山田真哉氏の
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 」
を読みました。
上巻である
の続編です。
上巻では
「数字をうまくつかいこなす」
方法をいくつか紹介していましたが
この下巻では
「でも数字がすべてではない。数字に騙されないように
複数の視点をもつこと。」がテーマになっています。
ここ数年、会計がブームのようになっていて
会計がわかればビジネスがわかる、くらいの
行き過ぎた会計への過大評価がされていましたが
会計のセンスというのは数字が読めること、わかることだけでなく
数字をとおして本質はなんなのかをきちんと
「考えることのできる力」にあるんだなということを再確認しました。
私も数字を扱う仕事をし
試算表などを見ながらクライアントとお話したりしますが
税理士が
「数字の表す事実」と「数字からはわからない事実」を
うまくクライアントに伝えていかないと
いけないなと思いました。(なかなか難しいですが・・・)
著者の山田氏は
会計というとっつきにくく、わかりにくいものを
一般のまったく会計のことがわからない人が
読んでも面白い本を書くのが上手ですね。
なかなか面白い本でした。