スプラウト 会計のはなし、日々のはなし

名古屋市千種区の税理士法人スプラウトの税理士/社労士/CFP®が綴る日々の様々なこと。

もう終わりにしたい・・・。

2009-08-27 17:12:29 | Weblog
先日の日曜日は社労士試験でした。

前日、前々日と仕事のため
ほとんど勉強できず。

もう4回目ですが
今までの3回は
1年目 択一で足きり(2点足りず)
2年目 選択で足きり(1点足りず)
3年目 選択で足きり(1点足りず)

とここ最近の2回は
選択式の足きりの1点に泣いていたので
今年は今まで以上に選択式の学習に力を注ぎました。

択一式は勉強すればそれなりに合格点がとれますが
選択式はどれだけ勉強しても運や勘に左右されます。

もうどうやっていいのかわからないので
単純に考えて
「とにかくたくさん選択式の問題を解こう。」
というのが今年の戦略でした。

「TAC 合格のツボ」
「IDE 選択式の傾向と対策ゼミ」
「大原 選択式問題集」
とこれだけやりました。

さて当日の午前中がその選択式試験です。
「始め」の合図とともに
問題をめくってみると
今年も1問目の「労働基準法・労働安全衛生法」から厳しい問題でした。

労働関係の3問(基安・労災・労一)はかなり難しい問題でしたが
残りの5問は全て基本的な問題でした。

1問につき5つ空いている穴のうち
3つが正解できないとまた来年になってしまうので

とにかく3問正解させるべく
粘り強く問題にあたりました。

午後の択一式は
3時間30分の長丁場。

70問の問題を解きます。

択一式は
普通にやれば合格点がとれると思っていましたが
去年よりも難しい問題が多く苦労しました。

試験が全て終了し
帰り道を歩いていると
出口のところで
各予備校がいつものように解答速報を配っていました。

去年はもらった後その場ですぐ見て
不合格が確定したので

今年はもらっても
しばらく
答えを見る勇気が出ませんでした。

20分くらい歩いたところで
公園があったので
そこで勇気を出して答えあわせをしました。

自信がなかったのが3問ありましたが

そのうち1問(労災)は全て正解

もう1問(基安)は5点中、3点とれていました。

そして残りの1問(労一)は
5点中最初の2つが立て続けに間違っていたので

「また足きりか・・・」

と思いましたが
なんと残りの3つが正解していました。

今回はここ2年苦しまされていた
選択式の足きりに引っかかりませんでした。
(ギリギリですが・・・)

ただまだ択一式があります。

これは夜にならないと速報が出ないので
夜、ネットで確認しました。

難しかったので
去年やおととしほどはできていませんでした。

択一式も
各科目10問中4問正解していないと
足きりになります。

選択式でせっかく足きりを回避できたのに
択一式で足きりになったら全く意味がありません。

10問中5問しか正解できていないのが
2科目もありましたが

なんとか足きりは回避できました。

トータル
選択式が40点中35点(足きりなし)
択一式が70点中51点(足きりなし)

今年の目標である
「足きりに引っかからない」はクリアできました。

ただ
去年の合格ライン
(選択式が25点、択一式が48点)
と比べると 

択一式の点数に余裕がないのが
ちょっと不安材料です。

あとは神様にお願いすることにして

明日からは3日間
三浦海岸で
MGのシニアコースを受けてきます。

仕事の効率

2009-08-21 17:14:35 | Weblog
今週の日曜日は社労士試験
今度が4回目の挑戦です。

ここ2回続けて
選択式で足きりに引っかかり、1点足りず。

この1点のために今年も勉強しました。

社労士試験の学習範囲の中に
労務管理に関する部分があります。

あまり
最近の試験には出ていないようですが
勉強していてとても興味深い箇所です。

例えば

「人間関係管理」

アメリカのテーラーが
20世紀初頭に提唱した労働者の管理法として
「科学的管理法(テーラー・システム)」
というのがあります。

予め各仕事につき
1日のノルマ(課業)を設定しておいて
労働者がこれを達成できたら割増賃金を支払い
未達成の場合は賃金を減額するという管理の仕方です。

この科学的管理法は
労働者の賃金の増加や生産高の増加につながり
一定の成果があがったのですが

その一方で効率を重視するあまり
労働者の人間性を軽視しているという批判もありました。

その後
同じアメリカのメーヨーや
レスリスバーガーが
シカゴのウェスタンエレクトリック社のホーソン工場で

どうやったら仕事の効率があがるのか
実験をしたところ

労働者の作業効率は
仕事をする環境や報酬などの労働条件よりも
職場内の人間関係と監督者のリーダーシップ
が大きく影響することがわかりました。

集団に帰属することを誇りに思い
皆で一緒に働くことに満足し
同じ目標に向かって努力しようとする心理的態度のことを
「モラール」といいます。

この「モラール」の向上が
会社の生産性をアップします。

「モラール」向上のためには
①人の理解
②十分なコミュニケーション
③決定への参加
という3つの要素が必要となります。

企業は人の集合体です。

そこで働く人達の能力、やる気
を十分に発揮させることが
会社の成果のために
大変重要だということですね。






バスに乗るか、タクシーに乗るか?

2009-08-07 19:01:41 | Weblog
「スタバではグランデを買え!」
「クルマは家電量販店で買え!」
の著者である吉本佳生氏の

「出社が楽しい経済学」という本を読みました。

同じタイトルでNHK教育でテレビもやっていたようですが
そっちは見ていません。

この著者は経済学の考え方を
日常生活を例にあげて説明するのが
大変上手です。

例えば
「機会費用」については

①バスで移動すると300円かかる。
②タクシーで移動すると1100円かかるがバスよりも1時間早く着く。
(バスが1時間に1本しか走っていないとします。)

この場合、どちらの選択をするのが合理的か?

「機会費用」というのは
複数の選択肢がある場合に、
ある選択をしたことで犠牲になった利益のことをいいます。

①と②を比べると、バスが300円 タクシーが1100円ですので
バスのほうが安くていいように感じますが

タクシーを使うとバスよりも1時間早く到着しますので
その1時間で仕事をして
バスとタクシーの差額である800円以上の価値を生み出せるのであれば
タクシーで移動した方が合理的です。

つまり
1時間の価値の高い人ほどタクシーで移動した方が合理的であり

1時間の価値の低い人は
バスに乗って交通費を節約した方がよいということです。

この本には
経済学の考え方のエッセンスがつまっています。

経営者は毎日選択の連続ですが
この本を読んで
経済学のエッセンスを頭に入れておくと
今まで根拠なく何となくで判断していたことについても
合理的に判断して、選択することができるようになると思います。