 天理)
9本村(2年 大分舞鶴)
10高城(3年 盛岡工)
11竹下(3年 東福岡)
12岡本(2年 御所工)
13近藤(4年 啓光学園)
14百武(3年 法政二)
15渡邊(2年 西陵)
16草間(3年 東京高)
17高橋(4年 國學院久我山)
18吉岡(4年 法政二)
19宮田(3年 伏見工)
20木暮(2年 明和県央)
21原島(4年 桐蔭学園)
22森谷(1年 正智深谷)

ここで目に付くのは4年の高橋、原島、田中選手の欠場だ。
田中選手は怪我とのことだが、如何なることか。
高橋選手が欠場し、石澤選手が①で、今期初スタメンに浅岡選手が入った。
西陵トリオの活躍に期待しよう。

また、4年の欠場で気になるのが原島選手。スタメンをはずれReだ。
ディフェンスの弱いBKの中で唯一猛タックルで鼓舞し続けきたのに、
何故だろうか?やはり怪我だろうか?

猛タックルといえば武者選手も怪我のようだ。
怪我人が多く、不安は尽きないが、代わりの選手に穴を埋めてもらうしかない。

しかし、栗林副将、竹下選手が復活した。こちらは朗報だ。

宮田選手もReだ。代わって入る1年の堀選手。
がむしゃらな突進に期待じゃ。

Reといえば、期待の森谷選手だ。
先日は、FBでも活躍したそうだ。SO、CTB複数ポジションも
こなせるだけに、試合に出るチャンスもあろう。
こちらも期待だ。

とにかく、選手だけでなくファンにとっても、何か他の試合と違い、
特別に感じる関東学院との一戦。

厳しい戦いになろうが、勝利を信じて、聖地秩父宮で精一杯応援しよう。

頑張れ 法政!!

明日は関東学院戦

2010年10月30日 05時53分50秒 | ラグビー
明日は宿敵 関東学院戦だ。
選手もだろうが、ファンもこの一戦は、どの試合よりも盛り上がるものがある。
ここまで不甲斐ない試合が続く我が法政も、燃えて欲しいと思う。
心配さ台風も今日こちらにくるので、
明日には、さほど降らないような気もする。

思えば去年、文字主将率いる法政は近年まれにみるFWの強いチームだった。

対する関東は大麻の影響でさほど強いチームとは思えなかったが、法政の執拗なモール
を防ぎ、法政ファンにとってはまさかの展開だった。

PGを狙わず、ゴールラインに迫ってモールでトライを狙いにいったが、防がれた。

試合後、選択ミスだったと文字主将は語った。
誰も責める気はサラサラなかったが、
この時関東学院はやはり良いチームを作り上げてくるなと思ったのを覚えている。

今年も数少ない法政の得点パターンはモールだ。
通用するだろうか?
大東戦の時、通用しないと攻め手を失い、お手上げになりはしないかと心配にも
なるが、選手を信じよう。


そして去年の試合で活躍された関東SHの大島選手。いい選手だなと当時思ったが、
今年は主将になった。

厳しい試合だが、なんとしてもリベンジして欲しい。

頑張れ 法政

いよいよ明日 日本シリーズ 中日vsロッテ

2010年10月29日 19時14分03秒 | 野球・サッカー、その他スポーツ
いよいよ明日から日本シリーズが行われる。
BSでの放送だが、やってくれるなら良しとしよう。
台風が来ているが、名古屋ドームだから大丈夫だろう。

実に地味なカードだが、良い試合を期待したい。
個人的には投手戦がみたい。
そして中日の誇る投手陣が良い投球をして勝利する試合が見たいと思っている。

気になる開幕第1戦の先発はチェン投手?それとも吉見投手か?
チェン投手が先発だと予想する。
いずれにせよ、シーズン中はこれまで3連覇してきた巨人や阪神を軸に投げて
勝ってきた投手だ。良い投球をしてくれるだろう。

ロッテは成瀬投手だろう。

両チームとも好投手なだけに良い試合が期待できる。
中日は、200本安打を達成した西岡選手は何としても抑えたいだろう。
相手に勢いづかせないためにも。

中日の今期の躍進は、偵察舞台の強化だという。
敵チームごと専用の007がいて、
他球団の倍の人手をかけて分析していたと言う。

当然、西岡選手をはじめロッテの打者、投手陣は分析しているだろう。

勿論ロッテも同様だろうが、短期決戦は情報戦とも言う。

ドラゴンズの007の働きに期待じゃ。

頑張れ 中日ドラゴンズ!!

それと昨日のドラフト会議。
早稲田のハンカチ王子は日本ハムに。また同じく早稲田の大石投手はクジにめっぽう強い西武渡辺監督が引き当てた。中央の沢村投手は宿敵巨人。

一方、ドラゴンズは佛教大の大野投手が1位で指名を受けた。
小生見たことはないが、サンスポだと151キロの速球をくりだす
大学NO1左腕だと言う。
怪我をして評価を落としたそうだが、中日のコメント曰く、調査では
大丈夫との事だ。
層の厚い投手陣だが、勝ち抜いて中日のエースになってほしいと思う。

また我が法政からはベイに2位で加賀美投手が指名された。
早稲田に比べ指名が少ないのと、2位と言うのが寂しいが頑張ってほしい。

頑張れ 加賀美投手!!







鳥獣駆除に思う

2010年10月27日 08時17分24秒 | 世の中の出来事
最近、熊、猿、鹿、猪といった動物が住宅地に出没し、危害を加えているといった
ニュースが連日報道されている。
ドングリといった食べ物が今年というか近年少なくなったことが原因で、
食べ物を求めて降りてきているようだ。

しかし、小生 その報道の意味はわかっているが、どこか他人事のように感じていて、
深い意味は分かっていなかった。

実は小生の住む町にも猿や猪、鹿、熊などが出没する。
猪を除けばどれも昔はいなかった動物だ。
食べ物をもとめて、近年、この地に来たようだ。
しかし、自分自身が被害にあっていないこと、その現場を見ていないことなどが原因で、
深いことは考えようともしなかった。

小生の住む地域は11月3日 お祭りがある。
このお祭りには、神輿が出る。
この地域には昔から山岳信仰があって、神輿は山の中を練り歩く。
よって先週末、事前に山道を整備するため、地域の住人とともに出かけた。

草を刈ったり、土砂をどけたりしていると何か動くものがいる。
何と鹿がいたのだ。
しかしどこか様子がヘン。
よく見てみると、左後ろ足にワイヤーが絡みついており、行政側が仕掛けた罠であった。

噂では聞いていたが、こんなに街に近い山のふもとで鹿を見たのは初めてであった。

1m近い大きな雌鹿であった。
目がクリクリしていて何ともいえない位かわいい。
そして、我々に怯えているのか? 助けを求めているのか?
何ともいえない悲しい目をしていた。

小生 この目で もうダメじゃ。

地域の長老に聞くと、この鹿は処分されるそうだ。
かわいそうで見ていられなかった。

「この道整備の作業がおわり、解散して皆帰ったら、もう一度来て鹿を逃がしてあげよう」
そう思った。

しかし、少しして、それは出来ないことを悟った。
この地のそばの畑で作物が食い荒らされ、凄い被害が出ているいうことを知ったからだ。

そういった被害者の方に対し、代わりの対策があるのか?
それとも、こういった被害が出ない場所に鹿を連れて行ってあげられるか?

それがなければ、ただの「無責任なエゴイスト」ということに気付かされたのだ。

とはいえ、理屈では収まらない無力感というか罪悪感のような後味の悪い思いが残った。
助けてあげたかった。申し訳ないとも思った。


そして駆除している猟友会の人と話す機会があって聞いた。
この方たち、猟が好きだと思いきや必ずしもそうではない。
こういった駆除の猟は苦しいという。

特に動物でも猿を撃つのは特に嫌だという。
人間とよく似ているからだ。
もがき苦しむ姿。死んだ猿に仲間が寄り添い、嘆き、抱える姿など
見ていて辛いと言う。
猿以外にもかわいい顔や苦しむ姿などをみると、
何とも後味の悪いものがあるという。

連日の報道にでる鳥獣駆除。一言で言えば簡単だし、小生もそれ以上を
考えてもいなかったが、実はその中身はこうした後味が
悪いものを、多くの関係者が感じている上で成り立っていることだと初めて知った。
そして安全を享受していることも。

今回、初めて現場の辛い一面を知ったわけだが、人間と動物の共存って
考えている以上に難しいなと思う。

電気柵など設けて、なるべく被害を出さず、動物も殺さずの対策を設けているものの、
財政は何処の自治体も厳しい。 完璧には出来ない。
だから処分するしかないというのも現実だ。

小生も有効な策が簡単には思いつかない。
願わくば動物が街に近づかないことを願わずには要られない。

そして、動物が食べるであろう植物やクヌギ・カシなど、木の実をつける木など
むやみに伐採しないことくらいしか小生には出来ない。

動物との共生を考えさせられた鹿の悲しい目であった。