生死不明
ある会合の通知が来た。大学の研究室の同窓会ということで,研究室に関係した教員のリストが添付されていた。
物故者の名前の中に,わたしが大変な恩義を受けた先生の名前が入っていた。その方はブログを書いておられて,それがここ3ヶ月ほどブランクになっているので,お亡くなりになったのかと,厳粛な気持ちになった。
しかし,その情報源はどこから来ているか念を入れようと,大学の事務部に問い合わせたところ,亡くなられたことは確認していないとのこと。そこで会合の案内状の差出人の方に,先生死亡の情報源を訊ねたところ,かなりあいまいであることが分かった。
その先生が有料老人ホームに入居されていることは知っていたので,そのホームに電話してみた。入居者の名前は教えられないと言われたが,わたしが先生が入居していることは知っていて,ただご存命かどうかを知りたいだけだ申し上げたところ,それならと,お元気に過ごされていますとの返事が得られた。
人の生死の情報をいい加減な形で扱うことに腹が立ったが,ともあれご無事で何よりと,胸をなでおろした。
生死を間違えられた人は,その分長生きすると聞いたことがある。先生,どうかもっと長生きをなさってください。
STOP WAR!