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夢の続き・・・

法政大学ラグビー部・旅行・犬・自然を
こよなく愛し、ささやくブログ

夏の始まり

2011年06月22日 21時35分01秒 | ノスタルジア
今日は暑かった。
ここ山梨でも地区によっては35度と真夏のような暑い一日となった。
まだ梅雨明けもしていないのに、この暑さ。

ちょっと今から今年の夏に恐れを感じている。

夏と言うと、昔から梅雨が明けた頃といった感じがする。

が、良く見てみると夏を象徴する虫がもう活動をしている。
夏が始まっているのだ。

先日、小生の住む地区にある公園を散歩した。

(この日のゆう坊 元気いっぱい)


この公園の近くには、小さなクヌギ林がある。
このクヌギ林、本来は、ものすごく大きなクヌギ林で、
2kmくらい続く林であった。
この林、よく見ているのだが、この日突然昔の記憶が蘇った。

実はこの林、小生が子供の頃の大切な宝の林であった。

何が宝なのか?

それは、夏になるとたくさんの
獲れるからだ。
今でも子供達には人気の虫だ。

山に住む者の特権だ。

小学生の当時、多くの友達からうらやましがられた。
それこそいっぱい獲れて、小学生なのに友達から「売って欲しい」とまで
言われるほどたくさん飼っていた。
もちろん、売買など鬼の親が許すはずもない。
その友達の分も採ってきてあげて、そっと渡し、小さな友情が広がったのを
今でも覚えている。

カブトムシは勿論、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ、ヒラタクワガタ、
時には天然のオオクワガタも獲れた。
数だけでなく、特に人気の高いノコギリクワガタが多く生息していた事が、
うらやましがられる要因でもあった。

小生が小学生の当時、夏休みになると、近所のガキ達と朝からこの林に行き、虫を獲った。
そして取れる場所はここだけでなく、裏山や秘密の場所など、何箇所もあって、
巡回するだけで大忙し。宿題などやるはずもない。

一日中、のことを考え、たまに小学校で
観察を義務付けられたを見て一日が終わっていた。

毎日、虫を入れる大きなケースを夜になっても眺め満足するのだ。
今思うと、なんて平和なんだろうって思う。
これで満足して一日が終わる。
考えてみるとこういう時間が止まった感覚がある意味うらやましい。

さて、そんな宝の林が小学校の4年生ころ、とんでもないことになる。

河川工事と公園整備をかねて、クヌギ林をメチャクチャにしてしまったのだ。

次々に伐採されるクヌギを見て泣いた。その想いたるや血の涙が出る想いで、
工事現場の大人達を恨みの眼で眺めた。

大人が子供達の宝を奪ったのだ。

勿論大人たちも悪気があったわけではない。
役に立たないクヌギ林よりは、河川を整備して水害を防止し、憩いの場となるよう
公園を作る。全て住民の為にしたことだ。

ただ、当時、この地域の子供達の宝であったことまでは大人たちは知らなかった
であろう。

今となれば、こうしてゆう坊や家族達と美しい公園で散歩を楽しみ、水害から守られ、
その役得を享受している。
ただ、当時小学生の少年には分かるはずもなかった。

そして現在、ほんの一部のクヌギ林が、公園の近くに残っている。
が、伐採直後、虫たちはどこかに消えてしまい、それから小生も近づくことが
なくなった。

(今に残る僅かなクヌギ林)


小学生以来ちょっと散策してみた。殆ど人も近寄っていない感じ。
林の中は懐かしい忘れていた匂いがした。

ちょっと覗き込んでみると・・・。
(スズメバチやカナブンがいる・・・・懐かしい)


そして、少し奥に行くと・・・

(今度はヒラタクワガタが出迎えてくれた 大きなハサミだ)


更に奥に進むと・・・

(ノコギリクワガタ(右)とコクワガタ(左スミ)がいた)


「戻ってきてたんだね」って心の中で思った。
そして夏が始まっていることを感じた。

今、この地域で、虫かごや網を持った子供達が、山に川に出かけるのを
あまり見かけなくなった。
寂しいことだ。

山の子達なのに、カブトムシやクワガタムシはデパートにいると思っている子も
多いかもしれない。
木にたかって樹液を吸う姿を見た子供達がどれほどいるだろうか?

皆に教えてあげようとも思ったが、やめた。
最近は大人たちが節操なく乱獲し、見守ることを知らない輩が多い。

昔は、クヌギの木があちこちに多くあり、また果樹園も多く、いっぱい虫たちが寄って
きていたが、今は殆ど見なくなった。

クヌギ林はここだけでなくあちこちで伐採され、住む場所が少なくなったからだ。

虫たちの楽園が荒されては申し訳ない。
昔ほど広くはないが、この小さな林が虫たちの
楽園になるよう、このままま静かにそっとしてあげようと思った。


節分

2011年02月03日 21時43分19秒 | ノスタルジア
今日は節分だ。
節分とは読んで字の如く「季節を分ける」事を意味するそうで、
これを境に春に向うということらしい。

季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うために、
豆まきが行われる。
人々は家内安全・無病息災を祈る。室町時代から続く行事だそうだ。

八百長疑惑でゆれる相撲界。
力士が全国のお寺で豆まきを行った。
そして各家庭でも豆まきを行う。


しかし、今、昔教えてくれた年寄りの方たちはほとんど消えてしまった。

その結果、豆まきも簡素化されていることに気がついた。
これも時代じゃな。少し思い出してみた。

小生が子供の頃は、耳をすませば近所で豆まきをする声が聞こえてきたものだ。
しかし、今は聞こえない。
そして近所の何処の家でもモミと鰯の頭を玄関に飾り、鬼を追い払ったものだ
この光景も見なくなってしまった。

今思えば、このような昔ながらの行事を小生が子供の頃はしっかりやっていた

そして鬼のお面がついた豆が売られていて、そのお面欲しさに豆を買い、我が家
にまいた。

たくさんまき過ぎて、半年たっても豆が出る位たくさんまき、
親にゲンコツもらったことを覚えている。
しかし、それでも子供の時にはそれが楽しかった。

そして時は過ぎ、学生の頃にはすっかり関心がなくなる。
豆はまくことはまいたが、適当になり、あっさり済ますようになってしまった。

ただ、この豆 実に不思議なものだ。
大して旨くもないのだが、食べだすと癖になり、
気がつけば自分の歳の数以上食べてしまう 

話がそれたが、今、玄関に鰯を置くこともいつのまにかしなくなり、もう少し
歳が経てば、飾るという慣習そのものすら忘れてしまうかもしれないと
今日思い、反省せねばと思った。

今まで面倒だと思ってた日本の行事。しかし最近それもいいなと思う事が
増えてきた。
歳をとったとは思いたくない。利口になったと思いたい

子、孫といった次の代に日本の行事を伝えられない大人というのも
寂しいなと思う。
今の小生では、年寄りや親から教わった事をどんどん忘れてしまい、
あまり伝えられないだろう。
反省しよう。


ということで、会社で言えば不況を長引かせる鬼。
家庭で言えば病気などの不幸を呼ぶ鬼。
法政ラグビーで言えば、入替え戦へと敗北に導いた鬼。
政治で言えば国民を騙して、日本を破壊し続ける民主党という詐欺の鬼。

これらの鬼を追い払いスッキリした春を迎えたいと思っている

一昔前の法政学園祭

2010年11月10日 19時56分12秒 | ノスタルジア
気がつけばもう11月も中旬に差し掛かってきた。
11月と言えば学園祭の季節。
先日出張時にある大学の前を通ると学園祭だった。
青春じゃ!!

すると小生も90年代の法政学園祭の記憶を思い出した。

小生 大学時代 某運動系のサークルにいた。
そこは平素からとにかく酒を飲む。そして狂ったように一気飲みばかり。
上下関係もあり、注がれた酒は断ることや息継ぎなどはご法度じゃ。
だから下級生は辛い。

そして一番飲むのが学園祭。
特に前夜祭は今でもはっきり覚えているくらい飲む。
こんな飲みはもう出来ないし、やりたくない。

今は違うのだろうが、当時の法政の学園祭は一日中昼夜を問わず学園祭をやっていた。
学生は学校(部室)に泊り込みも出来た。
前夜祭含め4日間、一日中酒を飲み、酔っ払いがあちこちで増殖し、キャンパス内を
彷徨っていた。

昼は屋台やバンド、学生プロレス、そして全く知らないギャラの安そうなB級アイドルのコンサートなど普通の学園祭風景。

しかし夜になると泊り込み可能だから酔っ払いが増殖し、群がり始める。
学館ホールではオールナイトで映画をやっていたし、
外でも星空の元で上映していて、「タイガーマスク」「巨人の星」「あしたのジョー」といった映画が上映されていた。
観ている者が酔っ払っていたから、大騒ぎだ。

例えば「あしたのジョー」が上映されるや、酔っ払い共が冒頭の主題歌から盛り上がり、「サンド~バ~グに~浮んで~・・・♪」と大合唱。酔っ払い共が繰り広げる怪しい光景。傍から見れば危ない集団としか思えない。

夜が深まるとキャンパス内は酔っ払いだらけで、まるで無法地帯のようだった。その証拠に、学校の周りは機動隊が取り囲む異常な光景。良くこんなことが許されていたなとも思う。

話は前後するが、小生1年生の時。大学生になって初めての学園祭。そして前夜祭だ。
我々の部だけでなく、多くの部の学生が泊り込んで早い時間帯から酒を飲んでいた。
小生たちは遅く20時過ぎ頃から飲み始めたが、とにかくその前から飲んでいる学生が多く、その頃にはキャンパス内が異様になっていた。
小生たちが飲み始める直前にキャンパスを見渡せば、多くの酔っ払いが芝や植え込み等、いたるところに倒れこみ、例えは悪いが空襲の焼け野原のように酔いつぶれて人が倒れている。

建物に入れば、部室に通じるエレベーターに乗る。目指す階につき扉が開くや否や、そこにはゾンビのように、泥酔した者が立ち並んで肩を組み大声で日本語にならない会話をしている。

今でも笑えるのだがこの者達、二人で肩を寄せて支え合っている。一方が吐きそうな素振りをしていた。すると片方がいきなりこう叫んだ!!
「○○(人の名前)!! 吐きたければ俺に吐け~!!」

全くの酔っ払いである。全く理解不能なことを言っていた。
すると相棒はそいつの胸に向かって全く遠慮もせずに勢いよくファイヤー。
瞬く間にゲロだらけ。
そしてその二人は崩れ落ちていた。 

勿論知り合いであったが、この時は他人のフリをした。

翌日、吐きつけられた者は惨めな姿だった。
記憶にないのにもの凄い汚さ。髪の毛はパリパリ。納得出来ない様子だった。

前夜祭ではこんな酔っ払いがいっぱいなのである。
その他にも泣きわめく者、廊下につぶれている者、トイレに立て篭もる者等たくさんいた。
中には某運動系の部の女子学生が多数酔いつぶれて汚い廊下に恥も外聞もなく、つぶれている。
ありえん光景!!
よく襲われなかったものじゃ。
今の学生たちは決して経験することがないであろう壮絶な光景だった。
少なくとも当時18歳だった少年には強烈過ぎた。

そして小生初めて記憶が飛ぶデビューをしたのは、この前夜祭だ。

1年生の為、OBに自己紹介を兼ねて酌をすると同時に飲まされる。
酒は悪魔の水 日本酒。
OBの先輩が金粉入りの高そうな酒を持ってきて、飲ませてくれた。
酒を注いでくれるのだが、金粉が入らない場合には、「折角だから金粉を飲まないと・・」
と訳のわからない悪魔の「こじつけ」で、コップを空けさせ次々と注いでいく。

小生 冷のため一気飲みし易く、高い酒だけあって旨くさえ感じた。
しかしこれが命取り。
開始30分で何の前触れも無く記憶が飛んだ。
まさしく「強制終了」って感じで崩れ落ちた。「轟沈」であった。まったく記憶に無い。
もっとも小生の同期には、どんぶりで三杯一気して、小生よりも速い撃沈をとげた者もいたが・・・。

そして翌日の空を良く覚えている。
快晴じゃった。
猛烈な二日酔い。「空が割れる・・・」と言った感覚を覚えている。

初めて日本酒の怖さを知った。
小生、記憶をなくす酒は今日に至るまで他にもあれど、何故か日本酒だけは今でもこの時の事がトラウマとなって好きにはなれない。
そして現在に至るまで、11月が来ると大学を卒業してからかなり時間が経っているのに、学園祭=日本酒という思いが頭をよぎり、懐かしく思うのである。

学生が学校に泊り込んで4日間友と、先輩、後輩、他大学のライバル達と酒を酌み交わし、酔っ払い、無法地帯のようになる。
よく大学側が許してくれたと思うし、急性アル中の死人が出なかったと思う(後年不幸にも死亡事故が起こり、このような泊り込んでの学園祭は出来なくなったと聞いたが真偽は不明)。

悪い点もあったが、こんな学園祭を4年間もさせてもらった法政大学には感謝している。
滅茶苦茶だったけど、大学側も寛容で、学生だけに許される特権のような学園祭だった。
とはいえ学生側も自由ではあったが、最低限のルールを守った運営をしていたと思う。

当時は大変に思ったが、凄く楽しい学園祭だった。
今の学生も、我々とは違った学園祭を楽しんでいると思うが、どんな学園祭であれ良い思い出になる学園祭を楽しんで欲しいと思う。

ガンダム大地に立つ IN 東静岡

2010年09月28日 19時38分53秒 | ノスタルジア
ガンダムというアニメが誕生して31年
このアニメ、小生の少年時代大人気だったアニメだ。

正確に言うと、小生の世代というより、もっと上の代の方や当時大人の方の方が、
このアニメに熱狂していたと言った方が良いかもしれない

小生の場合、近所の遊び仲間が自分よりも年上だった人が多く、必然的に影響を受け、
小生も熱狂した。

少年時代、ガンダムといえば特にプラモデルが人気があって、模型店はいつも早い者勝ちで売り切れた為、足しげく通ったものだった
人気は今でも覚えているが、ジオングやエルメス、シャア専用ザクだったと思う。
反対に不人気は、アッガイがいつ行っても残っていた。

そして、ただ作るのではなく、アニメの名シーンを再現する為に、
改造して作り、みんなで見せ合うのが流行った。
例えば、ジャブローでのシャア専用ズゴックがジム(GM)のボディーを射抜くシーンの
再現だ。

しかし所詮小中学生レベルの技術。殆どが失敗して、穴を開けるに失敗して、
実に汚い。ひどい奴になると原形をとどず、「何だこれ」って感じで笑えた。

話がややそれてしまったが、東静岡にわざわざ1/1ガンダムを見に行ってきた。
断っておくが、小生 ガンダムは好きだが、「オタク」ではない。
極めて健全なファンである。
この点ははっきりしておきたい

行ってみて驚いたのは、やはり小生より上のオヤジやオバハンの多さだ。勿論若い世代もいるが。

東静岡の駅に着くと、駅からはっきり見える。これだけでドキドキする。
(駅から見たガンダム)


まず着くとホビー館があって、入場料600円だったと思うが、入る。

ここは、ガンダムに限らず、プラモデルやラジコンなどの歴史を知ることができる。
1950年代から現在にいたるまでプラモデルやラジコンが展示されている。
小生の知らない時代の物が多いが、見るだけで楽しい
勿論、自分も買ったことがあるようなものあって、非常に懐かしかった。
かなり上の世代の方まで楽しめるのではないだろうか?

(ホビー館での展示 最期のシーンでガンダム、ジオング撃墜シーンの模型)



(コアファイター墜落現場の再現)


ホビー館を出ると売店だ。売店は飲食関係、ガンダムグッズ関係などの店が多くある。
これらを見て歩くだけでも楽しい

ガンダムグッズでは、当たり前だが、ガンダムのグッズが多く、
シャア関係のグッズは殆ど無い。
シャアファンの小生にとっては、少し残念であった

また、ガンダムに便乗した、かなり強引な商品が笑える。
例えば、「シャア専用カレーうどん」。
どこが専用じゃ 
このカレーうどん、香辛料が多く入って真っ赤なカレーというならまだ分かるが、普通に黄色。何の芸も無いやんか
シャアファンの小生としては認められない一品じゃ

そしていよいよ1/1ガンダムじゃ。18mあるとのことだが、
確かに大きいし、迫力がある。目も光っていて格好いい。
(ガンダム)


近くに言って足に触ることも出来る。
(ガンダムの足)


作りも本格的でリアル。子供の頃二次元だったキャラクターを、よくぞここまで作ったと
感心した

30分刻みだったか、時間が決まっていて、時間になるとアニメで流れていたBGM(音楽やモビルスーツ稼動音)が流れ、首が動き、煙がでる。
これがまた、実にリアルでいい。

この時、周りを見ると、いい年した大人達が、カメラや携帯で、ガンダム立像を夢中で
撮っている

全く関心のない方が見れば、怪しい宗教か危ない人たちに見えると思う。
小生も夢中で写真を撮っていて、ふと気がつき反省

ここは18:00で閉館となるが、日没になるとライトがつく

目は勿論、ビームサーベル部分、背中のエンジンや間接部分などが光り、これまた格好いい。これがまた たまらん

(ライトアップされたガンダム)




ただ、小生が行った時の18:00ごろは、まだ明るいこともあり、
ビームサーベルの光が薄い。これから日は急激に短くなる。
一番の見ごろは、真っ暗になる冬が一番いいかも知れない。

いずれにせよ、大人が少年少女に戻って、夢中になる感覚が楽しめる。
実に懐かしく、時間があっという間に過ぎる。
欲を言えば、1/1シャアザクも作ってもらいたいものだ

運動会とゲリラ戦その② 棒倒し

2010年08月29日 08時35分46秒 | ノスタルジア
「棒倒し」という競技をご存知だろうか?
小生の中学では、運動会(学園祭)に棒倒しという男子専門の競技があった。
そして不思議ではあるが、この競技、何故か上半身裸で、下は半ズボンと裸足で行った。
理由は不明。実に盛り上がるが、危険を伴う競技だ。

ルールは単純だ。
・2チームで行われる競技で、まず両陣地に分かれ、各陣地に高さ2.5m位の丸太のような太い棒を人の手で支えて立てる。
・チーム内では攻め手と守り手にメンバーを分ける。
・攻め手は相手の棒を倒す役。守り手は棒が倒されないように棒にたかって、必死に守る役。
・味方の棒が倒れるより早く、如何に敵方の棒を倒すかを競うゲームだ。

危険なのは守り役の方だ。
何故なら攻め手は敵方の棒を倒そうと、猛ダッシュで突撃してきて、守り手の体を踏み台にしてよじ登り、棒に捕まり倒す。だから守り手は背中など怪我が絶えない。
それと「踏み台にする=蹴り」のようになるので、局地的に喧嘩になることも多く、この点も怪我の原因だ。

だからみんな守り手はやりたがらないが、結局なるのはラグビーのPRのように、
がっしりしていて でかい人。もしくは喧嘩が強いような奴(敵方攻め手は、ためらうので)が配置される。

(告 白)
少年(小生)は、中学生になり悪知恵もパワーUP。しかも相変わらず運動会(学園祭)にドライで、勝敗よりも悪戯をすることにエネルギーを使う。あらゆる競技において勝利への貢献度は殆ど0(なんちゅう奴だ)

この少年が守り手などやるはずもない。勿論楽しい攻め手じゃ!!
しかし勝利など全く眼中にないので、喧嘩に巻き込まれるような真剣勝負などする気もない。でも大勢が棒にたかり、混乱するので絶好の悪戯チャンス!!
少年は、血がたぎり、歪んだ笑顔を浮かべた。

試合開始を伝えるホイッスルが鳴る。
攻め手が一斉に敵方陣地の棒に凄い勢いで飛び掛る
少年と悪ガキ仲間は徒党を組み、勢い良く突っ込む。
いざ悪戯開始じゃ!!

両軍入り乱れて、必死に棒にしがみつく守り手と攻め手。現場は大混乱。
そしてみんなが棒を注視していることを良いことに少年は、守り手のズボンをずり降ろしまくる最低の行為をして楽しんだ。

守り手は観衆に尻まるだし。観衆大笑い。
脱がされた守り手は棒を守るどころじゃない。
人が入り乱れているので、当然誰がやったか分からない。実に有効なゲリラ戦だ(どこがじゃ!!)

守り手は恥をかかされるも、誰がやったか分からないのでやり場のない怒りに震えるしかない。

少年らが狙ったのは、不良で喧嘩が強くて威張り散らしている敵方守り手じゃった。
少年は、正義感一杯じゃった(実は楽しんでました)

見事に天誅を下したつもりだった。
今度はさすがに中学生で悪知恵が働いた為、誰にもバレることはなく、運動会は終了した。

しかし、後日思わぬところから事が発覚する。
棒倒しの光景を先生たちが、広報等をかねてを撮っていたのだ。
その中に、写真のメインではないが、端で露骨にズボンを降ろしている仲間が
写っていたのだ。 「愚か者めが~~~~」少年は心の中で叫んだ。
実に詰めが甘い。

幸い、一般生徒に写真は公開されなかったが、その仲間が先生に呼び出され、詰問されたことにより、犯行グループが芋蔓式に浮かび上がり、小生もあえなく御用。
先生に強烈なをもらい釈放された(当時は体罰結構あった)

あれは、暑い秋の日のことじゃった。

今振り返ると、実にけしからん。
やはり運動会は、子供らしく、楽しんで、そして勝つ為にベストを尽くさなければ
ならないと子供に伝えたいと思っている。
自分のことを棚に上げて実に勝手な大人じゃ・・・・反省。
そしてズボン下げられた方 ごめんなさい