スペイン語の教材で知ったことだが,アメリカ合衆国にはスペイン語を話す人が5千万人以上いて,この数はメキシコの1億1千万人に次ぐ世界第2位で,4千7百万人のスペインやコロンビアがこれに続いているという。そして,英語とスペイン語の混合の単語が使われている。英語の動詞にスペイン語の語尾を付けたものが多く,こうした混合語はSpanglishと呼ばれている。英語圏に住むヒスパニック系の人たちには,確かに便利な言葉だろう。
日本語にもJapanglish と称される単語がいくつかあるらしい。しかし,これらは和製英語を指していて,Spanglishのような混合語ではないようだ。ファックス,ホッチキス,ハローワーク,リストラ,ウインカー,バックミラー等々。「ファイト!」というと「喧嘩しろ」というようにとられるとか。
しかし,これらカタカナ言葉は,もうすでに立派な日本語といっていいのではないだろうか。英語だと思う必要はない。思わない方がいい。今日の朝日新聞のテレビ番組の解説記事欄で数えたら,約20種類のカタカナ言葉が使われていた。
最近聞くことが多いカタカナ言葉に「エビデンス」がある。英語のevidenceに相当する言葉だろうが,単に「証拠」あるいは「根拠」といわずに,何故わざわざカタカナ言葉を用いるのか。先日友人の紹介で読んだ日経新聞の社説では,「エビデンス」に「科学的根拠」という訳語があてられていた,どうやらエビデンスといえばもっともらしく聞こえるといいうことらしい。政治家がエビデンスを連発する時は気を付けた方がいいかもしれない。
久しぶりに阿見アウトレットに出かけた。人出はちらほら。入った店で,昔の愛犬に似た犬と目が会い,ぐい呑みを衝動買いした。