スプラウト 会計のはなし、日々のはなし

名古屋市千種区の税理士法人スプラウトの税理士/社労士/CFP®が綴る日々の様々なこと。

密着軸

2010-09-24 18:15:42 | Weblog
先日のブログに書いた
ドリルを売るには穴を売れ」佐藤義典
の続編

売れる会社のすごい仕組み」を
読みました。

先に読んだ
「ドリルを~」では
主人公が経営不振の
イタリアンレストランを
いとこのマーケティングコンサルタントに
アドバイスを受けながら
マーケティングの考え方に基づき
立て直していく、という話でしたが

今回の
「売れる会社の~」は
そのイタリアンレストランの近所に
競合店ができて
売上が落ちてしまうところから
話が始まります。

「競合店とどのように差別化するのか?」
というテーマを
著者の開発した
戦略BASiCSなどのマーケティングのフレームワーク
を使って解決していきます。

最初にできた競合店は
本格的なイタリアン。

その次にできた競合店は
大手資本がバックについて
ほとんど同じようなメニューを
安い価格で展開している店。

それぞれの競合に対し
どのように差別化するのが
よいのか?

他の競合との差別化には
「3つの差別化軸」がある
と著者は説明しています。

「手軽軸」→ 早い、安い、便利

「商品軸」→ 商品やサービスの品質や技術力で勝負

「密着軸」→ 顧客を知り、顧客の個別ニーズに応える

最初の競合店は、本格イタリアンを提供することを
売りにする「商品軸」の店

次の競合店は、大資本をバックに規模の経済性に基づき
安さを売りにする「手軽軸」の店

主人公の経営するレストランは
競合に負けないよう
競合店と同じメニューを追加してみたり
割引のチラシを配ったりしましたが、
なかなかうまくいきません。

結局、戦略のないまま
その場しのぎの手を売ってるだけでは
長期的には何も解決しないことに気付き

マーケティングコンサルタントの助言により
自分の店が目指すべき方向性を考え

顧客のニーズを最優先に考える
「密着軸」による店づくりをするようにした結果
うまくいくようになりました。

「ドリル」もそうでしたが
今回の「売れる会社の~」も
物語形式でとっても読みやすく
一気読みしてしまいました。

でも
中で展開されているマーケティング理論は
非常に高度なものです。

それが本当に平易に書いてあります。

こんなすごい本が1500円で買えるとは・・・。

ちなみに著者が出している無料のメルマガ
うれたま」も素晴らしいです。



つぶやき

2010-09-17 19:05:33 | Weblog
ツイッターを始めました。

私はどちらかというと
いち早く
最新のものにとびつくタイプではなく

かなり世の中に広まってから
人よりもやや遅れて
参入する人間です。

そういえば
携帯電話をもったのも
かなり遅かったような・・・。

ただし仕事柄
いろいろな情報を集めなければならず

そのため
新しいものはできるだけ
いろいろ試していく必要があると
思っています。


ブログを始めたのは
確か平成18年くらいなので
もう4年くらいになります。

巷で流行りだしたのは
平成14年くらいですので
やっぱりちょっと遅かったのですが。

私がボーッとしている間に
世の中の流れは
ブログからツイッターに
変わってきました。

ツイッターが日本で
利用されるようになったのが
平成20年くらい。

日本では現在約320万人くらいが
利用しているようです。

ツイッターを始めるまでは
ブログと何が違うのか
あまりピンときませんでしたが

使ってみると
ブログとツイッターの違いは
何となくわかりました。

まず最初に思ったのは
ブログよりもツイッターの方が気軽に書ける。

ブログは書くにあたり何となくテーマが必要な
気がしますが、ツイッターはもともと140字しか書けないので
あまり頭を使わずに短時間に書ける。

それと
ブログはコメント欄などを通じて書き手と読み手の
やりとりができないことはないが、どちらかというと一方向的。

ツイッターのほうが双方向的にコミュニケートできるように思います。

全然知らない人でも
毎日その人のつぶやきを見ていると
何となく親近感がわいてきたりするもの
面白いなあと思います。

ただ
早い人情報だと

もう少しすると
メインストリームは
ツイッターから
新しい別のものに変わっていくのでは
という話も耳にしました。

せっかく始めたのに・・・。

ついて行くのが大変です。


manaca(マナカ)

2010-09-10 17:22:03 | Weblog
8月に

大阪に
事務指定講習に行ったときに
講習の会場まで
4日間JRで通いました。

最初は
普通に切符を買おうと
思ったのですが

他の乗客の方々を見ると
「ピッ」とICカードを
かざして
改札を抜けていました。

4日間もJRで通うんだから
ということで
私もICカード「ICOCA」を買うことにしました。

名古屋にも一応
「TOICA」というJR東海のカードが
ありますが

名古屋にいるときは
JRに乗ることがほとんどないので
使ったことがありませんでした。

なので初めてのICカードです。

窓口で聞くと
初回は2000円支払って
うち500円がデポジット(預かり金)
のため
残りの1500円分がチャージ分とのこと。

使ってみると
かなり便利で

駅の自販機で
飲み物を買うときにも
使えました。

名古屋の地下鉄にも
こういうカードがあるといいなー
と思っていたら

2011年2月から
「manaca(マナカ)」という
名鉄や地下鉄で使えるICカードが
できるようです。

さらにTOICAとの
相互利用も2012年春から

SUICAとの相互利用は
2013年春から
できるようになるようです。

そうなると
東京でSUICAを使っている人が
名古屋に出張に来ても
いちいち切符を買うことなく
名古屋の交通機関を利用できるし

逆に名古屋の人が
東京に行った時もマナカが
そのまま使えるということです。

将来的には
日本中どこにいくにも
一枚のICカードがあれば済むように
なりそうですね。





社労士登録しました。

2010-09-02 17:00:32 | Weblog
昨日9月1日付で
社労士登録が完了しました。

事務所名は
「スプラウト社会保険労務士事務所」
です。

ここ数年来の念願が
ようやく叶いました。

昔、税理士試験に受かった当時(平成7年くらい)
ある先輩税理士に
「ゴルフと社労士の勉強をするといいよ」
と言われ

若くて素直だった私はさっそく
社労士の勉強とゴルフスクールに通いました。

ゴルフは一緒にラウンドした方に
迷惑にならない程度にはなりました。
(全然うまくありません。)

社労士の勉強は
税理士試験で燃え尽きたのか
全く本気になれず
挫折してしまいました。

その後
平成15年から16年にかけて
AFPとCFPの勉強をしたのですが
その中に年金の論点も出てきました。

ただし年金の仕組みは非常に複雑なため
その時はよくわからず・・・。

あと仕事のなかでお客様から
税務だけでなく労務や社会保険の
ことを聞かれることも多くなり

再び社労士の勉強をしようと思ったのが
平成17年の秋。

平成18年に初めて受験しました。

平成18年の本試験は非常に難しく
選択式の救済措置が8科目中5科目ありました。

私は奇跡的に
選択式で足切りにあうこともなく

自己採点をしているときに
「もしかしたら1発合格?」
と思ったのですが

択一式の厚生年金が10点中2点しかとれず
(択一式の足切りラインは4点)、不合格。

次の平成19年は
試験後に解答速報を見て
足切りに引っ掛かっていないし
総合点も十分だったので
合格を確信したのですが

次の日の朝もう一度解答速報を
見たら答えが変わっていて
足切りに転落。
救済もされずに結果不合格。

「今年こそ」と思い
受けた平成20年は
選択式労災で
「認定基準」と「判断指針」を
逆に入れてしまい不合格。

最初に正しい答えを書いていたのに
見直しの段階で間違った答えに変えていました。

さらに迷ったときは
ダブルマーク
(両方同じ答えを入れることで片方だけ確実に取りに行く方法)
するというテクニックも知らず・・・。

この時点で
かなり嫌になっていましたが
「ここでやめたら今までの努力が
報われない」とやる気を振り絞り

臨んだ平成21年本試験で
ようやく合格しました。

その後
実務経験の代わりとなる
事務指定講習の通信課程と
面接課程を修了し

お盆明けに
愛知県の社労士会で
開業登録の手続きをしてきました。

勉強開始から丸5年かかって
やっとここまでたどり着きました。

本当にあきらめなくてよかったです。


スプラウトは税理士法人ですが
社労士業務をあわせてできることで
お客様にとっては窓口が一つになるため
利便性が増すはず。

税理士と社労士は相乗効果(シナジー)
の働く組み合わせだと思いますので

両方の業務を高いレベルでこなせるよう
さらに研鑽を重ねていきたいと思います。


社労士としてまずは基本となる

・労働保険社会保険関係の手続き
(これは電子申請で行えるようにしたい)

・就業規則や賃金規定の作成や変更

・雇用保険の助成金の申請手続き

・労務相談、年金相談

などを中心にやっていきますので
よろしくお願いいたします。

社労士資格はスプラウトにとって
ほしくて仕方がないパーツだったので

やっと手に入れたこの芽は
大事に育てていきたいと思います。


先日ツイッターも始めました。
是非フォローしてください。