スプラウト 会計のはなし、日々のはなし

名古屋市千種区の税理士法人スプラウトの税理士/社労士/CFP®が綴る日々の様々なこと。

日経MJセミナー

2012-07-02 16:20:07 | Weblog
何回か前のスプラウトメルマガで紹介した
「安売りしないでお客をガッチリつかむ技術」
の著者である竹内謙礼氏の
無料セミナーが名古屋であることを
日経新聞で知り、申し込んでいたのですが

その後郵便で受講票が届いたので
先週の木曜日にセミナーに行ってきました。

主催はこの本の出版元でもある
日本経済新聞社の日経MJです。

ということもあり
このセミナーの参考資料として
セミナー参加者には1週間分
「日経MJ(日経流通新聞)」が
自宅に配達されることになっていました。


セミナーの内容は
「安売りしないでお客をガッチリつかむ技術」の
内容を要約したものということでしたが

やっぱり本を読むのと、
生で話を聞くのとでは
伝わり方が全然違いました。


「客がこない」「売れない」という悩みを
抱えている経営者は多いと思います。

ではどうしたらよいのでしょうか?

経営資源の乏しい
中小企業にとっては
大企業のように資本力を生かして
安売りしたり
大規模な広告を打つのは難しいため

「高くても買ってもらえるようにする」

しかありません。

高くても買ってもらえるようにするには
お客さんに御社の商品やサービス
又は御社自身を「大好き」になってもらえばいいのです。

では「大好き」にさせるには
どうすればよいのでしょうか?

そのためには
次の3つがポイントになります。

1.「ストーリー」が必要
  商品やサービスの背景にストーリーがあると
  お客さんは価値を感じてくれます。
  
  
2.「人」を好きにさせる
  お客さんはものやサービスを買っているようで
  実は「人」で買っています。
  「知っている人」から買うときは
  お客さんは買うことに抵抗がありません。
  
3.「時間」をかける
  人は接触頻度が多かったり、
  接触時間が長くなるほど好きになっていきます。


お客様はモノを買うことに対して
常に「失敗したくない」という気持ちを
持っています。

なのでお客様が初めてのモノを買うときは
「失敗してもいい」という覚悟が必要で

その覚悟の背中を押してくれるのが
「このくらいだったら失敗してもいいか」と
思える値段です。

よって新規のお客様を獲得するには
「低価格」というのも必要な手段になります。

ただし最近では
この「低価格」の部分だけを利用されてしまい
その後リピートしてくれないお客さまも多いため

売る側にとっては
その後リピートしてもらう仕掛けづくりも
重要となります。

あと高く売れる売り場は
「楽しそう」という絶対法則があるそうです。

例えば東京ディズニーランドに行ったときや
お祭りのときなど楽しい気持ちのときは
金額はあまり気にせずにモノを買ったり
飲食したりしていますね。

九州にあるハローデイというスーパーは
楽しそうな陳列をすることで
安売りしないでも
どんどんお客様が来る売り場づくりが上手で
業績絶好調のようです。

竹内氏の本とセミナーにより
お金を使わなくても
ほんの少しの努力とコツで
安売り合戦から脱却できるという
ことがわかりました。



最後に
セミナーのときに配布された
日経MJに2012年上半期
ヒット商品番付が載っていたので
上位だけ紹介します。

横綱 東京スカイツリー
大関 アクア(トヨタのハイブリッドカー)
大関 ピーチ・アビエーション(全日空系の格安航空会社)
関脇 ギャラクシーノート(ドコモのスマートフォン)
関脇 LINE(スマホ用の無料通話アプリ)
小結 メッツコーラ(トクホ初のコーラ)
小結 オランジーナ(仏生まれの柑橘系炭酸飲料)
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前頭 テルマエ・ロマエ(古代ローマ人が日本にタイムスリップする映画)



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