昨日、大阪で
「戦略MQ会計セミナー」を
受けてきました。
名古屋でも今週の火曜日に
行われたのですが
他の予定とぶつかっていたので
大阪に行くことになりました。
大阪は
名古屋から新幹線で1時間かからないので
あっという間に着きます。
戦略MQ会計というのは
私が去年から受けている
マネジメントゲーム(MG)の
開発者である西順一郎先生が
考え出された
実際の経営に役立つ会計理論です。
私が税理士試験の勉強で学んだ
制度会計は単なるカネ勘定であって
カネ儲け(経営)にはあまり役に立ちません。
とくに中小企業の決算書は
何のために作っているかというと
・税務申告のため
・銀行から融資を受けるため
で終わっていることがほとんどです。
戦略MQ会計は
社長の意思決定に役立つ会計であり
1.科学的(数学的)
2.戦略的
3.誰でもわかる
という特徴があります。
特に3の「誰でもわかる」が重要で
いくら優れていても
専門家しか理解できないような
内容であれば
実際使えないわけです。
私が最初に戦略MQ会計に
出会ったときに衝撃を受けたのは
売上を
P(プライス)×Q(クオンティティー)
というように
単価と個数に因数分解して考えることで
売上を増やす方法が見えてくることです。
「売上」を「P×Q」と表現することで
いろんな戦略が見えてきます。
売上を増やすためには
「P(プライス)」を上げるという方法と
「Q(クオンティティー)」を増やすという方法があり
通常Pを上げるとQは減り
Pを下げるとQは増えるため
・Pを下げてその分Qを増やす戦略でいくのか(薄利多売型)
・Qが減るのを覚悟でPを上げる戦略でいくのか(専門店型)
と売上を増やすといっても方法は様々であることがわかります。
(他にもいろいろな戦略がありますが省略)
でも売上が最大になればいいかというと
そうではなく
粗利(M(マージン)×Q)が固定費(F(フィックスドコスト))を超えなければ
儲けは出ないわけなので、粗利(MQ)が最大になるような
戦略をとる必要があります。
モノが売れないからと言って
何の戦略もなく値下げしている会社は
売上が増えたとしても儲かりません。
基本的に薄利多売型の商売は
かなりの個数を販売しなければならないため
大資本の会社でないとうまくいきません。
中小企業がとるべき戦略ではないわけです。
中小企業が生き残るためには
あまりP(プライス)を下げなくていいように
競合他社にない付加価値をつける方法しか
ありません。
付加価値の付け方は
前にマーケティングの本(「売れる会社のすごい仕組み」)
に書いてあった
「密着軸」という差別化
が現在の日本のような成熟社会に
一番合うやり方だと思います。
「密着軸」とは
「顧客の個別ニーズ」を満たすような
商品やサービスを提供することで他社との差別化を図る
方法で、顧客ニーズの分だけマーケットが多様化するため
その分生き残るチャンスも多いわけです。
あと利益を出すために
原価を削ったり、固定費を削ったりしても
いい結果を生むとは限りません。
原価を削っても
その分、提供する商品やサービスの
質が落ちてしまったら
お客さんは買わなくなります。
固定費についても
一律に何%カットするなんていう
何の戦略もないコスト削減は
一番やってはいけません。
固定費の中には
将来の売上の獲得に貢献する
例えば
・研究開発費
・広告宣伝費
・教育研修費
のようなものがあり
これを削ると
将来の売上がどんどんジリ貧になっていきます。
(この辺はMGをやると実感します)
でも他の固定費よりも削りやすいので
ここから手をつける会社が多いのですが・・・
固定費のうち
ただのコストはどんどん削るべきです。
人件費でも例えば
本当に必要な残業代は仕方ないですが
何となくの残業は
会社にとって何の意味もありません。
同じ金額を払うにしても
頑張った成果を賞与という形で
支払った方が従業員のモチベーションアップに
つながるはずです。
今回のセミナーで
すごくヒントになったのは
経営にとって大事なのは
「時間当たり付加価値(MQ/H)」を上げること
そのためには業務の流れの中で
「ボトルネック」となっている箇所を見つけること
「ボトルネック」を見つけるために
業務フロー分析をすることが大事である
業務フロー分析で
「ボトルネック」が見つかったら
ここを改善することで
「時間当たり付加価値(MQ/H)」が上がる
ということです。
改めて戦略MQ会計は奥が深いと思いました。
ちなみに戦略MQ会計については
「利益が見える戦略MQ会計」という
素晴らしい本があります。
興味を持った方は是非読んでください。
「戦略MQ会計セミナー」を
受けてきました。
名古屋でも今週の火曜日に
行われたのですが
他の予定とぶつかっていたので
大阪に行くことになりました。
大阪は
名古屋から新幹線で1時間かからないので
あっという間に着きます。
戦略MQ会計というのは
私が去年から受けている
マネジメントゲーム(MG)の
開発者である西順一郎先生が
考え出された
実際の経営に役立つ会計理論です。
私が税理士試験の勉強で学んだ
制度会計は単なるカネ勘定であって
カネ儲け(経営)にはあまり役に立ちません。
とくに中小企業の決算書は
何のために作っているかというと
・税務申告のため
・銀行から融資を受けるため
で終わっていることがほとんどです。
戦略MQ会計は
社長の意思決定に役立つ会計であり
1.科学的(数学的)
2.戦略的
3.誰でもわかる
という特徴があります。
特に3の「誰でもわかる」が重要で
いくら優れていても
専門家しか理解できないような
内容であれば
実際使えないわけです。
私が最初に戦略MQ会計に
出会ったときに衝撃を受けたのは
売上を
P(プライス)×Q(クオンティティー)
というように
単価と個数に因数分解して考えることで
売上を増やす方法が見えてくることです。
「売上」を「P×Q」と表現することで
いろんな戦略が見えてきます。
売上を増やすためには
「P(プライス)」を上げるという方法と
「Q(クオンティティー)」を増やすという方法があり
通常Pを上げるとQは減り
Pを下げるとQは増えるため
・Pを下げてその分Qを増やす戦略でいくのか(薄利多売型)
・Qが減るのを覚悟でPを上げる戦略でいくのか(専門店型)
と売上を増やすといっても方法は様々であることがわかります。
(他にもいろいろな戦略がありますが省略)
でも売上が最大になればいいかというと
そうではなく
粗利(M(マージン)×Q)が固定費(F(フィックスドコスト))を超えなければ
儲けは出ないわけなので、粗利(MQ)が最大になるような
戦略をとる必要があります。
モノが売れないからと言って
何の戦略もなく値下げしている会社は
売上が増えたとしても儲かりません。
基本的に薄利多売型の商売は
かなりの個数を販売しなければならないため
大資本の会社でないとうまくいきません。
中小企業がとるべき戦略ではないわけです。
中小企業が生き残るためには
あまりP(プライス)を下げなくていいように
競合他社にない付加価値をつける方法しか
ありません。
付加価値の付け方は
前にマーケティングの本(「売れる会社のすごい仕組み」)
に書いてあった
「密着軸」という差別化
が現在の日本のような成熟社会に
一番合うやり方だと思います。
「密着軸」とは
「顧客の個別ニーズ」を満たすような
商品やサービスを提供することで他社との差別化を図る
方法で、顧客ニーズの分だけマーケットが多様化するため
その分生き残るチャンスも多いわけです。
あと利益を出すために
原価を削ったり、固定費を削ったりしても
いい結果を生むとは限りません。
原価を削っても
その分、提供する商品やサービスの
質が落ちてしまったら
お客さんは買わなくなります。
固定費についても
一律に何%カットするなんていう
何の戦略もないコスト削減は
一番やってはいけません。
固定費の中には
将来の売上の獲得に貢献する
例えば
・研究開発費
・広告宣伝費
・教育研修費
のようなものがあり
これを削ると
将来の売上がどんどんジリ貧になっていきます。
(この辺はMGをやると実感します)
でも他の固定費よりも削りやすいので
ここから手をつける会社が多いのですが・・・
固定費のうち
ただのコストはどんどん削るべきです。
人件費でも例えば
本当に必要な残業代は仕方ないですが
何となくの残業は
会社にとって何の意味もありません。
同じ金額を払うにしても
頑張った成果を賞与という形で
支払った方が従業員のモチベーションアップに
つながるはずです。
今回のセミナーで
すごくヒントになったのは
経営にとって大事なのは
「時間当たり付加価値(MQ/H)」を上げること
そのためには業務の流れの中で
「ボトルネック」となっている箇所を見つけること
「ボトルネック」を見つけるために
業務フロー分析をすることが大事である
業務フロー分析で
「ボトルネック」が見つかったら
ここを改善することで
「時間当たり付加価値(MQ/H)」が上がる
ということです。
改めて戦略MQ会計は奥が深いと思いました。
ちなみに戦略MQ会計については
「利益が見える戦略MQ会計」という
素晴らしい本があります。
興味を持った方は是非読んでください。