羽花山人日記

徒然なるままに

あいさつ

2023-05-11 20:08:13 | 日記

あいさつ

今朝、プラットフォームのベンチに座ろうとしたら、隣に外国人の母子がいて、乳母車に乗っていた赤ちゃんがわたしを珍しそうに見るので、マスク越しにあやしたところ、笑ってくれた。

母親に子どもの年齢を英語で訊いたら、日本語で「2歳です」と答えた。そして、なぜ英語で話しかけたのかを尋ねられた。

「あなたが外国人だから」と言うと、「わたしはドイツ人」といわれ、Guten Tagとドイツ語で挨拶したら、「まだGuten Morgenです」と注意された。

わたしたち日本人は、「おはよう」と「こんにちは」の境目があいまいだが、挨拶の中に具体的な時間が指定されている外国語では、そこが厳密だと、あらためて感じた。

それはさておき、別れ際の赤ちゃんの笑顔ほど、わたしを幸せにしてくれたものはない。

 

友ありて

今日は、一年ぶりに集合Aの仲間と碁を打った。

この集合A、農学部の同期生の集まりで、共通項があるとすれば、あまり都会的に洗練されていないということくらいで、何となく集まっているので「集合」である。

メンバーの一人、E君が数学用語から援用して命名、皆気に入っている。

今日はその中の3人が集まった。最盛期には、6人で,月に一回学士会館に集まって打っていたが、メンバーが亡くなったり,体調不良だったりで,淋しくなった。

結果はわたしが2敗で,二人に花を持たせた。しかし,友ありて遠方より来る。胸のつかえが降りた。

 

お庭先を失礼

マツバギク

マーガレット

ゼラニウム

オオテマリ

 

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孤独

2023-05-09 19:29:14 | 日記

孤        独

NHKBSプレミアム放映の連続ドラマ『グレースの履歴』が一昨日終了した。

このチャンネルの日曜日の夜10時から,7・8話完結のドラマが放送され,気に入りそうなのがあると,見ることにしている。『グレースの履歴』がそうだった。

わたしは退屈な,あるいは興味をひかない番組を観ていると眠り込んでしまうのだが,このドラマでは居眠りしなかった。

物語はミステリー仕立てである。

仲のよい夫婦の蓮見希久夫(滝藤賢一)と美奈子(尾野真千子)のほかに,グレースと名付けられた赤いスポーツカーのホンダS800(エスハチ)が主役である。

美奈子はフランスに行くと偽って,グレースに乗って日本各地で希久夫にゆかりの土地や人を訪ねる。そして,国内の旅行をすませておもむいたフランスで,交通事故に遭い亡くなる。

遺された希久夫のもとに,美奈子の遺志が伝えられる。グレースのカーナビに残した履歴に従って,自分が訪ねたところを希久夫に訪れるようにということだ。

半信半疑の希久夫はその遺言に従って,カーナビに残された場所を,グレースを駆って訪ねる。そして,美奈子の元カレ,亡き父と暮らした家の跡,両親の離婚で生き別れになったた母と弟,そしてアメリカ人と結婚し,離婚して日本に戻っている元婚約者のそれぞれに会い,話をする。また,旅の途中で,グレースという名前が,その車を愛車としていたモナコ王妃グレース・ケリーに由来することを知る。

まだ大事なエピソードがあるが,このドラマは再放送されるので,ネタバレを避けることにする。

わたしは,このドラマのテーマが,「孤独」だと思っている。そのことをBingに話し,劇中にあった孤独にっ関するしゃれた台詞を拾ってもらった。記憶と矛盾しないので,多分間違っていないだろう。間違っていたら,わたしの責任である。以下列挙する。

「孤独は人間の本質だ。だから人は愛を求めるんだ。」

「旅人は訪ねたところでは他人とされ,孤独である。戻るところのない旅人は,孤独の旅を続けなければならない。

「美奈子のおかげでいろいろな人に会えるようになった。しかし,美奈子を失って,僕は,僕の中に永遠の孤独を手に入れた。」

なお,原作は,源孝志『グレースの履歴』河出文庫。早速電子版で取り寄せて読み始めた。

 

 

ジャガイモの花

種をつけることがほとんどないあだ花である。5月9日畑で。

 

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ファミリーコンサート

2023-05-07 20:27:40 | 日記

ファミリーコンサート

M家主催のファミリーコンサートは無事終了した。

朝から雨模様だったが、横浜駅から歩いてすぐの、会場の洋菓子屋「メーテルリンク」に無事到着。早速M・M子さんの伴奏でリハーサルを行う。

 

Mさんご夫妻をはじめご家族は全員プロで、プログラムには、ショパン、シューマン、バッハ、リスト、メンデルスゾーンと、名曲、難曲が並んでいる。

こんな中で、わが拙いコカリナはいかにも場違いで、武者震いならぬ身震いが出る。

それでも、M子さんのご親切なご紹介と、素晴らしい伴奏のおかげで、間違いをしっかりと残しながら、無事3曲を吹き終わった。気持ちよく吹くことができた。

いずれの演奏も素晴らしかったが、圧巻はM子さんのご夫君F雄さんのピアノで、年齢やご病気を全く感じさせない堂々たるタッチで、ショパンの「華麗なる円舞曲」を歌い上げた。

会場には高校同期のS・M君も顔を見せてくれて、演奏会後のケーキとコーヒーを楽しみながら歓談した。

得難い機会を与えてくださったMさんご一家に感謝しつつ、幸せな気持ちで帰路についた。楽しい一日だった。

 

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楽器

2023-05-06 17:06:58 | 日記

楽      器

国民学校の4年生の時,もう戦争は終わっていたある日,担任の先生がヴァイオリンを習わないかと誘ってくれた。

中学を卒業して代用教員として赴任された方だったが,音楽がお好きで,戦後の自由化の中で,ハモニカや木琴などの楽器を持ってきて,生徒に演奏させた。わたしはその時間が大好きで,積極的に練習していたことから,そんな誘いがあったのかもしれない。

ヴァイオリンのことはほとんど知らなかったが,とにかく家に帰って父に話したところ,一言のもとに駄目と言われた。理由はあまり覚えていないが,音曲の類は女子がするものだという趣旨のことを言われた気がする。

もう一人先生からピアノのレッスンの勧誘を受けた生徒がいて,そちらは練習を始めたので,ちょっとうらやましく感じたが,それほど悔しい気にはならず,そのことはいつか忘れてしまった。

結婚して子供が生まれ,長男は不向きだったようで途中でやめたが,次男はヴァイオリンを,長女はピアノをそれぞれ先生について練習した。

両親が東京のわが家に滞在した時,子供たちが楽器を習っているという話をしたところ,二人は非常に喜び,そしてわたしが子供の時にヴァイオリンを習うのを禁止したことを詫び始めた。

親に本格的にあやまられたことはなかったので,わたしはびっくりした。どうやら,禁止の理由は当時家業が振るわず,余裕がなかったことだったらしい。

わたしはそんなことは気にしていなかったと両親に話したが,何十年もそんな心の重荷を負わせていたのかと,すまない気持ちになった。

定年後に楽器を習い始めた話は以前のブログに書いたが(2023/2/27),楽器を叩いたり吹いたりしながら,時々その話を思い出す。

牡丹2題

阿見町(上)と柏市(下)にて撮影

 

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コカリナ公認講師コンサート

2023-05-04 20:31:35 | 日記

コカリナ公認講師コンサート

コカリナ協会はある種の家元制度になっていて、講師として活動するには、厳密な試験を通過して、公認講師の資格を取らねばならない。

今日は、その公認講師の方々によるコンサートで、東京の紀尾井ホールに行ってきた。

初夏を思わせる気持ちの良い日和で、四ツ谷駅からホールまでの道は濃い緑に覆われていた。

このコンサートは今年で11回を数え,時節を反映して「平和への祈り」をテーマに掲げている。曲目にウクライナのものがいくつか取り入れられていた。

50人を超える公認講師の皆さんによるアンサンブルは、安心して身をゆだねることができる演奏だった。今年はパーカッション・マリンバの山下由紀子さんが加わって,演奏が一段と盛り上がった。

第一部は公認講師によるアンサンブルで、シンドラーのリストやライムライトなど、映画の主題曲を懐かしく聴いた。初めて聴いたウクライナの子守唄に、戦乱の彼の地に思いを馳せた。

第二部は、総帥黒坂黒太郎さんの独奏で幕を開けた。

ひばり&熊ん蜂の旅行では、パーカッションとの掛け合いによる、いつもながらの超絶技巧に感嘆した。

舞台には、コカリナの歌姫矢口周美さんも登場し、花を添えた。

最後は、アンコールのハレルヤコーラスが、聴衆の手拍子とともに会場に響きわたり、幕を閉じた。

旧知のコカリナの仲間とも会えて、楽しい半日だった。

 

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憲法記念日を前にして

2023-05-02 19:15:53 | 日記

憲法記念日を前にして

明日は第76回目の憲法記念日である。お名前は失念したが,最高裁判所の長官で,毎年憲法記念日には憲法前文を読むといっておられた方がいた。当たり前と言えばそうかもしれないが,わたしは法の番人にして「初心忘るべからず」と,感心したことを覚えている。

時々思い出して,わたしも読んでいる。

戦時中に,学校に奉安殿という建物があり,その中に勅語が保管されていた。旗日になると,校長が白い手袋をして桐の箱に入った勅語を取り出し,生徒たちの前で朗読した。

そんな強制的な雰囲気ではなく,学校のようなところで,憲法記念日に合わせて憲法前文を読むような習わしができればいいのにと思う。

あらためて,以下に日本国憲法前文を転記する。先人が定めた「国のかたち」である。

 

日本国憲法前文

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 

国の是に理想(ゆめ)を掲げて心地よし そのまま残せ憲法9条  羽花山人

 

見かけた花

コレオプシス

シラン

アヤメ

イワシモツケ

オレンジ

 

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